77 / 92
王
灯りからはじまる
しおりを挟む
セウラザが先行して、書斎を出る。
扉が開くと、議会場の天井が見えた。一瞬、どうやって出ればいいのだろうとためらった。するとセウラザが、扉の先に出した足の膝を器用に曲げて、くるりと出て行った。
つづけてラトスが扉に向かう。
扉から出た部分だけ重力の向きが変わるのは、気持ちが悪いものだった。悪夢の回廊で味わったものとは、少し違う。結局ラトスは両手を突いて、扉をぬけた。
「フィノア、行きましょう」
「ええ」
メリーのうながす声に、フィノアがうなずいた。
二人とも、ラトスと同様に両手を突いて扉をくぐりぬけた。全員が通りぬけたのを見計らったかのように、床の扉は錆びつきはじめた。同時に、ひとりでに閉まっていく。閉まる直前、扉の向こうに王妃の人形が見えた。人形は、笑顔のままだった。
閉まると同時に、取っ手はひどく錆びついた。
錆びついていく様子を、フィノアはじっと見ていた。泣くのではないかと思ったが、少女は唇を強く結んで、何色も表情にださないようにしてた。しかし、ほそい手の先は、メリーの袖をつまんでいた。無意識なのだろうか。力強くはなく、そっとつまんでいた。メリーはフィノアの手に気付いていたが、そのままにしていた。扉を探しはじめることになれば、自然とはなすことになるだろう。
「そろそろ、ここのセウラザに繋がる扉を開けたいものだ」
切り替えるようにして、ラトスが言う。そうだなと、セウラザがうなずいた。フィノアとメリーもつづく。
国王の夢の世界は、終わりが近付いている。しかし、議会場の様子に大きな変化はなかった。終わると同時に、突然崩れだしたりするのだろうか。そうなれば、脱出する時間は残されているのだろうか。あれこれと考えながら、四人はまた、開く扉を探しはじめた。
静かな議会場に、砂を踏む音がひびく。美しい大理石が敷き詰められていた床は、足を付けたところすべて、砂に変わっていた。そのうちに砂に埋もれて、議会場が消えてしまうのではないか。扉を探す四人に、焦燥感がじわじわとおそいはじめた。
「ありました」
フィノアの声が、短く聞こえた。見ると、転送石である白い柱のすぐそばに、フィノアが立っていた。少女の前には、小さな扉があった。かがまなければとおれないほどの小ささだった。近寄って見てみると、小さな扉は金と銀でできていた。
金は錆びていなかったが、心なしか鈍い輝きをたたえていた。銀の部分だけが、ところどころ黒く錆びている。取っ手も銀でできていた。今までの扉とは違って、錆びついてはいなかった。むしろ、磨かれた様に輝きをはなっていた。
「豪華ですね……。ここが、当たりではないですか?」
「そうだと良いが」
メリーの言葉に、ラトスは腕を組んで眉根を寄せた。
外れというわけではないが、奥につながる扉を三度も開けなかったのだ。豪華に見える目の前の扉は、かえって期待を裏切りそうな気がした。
フィノアが、銀の取っ手に手をかける。金と銀の扉は、今までの扉とは違い、錆びついた音を立てなかった。静かに開く扉を見て、メリーは期待に満ちた声をこぼす。フィノアは無表情を貫いていたが、小さく息を飲んで取っ手をひねり、押した。
「……あれ?」
扉の先をのぞきこむようにしていたメリーが、首をかしげた。
彼女の声に反応して、フィノアも扉の先をのぞく。
扉の先には、長い通路があった。
通路は、武骨な石を組みあげて作られていた。床面の石も磨かれていない。足を踏み入れると、革靴の底に硬い石の冷たさが伝わってきた。不思議なことに、床を踏んでも、壁に手を突いても、砂に変じることはなかった。
通路を進んでいくと、円形の小さな部屋があった。
部屋の中央には、小さな火があった。火は、なにかを燃やしているわけでもなく、ぽつりと落ちている。踏みつぶせば、簡単に消えてしまいそうだった。
「何の部屋だ、ここは」
ラトスは小さな火を見てから、小さな部屋を見回した。
小さな火以外、なにも見当たらない。牢獄のほうがまだ見栄えするというものだ。
「このような部屋は、エイスガラフ城には無いと思います」
「隠し部屋のようなものではないか? 王だけが知っているとか……」
「それは、否定できませんが……」
ラトスの言葉に、フィノアは唸る。念のためメリーの顔も見てみたが、彼女も頭を横に振るだけだった。
「大層な扉の先にあったのだ。何もないことはないと思うが」
「……そうですね」
フィノアはうなりながら、部屋の壁を触れて回る。なにか隠れているのではないかと思ったのだろう。メリーもフィノアに従って、壁を見て回りはじめた。
ラトスとセウラザは、部屋の中央に落ちている小さな火をもう一度見た。
かがんで、よくよく見てみる。
火は、白と赤と青が入り混じって燃えていた。まるで宝石のようだなと、ラトスは思った。顔を近付けてみると、火は小さくゆれた。
「熱さを感じないな」
火を見ながら、セウラザが言う。言われてみればと、ラトスは火に手をかざした。
どれだけ手を近付けても、火の熱を感じることはなかった。火に見えるだけで、別のものではないか。そう思って、ラトスは指先を火に触れさせてみた。すると火がラトスの指を舐めるように燃え広がった。あわててラトスは、小さな火から手をはなした。
「大丈夫か?」
「あ、ああ。なんだこれは?」
ラトスはごくりと唾を飲みこむと、燃えた指を見た。
火は、しばらく指先に灯っていた。石の上の小さな火と同様に、熱さはない。指を燃やして損なっている様子もなかった。ただ、指の表面に火が乗っているだけだった。
不思議に思いながら、ラトスはじっと指先の火を見ていた。
火は次第に小さくなって、溶けるように消えた。代わりに、指先にはいくつかの水滴が付いていた。
「魔法のようなものか?」
「いや、違うだろう。もしかすると、命そのものかもしれないな」
「命か」
「断言はできないが。今はそっとしておいた方が良いだろう」
セウラザの言葉に、ラトスはうなずく。指先に付いた水滴を見ると、わずかな水なのに揮発していなかった。こすり合わせても、水の潤いを維持したまま、留まりつづけている。命なのかと言われれば、そうかもしれないなとラトスは思った。
フィノアたちは、まだ壁を調べているようだった。
二人の様子を見るかぎり、なにかを見つけることはできなかったらしい。そのうちにメリーは飽きてきたらしく、ラトスたちの元へもどってきた。
「どうだった?」
「何か見つかったように見えます?」
「いや」
「じゃあ、聞かないで貰えます?」
「そうだな」
メリーの言葉に、ラトスは小さく笑う。彼女は困った顔をしたが、釣られて苦笑いした。
「本当に、その火しかないみたいですね」
ついに調べるのを諦めたフィノアも、ラトスたちに合流する。四人が部屋の中央に集まると、小さな火はかすかにゆれた。まるで生き物のように、石の床の上でゆれている。メリーとフィノアが小さな火をのぞきこむと、火は驚いたかのようにしてほそくなった。
「これが何なのかは分からないが、一度出よう」
ラトスは、小さな火を指差しながら言った。
余計なことをしてなにかの拍子に消えてしまったら、取り返しがつかない気がしたのだ。メリーとフィノアは仕方なさそうにうなずいた。
四人は小さな円形の部屋を後にして、長い通路にもどっていく。
もどりながら、メリーが後ろをふり向いた。彼女の肩がぴくりとゆれる。少しの間を置いて、メリーは足を止め、小さな部屋のほうに向かって手を振った。どうしたのだと、ラトスもふり返る。すると、部屋の中心にあった小さな火が、ゆらゆらとゆらめいているのが見えた。なぜだか分からないが、こちらを見ているように感じる。
「揺れているのが、手を振っているみたいに見えたので」
「……そうだな」
メリーが言うと、ラトスはうなずいた。
小さな火が、はかなく、哀しいものに見える。別れを惜しんで、手を振っているのだろうか。手を振るメリーに釣られて、ラトスも手を振ろうかと思ったが、やめておいた。代わりに、心の中で手を振った。
さらば。
小さな火が、ささやいている気がした。
扉が開くと、議会場の天井が見えた。一瞬、どうやって出ればいいのだろうとためらった。するとセウラザが、扉の先に出した足の膝を器用に曲げて、くるりと出て行った。
つづけてラトスが扉に向かう。
扉から出た部分だけ重力の向きが変わるのは、気持ちが悪いものだった。悪夢の回廊で味わったものとは、少し違う。結局ラトスは両手を突いて、扉をぬけた。
「フィノア、行きましょう」
「ええ」
メリーのうながす声に、フィノアがうなずいた。
二人とも、ラトスと同様に両手を突いて扉をくぐりぬけた。全員が通りぬけたのを見計らったかのように、床の扉は錆びつきはじめた。同時に、ひとりでに閉まっていく。閉まる直前、扉の向こうに王妃の人形が見えた。人形は、笑顔のままだった。
閉まると同時に、取っ手はひどく錆びついた。
錆びついていく様子を、フィノアはじっと見ていた。泣くのではないかと思ったが、少女は唇を強く結んで、何色も表情にださないようにしてた。しかし、ほそい手の先は、メリーの袖をつまんでいた。無意識なのだろうか。力強くはなく、そっとつまんでいた。メリーはフィノアの手に気付いていたが、そのままにしていた。扉を探しはじめることになれば、自然とはなすことになるだろう。
「そろそろ、ここのセウラザに繋がる扉を開けたいものだ」
切り替えるようにして、ラトスが言う。そうだなと、セウラザがうなずいた。フィノアとメリーもつづく。
国王の夢の世界は、終わりが近付いている。しかし、議会場の様子に大きな変化はなかった。終わると同時に、突然崩れだしたりするのだろうか。そうなれば、脱出する時間は残されているのだろうか。あれこれと考えながら、四人はまた、開く扉を探しはじめた。
静かな議会場に、砂を踏む音がひびく。美しい大理石が敷き詰められていた床は、足を付けたところすべて、砂に変わっていた。そのうちに砂に埋もれて、議会場が消えてしまうのではないか。扉を探す四人に、焦燥感がじわじわとおそいはじめた。
「ありました」
フィノアの声が、短く聞こえた。見ると、転送石である白い柱のすぐそばに、フィノアが立っていた。少女の前には、小さな扉があった。かがまなければとおれないほどの小ささだった。近寄って見てみると、小さな扉は金と銀でできていた。
金は錆びていなかったが、心なしか鈍い輝きをたたえていた。銀の部分だけが、ところどころ黒く錆びている。取っ手も銀でできていた。今までの扉とは違って、錆びついてはいなかった。むしろ、磨かれた様に輝きをはなっていた。
「豪華ですね……。ここが、当たりではないですか?」
「そうだと良いが」
メリーの言葉に、ラトスは腕を組んで眉根を寄せた。
外れというわけではないが、奥につながる扉を三度も開けなかったのだ。豪華に見える目の前の扉は、かえって期待を裏切りそうな気がした。
フィノアが、銀の取っ手に手をかける。金と銀の扉は、今までの扉とは違い、錆びついた音を立てなかった。静かに開く扉を見て、メリーは期待に満ちた声をこぼす。フィノアは無表情を貫いていたが、小さく息を飲んで取っ手をひねり、押した。
「……あれ?」
扉の先をのぞきこむようにしていたメリーが、首をかしげた。
彼女の声に反応して、フィノアも扉の先をのぞく。
扉の先には、長い通路があった。
通路は、武骨な石を組みあげて作られていた。床面の石も磨かれていない。足を踏み入れると、革靴の底に硬い石の冷たさが伝わってきた。不思議なことに、床を踏んでも、壁に手を突いても、砂に変じることはなかった。
通路を進んでいくと、円形の小さな部屋があった。
部屋の中央には、小さな火があった。火は、なにかを燃やしているわけでもなく、ぽつりと落ちている。踏みつぶせば、簡単に消えてしまいそうだった。
「何の部屋だ、ここは」
ラトスは小さな火を見てから、小さな部屋を見回した。
小さな火以外、なにも見当たらない。牢獄のほうがまだ見栄えするというものだ。
「このような部屋は、エイスガラフ城には無いと思います」
「隠し部屋のようなものではないか? 王だけが知っているとか……」
「それは、否定できませんが……」
ラトスの言葉に、フィノアは唸る。念のためメリーの顔も見てみたが、彼女も頭を横に振るだけだった。
「大層な扉の先にあったのだ。何もないことはないと思うが」
「……そうですね」
フィノアはうなりながら、部屋の壁を触れて回る。なにか隠れているのではないかと思ったのだろう。メリーもフィノアに従って、壁を見て回りはじめた。
ラトスとセウラザは、部屋の中央に落ちている小さな火をもう一度見た。
かがんで、よくよく見てみる。
火は、白と赤と青が入り混じって燃えていた。まるで宝石のようだなと、ラトスは思った。顔を近付けてみると、火は小さくゆれた。
「熱さを感じないな」
火を見ながら、セウラザが言う。言われてみればと、ラトスは火に手をかざした。
どれだけ手を近付けても、火の熱を感じることはなかった。火に見えるだけで、別のものではないか。そう思って、ラトスは指先を火に触れさせてみた。すると火がラトスの指を舐めるように燃え広がった。あわててラトスは、小さな火から手をはなした。
「大丈夫か?」
「あ、ああ。なんだこれは?」
ラトスはごくりと唾を飲みこむと、燃えた指を見た。
火は、しばらく指先に灯っていた。石の上の小さな火と同様に、熱さはない。指を燃やして損なっている様子もなかった。ただ、指の表面に火が乗っているだけだった。
不思議に思いながら、ラトスはじっと指先の火を見ていた。
火は次第に小さくなって、溶けるように消えた。代わりに、指先にはいくつかの水滴が付いていた。
「魔法のようなものか?」
「いや、違うだろう。もしかすると、命そのものかもしれないな」
「命か」
「断言はできないが。今はそっとしておいた方が良いだろう」
セウラザの言葉に、ラトスはうなずく。指先に付いた水滴を見ると、わずかな水なのに揮発していなかった。こすり合わせても、水の潤いを維持したまま、留まりつづけている。命なのかと言われれば、そうかもしれないなとラトスは思った。
フィノアたちは、まだ壁を調べているようだった。
二人の様子を見るかぎり、なにかを見つけることはできなかったらしい。そのうちにメリーは飽きてきたらしく、ラトスたちの元へもどってきた。
「どうだった?」
「何か見つかったように見えます?」
「いや」
「じゃあ、聞かないで貰えます?」
「そうだな」
メリーの言葉に、ラトスは小さく笑う。彼女は困った顔をしたが、釣られて苦笑いした。
「本当に、その火しかないみたいですね」
ついに調べるのを諦めたフィノアも、ラトスたちに合流する。四人が部屋の中央に集まると、小さな火はかすかにゆれた。まるで生き物のように、石の床の上でゆれている。メリーとフィノアが小さな火をのぞきこむと、火は驚いたかのようにしてほそくなった。
「これが何なのかは分からないが、一度出よう」
ラトスは、小さな火を指差しながら言った。
余計なことをしてなにかの拍子に消えてしまったら、取り返しがつかない気がしたのだ。メリーとフィノアは仕方なさそうにうなずいた。
四人は小さな円形の部屋を後にして、長い通路にもどっていく。
もどりながら、メリーが後ろをふり向いた。彼女の肩がぴくりとゆれる。少しの間を置いて、メリーは足を止め、小さな部屋のほうに向かって手を振った。どうしたのだと、ラトスもふり返る。すると、部屋の中心にあった小さな火が、ゆらゆらとゆらめいているのが見えた。なぜだか分からないが、こちらを見ているように感じる。
「揺れているのが、手を振っているみたいに見えたので」
「……そうだな」
メリーが言うと、ラトスはうなずいた。
小さな火が、はかなく、哀しいものに見える。別れを惜しんで、手を振っているのだろうか。手を振るメリーに釣られて、ラトスも手を振ろうかと思ったが、やめておいた。代わりに、心の中で手を振った。
さらば。
小さな火が、ささやいている気がした。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
とあるおっさんのVRMMO活動記
椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。
念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。
戦闘は生々しい表現も含みます。
のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。
また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり
一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が
お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。
また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や
無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が
テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという
事もございません。
また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
2回目の人生は異世界で
黒ハット
ファンタジー
増田信也は初めてのデートの待ち合わせ場所に行く途中ペットの子犬を抱いて横断歩道を信号が青で渡っていた時に大型トラックが暴走して来てトラックに跳ね飛ばされて内臓が破裂して即死したはずだが、気が付くとそこは見知らぬ異世界の遺跡の中で、何故かペットの柴犬と異世界に生き返った。2日目の人生は異世界で生きる事になった
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜
櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。
パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。
車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。
ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!!
相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム!
けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!!
パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!
転生王子はダラけたい
朝比奈 和
ファンタジー
大学生の俺、一ノ瀬陽翔(いちのせ はると)が転生したのは、小さな王国グレスハートの末っ子王子、フィル・グレスハートだった。
束縛だらけだった前世、今世では好きなペットをモフモフしながら、ダラけて自由に生きるんだ!
と思ったのだが……召喚獣に精霊に鉱石に魔獣に、この世界のことを知れば知るほどトラブル発生で悪目立ち!
ぐーたら生活したいのに、全然出来ないんだけどっ!
ダラけたいのにダラけられない、フィルの物語は始まったばかり!
※2016年11月。第1巻
2017年 4月。第2巻
2017年 9月。第3巻
2017年12月。第4巻
2018年 3月。第5巻
2018年 8月。第6巻
2018年12月。第7巻
2019年 5月。第8巻
2019年10月。第9巻
2020年 6月。第10巻
2020年12月。第11巻 出版しました。
PNもエリン改め、朝比奈 和(あさひな なごむ)となります。
投稿継続中です。よろしくお願いします!

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~
ma-no
ファンタジー
神様のミスで森に住む猫に転生させられた元人間。猫として第二の人生を歩むがこの世界は何かがおかしい。引っ掛かりはあるものの、猫家族と楽しく過ごしていた主人公は、ミスに気付いた神様に詫びの品を受け取る。
その品とは、全世界で使われた魔法が載っている魔法書。元人間の性からか、魔法書で変身魔法を探した主人公は、立って歩く猫へと変身する。
世界でただ一匹の歩く猫は、人間の住む街に行けば騒動勃発。
そして何故かハンターになって、王様に即位!?
この物語りは、歩く猫となった主人公がやらかしながら異世界を自由気ままに生きるドタバタコメディである。
注:イラストはイメージであって、登場猫物と異なります。
R指定は念の為です。
登場人物紹介は「11、15、19章」の手前にあります。
「小説家になろう」「カクヨム」にて、同時掲載しております。
一番最後にも登場人物紹介がありますので、途中でキャラを忘れている方はそちらをお読みください。
戦力より戦略。
haruhi8128
ファンタジー
【毎日更新!】
引きこもりニートが異世界に飛ばされてしまった!?
とりあえず周りを見学していると自分に不都合なことばかり判明!
知識をもってどうにかしなきゃ!!
ゲームの世界にとばされてしまった主人公は、周りを見学しているうちにある子と出会う。なしくずし的にパーティーを組むのだが、その正体は…!?
感想頂けると嬉しいです!
横書きのほうが見やすいかもです!(結構数字使ってるので…)
「ツギクル」のバナーになります。良ければ是非。
<a href="https://www.tugikuru.jp/colink/link?cid=40118" target="_blank"><img src="https://www.tugikuru.jp/colink?cid=40118&size=l" alt="ツギクルバナー"></a>
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる