40 / 120
第三章 鍛冶場の鋼と火事場の蝶(インゴット&イグニート)
第十話「初雪」
しおりを挟む
山の中腹でアストレイはモンスターの群れと孤軍奮闘中だった。
撤退の号令時、一足先に街へ戻り入口の防御態勢を整えた後、アルテシアと入れ替わる形で負傷者の救護に回っていた。
散開した冒険者は群れをなしていたモンスターを分断し、街へ一斉に押し寄せることだけは何とか防いだ。
だが多勢に無勢、過去に例のないスタンピードは冒険者をあざ笑うかのように、次から次へと大群を送り込む。
一人、また一人と冒険者は力尽き、気が付けば山で戦っているのはアストレイのみとなっていた。
「まさか!こんな!ことに!なる!とは!なぁ!!!!!!」
豪傑の振るうバトルアクスが確実に一体一体を仕留めていくが、その勢いを止めることは出来ない。
「仕方ねぇ!なぁ!」
アストレイはバトルアクスを両手で持ち、正面に掲げるとその中心に空気の渦が発生する。
それは次第に大きさを増し、風に巻き込まれた葉っぱはことごとく切り裂かれていった。
「行くぜ、小汚ねぇ害虫どもがぁ!!」
それまで正面に抱えていたバトルアクスを体を軸にして振り回し遠心力で渦を飛ばす。
「マキシマムタイフーン!!」
いくつもの竜巻が生まれ、触れたモンスターを引き裂いていく。
大きな竜巻からは沢山のかまいたちが生まれ、竜巻を逃れたモンスターを追撃する。
「くそが!俺にこいつを使わせるとは、鍛冶ギルドの連中がいないのが幸いか……」
人間離れした大技で、ここら一体のモンスターを薙ぎ払ったアストレイは周囲を確認する。
「パチパチパチ」
明らかに手では鳴らさず口で発した拍手音が聞こえてくる。
「誰だ!」
アストレイはきょろきょろと周りを見渡し、ようやく木の上に座る少女と黒猫を見つけた。
「おいおい、あんた新たなモンスターか?それともお役御免の死神かぁ?こんなところに女の子がいるなんてなぁ」
「どちらでもありませんよ」とアリスは軽やかに地面へ着地する。
「先ほどの技、剣聖の技ですね?実際に目にするのは初めてですが……扱える人間がいるとは」
アリスは黒猫を肩に乗せ、先ほどの大技を真似するかの様にクルクルと回って見せた。
「本来は剣に乗せて真っ直ぐ相手にぶつけるんだがなぁ、で?そいつを知ってるあんたは何モンだい?見られたくないものを見られたんだ、返答次第じゃあ、その可愛い唇を塞ぐことになるぜぇ?」
クルクルと回りながら、凄むアストレイの前まで来るとアリスはピタリと止まり、スカートの裾をもって軽く膝を折った。
「私は流浪の占い師でございます。この度、何の所縁もございませんが非常事態ゆえ、アルテシア様の伝令としてはせ参じました」
「ほう、伝令?して、内容は?」
アリスは頭を上げお辞儀の体制から戻した後、両手を胸の所で合わせて上目使いで祈る様に伝える。
「早く帰ってこい、このごくつぶし」
大男はアリスの言葉を聞いた瞬間固まり、黒猫もその様子を見たまま固まる。
『そ、そんな言い方だったっけ?』
「私なりにアレンジいたしました」
数刻前、アリスはアルテシアにある交換条件を出していた。
街の入口が保障されない限り、怪我人を治療できる人間を呼べない。しかし一刻を争う事態なうえにこのままでは戦力が足りない。
そこで、時間を稼ぎつつ急いで戦力をこちらに寄越すので、その代わり山へは誰一人近寄らせないで欲しい、と。
そもそも、再度山を探索できる余裕は残っていないのだが、目の前の占い師が気軽に行き来できるような状態ではない。そして戦力といっても残された冒険者はほとんど連れ戻ってきた。そのことについてアリスは。
「鍛冶ギルドの方はここにいるのに、もう片方のギルドはどこにいらっしゃいます?」とだけ質問した。
猪突猛進で山へ戻ったアストレイを知ったか知らずか、おおよその状況は把握しているらしい。
あとは、自分は小柄で動きも早くモンスターに見つからずに動くことも出来るから……ともっともらしい理由を付け加えていた。
更には美少女であるからとか何とか言っていたがアルテシアはスルーした。この占い師にどんな思惑があるか知らないが、今はほんの僅かでも希望に繋がる材料が欲しい。高値で売りたいならいくらでも鑑定で上乗せしてやる。
「分かった、アストレイに伝えてくれ……」
こうして二人の間で公表されないミッションがスタートした。
そして今に戻る。
『アレンジの仕方!!』
万が一目の前の筋肉ダルマがへそを曲げここから動かなければこちらの思惑はパアになってしまうと、黒猫は素の顔で毒を吐く従者を慌てて戒めた。
「がーーーっはっはっはっはっは!!!!!!」
大男による突然の大爆笑に、流石のアリスも一瞬体がビクンと揺れる。
今回この街で出会った人間はほとんど見かけと性格が異なったが、目の前の筋肉ダルマは外見も中身もイメージ通りで逆にギャップを感じた。
「いやいや、すまんすまん。実の女房にも言われないセリフを、あの女から言われるとはなあ!はっはっは参った参った」
アストレイは涙がこぼれるほど豪快に笑い、やれやれといった表情でバトルアクスを肩に乗せる。
「だが、俺もだいぶ山奥まで入った。モンスターの群れを交わしながらでは間に合わんかもしれんぞ?」
「その点についてはお任せください。私が来る道中に目印となる様ナイフを突き刺しております。それ伝いに下山していただければ……」
そういってアリスは借りてきた投げナイフをアストレイに投げつけ、大男はそれを器用に二本の指で受け止める。
「なるほど、抜かりはねえって事か。で、小さなお前さんはどうする?この山はもう一歩先が修羅の庭だぞ」
「私が付いていけば、アストレイ様の速度が落ちます。どこかに潜伏し機を見計らって脱出いたしますのでご心配は無用です」
アリスはそこまで話すとアストレイの指からナイフが消えていることに気付いた。その瞬間、真横にある木にナイフが突き刺さる。
何の予備動作も見え無かった事を、アリスは少し悔しく感じていた。
「委細承知した、間違っても死ぬなよ、小さいの!そっちの黒いモフモフもな!!」
そう言うと筋肉ダルマは高笑いをしながら猪の様に山を下山していった。
『小さいとか黒いとか雑な見方だな……』
黒猫はどっちが化物か分からない豪傑を横目で見送った。
「タロ様?やっと二人っきりですね」
『ん?ああ、そうだな』
「気が付いておいででしょう?もう我慢の限界です」
『ああ、あっちがな』
気が付くと周りの数百単位のモンスターが囲んでいた。
オークにゴブリン、サイクロプスにグランバット。
すでに退路は断たれ、凶暴な殺意だけがアリスに集中した。
「あの豪傑が去るのを待っていたみたいですよ?」
『その様だな、しかしまあ、しっかり目から正気が消えているものだ……ま、モンスターに正気も何も無いがな』
群れのオークが声を上げ、それに追随するように数百の雄たけびが山中にこだまする。
屈強な戦士でさえ、その場にいれば惨たらしい死を覚悟せずにはいられない状況のなか、アリスは表情一つ変えずに真っ直ぐとモンスターの群れを視界に捉える。
黒猫は青白い光を放ち、少女の体が時折激しく波打つようにしびれる。
やがて少女の体を落ち着きを取り戻し「少し頭を冷やしましょう」と手をかざした。
「エンプレス・オブ・グレイシャー」
アリスは何者かを呼び出す仕草でその名を口にした。瞬間、周辺の空気が震えだしピリピリとした感覚が全てを包む。
そして呼びかけに応えるかのように、突如雪交じりの強風が吹き上げ氷の女王がアリスの頭上に姿を現した。
“氷河の女帝”は自らの息吹で瞬間的に周りの気温を氷点下まで下げ全てのモンスターが成す術なく凍っていく。
大型のサイクロプスも、空を飛ぶグランバットの群れも女帝の息吹は平等に、そして情け容赦なく命を氷付かせる。
やがて女帝は黒猫に頭を下げスッと姿を消すと、アリスの周りは草木一本残らず全て氷の彫刻へと姿を変えていた。
先程までの殺意のこもった喧騒が嘘のように静まり返る。
アリスは火が一番強く燃えている頂上付近の社を見上げた。
炎は何かを待っているかのように、その場に留まり続けている。
「参りましょう、タロ様」
『ああ』
山頂を目指すべく一人と一匹はゆっくりと歩き出した。
するとアリスは行く手を塞ぐ氷の彫刻に触れる。
「砕けろ」
次の瞬間、全ての氷は砕け、雪の結晶がキラキラと舞って山の斜面に降り注ぐ。
雪の降らない地域に突如現れた雪原。
それは命の結晶がもたらした死の芸術だった。
「綺麗……」
アリスは振り返ることもなく、頂上を目指した。
撤退の号令時、一足先に街へ戻り入口の防御態勢を整えた後、アルテシアと入れ替わる形で負傷者の救護に回っていた。
散開した冒険者は群れをなしていたモンスターを分断し、街へ一斉に押し寄せることだけは何とか防いだ。
だが多勢に無勢、過去に例のないスタンピードは冒険者をあざ笑うかのように、次から次へと大群を送り込む。
一人、また一人と冒険者は力尽き、気が付けば山で戦っているのはアストレイのみとなっていた。
「まさか!こんな!ことに!なる!とは!なぁ!!!!!!」
豪傑の振るうバトルアクスが確実に一体一体を仕留めていくが、その勢いを止めることは出来ない。
「仕方ねぇ!なぁ!」
アストレイはバトルアクスを両手で持ち、正面に掲げるとその中心に空気の渦が発生する。
それは次第に大きさを増し、風に巻き込まれた葉っぱはことごとく切り裂かれていった。
「行くぜ、小汚ねぇ害虫どもがぁ!!」
それまで正面に抱えていたバトルアクスを体を軸にして振り回し遠心力で渦を飛ばす。
「マキシマムタイフーン!!」
いくつもの竜巻が生まれ、触れたモンスターを引き裂いていく。
大きな竜巻からは沢山のかまいたちが生まれ、竜巻を逃れたモンスターを追撃する。
「くそが!俺にこいつを使わせるとは、鍛冶ギルドの連中がいないのが幸いか……」
人間離れした大技で、ここら一体のモンスターを薙ぎ払ったアストレイは周囲を確認する。
「パチパチパチ」
明らかに手では鳴らさず口で発した拍手音が聞こえてくる。
「誰だ!」
アストレイはきょろきょろと周りを見渡し、ようやく木の上に座る少女と黒猫を見つけた。
「おいおい、あんた新たなモンスターか?それともお役御免の死神かぁ?こんなところに女の子がいるなんてなぁ」
「どちらでもありませんよ」とアリスは軽やかに地面へ着地する。
「先ほどの技、剣聖の技ですね?実際に目にするのは初めてですが……扱える人間がいるとは」
アリスは黒猫を肩に乗せ、先ほどの大技を真似するかの様にクルクルと回って見せた。
「本来は剣に乗せて真っ直ぐ相手にぶつけるんだがなぁ、で?そいつを知ってるあんたは何モンだい?見られたくないものを見られたんだ、返答次第じゃあ、その可愛い唇を塞ぐことになるぜぇ?」
クルクルと回りながら、凄むアストレイの前まで来るとアリスはピタリと止まり、スカートの裾をもって軽く膝を折った。
「私は流浪の占い師でございます。この度、何の所縁もございませんが非常事態ゆえ、アルテシア様の伝令としてはせ参じました」
「ほう、伝令?して、内容は?」
アリスは頭を上げお辞儀の体制から戻した後、両手を胸の所で合わせて上目使いで祈る様に伝える。
「早く帰ってこい、このごくつぶし」
大男はアリスの言葉を聞いた瞬間固まり、黒猫もその様子を見たまま固まる。
『そ、そんな言い方だったっけ?』
「私なりにアレンジいたしました」
数刻前、アリスはアルテシアにある交換条件を出していた。
街の入口が保障されない限り、怪我人を治療できる人間を呼べない。しかし一刻を争う事態なうえにこのままでは戦力が足りない。
そこで、時間を稼ぎつつ急いで戦力をこちらに寄越すので、その代わり山へは誰一人近寄らせないで欲しい、と。
そもそも、再度山を探索できる余裕は残っていないのだが、目の前の占い師が気軽に行き来できるような状態ではない。そして戦力といっても残された冒険者はほとんど連れ戻ってきた。そのことについてアリスは。
「鍛冶ギルドの方はここにいるのに、もう片方のギルドはどこにいらっしゃいます?」とだけ質問した。
猪突猛進で山へ戻ったアストレイを知ったか知らずか、おおよその状況は把握しているらしい。
あとは、自分は小柄で動きも早くモンスターに見つからずに動くことも出来るから……ともっともらしい理由を付け加えていた。
更には美少女であるからとか何とか言っていたがアルテシアはスルーした。この占い師にどんな思惑があるか知らないが、今はほんの僅かでも希望に繋がる材料が欲しい。高値で売りたいならいくらでも鑑定で上乗せしてやる。
「分かった、アストレイに伝えてくれ……」
こうして二人の間で公表されないミッションがスタートした。
そして今に戻る。
『アレンジの仕方!!』
万が一目の前の筋肉ダルマがへそを曲げここから動かなければこちらの思惑はパアになってしまうと、黒猫は素の顔で毒を吐く従者を慌てて戒めた。
「がーーーっはっはっはっはっは!!!!!!」
大男による突然の大爆笑に、流石のアリスも一瞬体がビクンと揺れる。
今回この街で出会った人間はほとんど見かけと性格が異なったが、目の前の筋肉ダルマは外見も中身もイメージ通りで逆にギャップを感じた。
「いやいや、すまんすまん。実の女房にも言われないセリフを、あの女から言われるとはなあ!はっはっは参った参った」
アストレイは涙がこぼれるほど豪快に笑い、やれやれといった表情でバトルアクスを肩に乗せる。
「だが、俺もだいぶ山奥まで入った。モンスターの群れを交わしながらでは間に合わんかもしれんぞ?」
「その点についてはお任せください。私が来る道中に目印となる様ナイフを突き刺しております。それ伝いに下山していただければ……」
そういってアリスは借りてきた投げナイフをアストレイに投げつけ、大男はそれを器用に二本の指で受け止める。
「なるほど、抜かりはねえって事か。で、小さなお前さんはどうする?この山はもう一歩先が修羅の庭だぞ」
「私が付いていけば、アストレイ様の速度が落ちます。どこかに潜伏し機を見計らって脱出いたしますのでご心配は無用です」
アリスはそこまで話すとアストレイの指からナイフが消えていることに気付いた。その瞬間、真横にある木にナイフが突き刺さる。
何の予備動作も見え無かった事を、アリスは少し悔しく感じていた。
「委細承知した、間違っても死ぬなよ、小さいの!そっちの黒いモフモフもな!!」
そう言うと筋肉ダルマは高笑いをしながら猪の様に山を下山していった。
『小さいとか黒いとか雑な見方だな……』
黒猫はどっちが化物か分からない豪傑を横目で見送った。
「タロ様?やっと二人っきりですね」
『ん?ああ、そうだな』
「気が付いておいででしょう?もう我慢の限界です」
『ああ、あっちがな』
気が付くと周りの数百単位のモンスターが囲んでいた。
オークにゴブリン、サイクロプスにグランバット。
すでに退路は断たれ、凶暴な殺意だけがアリスに集中した。
「あの豪傑が去るのを待っていたみたいですよ?」
『その様だな、しかしまあ、しっかり目から正気が消えているものだ……ま、モンスターに正気も何も無いがな』
群れのオークが声を上げ、それに追随するように数百の雄たけびが山中にこだまする。
屈強な戦士でさえ、その場にいれば惨たらしい死を覚悟せずにはいられない状況のなか、アリスは表情一つ変えずに真っ直ぐとモンスターの群れを視界に捉える。
黒猫は青白い光を放ち、少女の体が時折激しく波打つようにしびれる。
やがて少女の体を落ち着きを取り戻し「少し頭を冷やしましょう」と手をかざした。
「エンプレス・オブ・グレイシャー」
アリスは何者かを呼び出す仕草でその名を口にした。瞬間、周辺の空気が震えだしピリピリとした感覚が全てを包む。
そして呼びかけに応えるかのように、突如雪交じりの強風が吹き上げ氷の女王がアリスの頭上に姿を現した。
“氷河の女帝”は自らの息吹で瞬間的に周りの気温を氷点下まで下げ全てのモンスターが成す術なく凍っていく。
大型のサイクロプスも、空を飛ぶグランバットの群れも女帝の息吹は平等に、そして情け容赦なく命を氷付かせる。
やがて女帝は黒猫に頭を下げスッと姿を消すと、アリスの周りは草木一本残らず全て氷の彫刻へと姿を変えていた。
先程までの殺意のこもった喧騒が嘘のように静まり返る。
アリスは火が一番強く燃えている頂上付近の社を見上げた。
炎は何かを待っているかのように、その場に留まり続けている。
「参りましょう、タロ様」
『ああ』
山頂を目指すべく一人と一匹はゆっくりと歩き出した。
するとアリスは行く手を塞ぐ氷の彫刻に触れる。
「砕けろ」
次の瞬間、全ての氷は砕け、雪の結晶がキラキラと舞って山の斜面に降り注ぐ。
雪の降らない地域に突如現れた雪原。
それは命の結晶がもたらした死の芸術だった。
「綺麗……」
アリスは振り返ることもなく、頂上を目指した。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説

貧弱の英雄
カタナヅキ
ファンタジー
この世界では誰もが生まれた時から「異能」と「レベル」呼ばれる能力を身に付けており、人々はレベルを上げて自分の能力を磨き、それに適した職業に就くのが当たり前だった。しかし、山奥で捨てられていたところを狩人に拾われ、後に「ナイ」と名付けられた少年は「貧弱」という異能の中でも異質な能力を身に付けていた。
貧弱の能力の効果は日付が変更される度に強制的にレベルがリセットされてしまい、生まれた時からナイは「レベル1」だった。どれだけ努力してレベルを上げようと日付変わる度にレベル1に戻ってしまい、レベルで上がった分の能力が低下してしまう。
自分の貧弱の技能に悲観する彼だったが、ある時にレベルを上昇させるときに身に付ける「SP」の存在を知る。これを使用すれば「技能」と呼ばれる様々な技術を身に付ける事を知り、レベルが毎日のようにリセットされる事を逆に利用して彼はSPを溜めて数々の技能を身に付け、落ちこぼれと呼んだ者達を見返すため、底辺から成り上がる――
※修正要請のコメントは対処後に削除します。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。

システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
女神様の使い、5歳からやってます
めのめむし
ファンタジー
小桜美羽は5歳の幼女。辛い境遇の中でも、最愛の母親と妹と共に明るく生きていたが、ある日母を事故で失い、父親に放置されてしまう。絶望の淵で餓死寸前だった美羽は、異世界の女神レスフィーナに救われる。
「あなたには私の世界で生きる力を身につけやすくするから、それを使って楽しく生きなさい。それで……私のお友達になってちょうだい」
女神から神気の力を授かった美羽は、女神と同じ色の桜色の髪と瞳を手に入れ、魔法生物のきんちゃんと共に新たな世界での冒険に旅立つ。しかし、転移先で男性が襲われているのを目の当たりにし、街がゴブリンの集団に襲われていることに気づく。「大人の男……怖い」と呟きながらも、ゴブリンと戦うか、逃げるか——。いきなり厳しい世界に送られた美羽の運命はいかに?
優しさと試練が待ち受ける、幼い少女の異世界ファンタジー、開幕!
基本、ほのぼの系ですので進行は遅いですが、着実に進んでいきます。
戦闘描写ばかり望む方はご注意ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる