54 / 120
第四章 神々の邂逅と偽りの錬金術師(アルケミスト)
第八話「覗く裏の顔」
しおりを挟む
ハンスは足早に人通りも疎らな裏通りを歩いていた。
午前中にここに来ることはこれまでに無かったが、いよいよ計画の実行段階に入って、他のメンバーとの最終打ち合わせのための緊急招集がかかったのだった。
いつもはフードを被ってくるのだが、今日は思いがけない出来事で家に取りに帰る暇が無かった為にそのまま来てしまったハンスは、いつも以上に周辺への警戒を払って目的地へ急いだ。
ハンスがその建物に入ると、先に到着していた五~六人の男女が一斉にハンスに視線を向けた。
「すまない、遅くなった」
そう言ったハンスに、年嵩の男性が応じた。
「ハンス!いや、俺たちも今揃ったところだ。後はあの男だけなんだが、それよりどうしたんだ?その格好は?……」
いつものローブを身に付けていない、まるで着の身着のままといった風情のハンスにその男は問いかける。
「いや、ちょっとおかしな奴に絡まれて、家に寄る暇が無かったんだ」
渋い顔をしながらそう返すハンスを訝しみながら
「……おかしな奴?」
と男が問いを重ねると、
「……ひょっとしたら男爵の配下かも知れない」
「なにっ!?」
ハンスの言葉を聞いた男達は一斉に驚愕の表情を浮かべ、部屋中に緊張が走る。
「ハンス!大丈夫なのか!?」
「いや、例の魔法で攻撃してきたから、おそらく無事では済まないだろう……」
苦い表情でそう言うハンスの言葉を聞いた面々はほっと安堵の胸を撫でおろしたが、ハンスの近くでその表情を見た別の男がハンスに言葉をかける。
「ハンス、お前さんの気持ちは分からんではない。だが、俺達にはどうしても果たさなければならない事がある。その為には……」
「分かってる!分かってるんだ!ただ、俺の狙いは男爵だけだ。出来れば、それ以外の人間の命を奪うような事は避けたいんだ……」
「ハンス……」
ここに集まっている男女は、ハンスを含め皆、自分の大事な人を男爵に奪われた者たちだった。
全員の願いはただ一つ、男爵に正義の鉄槌を下すことだった。
何故、この面々が知り合う事になったのかと言えば……。
「あれぇ~、僕が一番最後?悪いね、待たせちゃって」
相変わらず軽い口調で話しながら入り口の扉から姿を現したのは、その顔に人を殺すことなんて出来そうもない笑顔をたたえた金髪の若い男だった。
「遅いぞ!お前が呼び出したくせに待たせるとはどういうつもりだ!」
ハンスは男に対する嫌悪感を隠そうともせず、乱暴に声をかける。
「いやー、悪い悪い。少し準備があってさ。それより、皆、適当に座ってくれるかな」
しかし男は、そんなハンスの不機嫌な声を聞いてもどこ吹く風といった塩梅で特に気に留めた様子もなく、部屋に居る面々に座るよう促した。
男の声に従い、皆が思い思いの場所に腰を下ろすと、ハンスも不承不承、例のソファーに収まった。
金髪の男は皆が席についている事を確認すると、
「皆をだいぶ待たせたけど、ようやく準備が整ったよ。今夜実行だ」と告げた。
その言葉を聞いた瞬間、その場に何とも言えない緊張感が漂った。ようやく自分たちの願いが叶う……誰もがその感慨に浸る中、一人冷静にハンスが口を開いた。
「間違いなく、今夜、奴はあの場所に来るんだろうな?」
不信感を露に問いかけるハンスを見やった金髪の男は、苦笑を浮かべながらその問いに答える。
「ここで嘘を言っても始まらないしね。君が持っている“それ”がエサなんだ。必ず来るよ」
そう言いながら、ハンスの手にあるバッグを指さした。
「その“石”はただの石じゃないからね。実際にその“石”の力を使っている君は分かるよね?」
人畜無害そうな笑みを浮かべて問いかけてくる人物を一瞥して、ハンスはバッグの中からその紫の淡い光を放つ“石を取り出した。
「分かっているさ。魔法が使えないこの俺が魔法を使えるんだからな。“賢者の石”とはよく言ったものだ」
そう言いながらその手の中にある“石”を眺め何事か考えていたハンスだったが、視線を金髪の男に向けると、
「で、前回話した通り、こいつの魔力を一気に解き放って、来た奴らを一気にやっつける、って事でいいんだな?」
と尋ねた。
「それで、問題ないよ。この前教えた呪文、それですべてが終わる」
金髪の男がそう答えたのを聞いた他の男は、
「どうせ、自分の兵隊たちも連れてくるんだろうからそいつらはいいとして、男爵も一瞬で始末してしまうのは面白くないな」
と、難色を示した。他の面々も同じように考えているようで男の発言に同意を示したが、
「あの男爵の事だから、下手に引っ張って逃してしまったら、もう二度とチャンスはないかもしれないよ?」
という金髪の男の発言に反論できず、黙ってしまった。するとハンスは、
「みんなの気持ちも良く分かるが、まず、男爵に復讐を果たす事が先決だ。申し訳ないが、確実にいこう」
そう言って、その場に集まった皆を一様に見た。
その発言を受けて、他の面々も不承不承ながら、同意を示すのだった。
「じゃ、みんなの気持ちも一つになったところで、今夜、遅れないように現地に集まってね」
最後にそう告げてこの場から立ち去ろうとする金髪の男に対して、ハンスがおもむろにこれまでの疑問をぶつけた。
「これまでお前が集めたあの人たちはどこへ行ったんだ?それと、お前が俺達に協力する目的は何だ?お前は自分に協力すればと言ったが、俺はまだ、これといった協力をした覚えは無いんだが?」
そう問われた男は、それまで絶やすことの無かった笑顔を一気に消し去り、無表情のままハンスに答えた。
「それは君の知るところでは無いよ。知ったところで大した意味は無いし。それに、協力についても十分果たしてもらってる。その意味を君らが知る必要はない」
どこからしら不気味な威圧感を発しながら発言する男の言葉にハンスがたじろいでいると、男は再び笑顔を浮かべ、
「こちらにはこちらの事情があると思ってくれればいいだけだから、気にしなくていいよ。では、今夜」
そう言うと、さっさと部屋から出て行ってしまった。
残された面々は幾分毒気を抜かれた表情をしていたが、気を取り直したハンスはすぐに不満を述べた。
「やっぱりあいつは信用できない。そもそも、俺はあいつの名前すら知らないのに……」
それにはその場に集まった他の者も同意するように、
「ハンスも知らないのか?俺はてっきり、ハンスぐらいは知ってるのかと思ってたんだがな」
と数人が口にしていた。そんな中、一人の女性が
「あたし、実はあの男が他の誰かと話をしてるのを偶然見た事がある。その時に、相手の男があいつを“フラメル”って呼んでるのを聞いたよ」と話した。
「フラメル?じゃ、それがあいつの名前なのか?その時の相手がどんな奴か覚えてないのか?」
そう別の男に問われたその女性も分からないと答え、男の正体については謎のままであった。
とは言え、ようやく念願が叶う日が訪れた事はこの集団にとっては大きな意味がある事であり、今夜の集合場所と時間を確認し、一旦解散する事となった。
「エルミーナ、もうすぐすべてが終わる。そしたら……」
そう呟きながら、部屋を出ていく面々の後を追ってハンスもまたその部屋を後にした。
ハンスを見失った後、周辺を探索したもののこれといった収穫も無く宿に戻ったタロとアリスは、宿の部屋に入ると机の上に何かが置いてある事に気づいた。
一瞬、当たりを警戒したが特に他に異変は無く、二人は机に近づいてそれを見た。
「タロ様。どう思われますか?」
そのモノを見たアリスは、自身の主にそう問うた。
問われた黒猫もまた机の上のモノを見て、
『罠の可能性もあるが、取りあえず行ってみなければなるまい。虎穴に入らずんばなんとやらってことだな』と呟いた。
机の上には時間と場所だけが書かれた羊皮紙が置かれていた。
午前中にここに来ることはこれまでに無かったが、いよいよ計画の実行段階に入って、他のメンバーとの最終打ち合わせのための緊急招集がかかったのだった。
いつもはフードを被ってくるのだが、今日は思いがけない出来事で家に取りに帰る暇が無かった為にそのまま来てしまったハンスは、いつも以上に周辺への警戒を払って目的地へ急いだ。
ハンスがその建物に入ると、先に到着していた五~六人の男女が一斉にハンスに視線を向けた。
「すまない、遅くなった」
そう言ったハンスに、年嵩の男性が応じた。
「ハンス!いや、俺たちも今揃ったところだ。後はあの男だけなんだが、それよりどうしたんだ?その格好は?……」
いつものローブを身に付けていない、まるで着の身着のままといった風情のハンスにその男は問いかける。
「いや、ちょっとおかしな奴に絡まれて、家に寄る暇が無かったんだ」
渋い顔をしながらそう返すハンスを訝しみながら
「……おかしな奴?」
と男が問いを重ねると、
「……ひょっとしたら男爵の配下かも知れない」
「なにっ!?」
ハンスの言葉を聞いた男達は一斉に驚愕の表情を浮かべ、部屋中に緊張が走る。
「ハンス!大丈夫なのか!?」
「いや、例の魔法で攻撃してきたから、おそらく無事では済まないだろう……」
苦い表情でそう言うハンスの言葉を聞いた面々はほっと安堵の胸を撫でおろしたが、ハンスの近くでその表情を見た別の男がハンスに言葉をかける。
「ハンス、お前さんの気持ちは分からんではない。だが、俺達にはどうしても果たさなければならない事がある。その為には……」
「分かってる!分かってるんだ!ただ、俺の狙いは男爵だけだ。出来れば、それ以外の人間の命を奪うような事は避けたいんだ……」
「ハンス……」
ここに集まっている男女は、ハンスを含め皆、自分の大事な人を男爵に奪われた者たちだった。
全員の願いはただ一つ、男爵に正義の鉄槌を下すことだった。
何故、この面々が知り合う事になったのかと言えば……。
「あれぇ~、僕が一番最後?悪いね、待たせちゃって」
相変わらず軽い口調で話しながら入り口の扉から姿を現したのは、その顔に人を殺すことなんて出来そうもない笑顔をたたえた金髪の若い男だった。
「遅いぞ!お前が呼び出したくせに待たせるとはどういうつもりだ!」
ハンスは男に対する嫌悪感を隠そうともせず、乱暴に声をかける。
「いやー、悪い悪い。少し準備があってさ。それより、皆、適当に座ってくれるかな」
しかし男は、そんなハンスの不機嫌な声を聞いてもどこ吹く風といった塩梅で特に気に留めた様子もなく、部屋に居る面々に座るよう促した。
男の声に従い、皆が思い思いの場所に腰を下ろすと、ハンスも不承不承、例のソファーに収まった。
金髪の男は皆が席についている事を確認すると、
「皆をだいぶ待たせたけど、ようやく準備が整ったよ。今夜実行だ」と告げた。
その言葉を聞いた瞬間、その場に何とも言えない緊張感が漂った。ようやく自分たちの願いが叶う……誰もがその感慨に浸る中、一人冷静にハンスが口を開いた。
「間違いなく、今夜、奴はあの場所に来るんだろうな?」
不信感を露に問いかけるハンスを見やった金髪の男は、苦笑を浮かべながらその問いに答える。
「ここで嘘を言っても始まらないしね。君が持っている“それ”がエサなんだ。必ず来るよ」
そう言いながら、ハンスの手にあるバッグを指さした。
「その“石”はただの石じゃないからね。実際にその“石”の力を使っている君は分かるよね?」
人畜無害そうな笑みを浮かべて問いかけてくる人物を一瞥して、ハンスはバッグの中からその紫の淡い光を放つ“石を取り出した。
「分かっているさ。魔法が使えないこの俺が魔法を使えるんだからな。“賢者の石”とはよく言ったものだ」
そう言いながらその手の中にある“石”を眺め何事か考えていたハンスだったが、視線を金髪の男に向けると、
「で、前回話した通り、こいつの魔力を一気に解き放って、来た奴らを一気にやっつける、って事でいいんだな?」
と尋ねた。
「それで、問題ないよ。この前教えた呪文、それですべてが終わる」
金髪の男がそう答えたのを聞いた他の男は、
「どうせ、自分の兵隊たちも連れてくるんだろうからそいつらはいいとして、男爵も一瞬で始末してしまうのは面白くないな」
と、難色を示した。他の面々も同じように考えているようで男の発言に同意を示したが、
「あの男爵の事だから、下手に引っ張って逃してしまったら、もう二度とチャンスはないかもしれないよ?」
という金髪の男の発言に反論できず、黙ってしまった。するとハンスは、
「みんなの気持ちも良く分かるが、まず、男爵に復讐を果たす事が先決だ。申し訳ないが、確実にいこう」
そう言って、その場に集まった皆を一様に見た。
その発言を受けて、他の面々も不承不承ながら、同意を示すのだった。
「じゃ、みんなの気持ちも一つになったところで、今夜、遅れないように現地に集まってね」
最後にそう告げてこの場から立ち去ろうとする金髪の男に対して、ハンスがおもむろにこれまでの疑問をぶつけた。
「これまでお前が集めたあの人たちはどこへ行ったんだ?それと、お前が俺達に協力する目的は何だ?お前は自分に協力すればと言ったが、俺はまだ、これといった協力をした覚えは無いんだが?」
そう問われた男は、それまで絶やすことの無かった笑顔を一気に消し去り、無表情のままハンスに答えた。
「それは君の知るところでは無いよ。知ったところで大した意味は無いし。それに、協力についても十分果たしてもらってる。その意味を君らが知る必要はない」
どこからしら不気味な威圧感を発しながら発言する男の言葉にハンスがたじろいでいると、男は再び笑顔を浮かべ、
「こちらにはこちらの事情があると思ってくれればいいだけだから、気にしなくていいよ。では、今夜」
そう言うと、さっさと部屋から出て行ってしまった。
残された面々は幾分毒気を抜かれた表情をしていたが、気を取り直したハンスはすぐに不満を述べた。
「やっぱりあいつは信用できない。そもそも、俺はあいつの名前すら知らないのに……」
それにはその場に集まった他の者も同意するように、
「ハンスも知らないのか?俺はてっきり、ハンスぐらいは知ってるのかと思ってたんだがな」
と数人が口にしていた。そんな中、一人の女性が
「あたし、実はあの男が他の誰かと話をしてるのを偶然見た事がある。その時に、相手の男があいつを“フラメル”って呼んでるのを聞いたよ」と話した。
「フラメル?じゃ、それがあいつの名前なのか?その時の相手がどんな奴か覚えてないのか?」
そう別の男に問われたその女性も分からないと答え、男の正体については謎のままであった。
とは言え、ようやく念願が叶う日が訪れた事はこの集団にとっては大きな意味がある事であり、今夜の集合場所と時間を確認し、一旦解散する事となった。
「エルミーナ、もうすぐすべてが終わる。そしたら……」
そう呟きながら、部屋を出ていく面々の後を追ってハンスもまたその部屋を後にした。
ハンスを見失った後、周辺を探索したもののこれといった収穫も無く宿に戻ったタロとアリスは、宿の部屋に入ると机の上に何かが置いてある事に気づいた。
一瞬、当たりを警戒したが特に他に異変は無く、二人は机に近づいてそれを見た。
「タロ様。どう思われますか?」
そのモノを見たアリスは、自身の主にそう問うた。
問われた黒猫もまた机の上のモノを見て、
『罠の可能性もあるが、取りあえず行ってみなければなるまい。虎穴に入らずんばなんとやらってことだな』と呟いた。
机の上には時間と場所だけが書かれた羊皮紙が置かれていた。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説

おっさんの神器はハズレではない
兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。

スキル【アイテムコピー】を駆使して金貨のお風呂に入りたい
兎屋亀吉
ファンタジー
異世界転生にあたって、神様から提示されたスキルは4つ。1.【剣術】2.【火魔法】3.【アイテムボックス】4.【アイテムコピー】。これらのスキルの中から、選ぶことのできるスキルは一つだけ。さて、僕は何を選ぶべきか。タイトルで答え出てた。

プラス的 異世界の過ごし方
seo
ファンタジー
日本で普通に働いていたわたしは、気がつくと異世界のもうすぐ5歳の幼女だった。田舎の山小屋みたいなところに引っ越してきた。そこがおさめる領地らしい。伯爵令嬢らしいのだが、わたしの多少の知識で知る貴族とはかなり違う。あれ、ひょっとして、うちって貧乏なの? まあ、家族が仲良しみたいだし、楽しければいっか。
呑気で細かいことは気にしない、めんどくさがりズボラ女子が、神様から授けられるギフト「+」に助けられながら、楽しんで生活していきます。
乙女ゲーの脇役家族ということには気づかずに……。
#不定期更新 #物語の進み具合のんびり
#カクヨムさんでも掲載しています

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

貧弱の英雄
カタナヅキ
ファンタジー
この世界では誰もが生まれた時から「異能」と「レベル」呼ばれる能力を身に付けており、人々はレベルを上げて自分の能力を磨き、それに適した職業に就くのが当たり前だった。しかし、山奥で捨てられていたところを狩人に拾われ、後に「ナイ」と名付けられた少年は「貧弱」という異能の中でも異質な能力を身に付けていた。
貧弱の能力の効果は日付が変更される度に強制的にレベルがリセットされてしまい、生まれた時からナイは「レベル1」だった。どれだけ努力してレベルを上げようと日付変わる度にレベル1に戻ってしまい、レベルで上がった分の能力が低下してしまう。
自分の貧弱の技能に悲観する彼だったが、ある時にレベルを上昇させるときに身に付ける「SP」の存在を知る。これを使用すれば「技能」と呼ばれる様々な技術を身に付ける事を知り、レベルが毎日のようにリセットされる事を逆に利用して彼はSPを溜めて数々の技能を身に付け、落ちこぼれと呼んだ者達を見返すため、底辺から成り上がる――
※修正要請のコメントは対処後に削除します。

拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。

野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる