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フィノア
果てからはじまる
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「駄目だな」
フィノアから目をそらさず、ラトスは強い口調で言った。
「どうしてですか?」
「あんたの目的は、俺は知らない。だが、達成する前にこんな結果になったのだろう?」
「……それは」
なにも言い返せないほどの正論だった。
この城にたどり着くだけでも精いっぱいだったのだ。この先、どうやって父の夢の世界に行けばいいのだろう。セウラザがいればなにか助けになったかもしれないが。
そこまで考えて、フィノアはハッとした。
「あの。私のセウラザは、どこかにいましたか……?」
最後に覚えているフィノアのセウラザ、銀髪の少女の姿は、大きな木に変化していく姿だった。あのまま木になってしまって、もう二度と会えないのだろうか。
「君のセウラザは、力を使い果たしていた」
ラトスのセウラザが、無表情に、静かな声で言った。外見こそ違うが、その立ち振る舞いはフィノアのセウラザである銀髪の少女にそっくりだった。どこか覚えがあると感じたのは、セウラザという同じ存在だからだろうか。
「もう、元に戻りませんか……?」
「いや、そうはならないだろう」
「……本当ですか!」
根拠もなにも聞いていないのに、フィノアは嬉しさと、罪悪感の解放から、つい大きな声をだしてしまった。あわてて口元をおさえて、小さく咳払いする。セウラザに近付いて、どうしてそう思うのかたずねた。
「セウラザは、現の世界の人間の分身で、器なのだ」
「それは、私も聞きました。とすれば、私が生きている限りは、また元に戻るのですか?」
「そういうことになる。時間はかかるかもしれないが」
「時間……ですか」
「大きな問題はない。変化があるとすれば……」
セウラザは顔に手を当ててから、フィノアからラトスに顔を向けた。突然向けられたセウラザの顔に、ラトスは眉根を寄せる。なんだと言わんばかりの表情を返した。
「そうだな。しばらく現の世界で、夢を見れなくなるだろう」
セウラザの言葉に、周りにいた三人は不思議なものを見るような表情をして、固まった。どういう意味か、よく分からなかったのだ。
「それって、どういう意味ですか?」
しばらく沈黙がつづいたが、それを最初に破ったのはメリーだった。
「簡単に説明すれば……君たちが夢を見ている時は、セウラザの身体の中に入っているのだ。その身体で夢の中を歩き回っている」
「お前の……中に?」
ラトスは顔をしかめて、セウラザの身体を頭の先からつま先までじっと見まわした。その姿は背格好だけを除けば、ラトスとは似ても似つかない姿だった。だが、思い当たることはいくつもあった。
眠っている間、夢を見ている時、よく同じ場所にいることがある。
その場所は現の世界のものに似ているが、どこか違っていた。道が全く分からないときもあるが、なぜか夢の中では、どの道をとおればいいか分かっているのだ。夢の中の感覚は、ラトスの夢の世界にあるエイスの城下街を歩いている時の感覚によく似ていた。
「そうだ。だから、器だと言った」
「そういう意味か……」
自身のことを器だの人形だのと言うのは、自虐的で事務的な意味だと思っていたのだ。まさか本当に人の入れ物だとは思わず、ラトスはうなり声をあげた。
「そういえば、夢の中の自分の顔って、何か違いますよね」
メリーが両手を合わせて、宙を見ながら言った。
言われてみればそうかもしれないと、ラトスも心中うなずいた。むしろ夢の中の自分の顔など、ほとんど覚えていない。だが、妙に自分の身体とは違うような感覚があるのは確かだった。
「じゃあ、私たちって、気付かないうちにこの世界に来てるんですねー!」
お気楽な声をあげて、メリーが嬉しそうに言う。
セウラザの言葉を鵜呑みにすれば、確かにそのとおりである。変な場所だと思っていたこの世界でも、妙な親近感が湧くものだとラトスは思った。
「さて」
楽しい気分になりはじめたメリーを手で制して、セウラザが静かに、とおる声を発した。
「話を戻そう」
そう言うとセウラザは、フィノアの顔を見た。
「フィノア。君のセウラザは、しばらく元には戻らないだろう」
「……はい」
「セウラザの同行なしでは、君は長期間この夢の世界で活動は出来ない。本来は、セウラザの身体を借りて、この世界にいることが出来るのだから」
「セウラザの恩恵がなければ、そのうちに動けなくなるというのですか?」
「そうなるだろう」
セウラザがフィノアの言葉に即答すると、少女は困った顔をして黙ってしまった。
「残念かもしれないが、君の目的は、もう、君一人では達成できない」
「でも、まだ帰るわけにはいかないのです!」
強い口調で言うと、フィノアはうつむいた。
このまま帰れば、今までの苦労は水の泡になってしまう。
フィノアは、自分が浅はかであったことは分かっていた。城のみなと、友人の言葉もまともに聞かなかった。わがままをとおしてここまで来てしまったことを、今は痛いほど理解していた。言い訳もいくらでも言えるが、やはりそれらはただの言い訳だった。しかし、死ぬような思いまでしたのだ。なにも得られず、やっとの思いで開いたこの道は、また閉ざされてしまうのか。
「クロニスさん。私を助けてくれませんか」
夢の世界で長期間活動するのにセウラザの同行が必要なら、今はもう、ラトスに頼らざるを得ない。外見はともかく、メリーと一緒に来たのだ。きっと悪い人間ではないと、フィノアは自身に言い聞かせた。
「駄目だ」
「……! どうしてですか!」
「王女さんのお願いを聞いても、俺にも、お互いにとっても、良いと思えることはほとんどない」
「……報酬が、必要なのですか?」
「そうだな。だが、王女さん。あんたからの報酬は、いらない。あんたを連れ帰れば、俺の望みは全部叶うからな」
ラトスの言葉に、フィノアはうつむく。
「あと、一つ。勘違いしないでほしいが。俺はあんたの臣下じゃない」
ラトスは一歩二歩と、フィノアに歩み寄りながらまくしたてた。ラトスの足音が聞こえるたびに、フィノアは困った顔をさらにゆがませた。うつむいた顔をあげられない。
「ここまで、メリーさんと一緒に来たのは、共通の目的があったからだ。王女さん、あんたを連れて帰るっていう、目的が」
ラトスはメリーを手のひらで指しながら言う。名前をだされて、メリーは一瞬びくりと身体をふるわせたが、何も言わなかった。追い詰めるような言い方をしているが、ラトスが言っていることは間違っていないのだ。
「でも、まだ……終われないのです」
フィノアはうつむいたまま、小さく声をこぼした。ほそい身体が、わずかにふるえている。
終われないという言葉は、ラトスにも痛いほど分かった。
王女とメリーの目的が、どのようなものなのかは分からない。だが、必死であればあるほど、途中で道が断たれるのは、苦しいだろう。だが、ラトスも引けなかった。このままでは終わらせられないという思いだけで、ラトスもここまで来たのだ。それに、この夢の世界に長くとどまっていて、無事でいられる保証はない。
ペルゥの言葉を言い訳にするのも癪に障るが、最初に会った時、ここは危ない場所だと言っていた。ならば、可能なかぎり早く、元の世界にもどるべきだ。
「そうだろうさ。でも、もう……終わりだ」
吐き捨てるように、ラトスは言った。
吐きだした言葉が、自身の胸に突き刺さるような気がして、ラトスはその場でひるがえった。
ひるがえったラトスの後ろで、メリーはフィノアに駆け寄った。メリーは黙っていた。ラトスの目的も、フィノアの目的も知っているのだから、メリーは板挟みの状態だと言ってもいい。どちらかに強く肩入れすることはできないだろう。
それでも、メリーはフィノアの従者なのだ。
もしフィノアがこの夢の世界にどうしても残ると言えば、メリーも残るだろう。
だが、そうはならない。
フィノアと少し話をしただけで、ラトスはこの少女がただの世間知らずの愚か者ではないと分かった。以前のことは分からないが、今は目的を果たすために無謀なことはしないだろう。現の世界にもどれば、そこでできることを模索するはずだ。
フィノアは王女なのだ。権威も、権力もある。こんな突飛なところまで来る行動力もある。選択肢が少ないラトスとは違うのだ。
駆け寄ってきたメリーに抱きしめられ、フィノアはうなだれていた。
ラトスが言っていることは、間違いではない。言葉は厳しいが、言葉の裏の意味もフィノアはよく分かっていた。
このまま無理に進んでいっても、確かに良いことはほとんどないだろう。実際、ここまで来るのに多くの人に迷惑をかけたのだ。今、身体を抱きしめてくれているメリーもそうだ。
メリーはフィノアを抱きしめながら、泣いていた。
フィノアは、涙がでなかった。
ただ、無謀な旅が、終わったのだと思った。
フィノアから目をそらさず、ラトスは強い口調で言った。
「どうしてですか?」
「あんたの目的は、俺は知らない。だが、達成する前にこんな結果になったのだろう?」
「……それは」
なにも言い返せないほどの正論だった。
この城にたどり着くだけでも精いっぱいだったのだ。この先、どうやって父の夢の世界に行けばいいのだろう。セウラザがいればなにか助けになったかもしれないが。
そこまで考えて、フィノアはハッとした。
「あの。私のセウラザは、どこかにいましたか……?」
最後に覚えているフィノアのセウラザ、銀髪の少女の姿は、大きな木に変化していく姿だった。あのまま木になってしまって、もう二度と会えないのだろうか。
「君のセウラザは、力を使い果たしていた」
ラトスのセウラザが、無表情に、静かな声で言った。外見こそ違うが、その立ち振る舞いはフィノアのセウラザである銀髪の少女にそっくりだった。どこか覚えがあると感じたのは、セウラザという同じ存在だからだろうか。
「もう、元に戻りませんか……?」
「いや、そうはならないだろう」
「……本当ですか!」
根拠もなにも聞いていないのに、フィノアは嬉しさと、罪悪感の解放から、つい大きな声をだしてしまった。あわてて口元をおさえて、小さく咳払いする。セウラザに近付いて、どうしてそう思うのかたずねた。
「セウラザは、現の世界の人間の分身で、器なのだ」
「それは、私も聞きました。とすれば、私が生きている限りは、また元に戻るのですか?」
「そういうことになる。時間はかかるかもしれないが」
「時間……ですか」
「大きな問題はない。変化があるとすれば……」
セウラザは顔に手を当ててから、フィノアからラトスに顔を向けた。突然向けられたセウラザの顔に、ラトスは眉根を寄せる。なんだと言わんばかりの表情を返した。
「そうだな。しばらく現の世界で、夢を見れなくなるだろう」
セウラザの言葉に、周りにいた三人は不思議なものを見るような表情をして、固まった。どういう意味か、よく分からなかったのだ。
「それって、どういう意味ですか?」
しばらく沈黙がつづいたが、それを最初に破ったのはメリーだった。
「簡単に説明すれば……君たちが夢を見ている時は、セウラザの身体の中に入っているのだ。その身体で夢の中を歩き回っている」
「お前の……中に?」
ラトスは顔をしかめて、セウラザの身体を頭の先からつま先までじっと見まわした。その姿は背格好だけを除けば、ラトスとは似ても似つかない姿だった。だが、思い当たることはいくつもあった。
眠っている間、夢を見ている時、よく同じ場所にいることがある。
その場所は現の世界のものに似ているが、どこか違っていた。道が全く分からないときもあるが、なぜか夢の中では、どの道をとおればいいか分かっているのだ。夢の中の感覚は、ラトスの夢の世界にあるエイスの城下街を歩いている時の感覚によく似ていた。
「そうだ。だから、器だと言った」
「そういう意味か……」
自身のことを器だの人形だのと言うのは、自虐的で事務的な意味だと思っていたのだ。まさか本当に人の入れ物だとは思わず、ラトスはうなり声をあげた。
「そういえば、夢の中の自分の顔って、何か違いますよね」
メリーが両手を合わせて、宙を見ながら言った。
言われてみればそうかもしれないと、ラトスも心中うなずいた。むしろ夢の中の自分の顔など、ほとんど覚えていない。だが、妙に自分の身体とは違うような感覚があるのは確かだった。
「じゃあ、私たちって、気付かないうちにこの世界に来てるんですねー!」
お気楽な声をあげて、メリーが嬉しそうに言う。
セウラザの言葉を鵜呑みにすれば、確かにそのとおりである。変な場所だと思っていたこの世界でも、妙な親近感が湧くものだとラトスは思った。
「さて」
楽しい気分になりはじめたメリーを手で制して、セウラザが静かに、とおる声を発した。
「話を戻そう」
そう言うとセウラザは、フィノアの顔を見た。
「フィノア。君のセウラザは、しばらく元には戻らないだろう」
「……はい」
「セウラザの同行なしでは、君は長期間この夢の世界で活動は出来ない。本来は、セウラザの身体を借りて、この世界にいることが出来るのだから」
「セウラザの恩恵がなければ、そのうちに動けなくなるというのですか?」
「そうなるだろう」
セウラザがフィノアの言葉に即答すると、少女は困った顔をして黙ってしまった。
「残念かもしれないが、君の目的は、もう、君一人では達成できない」
「でも、まだ帰るわけにはいかないのです!」
強い口調で言うと、フィノアはうつむいた。
このまま帰れば、今までの苦労は水の泡になってしまう。
フィノアは、自分が浅はかであったことは分かっていた。城のみなと、友人の言葉もまともに聞かなかった。わがままをとおしてここまで来てしまったことを、今は痛いほど理解していた。言い訳もいくらでも言えるが、やはりそれらはただの言い訳だった。しかし、死ぬような思いまでしたのだ。なにも得られず、やっとの思いで開いたこの道は、また閉ざされてしまうのか。
「クロニスさん。私を助けてくれませんか」
夢の世界で長期間活動するのにセウラザの同行が必要なら、今はもう、ラトスに頼らざるを得ない。外見はともかく、メリーと一緒に来たのだ。きっと悪い人間ではないと、フィノアは自身に言い聞かせた。
「駄目だ」
「……! どうしてですか!」
「王女さんのお願いを聞いても、俺にも、お互いにとっても、良いと思えることはほとんどない」
「……報酬が、必要なのですか?」
「そうだな。だが、王女さん。あんたからの報酬は、いらない。あんたを連れ帰れば、俺の望みは全部叶うからな」
ラトスの言葉に、フィノアはうつむく。
「あと、一つ。勘違いしないでほしいが。俺はあんたの臣下じゃない」
ラトスは一歩二歩と、フィノアに歩み寄りながらまくしたてた。ラトスの足音が聞こえるたびに、フィノアは困った顔をさらにゆがませた。うつむいた顔をあげられない。
「ここまで、メリーさんと一緒に来たのは、共通の目的があったからだ。王女さん、あんたを連れて帰るっていう、目的が」
ラトスはメリーを手のひらで指しながら言う。名前をだされて、メリーは一瞬びくりと身体をふるわせたが、何も言わなかった。追い詰めるような言い方をしているが、ラトスが言っていることは間違っていないのだ。
「でも、まだ……終われないのです」
フィノアはうつむいたまま、小さく声をこぼした。ほそい身体が、わずかにふるえている。
終われないという言葉は、ラトスにも痛いほど分かった。
王女とメリーの目的が、どのようなものなのかは分からない。だが、必死であればあるほど、途中で道が断たれるのは、苦しいだろう。だが、ラトスも引けなかった。このままでは終わらせられないという思いだけで、ラトスもここまで来たのだ。それに、この夢の世界に長くとどまっていて、無事でいられる保証はない。
ペルゥの言葉を言い訳にするのも癪に障るが、最初に会った時、ここは危ない場所だと言っていた。ならば、可能なかぎり早く、元の世界にもどるべきだ。
「そうだろうさ。でも、もう……終わりだ」
吐き捨てるように、ラトスは言った。
吐きだした言葉が、自身の胸に突き刺さるような気がして、ラトスはその場でひるがえった。
ひるがえったラトスの後ろで、メリーはフィノアに駆け寄った。メリーは黙っていた。ラトスの目的も、フィノアの目的も知っているのだから、メリーは板挟みの状態だと言ってもいい。どちらかに強く肩入れすることはできないだろう。
それでも、メリーはフィノアの従者なのだ。
もしフィノアがこの夢の世界にどうしても残ると言えば、メリーも残るだろう。
だが、そうはならない。
フィノアと少し話をしただけで、ラトスはこの少女がただの世間知らずの愚か者ではないと分かった。以前のことは分からないが、今は目的を果たすために無謀なことはしないだろう。現の世界にもどれば、そこでできることを模索するはずだ。
フィノアは王女なのだ。権威も、権力もある。こんな突飛なところまで来る行動力もある。選択肢が少ないラトスとは違うのだ。
駆け寄ってきたメリーに抱きしめられ、フィノアはうなだれていた。
ラトスが言っていることは、間違いではない。言葉は厳しいが、言葉の裏の意味もフィノアはよく分かっていた。
このまま無理に進んでいっても、確かに良いことはほとんどないだろう。実際、ここまで来るのに多くの人に迷惑をかけたのだ。今、身体を抱きしめてくれているメリーもそうだ。
メリーはフィノアを抱きしめながら、泣いていた。
フィノアは、涙がでなかった。
ただ、無謀な旅が、終わったのだと思った。
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