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その姿
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「手間、掛けさせないでっていったじゃない!」
隠し持っていたナイフを最短動作で投げ、老人の腕を刺さった。その瞬間、銃がパンっと乾いた音を鳴らし天井に穴が開く。
「ぐあぁぁぁ!な、何を!」
怒りを露わにこちらを睨む老人。貴族だと言うのだから、ナイフで刺されたことなど、ないのだろう。痛みに耐えきれず、脂汗がひどい。
「……素人が、銃なんて扱えるわけがないじゃない。ただ、引き金を引けばいいってもんじゃないのよ?」
ニコニコと次のナイフを持ち老人に近づいていく。必要になるかもしれないからと、レッグフォルダーごと、エマに借りてきたのだが、とても役にたっている。
腕からナイフを抜き、震えながらも私を睨んでくる。
「……それに、引き金を引いたってことは、命かけたってことでいいよね?」
「命だと?貴族が平民を殺すくらいで、何をいう」
「公爵に凶器を向けた時点で、ブタ箱に行くけど、それだけじゃ、私の気が済まないわ。一回、死んどく?」
机を挟んだところにいたが、机に飛び乗り見下す。腕をナイフで刺され逆行している老人。見上げたそのまま、銃ではなく、私が投げたナイフを振り回し始めた。ていっと、ナイフを握る手首を狙って蹴り飛ばしてしまう。
壁にぶつかって酸素を全部吐いてしまったのか、荒い息をしていた。机から降り、老人の襟首をつかんで押し倒した。ドーンという音と共に床に倒された老人は、なすすべもなく昏倒してしまう。
「すごい音したけど、死んでないわよね……?ちょっと勢いよくやっちゃったから、大丈夫かしら?」
一応、押し倒した老人を生きているか呼吸と脈をはかり、ささっと止血だけしてアデルに縛って連れて行くよういう。
私は、老人が使っていた執務机に腰掛け、そこら近辺に置いてある資料を読み始める。この教会を拠点として、人攫い、人身売買、奴隷売買をしていたようだ。ローズディアでは、禁止されているため、あの老人は結構な罪になる。
「よくて、死罪かなぁ?家族は、微妙なところだけど、爵位は剥奪ね」
老人とその家族の今後について、算段をつける。アンバー公爵の領地で今後こういったことが無いようにするには、見せしめも必要である。許せば、また、温床となる可能性が高いことは、徹底的につぶさないといけない。
「公に捌いてもらおうかしら?国の法に触れたわけだし、こちらからの嘆願書は書くとして、人の命にかかわることだし、この大量の金銭や宝石は、没収されちゃうかもしれないけど、コーコナ領の領民が売られたお金だって主張しよ……」
手近にある書類を読み終わったため、適当な箱に詰め始める。その頃には、アデルが戻ってきたのと、警備兵たちの上役が顔面蒼白で部屋に入ってきた。
「公爵様には、大変ご迷惑を……」
「迷惑っていうより、怠慢ね。兵たちも、少し見直おさないといけないわ」
上役の話も聞かず、意見を述べる。
「兵たちに教育については、少し考えますのでそのつもりで。領地警備兵長へ伝えてください。辞めて終わりということにはしません。とりあえず、減俸は全員覚悟しておきなさい」
箱に詰め込む作業は続けながら、考え込む。アンバー領に比べたら、しっかりしているのでは?と思っていたのに、私の視察洩れが招いた事案だと反省する。
「ぼさっとしていないで、手伝いなさいよ。これでも、私、公爵なんですけど、上には働かせて、あなたたちは働かないのね。全く……」
さっきから小言しか言っていない。アデルは背を向け、他の書類を箱に詰め手伝ってくれているが、私と警備兵との取りが面白かったのか肩を震わせていた。
「とりあえず、この辺のもの全て領地の屋敷へ持って帰ってきて。あと、このお金と宝飾品も領地の屋敷に運んでおいて。ねこばばすんじゃないわよ?公へ裁可を任せる案件にするのだから。
私、子どもたちの様子も見たいから、先に外へ向かうわ。きちんとしておいてね?」
アデルに現場の指揮を任せ、破ったドレスを翻し歩いていく。途中で、ハイヒールを回収したが、そのまま履くのははばかれたのでそのまま裸足である。
教会の外にでると、助けた子どもたちに囲まれた。驚いたが、1人1人頭を撫でてやると喜んでいる。
「あなたたちは、勇ましく戦っていた子達ね。お名前を聞かせてくれるかしら?私はアンナと言うの」
簡易的に自己紹介をして、それぞれに名前を聞く。大暴れしていた女の子はマリア、マリアを助けようと奮闘していたのが兄のカイル、部屋で女の子や他の子たちを守っていたのがダンで、守られていたのがシシリーである。よく頑張ったねと撫でると目を細めていた。
そこにディルが、ジョーとエマを連れてやってくる。私の姿をみたジョーがものすごく慌てている。
「ママ、怪我ない?」
ものすごい速さで、子どもたちとの間に割って入ってきて、私のあちこちを触って確認をしている。
「大丈夫よ。どこも怪我していないわ。服は破っちゃったし泥だらけだけど、元気よ!」
心配してくれる我が子を抱きしめた。
「では、あとは兵に任せ、屋敷に帰りましょうか。子どもたちは……一緒に付いてきてくれる?」
多分一番年上なのだろうカイルに問うと頷いて、みんなをまとめ始める。子どもは全部で15人いる。まだ、赤ちゃんまでいるのだ……どうしようかしら……と悩ましい。屋敷に帰ってから考えることにした。
片づけは終わったようで、アデルが戻ってくる。
「この馬車を借りましょう。コーコナ領の屋敷へ向かいます。御者……は、アデル?」
「はい、出来ます。ジョーとエマとディルさんの方の馬車に乗ってください」
「ありがとう、そうさせてもらうわ」
人攫いにあった子どもたちを引き連れ、領地の屋敷まで馬車に揺られて帰ることになった。
隠し持っていたナイフを最短動作で投げ、老人の腕を刺さった。その瞬間、銃がパンっと乾いた音を鳴らし天井に穴が開く。
「ぐあぁぁぁ!な、何を!」
怒りを露わにこちらを睨む老人。貴族だと言うのだから、ナイフで刺されたことなど、ないのだろう。痛みに耐えきれず、脂汗がひどい。
「……素人が、銃なんて扱えるわけがないじゃない。ただ、引き金を引けばいいってもんじゃないのよ?」
ニコニコと次のナイフを持ち老人に近づいていく。必要になるかもしれないからと、レッグフォルダーごと、エマに借りてきたのだが、とても役にたっている。
腕からナイフを抜き、震えながらも私を睨んでくる。
「……それに、引き金を引いたってことは、命かけたってことでいいよね?」
「命だと?貴族が平民を殺すくらいで、何をいう」
「公爵に凶器を向けた時点で、ブタ箱に行くけど、それだけじゃ、私の気が済まないわ。一回、死んどく?」
机を挟んだところにいたが、机に飛び乗り見下す。腕をナイフで刺され逆行している老人。見上げたそのまま、銃ではなく、私が投げたナイフを振り回し始めた。ていっと、ナイフを握る手首を狙って蹴り飛ばしてしまう。
壁にぶつかって酸素を全部吐いてしまったのか、荒い息をしていた。机から降り、老人の襟首をつかんで押し倒した。ドーンという音と共に床に倒された老人は、なすすべもなく昏倒してしまう。
「すごい音したけど、死んでないわよね……?ちょっと勢いよくやっちゃったから、大丈夫かしら?」
一応、押し倒した老人を生きているか呼吸と脈をはかり、ささっと止血だけしてアデルに縛って連れて行くよういう。
私は、老人が使っていた執務机に腰掛け、そこら近辺に置いてある資料を読み始める。この教会を拠点として、人攫い、人身売買、奴隷売買をしていたようだ。ローズディアでは、禁止されているため、あの老人は結構な罪になる。
「よくて、死罪かなぁ?家族は、微妙なところだけど、爵位は剥奪ね」
老人とその家族の今後について、算段をつける。アンバー公爵の領地で今後こういったことが無いようにするには、見せしめも必要である。許せば、また、温床となる可能性が高いことは、徹底的につぶさないといけない。
「公に捌いてもらおうかしら?国の法に触れたわけだし、こちらからの嘆願書は書くとして、人の命にかかわることだし、この大量の金銭や宝石は、没収されちゃうかもしれないけど、コーコナ領の領民が売られたお金だって主張しよ……」
手近にある書類を読み終わったため、適当な箱に詰め始める。その頃には、アデルが戻ってきたのと、警備兵たちの上役が顔面蒼白で部屋に入ってきた。
「公爵様には、大変ご迷惑を……」
「迷惑っていうより、怠慢ね。兵たちも、少し見直おさないといけないわ」
上役の話も聞かず、意見を述べる。
「兵たちに教育については、少し考えますのでそのつもりで。領地警備兵長へ伝えてください。辞めて終わりということにはしません。とりあえず、減俸は全員覚悟しておきなさい」
箱に詰め込む作業は続けながら、考え込む。アンバー領に比べたら、しっかりしているのでは?と思っていたのに、私の視察洩れが招いた事案だと反省する。
「ぼさっとしていないで、手伝いなさいよ。これでも、私、公爵なんですけど、上には働かせて、あなたたちは働かないのね。全く……」
さっきから小言しか言っていない。アデルは背を向け、他の書類を箱に詰め手伝ってくれているが、私と警備兵との取りが面白かったのか肩を震わせていた。
「とりあえず、この辺のもの全て領地の屋敷へ持って帰ってきて。あと、このお金と宝飾品も領地の屋敷に運んでおいて。ねこばばすんじゃないわよ?公へ裁可を任せる案件にするのだから。
私、子どもたちの様子も見たいから、先に外へ向かうわ。きちんとしておいてね?」
アデルに現場の指揮を任せ、破ったドレスを翻し歩いていく。途中で、ハイヒールを回収したが、そのまま履くのははばかれたのでそのまま裸足である。
教会の外にでると、助けた子どもたちに囲まれた。驚いたが、1人1人頭を撫でてやると喜んでいる。
「あなたたちは、勇ましく戦っていた子達ね。お名前を聞かせてくれるかしら?私はアンナと言うの」
簡易的に自己紹介をして、それぞれに名前を聞く。大暴れしていた女の子はマリア、マリアを助けようと奮闘していたのが兄のカイル、部屋で女の子や他の子たちを守っていたのがダンで、守られていたのがシシリーである。よく頑張ったねと撫でると目を細めていた。
そこにディルが、ジョーとエマを連れてやってくる。私の姿をみたジョーがものすごく慌てている。
「ママ、怪我ない?」
ものすごい速さで、子どもたちとの間に割って入ってきて、私のあちこちを触って確認をしている。
「大丈夫よ。どこも怪我していないわ。服は破っちゃったし泥だらけだけど、元気よ!」
心配してくれる我が子を抱きしめた。
「では、あとは兵に任せ、屋敷に帰りましょうか。子どもたちは……一緒に付いてきてくれる?」
多分一番年上なのだろうカイルに問うと頷いて、みんなをまとめ始める。子どもは全部で15人いる。まだ、赤ちゃんまでいるのだ……どうしようかしら……と悩ましい。屋敷に帰ってから考えることにした。
片づけは終わったようで、アデルが戻ってくる。
「この馬車を借りましょう。コーコナ領の屋敷へ向かいます。御者……は、アデル?」
「はい、出来ます。ジョーとエマとディルさんの方の馬車に乗ってください」
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