ハセガワアトムはＪＫの夢を見るか【リレー小説】

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I －４

　それでも別の言い方を模索し続けているアトム。指先で摘んだ髪は人間の髪の毛とまるで遜色無い。

　私はアトムの頭をヨシヨシと撫でていた。犬を撫でるような心地いい触り心地だ。

「何をしている？」
「へっ？　べ、別に？　宇宙人の髪の毛はどうなってるか調べたかっただけよ！」
「肉体は地球の物だから、凛花の髪の毛と大差はないはいはずだが」
「そ、そうね。これなら地球にいても疑われたりしないわね。合格よ」
「ありがとう。それで、次元跳躍艇だが、宇宙戦艦、或いはUFOなんて言い方で伝わるだろうか？」

　アトムはクソ真面目にそう言ってきた。

「月がUFO！？」
「簡素に言えばそうだ」