91 / 104
91 文化祭ライブ3
しおりを挟む
「富クンに聞いたよ。
生徒達が欲情しちゃって大変だったんだって?
毬はトイレ行ってて見てなかったけど…
まぁさ、前半最後の曲はそれまでの曲の手を使った振り付けと違って足を振り回す振り付けだからね。
けどさ、みんな大袈裟じゃない?
男子が男子の足を見たからって何なの?
普段から欲求不満だったのがライブの興奮とかでそうなっただけでしょ?
別に八桐君の足とか関係ないよね。
八桐君、ちょっと自信過剰なんじゃないかな‥」
≪ジ…ジ…ジ…≫
喋りながらゆっくりとワンピースのフロントジッパーを下ろして行く小出毬。
誘うように、
焦らすように。
17才の体からむせ返る様な色気が溢れ出す。
毬のカラダに屈しない男なんていない――
人生で培った本物の自信が口角を上げさせる…
「――ねぇ、まだ毬の事好きなんでしょ?
毬としたいんでしょ?
いいよ、させてあげる
その代わり、富ク‥」
「僕が、何で君を好きになったか言ってなかったね」
「‥は?
そんなの分かってる!
毬はあの中学で一番可愛かったもん!」
(――女子の中では)
小出毬の眉が吊り上がる。
(そうよ、毬はそれまでどこに行っても一番可愛いお姫様だった!
なのにまさか、その座を男子に奪われるなんてっ!)
小出毬は毎朝の憂鬱を思い出す。
朝、教室で友達と話している。
男子が自分に注目してるのが分かってる。
どこでもそう。
いつもの事だもの。
だけど――
『‥はよー』
八桐ユウトが教室に入って来ると、今まで自分に集中していた注目が一斉にソッチへ行ってしまう。
毬が声量を大きくしても、大仰に笑ってみせても、大袈裟に驚いた声を上げても、もう視線が戻って来る事は無い。
女子なら分かる。
八桐ユウトはそりゃ女子にモテる。
全然勉強が出来ない事なんて、中学生は大人ほどリアルには気にしない。
別格のルックスで居るだけでキラキラしてるんだからそれで良し。
(女子がほっとかないのは分かる。
だけど、何で男子まで!?
子供を産めない生物に毬が負けるなんてあり得ないッ!)
毬はプライドをズタズタに引き裂いた八桐ユウトを憎んだ。
それが、卒業式の日にアホ面下げて告白して来たから。
ここぞとばかりにメチャメチャに傷つけてやったのだ。
変態、異常者、ゴミ、汚物、死ね死ね死ね‥‥
思いつく限りの悪態をついた。
勝利に興奮する心のどこかで失望もしていた。
(‥何だ、皆が憧れてる八桐ユウトだって、ただの男じゃん!
他の男子と同じ、毬としたいだけ)
黙って佇む姿は何か深い事を考えている様に見える。
だけど、頭ん中はただのドスケベだった――
ムカツク、許せない!
そう憤った小出毬は、自分がユウトに何かを期待していた事に気付かず。
歪みながら発酵した何かのせいで、小出毬はユウトを見ただけでイライラする。
「‥毬は可愛くて…
セクシーだもん。
毬のこのカラダ、八桐君だって欲しいんでしょ?」
臍の上辺りまでジッパーを下ろせば、零れだす巨乳。
小出毬は自分の手で巨乳を弄り、触りたいでしょうと視線を投げる。
――が、ユウトは小出毬を見ていない!?
(な、何よッやせ我慢しちゃって…ッ!
もっと近付いて、よく見せきゃ――ホラ、見なさいよ!)
「――ダンスしてる姿が素敵だったんだ」
「‥‥えッ!?
――ああ、アレね?
中学の文化祭でダンス部が演ったダンスメドレー。
振り付けも衣装も大胆で、ふふっ、教師達まで赤面してた。
アレで毬のこと‥」
「じゃなくて。
いつも校舎裏で一人で練習してたでしょ」
「――え‥」
「難しいステップやターンを何度も何度も繰り返し練習してた。
大汗かいて、時々泣いたりして‥‥
それでも諦めないで頑張って出来るようになって――
笑った顔が眩しくて好きになってた。
もちろん、可愛い容姿にも大いに惹かれたけど、それだけじゃ好きにはならない」
「―――ッッ!!」
大変な事になった。
小出毬は小さな頃から母に言われて来た。
『女の幸せは男次第よ。
金持ちで優しいイイ男を捕まえるのが女の幸せなの。
その為には、出来る限りの努力をして自分を磨いて、でもその努力する姿は絶対に見せちゃダメだからね!
男は女に理想を求めるの。
ダイエットしても、エステ行っても、美容整形しても、スッピンも、ムダ毛処理してるところも、オナラも、ぜ~~~んぶ隠さなきゃダメ!
カッコ悪い所は一切見せないで、自分を高く見せるのよ!
そんで金持ちのいい男つかまえて、ママに贅沢させてよ!』
母大好きの小出毬は何の疑問も無く母の言う事を信じた。
でも心の深い所で、母の言葉を、価値観を壊してくれる人を求めていた。
そして今。
大変な事になった。
中学の校舎裏でのダンスの練習――
(アレを見てた?
毬はダンスが好きだけど、ハッキリ言って才能が無くて。
他の部員と同じ速さでステップとか覚えられなくて。
だから時間があれば校舎裏で練習した。
中々出来なくて、鼻水垂らして泣いた事も何度もある。
あんな、一番みっともない毬を見て好きになってくれたの!?
やっぱり――)
『やっぱり』?
小出毬はここで気付く。
自分の心の奥底を。
何で告白されて――
『他の男と同じ』と思ってあんなにカッとなったのか。
自分はユウトに期待していたのだ。
母の考え――価値観を打ち砕いてくれるのを。
他の男子とは明らかに目つきも空気も違うユウトなら――と。
告白された事で勝手に『他の男と同じ』と思い込んで勝手に失望して――
あぁもしあの時――
「…ソレ、あの時――
告白の時聞けてたら」
「言わせてもらえなかった」
そうだ――告白だと分かるやいなや小出毬は狂った様に罵り始め、一切取り付く島を与えなかった。
そのせいで―――
失くすの?
もう失くしちゃった?
みっともない自分を好きになってくれる人
本当は『残念だ』と思っている母の教えを否定してくれる人
居たのに!
(居たのに――毬は、その人に何をしてしまった!?――あぁッ‥‥ハッ!)
いつの間にか、すぐ目の前にユウトがいる。
(き‥‥綺麗!
こんなにちゃんと見た事無かった…こんなに綺麗な‥)
ちゃんと見たユウトは凄まじく美しく、小出毬は固まる。
「人を傷つけて喜ぶ人間は最低だよ。
――君には僕を誘惑出来ない」
「‥ッッ!!」
顔を歪ませる小出毬の横を通ってユウトがドアの鍵を開け、ドアを開ける。
「自分を大切にして」
そう言い残して控室を出て行ったユウト。
小出毬はジッパーを上げると、そのままそこから動けず立ち尽くすのだった――
生徒達が欲情しちゃって大変だったんだって?
毬はトイレ行ってて見てなかったけど…
まぁさ、前半最後の曲はそれまでの曲の手を使った振り付けと違って足を振り回す振り付けだからね。
けどさ、みんな大袈裟じゃない?
男子が男子の足を見たからって何なの?
普段から欲求不満だったのがライブの興奮とかでそうなっただけでしょ?
別に八桐君の足とか関係ないよね。
八桐君、ちょっと自信過剰なんじゃないかな‥」
≪ジ…ジ…ジ…≫
喋りながらゆっくりとワンピースのフロントジッパーを下ろして行く小出毬。
誘うように、
焦らすように。
17才の体からむせ返る様な色気が溢れ出す。
毬のカラダに屈しない男なんていない――
人生で培った本物の自信が口角を上げさせる…
「――ねぇ、まだ毬の事好きなんでしょ?
毬としたいんでしょ?
いいよ、させてあげる
その代わり、富ク‥」
「僕が、何で君を好きになったか言ってなかったね」
「‥は?
そんなの分かってる!
毬はあの中学で一番可愛かったもん!」
(――女子の中では)
小出毬の眉が吊り上がる。
(そうよ、毬はそれまでどこに行っても一番可愛いお姫様だった!
なのにまさか、その座を男子に奪われるなんてっ!)
小出毬は毎朝の憂鬱を思い出す。
朝、教室で友達と話している。
男子が自分に注目してるのが分かってる。
どこでもそう。
いつもの事だもの。
だけど――
『‥はよー』
八桐ユウトが教室に入って来ると、今まで自分に集中していた注目が一斉にソッチへ行ってしまう。
毬が声量を大きくしても、大仰に笑ってみせても、大袈裟に驚いた声を上げても、もう視線が戻って来る事は無い。
女子なら分かる。
八桐ユウトはそりゃ女子にモテる。
全然勉強が出来ない事なんて、中学生は大人ほどリアルには気にしない。
別格のルックスで居るだけでキラキラしてるんだからそれで良し。
(女子がほっとかないのは分かる。
だけど、何で男子まで!?
子供を産めない生物に毬が負けるなんてあり得ないッ!)
毬はプライドをズタズタに引き裂いた八桐ユウトを憎んだ。
それが、卒業式の日にアホ面下げて告白して来たから。
ここぞとばかりにメチャメチャに傷つけてやったのだ。
変態、異常者、ゴミ、汚物、死ね死ね死ね‥‥
思いつく限りの悪態をついた。
勝利に興奮する心のどこかで失望もしていた。
(‥何だ、皆が憧れてる八桐ユウトだって、ただの男じゃん!
他の男子と同じ、毬としたいだけ)
黙って佇む姿は何か深い事を考えている様に見える。
だけど、頭ん中はただのドスケベだった――
ムカツク、許せない!
そう憤った小出毬は、自分がユウトに何かを期待していた事に気付かず。
歪みながら発酵した何かのせいで、小出毬はユウトを見ただけでイライラする。
「‥毬は可愛くて…
セクシーだもん。
毬のこのカラダ、八桐君だって欲しいんでしょ?」
臍の上辺りまでジッパーを下ろせば、零れだす巨乳。
小出毬は自分の手で巨乳を弄り、触りたいでしょうと視線を投げる。
――が、ユウトは小出毬を見ていない!?
(な、何よッやせ我慢しちゃって…ッ!
もっと近付いて、よく見せきゃ――ホラ、見なさいよ!)
「――ダンスしてる姿が素敵だったんだ」
「‥‥えッ!?
――ああ、アレね?
中学の文化祭でダンス部が演ったダンスメドレー。
振り付けも衣装も大胆で、ふふっ、教師達まで赤面してた。
アレで毬のこと‥」
「じゃなくて。
いつも校舎裏で一人で練習してたでしょ」
「――え‥」
「難しいステップやターンを何度も何度も繰り返し練習してた。
大汗かいて、時々泣いたりして‥‥
それでも諦めないで頑張って出来るようになって――
笑った顔が眩しくて好きになってた。
もちろん、可愛い容姿にも大いに惹かれたけど、それだけじゃ好きにはならない」
「―――ッッ!!」
大変な事になった。
小出毬は小さな頃から母に言われて来た。
『女の幸せは男次第よ。
金持ちで優しいイイ男を捕まえるのが女の幸せなの。
その為には、出来る限りの努力をして自分を磨いて、でもその努力する姿は絶対に見せちゃダメだからね!
男は女に理想を求めるの。
ダイエットしても、エステ行っても、美容整形しても、スッピンも、ムダ毛処理してるところも、オナラも、ぜ~~~んぶ隠さなきゃダメ!
カッコ悪い所は一切見せないで、自分を高く見せるのよ!
そんで金持ちのいい男つかまえて、ママに贅沢させてよ!』
母大好きの小出毬は何の疑問も無く母の言う事を信じた。
でも心の深い所で、母の言葉を、価値観を壊してくれる人を求めていた。
そして今。
大変な事になった。
中学の校舎裏でのダンスの練習――
(アレを見てた?
毬はダンスが好きだけど、ハッキリ言って才能が無くて。
他の部員と同じ速さでステップとか覚えられなくて。
だから時間があれば校舎裏で練習した。
中々出来なくて、鼻水垂らして泣いた事も何度もある。
あんな、一番みっともない毬を見て好きになってくれたの!?
やっぱり――)
『やっぱり』?
小出毬はここで気付く。
自分の心の奥底を。
何で告白されて――
『他の男と同じ』と思ってあんなにカッとなったのか。
自分はユウトに期待していたのだ。
母の考え――価値観を打ち砕いてくれるのを。
他の男子とは明らかに目つきも空気も違うユウトなら――と。
告白された事で勝手に『他の男と同じ』と思い込んで勝手に失望して――
あぁもしあの時――
「…ソレ、あの時――
告白の時聞けてたら」
「言わせてもらえなかった」
そうだ――告白だと分かるやいなや小出毬は狂った様に罵り始め、一切取り付く島を与えなかった。
そのせいで―――
失くすの?
もう失くしちゃった?
みっともない自分を好きになってくれる人
本当は『残念だ』と思っている母の教えを否定してくれる人
居たのに!
(居たのに――毬は、その人に何をしてしまった!?――あぁッ‥‥ハッ!)
いつの間にか、すぐ目の前にユウトがいる。
(き‥‥綺麗!
こんなにちゃんと見た事無かった…こんなに綺麗な‥)
ちゃんと見たユウトは凄まじく美しく、小出毬は固まる。
「人を傷つけて喜ぶ人間は最低だよ。
――君には僕を誘惑出来ない」
「‥ッッ!!」
顔を歪ませる小出毬の横を通ってユウトがドアの鍵を開け、ドアを開ける。
「自分を大切にして」
そう言い残して控室を出て行ったユウト。
小出毬はジッパーを上げると、そのままそこから動けず立ち尽くすのだった――
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
【完結】運命さんこんにちは、さようなら
ハリネズミ
BL
Ωである神楽 咲(かぐら さき)は『運命』と出会ったが、知らない間に番になっていたのは別の人物、影山 燐(かげやま りん)だった。
とある誤解から思うように優しくできない燐と、番=家族だと考え、家族が欲しかったことから簡単に受け入れてしまったマイペースな咲とのちぐはぐでピュアなラブストーリー。
==========
完結しました。ありがとうございました。

俺の推し♂が路頭に迷っていたので
木野 章
BL
️アフターストーリーは中途半端ですが、本編は完結しております(何処かでまた書き直すつもりです)
どこにでも居る冴えない男
左江内 巨輝(さえない おおき)は
地下アイドルグループ『wedge stone』のメンバーである琥珀の熱烈なファンであった。
しかしある日、グループのメンバー数人が大炎上してしまい、その流れで解散となってしまった…
推しを失ってしまった左江内は抜け殻のように日々を過ごしていたのだが…???

真面目系委員長の同室は王道転校生⁉~王道受けの横で適度に巻き込まれて行きます~
シキ
BL
全寮制学園モノBL。
倉科誠は真面目で平凡な目立たない学級委員長だった。そう、だった。季節外れの王道転入生が来るまでは……。
倉科の通う私立藤咲学園は山奥に位置する全寮制男子高校だ。外界と隔絶されたそこでは美形生徒が信奉され、親衛隊が作られ、生徒会には俺様会長やクール系副会長が在籍する王道学園と呼ぶに相応しいであろう場所。そんな学園に一人の転入生がやってくる。破天荒な美少年の彼を中心に巻き起こる騒動に同室・同クラスな委員長も巻き込まれていき……?
真面目で平凡()な学級委員長が王道転入生くんに巻き込まれ何だかんだ総受けする青春系ラブストーリー。
一部固定CP(副会長×王道転入生)もいつつ、基本は主人公総受けです。
こちらは個人サイトで数年前に連載していて、途中だったお話です。
今度こそ完走させてあげたいと思いたってこちらで加筆修正して再連載させていただいています。
当時の企画で書いた番外編なども掲載させていただきますが、生暖かく見守ってください。
【完結】Doctor Master
邦幸恵紀
BL
【なんちゃってSF/ロボット工学の教授と元教授(元同僚同士)/両片思い】
〝両思いなのに片思い〟していたロボット工学の教授と元教授(元同僚同士)の話。
※なんちゃってSF。全3話。番外編あり。

なんか金髪超絶美形の御曹司を抱くことになったんだが
なずとず
BL
タイトル通りの軽いノリの話です
酔った勢いで知らないハーフと将来を約束してしまった勇気君視点のお話になります
攻
井之上 勇気
まだまだ若手のサラリーマン
元ヤンの過去を隠しているが、酒が入ると本性が出てしまうらしい
でも翌朝には完全に記憶がない
受
牧野・ハロルド・エリス
天才・イケメン・天然ボケなカタコトハーフの御曹司
金髪ロング、勇気より背が高い
勇気にベタ惚れの仔犬ちゃん
ユウキにオヨメサンにしてもらいたい
同作者作品の「一夜の関係」の登場人物も絡んできます

王様のナミダ
白雨あめ
BL
全寮制男子高校、箱夢学園。 そこで風紀副委員長を努める桜庭篠は、ある夜久しぶりの夢をみた。
端正に整った顔を歪め、大粒の涙を流す綺麗な男。俺様生徒会長が泣いていたのだ。
驚くまもなく、学園に転入してくる王道転校生。彼のはた迷惑な行動から、俺様会長と風紀副委員長の距離は近づいていく。
※会長受けです。
駄文でも大丈夫と言ってくれる方、楽しんでいただけたら嬉しいです。
推し変なんて絶対しない!
toki
BL
ごくごく平凡な男子高校生、相沢時雨には“推し”がいる。
それは、超人気男性アイドルユニット『CiEL(シエル)』の「太陽くん」である。
太陽くん単推しガチ恋勢の時雨に、しつこく「俺を推せ!」と言ってつきまとい続けるのは、幼馴染で太陽くんの相方でもある美月(みづき)だった。
➤➤➤
読み切り短編、アイドルものです! 地味に高校生BLを初めて書きました。
推しへの愛情と恋愛感情の境界線がまだちょっとあやふやな発展途上の17歳。そんな感じのお話。
もしよろしければ感想などいただけましたら大変励みになります✿
感想(匿名)➡ https://odaibako.net/u/toki_doki_
Twitter➡ https://twitter.com/toki_doki109
素敵な表紙お借りしました!(https://www.pixiv.net/artworks/97035517)
いとしの生徒会長さま
もりひろ
BL
大好きな親友と楽しい高校生活を送るため、急きょアメリカから帰国した俺だけど、編入した学園は、とんでもなく変わっていた……!
しかも、生徒会長になれとか言われるし。冗談じゃねえっつの!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる