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4章
11話 思ったこと side坊ちゃん
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レオは僕にそう言ってくれる。
僕は,嬉しい以外の感情はなくて気分よくなった。
「僕,レオのために頑張るね。だから,レオも早く元気になって。僕待っているから」
「待っててくれるのなら、なるべく早く元気にならないといけないですね」
「そ、そんなに急がなくていいよ。もう,レオが倒れるのは,具合が悪そうなのは見たくないから」
今回のことで,レオが我慢強いことがわかり、無理をよくしているのだと知った。
「もちろんです。もう,坊ちゃんにあんな顔をさせたくないですから」
「僕も,レオが辛いの嫌だからね」
「ええ,それは,気をつけます」
「気をつけて。じゃ,僕,もう行くね。きっと,ここに入り浸ってばかりいたら,怒られちゃうから」
そう言って,部屋を出た。
(レオ、喜んでくれた)
ドアを背にして1人きりになると噛み締めるようにこう思った。
「坊ちゃん,またここにいたのですね。もう,お夕食の時間です。早く,行きましょう」
メアリが,僕を探していたらしく,また僕に説教をたれる。
「だって…レオのために…」
「だって,じゃありません。もう,どこにいるかわからないとこちらも不安になるのです」
「あ,ごめんなさい」
メアリの話を聞いて,これが僕がレオに思っていることと一緒ならと思う。
「いいですから。今後はどこに行くか誰かに仰ってくださいね」
「う,うん。そうする」
そうして,メアリとダイニングへ行きながら,僕は今日あったことを話した。
「それでね…ってメアリ聞いてる?」
僕がレオの部屋でやったことについて話し始めた途端メアリの顔色が悪くなる。
「聞いておりますよ。ただ、坊ちゃんがするようなことではないと思うのですが…」
「レオ、喜んでくれるかなって…やっぱりやらない方が良かったかな…⁇」
「そうではありませんが…まぁ、いいです」
そんな返答をされると不安が大きくなった。
「本当に大丈夫?」
「大丈夫ですよ」
「レオが罰を受けるとかないよね?」
僕がやったことなのに,レオに何が起きたら嫌だと思う。
「それはありませんから,安心してください。ただ,レオさんは相当驚かれたでしょうね」
「もうしないようにする…」
「してもいいんですよ。ただし,1人では何もしないようにしてください。決めないでください。そうして貰えば,皆助かります」
メアリの口角がほんの少し上がった。
「うん。僕そうする」
「はい,ありがとうございます」
そうしてワクワクドキドキした1日が終わる。まるで,いつもに戻ったみたいに時間が過ぎるのが早かった。
僕は,嬉しい以外の感情はなくて気分よくなった。
「僕,レオのために頑張るね。だから,レオも早く元気になって。僕待っているから」
「待っててくれるのなら、なるべく早く元気にならないといけないですね」
「そ、そんなに急がなくていいよ。もう,レオが倒れるのは,具合が悪そうなのは見たくないから」
今回のことで,レオが我慢強いことがわかり、無理をよくしているのだと知った。
「もちろんです。もう,坊ちゃんにあんな顔をさせたくないですから」
「僕も,レオが辛いの嫌だからね」
「ええ,それは,気をつけます」
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「あ,ごめんなさい」
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「いいですから。今後はどこに行くか誰かに仰ってくださいね」
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そうして,メアリとダイニングへ行きながら,僕は今日あったことを話した。
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「そうではありませんが…まぁ、いいです」
そんな返答をされると不安が大きくなった。
「本当に大丈夫?」
「大丈夫ですよ」
「レオが罰を受けるとかないよね?」
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「それはありませんから,安心してください。ただ,レオさんは相当驚かれたでしょうね」
「もうしないようにする…」
「してもいいんですよ。ただし,1人では何もしないようにしてください。決めないでください。そうして貰えば,皆助かります」
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