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第二章

15 これが恋

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僕への気持ちは恋ではなく家族愛だと言うシリウス様。

うん、家族愛もいいかも‥‥なんてホンワカ思っていたら、


【フフ、じゃぁ、シリウスは今後アルへのキスは禁止だよ?】


と、前世様が微笑みながら仰いました。


!?


シリウス様!? 目がまん丸ですけど!?


「‥‥なッ!? な、なな、なななな何でッ
アルの蕩ける様なキスが禁止だなんて地獄だ!
異議だ!
私は異議を申し立てるッ!」


【却下だよ。
家族はディープキスしない。
勿論、キス以上も絶対しない。
デネブ、良かったね。
呪いが解けて、性欲を手に入れた暁には、アルの体を独占出来‥】

「異議だっっっ!! うぅっ、異議ッ!異議異議!イ‥‥ギッ‥‥ッ」


はっ‥‥こ、壊れ? シリウス様、壊れた!?


「‥‥くッ、そうか、恋‥‥なんだな。
この想い‥‥誰にもアルを渡したくない‥‥触れさせたくない!
こんな強い独占欲が自分の中にあったなんて‥‥
認めよう。
私はアルに恋している。
‥‥かなり重症だ‥‥」


シ、シリウス様ッ


「‥‥ブツブツ‥‥アルの蕩ける様なキス‥」


デネブ様?

何かブツブツ言ってます?


ッ、さ、寒ッ!?


デネブ様、異常な冷気が発せられてますよ!


あ‥‥前世様がデネブ様の隣に腰かけました。

所作が美しいッ

そして目眩がするほどセクシー!!
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