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第4章 禁術の魔法
禁術の魔法 6
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レイとノアがシエンナの敷地に入り厩舎に馬を止め戻ってくると、小さな中庭にトーブとアルマーマ、そして、初めて見る女騎士が立って話をしていた。アルマーマと同じ亜麻色の髪であったが、アルマーマより頭ひとつ分背が高く、シエンナの鎧が見事に馴染む鍛え抜かれた体格には風格があった。
「レイ、ノア、私のお姉様。魔法部隊副隊長のパレルーマ」
レイとノアが素早く敬礼をする。
「あなたが班長。妹のアルマーマをよろしく頼みますね。この子はわがままだから、大変でしょうけど」
「私が班長!」
とアルマーマが激しく抗議する。
「?」とパレルーマが驚く。
「レイ、ノア、トーブは私の部下! 今回は魔法部隊の護衛、援護で来たんだから」
「あなたが? 搬送だけじゃないの? ……今回の戦いは甘くないわよ」
「違うわよ。とうとう私が活躍する出番が来たのよ」
そこでパレルーマは大きく息をついた。
「……ま、仕方がない。会議があるから上に来なさい」
レイたちはアルマーマに続き建物の中に入って行った。
「私、不安しかない。大丈夫かな? 彼女」
ノアがレイに囁いた。
「レイ、ノア、私のお姉様。魔法部隊副隊長のパレルーマ」
レイとノアが素早く敬礼をする。
「あなたが班長。妹のアルマーマをよろしく頼みますね。この子はわがままだから、大変でしょうけど」
「私が班長!」
とアルマーマが激しく抗議する。
「?」とパレルーマが驚く。
「レイ、ノア、トーブは私の部下! 今回は魔法部隊の護衛、援護で来たんだから」
「あなたが? 搬送だけじゃないの? ……今回の戦いは甘くないわよ」
「違うわよ。とうとう私が活躍する出番が来たのよ」
そこでパレルーマは大きく息をついた。
「……ま、仕方がない。会議があるから上に来なさい」
レイたちはアルマーマに続き建物の中に入って行った。
「私、不安しかない。大丈夫かな? 彼女」
ノアがレイに囁いた。
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