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第二章
18 消えないで、前世様
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「「アル? どうかしたか?」」
【‥‥ほっといてあげて‥‥
さて、どうやら私に出来るのはここまで。
また元の曖昧で断片的な記憶に戻る様だね‥‥】
そう言いながら前世様の体が薄く透けていき‥‥
「「「えっ!? そんなっ‥‥」」」
【大丈夫だよ、成長を阻害するモノは消え去った。
アルが順調に成長すれば、3人の呪いは無くなる。
君達の、本来の人生が始まるんだ。
私達‥‥前世に遠慮する必要は無いからね?
愛し合うのも、別れるのも君達の自由だよ。
3人共、存分に君達の今世の人生を楽しんで生きてね。
フフ、3人共、そんな顔しないの。
分かっているね?
君達の人生だからね‥‥‥】
僕もデネブ様もシリウス様も寂しさと戸惑いを隠せません。
前世様は困った様にやさしく微笑みながら消えてしまいました。
そんな‥‥ずっと一緒に居てくれると思ってしまっていた。
どうしよう‥‥
こんなに強烈な思慕は母上にすら感じた事はなくって‥‥
どうしよう‥‥どうしよう‥‥
‥‥ル‥‥‥アル‥‥
「「‥‥アル‥‥」」
はっ‥‥!
心配そうに見つめる4つの瞳‥‥
デネブ様、シリウス様‥‥
「「私がいる‥‥私達がいる。
アルの前世はいなくなったんじゃない。
元々アルの一部‥‥アル自身なんだ。
だから寂しく思う事は無い。
それに私‥‥私達が傍に居る」」
私‥‥と言った後お互い顔を見合わせて少し不服そうに私達と言い直す。
動作も表情も一言一句も完全シンクロするお二方。
「そんな事を言って‥‥‥
お二方だって寂しそうですよ?」
「「えッ!?」」
微笑マスクと無表情は何処へ‥‥
真っ赤な顔をして顔を見合わせる美青年貴族たち。
焦る姿が可愛過ぎですっ!
「いや、違う、アル!
私は‥‥私達はっ‥‥」
「いいのです。
一緒に寂しく思ってくれる方が嬉しいです。
ところで、お二方は御自分の前世様を感じないのですか?」
僕の前世様が ”彼 ”と呼んでいたお二方の前世様。
どんな方なのでしょう?
興味津々です!
【‥‥ほっといてあげて‥‥
さて、どうやら私に出来るのはここまで。
また元の曖昧で断片的な記憶に戻る様だね‥‥】
そう言いながら前世様の体が薄く透けていき‥‥
「「「えっ!? そんなっ‥‥」」」
【大丈夫だよ、成長を阻害するモノは消え去った。
アルが順調に成長すれば、3人の呪いは無くなる。
君達の、本来の人生が始まるんだ。
私達‥‥前世に遠慮する必要は無いからね?
愛し合うのも、別れるのも君達の自由だよ。
3人共、存分に君達の今世の人生を楽しんで生きてね。
フフ、3人共、そんな顔しないの。
分かっているね?
君達の人生だからね‥‥‥】
僕もデネブ様もシリウス様も寂しさと戸惑いを隠せません。
前世様は困った様にやさしく微笑みながら消えてしまいました。
そんな‥‥ずっと一緒に居てくれると思ってしまっていた。
どうしよう‥‥
こんなに強烈な思慕は母上にすら感じた事はなくって‥‥
どうしよう‥‥どうしよう‥‥
‥‥ル‥‥‥アル‥‥
「「‥‥アル‥‥」」
はっ‥‥!
心配そうに見つめる4つの瞳‥‥
デネブ様、シリウス様‥‥
「「私がいる‥‥私達がいる。
アルの前世はいなくなったんじゃない。
元々アルの一部‥‥アル自身なんだ。
だから寂しく思う事は無い。
それに私‥‥私達が傍に居る」」
私‥‥と言った後お互い顔を見合わせて少し不服そうに私達と言い直す。
動作も表情も一言一句も完全シンクロするお二方。
「そんな事を言って‥‥‥
お二方だって寂しそうですよ?」
「「えッ!?」」
微笑マスクと無表情は何処へ‥‥
真っ赤な顔をして顔を見合わせる美青年貴族たち。
焦る姿が可愛過ぎですっ!
「いや、違う、アル!
私は‥‥私達はっ‥‥」
「いいのです。
一緒に寂しく思ってくれる方が嬉しいです。
ところで、お二方は御自分の前世様を感じないのですか?」
僕の前世様が ”彼 ”と呼んでいたお二方の前世様。
どんな方なのでしょう?
興味津々です!
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