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M -1
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一人となった僕は、静かに血の匂いがまだ漂う海に浮かびながら考える。
ここで悪魔の様に鱗を人間に刺して仲間を作り、ここまで辿り着くのを待つのか?
何とも気の長い話だ。
僕は仲間などもう要らない。家族もなくし、帰る場所もなくし、これまで積み上げてきた物は全て失った。
もう十分だった。
ならば、答えはただひとつ。
唯一の存在となった僕をどうにか出来るのは、最早僕しかいない。
どうする?
自分を喰うのだ。
喰った先には一体何があるのか。無か、それとも。
僕は海の中でゆっくりと自分の尻尾に噛みついた。痛みが走るが気にしない。
少しずつ少しずつ、飲み込んでいく。
ここで悪魔の様に鱗を人間に刺して仲間を作り、ここまで辿り着くのを待つのか?
何とも気の長い話だ。
僕は仲間などもう要らない。家族もなくし、帰る場所もなくし、これまで積み上げてきた物は全て失った。
もう十分だった。
ならば、答えはただひとつ。
唯一の存在となった僕をどうにか出来るのは、最早僕しかいない。
どうする?
自分を喰うのだ。
喰った先には一体何があるのか。無か、それとも。
僕は海の中でゆっくりと自分の尻尾に噛みついた。痛みが走るが気にしない。
少しずつ少しずつ、飲み込んでいく。
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