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1/28 船内探索

M-3

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「まず、では異性に対しての笑顔についてだが」

 私がいいと言う前に始まってしまった。

「あ、あのね! 異性にも色々とあって!」
「ほう?」
「嫌いな人からどうでもいい人、それに好きな人で見せる笑顔は違って」
「先程の俺の笑顔はどの部類に入るのだ?」

 しまった。正直に答えるとわたしが恥ずかしい。かといって嘘を突き通せばあの笑顔を不用意に他の異性に向けられる事になる。

 ええい、ままよ!

 私は覚悟を決めた。

「さっきのは間違い! さっきの笑顔は、好きな人に向ける笑顔でした!」
「成程、では使い方は間違えていなかったな。なら何故怖く見えたのだろうか?」
「すっすっっ」
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