33 / 120
第三章 鍛冶場の鋼と火事場の蝶(インゴット&イグニート)
第三話「あべこべ」
しおりを挟む
鍛冶屋の街“メロウリンク”は今日も槌の音があちこちで響いている。
すっかりお日様がてっぺんに来た頃、ようやくアリスと黒猫は活動を再開した。
「申し訳ありませんタロ様、どうやら少し飲みすぎたようです」
銀髪の少女は申し訳なさそうに目を伏せトボトボと歩いている。
昨晩の酒量が思いのほか“多かった”らしく、従者はらしくない寝坊をしてしまった。
『アリス、全財産をはたく程飲む量を“少し”とは言わない。この石が売れなければ今日の昼食すら怪しいぞ?』
珍しく自分の小言を大人しく聞いているアリスに黒猫は反省の色を見つけフォローの言葉をかける。
『ま、たまには良いか。長い旅路これくらいの楽しみがあった方が良いだろう』
「本当に申し訳ありません……ほとんど記憶がなくて……タロ様が私に一服盛った後いやらしい店に行くところまでしか……」
『記憶を無くすついでに勝手な捏造をするな』
「え!?それでは意識を無くした私をベッドまで運んだ後あんなことやこんなことは……?」
『お前普通に、立って、歩いて、帰って、寝てたよ?』
気付かれないように小さく舌を出したアリスは、まだ少しぼやける頭を振り意識を正常に戻しながら歩く。
そうしてたどり着いた店はこの街の素材屋だった。
武具を作る際に必要なものは主に“鉄”だが、さらに鋭く頑丈である為に、そして鉄以上の力を得るために必要なものがモンスターからとれる素材だ。
爪や牙、鱗や毛皮などといったポピュラーな素材から、“魔法”を発動するコアまで種類は多く未だ発見されていない未知の素材もあると聞く。
一般的にどの町にも素材屋は存在するのだが、あまりにレアの素材になると持てあますらしく買取を拒否されるケースもある。
今回の素材はモノがモノだけに、より専門性の高い所に売りつけるのが一番なのだ……が、
「ごめん、うちでは買い取れないね」
あまりに予想外の出来事に、アリスと黒猫は口を真一文字にして棒立ちになっていた。
「ここは素材屋ですよね?」
「そうだね」
「ここは鍛冶の街メロウリンクですよね?」
「確かにね」
「ここは鍛冶師の聖地ですよね?」
「まったくだね」
アリスは信じられないといった表情で素材屋の店主に詰め寄る。
子供ほどの背丈に屈強な体つき、髪の毛と髭が境界線が分からなくなる程伸びている。
頑固そうな顔立ちと裏腹に出てくる言葉はどこか軽く、冗談半分で言っているようにも聞こえたがアリスを見る眼差しがそうではない事を物語っていた。
ドワーフである素材屋の主人は、キマイラのコアを見るなり明らかな拒否反応を示す。
「お嬢ちゃんね、これね、どこで拾ったか知らないけどね、捨てちまった方がいいね。これ……キマイラとか言ったかね、これはダメだよね」
理由を求めるアリスに店主は話を続ける。
「モンスターのコアはね、取り扱いが難しいんだね。もちろん鍛冶素材として使えるランクの鍛冶師はいるよね。でも前例のない素材は誰も使いたがらないのね、レアではあるけど高価という意味ではないね」
アリスは魂の抜けた顔でパクパクと口を動かす。
「で、では私たちの食事代は……」
「他の素材は買い取ってあげるね、まあたいした額にはならないけどね、これでパンでも買って食べるね」
素材屋の店主は相変わらず口をパクパクさせている目の前の少女を横にテキパキと換金の準備を進める。
「ねぇ、これはとても珍しいものよ兄様?」
「うん、これはとても珍しいものだ姉様?」
ひきつった顔のアリスと引き取った素材の価格を渡す店主の間に、突然少年と少女が現れた。
“兄様”と呼ばれた方は、少年らしい長さの栗色の髪に冒険用のジャケットとズボンが黒一色にまとまっていた。
“姉様”と呼ばれた方は、栗色の長い髪を頭の左側でまとめ、ワンピースにジャケット姿という、これまた黒一色の服を身にまとっていた。
黒の衣装に栗色の髪、そして同じ顔がまじまじと価値のつかなかった石を眺めている。
何故お互いに兄と姉と呼ぶのか、という疑問はさておき、突然現れた双子に黒猫も銀髪の少女もドワーフもあっけにとられていた。
「そこの美しいお嬢さん、お困りならこの素材を引き取りそうなところへご案内しましょうか?」
お兄様と呼ばれた少年は、アリスの手を取り顔を近づける。
何気に美少年の接近に、一瞬戸惑うが“引き取り手”の言葉に反応する。
「ど、どこか買い取ってくれる素材屋をご存知なのでしょうか?」
少年はアリスの手を両手で包みさらに顔を近づける。
「ははっ、素材屋というより心当たりのある鍛冶師がいてね、よければ紹介してあげるよ。その代わり僕と仲良くしてもらえないかな?」
少年のそれとはまた違った色気がアリスの眼前に迫る。
普段ならこのまま突き飛ばし、刃と毒舌を持って拒絶してしまうものを、この少年にいたっては何故だか実行出来ないでいた。
「こっちの猫ちゃんとも仲良くしたいですー」
一方、同じ顔立ちの美少女は黒猫を抱き上げ頬ずりする。
少し苦しいくらいに強く抱きしめられた黒猫は、微妙にもがき嫌がるフリをしてはいるが顔は満更でもない様子で美少女のキスの洗礼を受けていた。
「やめてください!近いです!」
ふと我に返ったアリスは目の前の美少年と同じ顔立ちの美少女に抱擁され、悪い気はしていない黒猫に苛立ちながら少年の体をはねのける。
《ふにょん》
凄まじくふざけた擬音がアリスの手に感触としてこだまする。
その瞬間アリスの頭は思考の渦が巻いていた。
待て、まだ慌てる時間じゃない、私は確かに目の前の少年の胸を押し返した。少年とはいえ身なりからして冒険者だ。多少なりとも体は鍛えられており今の感触はおかしい。そもそも先程の感触は何だ?あれは確かに覚えのある感触だ。私はアレを知っている、知り尽くしているだってアレは・・・
この時アリスの思考は天界まで及ぶ勢いだった。
「おっぱいだー!!!!!!」
及ぶ前に結論に至った。
「「うえぇぇぇぇぇ?」」
カウンターで様子をうかがうドワーフも、片割れの美少女に抱きかかえられたままの黒猫も同様の声を上げた。
まあ、もちろん黒猫の方の声はアリスにしか届いていない。
周囲の動揺をよそに、当の本人は少し困った顔をし、前髪をかき上げた。
「やれやれ、せっかちな子猫ちゃんだ。君がその気なら今晩ベッドまでお伺いしたのに・・・・・・ね」
言い慣れた風に使う間男の常套句を最後はウインクで締める。
「あ、あな、あなたは……どちらなんです!?」
相変わらず混乱するアリスに今度は黒猫を抱えたままの少女が事態を収拾する為の真実を伝える。
「お兄様は呼び方こそ兄ですが、体も心も女性なのですよ?」
笑顔で衝撃的な事実を伝える少女に、バレてしまったかと少年が続く。
「ははっ、いやだなあ。僕は確かに女だけれども、美しいお嬢さんを愛でる気持ちは本物だよ?まあ、僕ら双子は“それぞれがあべこべ”なんだよ」
素材屋の店内が瞬間凍り付く。
「「『それぞれがあべこべ?』」」
ドワーフとアリス、そして黒猫が一斉に同じ人物に目を向ける。
「え?ああ!私には付いてますよ?」
黒猫を片手で抱えたまま注目の主は、顔をほんのり赤く染めながらスカートを腰の辺りまで捲り上げる。
「!」
「!」
「ミギャーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
太陽が真上に昇り切った時間、鍛冶の聖地メロウリンクに黒猫の悲鳴がこだました。
が、瞬く間に鉄を打つ槌の音にかき消された。
すっかりお日様がてっぺんに来た頃、ようやくアリスと黒猫は活動を再開した。
「申し訳ありませんタロ様、どうやら少し飲みすぎたようです」
銀髪の少女は申し訳なさそうに目を伏せトボトボと歩いている。
昨晩の酒量が思いのほか“多かった”らしく、従者はらしくない寝坊をしてしまった。
『アリス、全財産をはたく程飲む量を“少し”とは言わない。この石が売れなければ今日の昼食すら怪しいぞ?』
珍しく自分の小言を大人しく聞いているアリスに黒猫は反省の色を見つけフォローの言葉をかける。
『ま、たまには良いか。長い旅路これくらいの楽しみがあった方が良いだろう』
「本当に申し訳ありません……ほとんど記憶がなくて……タロ様が私に一服盛った後いやらしい店に行くところまでしか……」
『記憶を無くすついでに勝手な捏造をするな』
「え!?それでは意識を無くした私をベッドまで運んだ後あんなことやこんなことは……?」
『お前普通に、立って、歩いて、帰って、寝てたよ?』
気付かれないように小さく舌を出したアリスは、まだ少しぼやける頭を振り意識を正常に戻しながら歩く。
そうしてたどり着いた店はこの街の素材屋だった。
武具を作る際に必要なものは主に“鉄”だが、さらに鋭く頑丈である為に、そして鉄以上の力を得るために必要なものがモンスターからとれる素材だ。
爪や牙、鱗や毛皮などといったポピュラーな素材から、“魔法”を発動するコアまで種類は多く未だ発見されていない未知の素材もあると聞く。
一般的にどの町にも素材屋は存在するのだが、あまりにレアの素材になると持てあますらしく買取を拒否されるケースもある。
今回の素材はモノがモノだけに、より専門性の高い所に売りつけるのが一番なのだ……が、
「ごめん、うちでは買い取れないね」
あまりに予想外の出来事に、アリスと黒猫は口を真一文字にして棒立ちになっていた。
「ここは素材屋ですよね?」
「そうだね」
「ここは鍛冶の街メロウリンクですよね?」
「確かにね」
「ここは鍛冶師の聖地ですよね?」
「まったくだね」
アリスは信じられないといった表情で素材屋の店主に詰め寄る。
子供ほどの背丈に屈強な体つき、髪の毛と髭が境界線が分からなくなる程伸びている。
頑固そうな顔立ちと裏腹に出てくる言葉はどこか軽く、冗談半分で言っているようにも聞こえたがアリスを見る眼差しがそうではない事を物語っていた。
ドワーフである素材屋の主人は、キマイラのコアを見るなり明らかな拒否反応を示す。
「お嬢ちゃんね、これね、どこで拾ったか知らないけどね、捨てちまった方がいいね。これ……キマイラとか言ったかね、これはダメだよね」
理由を求めるアリスに店主は話を続ける。
「モンスターのコアはね、取り扱いが難しいんだね。もちろん鍛冶素材として使えるランクの鍛冶師はいるよね。でも前例のない素材は誰も使いたがらないのね、レアではあるけど高価という意味ではないね」
アリスは魂の抜けた顔でパクパクと口を動かす。
「で、では私たちの食事代は……」
「他の素材は買い取ってあげるね、まあたいした額にはならないけどね、これでパンでも買って食べるね」
素材屋の店主は相変わらず口をパクパクさせている目の前の少女を横にテキパキと換金の準備を進める。
「ねぇ、これはとても珍しいものよ兄様?」
「うん、これはとても珍しいものだ姉様?」
ひきつった顔のアリスと引き取った素材の価格を渡す店主の間に、突然少年と少女が現れた。
“兄様”と呼ばれた方は、少年らしい長さの栗色の髪に冒険用のジャケットとズボンが黒一色にまとまっていた。
“姉様”と呼ばれた方は、栗色の長い髪を頭の左側でまとめ、ワンピースにジャケット姿という、これまた黒一色の服を身にまとっていた。
黒の衣装に栗色の髪、そして同じ顔がまじまじと価値のつかなかった石を眺めている。
何故お互いに兄と姉と呼ぶのか、という疑問はさておき、突然現れた双子に黒猫も銀髪の少女もドワーフもあっけにとられていた。
「そこの美しいお嬢さん、お困りならこの素材を引き取りそうなところへご案内しましょうか?」
お兄様と呼ばれた少年は、アリスの手を取り顔を近づける。
何気に美少年の接近に、一瞬戸惑うが“引き取り手”の言葉に反応する。
「ど、どこか買い取ってくれる素材屋をご存知なのでしょうか?」
少年はアリスの手を両手で包みさらに顔を近づける。
「ははっ、素材屋というより心当たりのある鍛冶師がいてね、よければ紹介してあげるよ。その代わり僕と仲良くしてもらえないかな?」
少年のそれとはまた違った色気がアリスの眼前に迫る。
普段ならこのまま突き飛ばし、刃と毒舌を持って拒絶してしまうものを、この少年にいたっては何故だか実行出来ないでいた。
「こっちの猫ちゃんとも仲良くしたいですー」
一方、同じ顔立ちの美少女は黒猫を抱き上げ頬ずりする。
少し苦しいくらいに強く抱きしめられた黒猫は、微妙にもがき嫌がるフリをしてはいるが顔は満更でもない様子で美少女のキスの洗礼を受けていた。
「やめてください!近いです!」
ふと我に返ったアリスは目の前の美少年と同じ顔立ちの美少女に抱擁され、悪い気はしていない黒猫に苛立ちながら少年の体をはねのける。
《ふにょん》
凄まじくふざけた擬音がアリスの手に感触としてこだまする。
その瞬間アリスの頭は思考の渦が巻いていた。
待て、まだ慌てる時間じゃない、私は確かに目の前の少年の胸を押し返した。少年とはいえ身なりからして冒険者だ。多少なりとも体は鍛えられており今の感触はおかしい。そもそも先程の感触は何だ?あれは確かに覚えのある感触だ。私はアレを知っている、知り尽くしているだってアレは・・・
この時アリスの思考は天界まで及ぶ勢いだった。
「おっぱいだー!!!!!!」
及ぶ前に結論に至った。
「「うえぇぇぇぇぇ?」」
カウンターで様子をうかがうドワーフも、片割れの美少女に抱きかかえられたままの黒猫も同様の声を上げた。
まあ、もちろん黒猫の方の声はアリスにしか届いていない。
周囲の動揺をよそに、当の本人は少し困った顔をし、前髪をかき上げた。
「やれやれ、せっかちな子猫ちゃんだ。君がその気なら今晩ベッドまでお伺いしたのに・・・・・・ね」
言い慣れた風に使う間男の常套句を最後はウインクで締める。
「あ、あな、あなたは……どちらなんです!?」
相変わらず混乱するアリスに今度は黒猫を抱えたままの少女が事態を収拾する為の真実を伝える。
「お兄様は呼び方こそ兄ですが、体も心も女性なのですよ?」
笑顔で衝撃的な事実を伝える少女に、バレてしまったかと少年が続く。
「ははっ、いやだなあ。僕は確かに女だけれども、美しいお嬢さんを愛でる気持ちは本物だよ?まあ、僕ら双子は“それぞれがあべこべ”なんだよ」
素材屋の店内が瞬間凍り付く。
「「『それぞれがあべこべ?』」」
ドワーフとアリス、そして黒猫が一斉に同じ人物に目を向ける。
「え?ああ!私には付いてますよ?」
黒猫を片手で抱えたまま注目の主は、顔をほんのり赤く染めながらスカートを腰の辺りまで捲り上げる。
「!」
「!」
「ミギャーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
太陽が真上に昇り切った時間、鍛冶の聖地メロウリンクに黒猫の悲鳴がこだました。
が、瞬く間に鉄を打つ槌の音にかき消された。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説

貧弱の英雄
カタナヅキ
ファンタジー
この世界では誰もが生まれた時から「異能」と「レベル」呼ばれる能力を身に付けており、人々はレベルを上げて自分の能力を磨き、それに適した職業に就くのが当たり前だった。しかし、山奥で捨てられていたところを狩人に拾われ、後に「ナイ」と名付けられた少年は「貧弱」という異能の中でも異質な能力を身に付けていた。
貧弱の能力の効果は日付が変更される度に強制的にレベルがリセットされてしまい、生まれた時からナイは「レベル1」だった。どれだけ努力してレベルを上げようと日付変わる度にレベル1に戻ってしまい、レベルで上がった分の能力が低下してしまう。
自分の貧弱の技能に悲観する彼だったが、ある時にレベルを上昇させるときに身に付ける「SP」の存在を知る。これを使用すれば「技能」と呼ばれる様々な技術を身に付ける事を知り、レベルが毎日のようにリセットされる事を逆に利用して彼はSPを溜めて数々の技能を身に付け、落ちこぼれと呼んだ者達を見返すため、底辺から成り上がる――
※修正要請のコメントは対処後に削除します。

拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

ド田舎からやってきた少年、初めての大都会で無双する~今まで遊び場にしていたダンジョンは、攻略不可能の規格外ダンジョンだったみたい〜
むらくも航
ファンタジー
ド田舎の村で育った『エアル』は、この日旅立つ。
幼少の頃、おじいちゃんから聞いた話に憧れ、大都会で立派な『探索者』になりたいと思ったからだ。
そんなエアルがこれまでにしてきたことは、たった一つ。
故郷にあるダンジョンで体を動かしてきたことだ。
自然と共に生き、魔物たちとも触れ合ってきた。
だが、エアルは知らない。
ただの“遊び場”と化していたダンジョンは、攻略不可能のSSSランクであることを。
遊び相手たちは、全て最低でもAランクオーバーの凶暴な魔物たちであることを。
これは、故郷のダンジョンで力をつけすぎた少年エアルが、大都会で無自覚に無双し、羽ばたいていく物語──。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる