代償【リレー小説】

緑井 藻猫R

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1/4 老人

M-3

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「それは死体でもか?」

 生きている人間の一部を食うのは見られる危険性がある。出来れば見られずに摂取したい。

 そして、先程の老人の言葉の中に疑問点がひとつ。

「にしても、なんで村人達は鱗を欲しがったんだ?」

 こんな効果がある事を知っているのに。

 旅人の命を犠牲にしてまで鱗を必要とするその意味とは何か。

 老人は何も答えず、代わりに僕の隣にいる男を見やった。

 男は、ブルブルと震えながらも僕に答えをくれた。

「売るんだよ……!」
「売る? 一体どこに」
「狂戦士が欲しい、戦をやっている国に売りつけるんだよ!」
「なん……だって!?」
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