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最終話 arrows
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「あの時は参ったよね
『上級管理者』の人達泣き出しちゃって」
ユウトがフワリと微笑う。
反射的にナイトも微笑い返し、思う。
その笑顔があれば世界一強くいられると思う。
その笑顔を失くしたら一瞬だって生きられないと思う。
笑顔一つでこんなにも自分を支配してしまう相手に心は戸惑い、震える。
震える心を慰める為に合わされる唇が熱を増していく――
コココココンッッ☆!
ヒステリックに車の窓が叩かれ、ユウトがナイトに『時間切れ』と目で合図する。
渋々唇を離すナイト。
ガチャッと車のドアを開け、フィカスが不機嫌な声を出す。
「――たく!
ちょっと目を離すと!
油断も隙も‥」
「彼女、居た?」
「‥‥‥…居た」
「じゃ、急ごう!
クリスマスが終わっちゃう前にね!」
あの文化祭ライブから一ヶ月半以上過ぎている。
ここはとある国の小さな路地。
ユウト、ナイト、フィカスはこの路地に車を停めて連れ立って目的の女性が歩く公園通りを目指す。
息が白い。
デイジーは泣きながら公園通りの夜道を自宅のアパートに向かって歩いている。
ついさっき、仕事先から帰ろうとするデイジーの腕を掴んで引き留めようとしたアイビーの真剣な眼差しが頭から離れない。
『まだ帰らないで。
一緒にディナーを楽しもう?
今年のクリスマスはどうしても君と一緒に過ごしたいんだ』
アイビーの思い詰めたような声に心が揺れたデイジー。
でも‥‥
『こんなお婆ちゃんに何言ってるの?
あなたはまだ32才のモテモテ独身イケメンなのよ?
自覚なさいッ!
ローズにマーガレットにオリヴィア…若くて美人で優秀で素敵な女性達があなたに夢中だっていうのに‥』
『俺はデイジーが好きなんだ!
20年前からずっと気持ちは変わらないよ!
20年前の俺は子供だったから相手にされなくても仕方なかったけど今なら‥』
『‥もうやめて!
いい加減にして!』
デイジーは無理矢理手を振り払い、玄関へ走る。
『デイジー!待っ‥』
『わ、私、辞めるッ』
『デイジー!?』
『こんなの耐えられない!
自分の子供みたいな年齢の男の子に揶揄われて!
バ、バカにしないでッ
辞めます、た、退職の書類は郵送しますッ』
『デ‥‥』
絶句するアイビーを残し、デイジーはアイビーの屋敷を飛び出し――
泣きながら歩いているのだ。
デイジーは52才。
アイビーとは丁度20才違う。
20年前、通いのメイドとしてアイビーの父親に雇われた。
その時デイジーは32才、アイビーは僅か12才。
料理好きの母が亡くなりすっかり食が細くなった息子の為にアイビーの父は妻と同郷でアイビーの母がよく作った郷土料理を作れるデイジーを雇った。
アイビーは見た事もない程美しいデイジーに一目惚れし、いきなり『僕と結婚して』とプロポーズして大人達を笑わせた。
デイジーも『子供の戯言』と受け止め、『大人になったらね』と受け流した。
だが、アイビーはずっとデイジーに愛を語り続け、アイビーの父が亡くなり会社を継いだ後もデイジーをメイドとして雇い続け、愛を伝え続けて来た。
今年、アイビーの会社は大きなプロジェクトを成功させた。
アイビーは経営者として、男としてやっと自信を持てた。
だから今夜は――
特別な日にしたくていつもより強くデイジーをディナーに誘ったのだ。
『辞める』とまで言われて立ち尽くすアイビー。
自分はいつまでたっても大人の男として見てもらえないのか――
☆☆
デイジーは美しい女性である。
ダークゴールドの髪に深いブルーの瞳。
それこそ、20才年下のアイビーと並んでもおかしくないほど、52才とは思えない若々しさと落ち着いた美しさで、道行く男性は必ず振り返るほどだ。
それ程の美女ならさぞかし恋愛経験も豊富だろうと誰もが思うところだが、デイジーは何と恋愛経験ゼロ。
ストイックな彼女は、自分は幸せを求めてはいけないと厳しく自分を律して来た。
(私の祖先は大罪を犯した。
そんな私に幸せを求める権利など無い。
『組織』に役割を与えられれば何を犠牲にしても遂行せねばならない身でもある。
それは死ぬまで続く足枷で――だからパートナーを持つ事は相手にも迷惑を掛けてしまうことで――そんなの出来ない)
アイビーを受け入れてはいけない理由をグダグダ並べ泣きながら歩くデイジーの前に複数の男達の影が!
夜の深い時間。
女性が一人歩きしていい時間ではない。
デイジーは(暴漢!?)と体を固くして相手を見る――
「――えッ!?
天使!?」
「いいえ。
サンタクロースです」
天使の様な美少年が微笑めば暗闇が消えて行く様で‥‥
「…両隣は魔王と皇帝‥」
「トナカイズです」
美貌のトナカイたちは無表情である。
「ハッ!フィカス君?
フィカス君よね!?」
「お久しぶりです、デイジーさん。
『施設』ではお世話になりました」
「まぁッ!
抜群に美しかったけど『いつか視線だけで人を殺すだろう』と言われていたあのフィカス君がそんなに柔らかく笑えるようになるなんて…!」
「クスクス、デイジーさん、あなたにも笑顔が似合うと思いますよ?」
「‥‥いえ、私は‥」
「クリスマスプレゼントを受け取ってください」
「え?‥はッ!?」
少年の瞳が金色に光って――
10分後、デイジーは道を引き返していた。
アイビーに会いたい!
その一心で。
(私の祖先は罪人なんかじゃなかった!
『組織』に服従する義務も無いわ!
私も幸せを求めていいんだわ!
今更だけど、
もう遅いかもしれないけど――ハッ!)
こちらへ駆けて来る人影――近付かなくても誰か分かる!
「アイビー!」
「デイジー!」
二つの影がぎこちなく一つに重なるのを見届けて、ユウト、ナイト、フィカスは微笑み合う。
最近、ナイトもよく笑うようになった。
ユウトが笑いかけるから、笑う事を覚えたのだろう。
初めて笑顔を見せてくれた時は、その破壊力に倒れそうになったっけ――
ユウトはもう一度デイジーたちを振り返る。
肩を寄せ合い小さくなっていく影。
きっとこれから二人でディナーを楽しむのだろう――
何人もの洗脳を解くうちに、ユウトは効率よく洗脳を解く方法を会得した。
このまま頑張れば、意外に早く全員を解放出来そうだ――
ユウトは何気なく夜空を見上げる。
白い息の彼方に妙に光る星がある。
ユウトは数秒その星を見つめ――
☆☆☆
[おお!
あれが『あの音』か!
何と素晴らしい声だ!
彼こそまさにファレナ族の末裔!]
遠く宇宙の彼方にユウトの声を聞き、手に入れたいと思った者がいる。
『組織』の長、幾つもの星を統べる皇帝セファロタスだ。
ユウトを拉致した後は地球を破壊、消滅させる為その装置を積んで小型宇宙船で単身地球を目指して来た。
辺境の星に住む者を手に入れるのには故郷の星を破壊するのが手っ取り早い。
帰る場所を失くせば従順になるというものだ。
これは皇帝セファロタスにとっては狩り。
遊び。
いよいよ『あの音』を持つ者の星に近付いて来た。
少年の場所はマーク済み。
カメラを向ければ少年が夜道を歩いているのが見える。
さて…と思ったところで
少年がこちらを見た。
我を感知した!?
イヤまさか、偶然だろう
瞳が金色に光る――
何という美しさよ!
と、宇宙船管理システムが告げる。
《ます…爆発します。
金の瞳…視線…
2本の矢…arrowssss》
[な‥何!?
何を言って‥]
何が起こったのか分からないまま小型宇宙船は爆発した。
皇帝セファロタスはあっけなく消えたのだ。
ただ夜空が気になり見上げただけの少年も何が起きたのか分かっていない。
自分の瞳が金色に光る時、邪悪を撥ね返す力を持つ事に気付いていない。
『arrows』は複雑なメロディに単純な歌詞が付けられていた。
歌詞の最後はこうである
♪~~~
♪一本は美しい羽の鳥の痛み
♪一本は人魚姫の嘆き
♪二本の金の矢は王家を貫き
♪星に平和が訪れる
ナイトとフィカスもユウトが見ていた星空を見上げる。
静かな夜空だ。
ユウトが二人に声を掛ける。
「ナイト、フィカス!
早く帰ろう!
早く帰って、
三人で――」
あったかいご飯を食べよう!
『上級管理者』の人達泣き出しちゃって」
ユウトがフワリと微笑う。
反射的にナイトも微笑い返し、思う。
その笑顔があれば世界一強くいられると思う。
その笑顔を失くしたら一瞬だって生きられないと思う。
笑顔一つでこんなにも自分を支配してしまう相手に心は戸惑い、震える。
震える心を慰める為に合わされる唇が熱を増していく――
コココココンッッ☆!
ヒステリックに車の窓が叩かれ、ユウトがナイトに『時間切れ』と目で合図する。
渋々唇を離すナイト。
ガチャッと車のドアを開け、フィカスが不機嫌な声を出す。
「――たく!
ちょっと目を離すと!
油断も隙も‥」
「彼女、居た?」
「‥‥‥…居た」
「じゃ、急ごう!
クリスマスが終わっちゃう前にね!」
あの文化祭ライブから一ヶ月半以上過ぎている。
ここはとある国の小さな路地。
ユウト、ナイト、フィカスはこの路地に車を停めて連れ立って目的の女性が歩く公園通りを目指す。
息が白い。
デイジーは泣きながら公園通りの夜道を自宅のアパートに向かって歩いている。
ついさっき、仕事先から帰ろうとするデイジーの腕を掴んで引き留めようとしたアイビーの真剣な眼差しが頭から離れない。
『まだ帰らないで。
一緒にディナーを楽しもう?
今年のクリスマスはどうしても君と一緒に過ごしたいんだ』
アイビーの思い詰めたような声に心が揺れたデイジー。
でも‥‥
『こんなお婆ちゃんに何言ってるの?
あなたはまだ32才のモテモテ独身イケメンなのよ?
自覚なさいッ!
ローズにマーガレットにオリヴィア…若くて美人で優秀で素敵な女性達があなたに夢中だっていうのに‥』
『俺はデイジーが好きなんだ!
20年前からずっと気持ちは変わらないよ!
20年前の俺は子供だったから相手にされなくても仕方なかったけど今なら‥』
『‥もうやめて!
いい加減にして!』
デイジーは無理矢理手を振り払い、玄関へ走る。
『デイジー!待っ‥』
『わ、私、辞めるッ』
『デイジー!?』
『こんなの耐えられない!
自分の子供みたいな年齢の男の子に揶揄われて!
バ、バカにしないでッ
辞めます、た、退職の書類は郵送しますッ』
『デ‥‥』
絶句するアイビーを残し、デイジーはアイビーの屋敷を飛び出し――
泣きながら歩いているのだ。
デイジーは52才。
アイビーとは丁度20才違う。
20年前、通いのメイドとしてアイビーの父親に雇われた。
その時デイジーは32才、アイビーは僅か12才。
料理好きの母が亡くなりすっかり食が細くなった息子の為にアイビーの父は妻と同郷でアイビーの母がよく作った郷土料理を作れるデイジーを雇った。
アイビーは見た事もない程美しいデイジーに一目惚れし、いきなり『僕と結婚して』とプロポーズして大人達を笑わせた。
デイジーも『子供の戯言』と受け止め、『大人になったらね』と受け流した。
だが、アイビーはずっとデイジーに愛を語り続け、アイビーの父が亡くなり会社を継いだ後もデイジーをメイドとして雇い続け、愛を伝え続けて来た。
今年、アイビーの会社は大きなプロジェクトを成功させた。
アイビーは経営者として、男としてやっと自信を持てた。
だから今夜は――
特別な日にしたくていつもより強くデイジーをディナーに誘ったのだ。
『辞める』とまで言われて立ち尽くすアイビー。
自分はいつまでたっても大人の男として見てもらえないのか――
☆☆
デイジーは美しい女性である。
ダークゴールドの髪に深いブルーの瞳。
それこそ、20才年下のアイビーと並んでもおかしくないほど、52才とは思えない若々しさと落ち着いた美しさで、道行く男性は必ず振り返るほどだ。
それ程の美女ならさぞかし恋愛経験も豊富だろうと誰もが思うところだが、デイジーは何と恋愛経験ゼロ。
ストイックな彼女は、自分は幸せを求めてはいけないと厳しく自分を律して来た。
(私の祖先は大罪を犯した。
そんな私に幸せを求める権利など無い。
『組織』に役割を与えられれば何を犠牲にしても遂行せねばならない身でもある。
それは死ぬまで続く足枷で――だからパートナーを持つ事は相手にも迷惑を掛けてしまうことで――そんなの出来ない)
アイビーを受け入れてはいけない理由をグダグダ並べ泣きながら歩くデイジーの前に複数の男達の影が!
夜の深い時間。
女性が一人歩きしていい時間ではない。
デイジーは(暴漢!?)と体を固くして相手を見る――
「――えッ!?
天使!?」
「いいえ。
サンタクロースです」
天使の様な美少年が微笑めば暗闇が消えて行く様で‥‥
「…両隣は魔王と皇帝‥」
「トナカイズです」
美貌のトナカイたちは無表情である。
「ハッ!フィカス君?
フィカス君よね!?」
「お久しぶりです、デイジーさん。
『施設』ではお世話になりました」
「まぁッ!
抜群に美しかったけど『いつか視線だけで人を殺すだろう』と言われていたあのフィカス君がそんなに柔らかく笑えるようになるなんて…!」
「クスクス、デイジーさん、あなたにも笑顔が似合うと思いますよ?」
「‥‥いえ、私は‥」
「クリスマスプレゼントを受け取ってください」
「え?‥はッ!?」
少年の瞳が金色に光って――
10分後、デイジーは道を引き返していた。
アイビーに会いたい!
その一心で。
(私の祖先は罪人なんかじゃなかった!
『組織』に服従する義務も無いわ!
私も幸せを求めていいんだわ!
今更だけど、
もう遅いかもしれないけど――ハッ!)
こちらへ駆けて来る人影――近付かなくても誰か分かる!
「アイビー!」
「デイジー!」
二つの影がぎこちなく一つに重なるのを見届けて、ユウト、ナイト、フィカスは微笑み合う。
最近、ナイトもよく笑うようになった。
ユウトが笑いかけるから、笑う事を覚えたのだろう。
初めて笑顔を見せてくれた時は、その破壊力に倒れそうになったっけ――
ユウトはもう一度デイジーたちを振り返る。
肩を寄せ合い小さくなっていく影。
きっとこれから二人でディナーを楽しむのだろう――
何人もの洗脳を解くうちに、ユウトは効率よく洗脳を解く方法を会得した。
このまま頑張れば、意外に早く全員を解放出来そうだ――
ユウトは何気なく夜空を見上げる。
白い息の彼方に妙に光る星がある。
ユウトは数秒その星を見つめ――
☆☆☆
[おお!
あれが『あの音』か!
何と素晴らしい声だ!
彼こそまさにファレナ族の末裔!]
遠く宇宙の彼方にユウトの声を聞き、手に入れたいと思った者がいる。
『組織』の長、幾つもの星を統べる皇帝セファロタスだ。
ユウトを拉致した後は地球を破壊、消滅させる為その装置を積んで小型宇宙船で単身地球を目指して来た。
辺境の星に住む者を手に入れるのには故郷の星を破壊するのが手っ取り早い。
帰る場所を失くせば従順になるというものだ。
これは皇帝セファロタスにとっては狩り。
遊び。
いよいよ『あの音』を持つ者の星に近付いて来た。
少年の場所はマーク済み。
カメラを向ければ少年が夜道を歩いているのが見える。
さて…と思ったところで
少年がこちらを見た。
我を感知した!?
イヤまさか、偶然だろう
瞳が金色に光る――
何という美しさよ!
と、宇宙船管理システムが告げる。
《ます…爆発します。
金の瞳…視線…
2本の矢…arrowssss》
[な‥何!?
何を言って‥]
何が起こったのか分からないまま小型宇宙船は爆発した。
皇帝セファロタスはあっけなく消えたのだ。
ただ夜空が気になり見上げただけの少年も何が起きたのか分かっていない。
自分の瞳が金色に光る時、邪悪を撥ね返す力を持つ事に気付いていない。
『arrows』は複雑なメロディに単純な歌詞が付けられていた。
歌詞の最後はこうである
♪~~~
♪一本は美しい羽の鳥の痛み
♪一本は人魚姫の嘆き
♪二本の金の矢は王家を貫き
♪星に平和が訪れる
ナイトとフィカスもユウトが見ていた星空を見上げる。
静かな夜空だ。
ユウトが二人に声を掛ける。
「ナイト、フィカス!
早く帰ろう!
早く帰って、
三人で――」
あったかいご飯を食べよう!
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