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私たちの行動の先に
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町医者の助手と薬を乗せた荷馬車を地方へと見送る。診療所へ戻り、忙しくしているみなを横目に、特に何かをするわけでもなく歩き回る。
「姫さん、邪魔だから端にどいて!」
大量のタオルを持って歩いているウィルに叱られ、壁際へ寄った。いつの間にか、手伝いをしているウィルの後ろ姿を見ながら、私は私の行くべきところへ移動することにした。
「どこに向かわれるのですか?」
「キースもお手伝いしてくれているんじゃないの?」
「そうですけど、俺がしないといけないことは、アンナリーゼ様の護衛なんで……」
「まぁ、そうだけど……こんなところで、誰も襲ってこないわよ!」
「そうかもしれませんが、外へ向かうなら、連れて行ってください」
「それもこれも、引き抜きしてもらおう大作戦のひとつ?」
「違いますけどね?ただ、一人で出歩く公爵なんて聞いたことがないので……恰好だけでも護衛がいますよ!って見えていたほうが、襲う方にも心構えができるでしょ?」
「一人だと簡単そうだから、なめられるってことかしら?」
「まぁ、そうですね……それで、痛い目にあったら、なんとなく、襲ったほうが可哀想じゃないですか?」
理不尽な言い訳に、むっとしながら、ついてくるなら勝手にしてと歩き始めた。行先は、だいたい歩いていけば、わかるだろう。領主の屋敷へ向かう。道に溢れかえっていた患者は、1週間前より少なくなった。
受け入れ先として、町医者の診療所が機能しているおかげで、なんとか、病人を町中でフラフラと歩かせておくこともなくなったのだ。
「それにしても、減りましたね。このへんの人」
「なんとか、受け入れ先が見つかったり、自宅で待機だったとしても、診察に回れる余裕が出来たからね」
「確かに。受け入れ先がないと、なかなか、町を歩く人が減りませんでしたからね。あと、大きいのは、やはり町医者が手を貸してくれていることですね……これ程だとは、おもいませんでしたが、やはり、アンナリーゼ様の考えは、素晴らしいです」
「私の考えなんて、素晴らしくもなんともないわよ?爵位があるからいうことを聞いてくれるのだし、お金を払うから動いてくれるのだもの。人の使い方と言えば、少し言葉が悪いのかもしれないけど……そういうのが、公は下手よね。信頼できる部下がまだいないのがダメなのかもしれないけど……これくらいのことなら、ちょっと機転の利く人がいればできると思うんだけどな……領主や貴族を取り締まる人がいないから、現場がこんなに混乱しているし、感染者が出歩いているから、いつまでたっても減らないのよね……」
ため息をついても仕方がないので、その代わり領主の屋敷へ向かい、門兵を睨めば通してくれた。
「領主はいますか?」
屋敷へ入ると、執事が対応してくれる。不躾な訪問でも、文句言わないのはさすがだが、もう少し顔に出ているものをなんとかしてほしい。
「旦那様は臥せっており、代わりに奥さまが……」
「えぇ、構わないわ!たいした用事じゃないから」
客間へと言われたが、わざわざ部屋まで行くのも面倒だな……と思い、ニコッと笑って、夫人を玄関まで呼び寄せた。未だかつていたのだろうか?玄関で話を済ませて帰るなんて……唐突にやってきた招かれざる客だとしても、公爵を玄関で帰したとなれば、貴族の名折れだろう。
そこまで、この執事は気にしていないようだし、夫人も私がいうならというふうであった。
本来は、それでも、客間へ通してきちんとしたおもてなしをしないといけないの上位者への常識なのだが……こんなものだろうと私は興味もない。
「あの、それで、どのようなお話でしょうか?夫が臥せっており、看病が必要でして……」
「そう。それは、大変よね。先日も来たとき、臥せっていたようだけど……まだ、治っていないのね?薬は、大量に使っていたようだけど!」
「それは……領主ですから、必要な処置として……」
「領主自らがお金を出して買ったものなら、別にどのようにしてもらっても構わないし、医師も好きにしてくれていいわ!」
「ありがとう存じます。私も夫もおかげで、もうすぐ完治するのではないかと、医師が申しておりますゆえ」
「そう。よかったわね。私が今日来たのは、お金の話をしに来たの!」
「……お金ですか?何かあるのでしょうか?」
何のことかしら?と執事を見る夫人に、ニッコリ笑いかけた。
「公がこの領地の分として配布した薬についてですわ!先日、お返しいただきましたが、領主が勝手に持ち出した分については、実費となっていますので、請求書をお持ちしましたわ!あの薬。用法用量を守れば、3日程度で完治するのに対して、どれほどの人数を治療したのかわかりませんが、半分近くなくなっていましたの。公へ1週間以内にお支払いください。医師については、こちらへ派遣するときに、前金として渡した給金の返納を言い渡します。領主権限で、医師を囲ったのであれば、そちらの支払いもしてあげてください。生活苦で死なれて困りますから!」
さらに笑顔を深めてやる。請求書を開いている夫人は、青ざめたと思ったら、泡を吹いて倒れてしまった。
それも、そうだろう。この領地の3年分の金額が書かれているのだ。支払いは難しいだろう。
「こんな法外な金額、支払うことができません!しかも、税金や領民から徴収することを禁ずるだなんて!」
夫人にかわって、執事が私に噛みついてくる。あら?と私は小首を傾げる。
「夫人の指に嵌っている宝石とネックレスにブレスレットを売買するだけでも、結構な金額になるとは思いますわよ?あと、そうですね。そこらへんにある骨とう品とか売りに出したらどうですか?他にも……あぁ、この屋敷を売買すれば、このくらいのお金にはなるでしょうね!買い手があればの話ですけど」
執事がこちらを睨んでくるが、私が請求をしているわけではない。それに、公によって誓約書も書かせてある。その誓約書をきちんと読まなかった領主も悪いし、他の貴族にも出させればいいだけの話だ。
「期日までにお願いしますね。私の命令ではなく、公からの命令です。あと、誓約書をきちんと読んでいればこんなことにはならなかったでしょう。わざわざ、小文字ではなく他の文章と同じ文字の大きさで書いてあるのですから」
ごきげんようと屋敷を後にした。請求の取り立てについては、私ではなく公から派遣してくれることになっているので、それは任せよう。広場へ戻り、次の領地へ向かうことを告げ、準備をした。きっと、次の領地でも同じようなことが起こっているのだろうと思うと、頭が痛くなる……そんな思いであった。
「姫さん、邪魔だから端にどいて!」
大量のタオルを持って歩いているウィルに叱られ、壁際へ寄った。いつの間にか、手伝いをしているウィルの後ろ姿を見ながら、私は私の行くべきところへ移動することにした。
「どこに向かわれるのですか?」
「キースもお手伝いしてくれているんじゃないの?」
「そうですけど、俺がしないといけないことは、アンナリーゼ様の護衛なんで……」
「まぁ、そうだけど……こんなところで、誰も襲ってこないわよ!」
「そうかもしれませんが、外へ向かうなら、連れて行ってください」
「それもこれも、引き抜きしてもらおう大作戦のひとつ?」
「違いますけどね?ただ、一人で出歩く公爵なんて聞いたことがないので……恰好だけでも護衛がいますよ!って見えていたほうが、襲う方にも心構えができるでしょ?」
「一人だと簡単そうだから、なめられるってことかしら?」
「まぁ、そうですね……それで、痛い目にあったら、なんとなく、襲ったほうが可哀想じゃないですか?」
理不尽な言い訳に、むっとしながら、ついてくるなら勝手にしてと歩き始めた。行先は、だいたい歩いていけば、わかるだろう。領主の屋敷へ向かう。道に溢れかえっていた患者は、1週間前より少なくなった。
受け入れ先として、町医者の診療所が機能しているおかげで、なんとか、病人を町中でフラフラと歩かせておくこともなくなったのだ。
「それにしても、減りましたね。このへんの人」
「なんとか、受け入れ先が見つかったり、自宅で待機だったとしても、診察に回れる余裕が出来たからね」
「確かに。受け入れ先がないと、なかなか、町を歩く人が減りませんでしたからね。あと、大きいのは、やはり町医者が手を貸してくれていることですね……これ程だとは、おもいませんでしたが、やはり、アンナリーゼ様の考えは、素晴らしいです」
「私の考えなんて、素晴らしくもなんともないわよ?爵位があるからいうことを聞いてくれるのだし、お金を払うから動いてくれるのだもの。人の使い方と言えば、少し言葉が悪いのかもしれないけど……そういうのが、公は下手よね。信頼できる部下がまだいないのがダメなのかもしれないけど……これくらいのことなら、ちょっと機転の利く人がいればできると思うんだけどな……領主や貴族を取り締まる人がいないから、現場がこんなに混乱しているし、感染者が出歩いているから、いつまでたっても減らないのよね……」
ため息をついても仕方がないので、その代わり領主の屋敷へ向かい、門兵を睨めば通してくれた。
「領主はいますか?」
屋敷へ入ると、執事が対応してくれる。不躾な訪問でも、文句言わないのはさすがだが、もう少し顔に出ているものをなんとかしてほしい。
「旦那様は臥せっており、代わりに奥さまが……」
「えぇ、構わないわ!たいした用事じゃないから」
客間へと言われたが、わざわざ部屋まで行くのも面倒だな……と思い、ニコッと笑って、夫人を玄関まで呼び寄せた。未だかつていたのだろうか?玄関で話を済ませて帰るなんて……唐突にやってきた招かれざる客だとしても、公爵を玄関で帰したとなれば、貴族の名折れだろう。
そこまで、この執事は気にしていないようだし、夫人も私がいうならというふうであった。
本来は、それでも、客間へ通してきちんとしたおもてなしをしないといけないの上位者への常識なのだが……こんなものだろうと私は興味もない。
「あの、それで、どのようなお話でしょうか?夫が臥せっており、看病が必要でして……」
「そう。それは、大変よね。先日も来たとき、臥せっていたようだけど……まだ、治っていないのね?薬は、大量に使っていたようだけど!」
「それは……領主ですから、必要な処置として……」
「領主自らがお金を出して買ったものなら、別にどのようにしてもらっても構わないし、医師も好きにしてくれていいわ!」
「ありがとう存じます。私も夫もおかげで、もうすぐ完治するのではないかと、医師が申しておりますゆえ」
「そう。よかったわね。私が今日来たのは、お金の話をしに来たの!」
「……お金ですか?何かあるのでしょうか?」
何のことかしら?と執事を見る夫人に、ニッコリ笑いかけた。
「公がこの領地の分として配布した薬についてですわ!先日、お返しいただきましたが、領主が勝手に持ち出した分については、実費となっていますので、請求書をお持ちしましたわ!あの薬。用法用量を守れば、3日程度で完治するのに対して、どれほどの人数を治療したのかわかりませんが、半分近くなくなっていましたの。公へ1週間以内にお支払いください。医師については、こちらへ派遣するときに、前金として渡した給金の返納を言い渡します。領主権限で、医師を囲ったのであれば、そちらの支払いもしてあげてください。生活苦で死なれて困りますから!」
さらに笑顔を深めてやる。請求書を開いている夫人は、青ざめたと思ったら、泡を吹いて倒れてしまった。
それも、そうだろう。この領地の3年分の金額が書かれているのだ。支払いは難しいだろう。
「こんな法外な金額、支払うことができません!しかも、税金や領民から徴収することを禁ずるだなんて!」
夫人にかわって、執事が私に噛みついてくる。あら?と私は小首を傾げる。
「夫人の指に嵌っている宝石とネックレスにブレスレットを売買するだけでも、結構な金額になるとは思いますわよ?あと、そうですね。そこらへんにある骨とう品とか売りに出したらどうですか?他にも……あぁ、この屋敷を売買すれば、このくらいのお金にはなるでしょうね!買い手があればの話ですけど」
執事がこちらを睨んでくるが、私が請求をしているわけではない。それに、公によって誓約書も書かせてある。その誓約書をきちんと読まなかった領主も悪いし、他の貴族にも出させればいいだけの話だ。
「期日までにお願いしますね。私の命令ではなく、公からの命令です。あと、誓約書をきちんと読んでいればこんなことにはならなかったでしょう。わざわざ、小文字ではなく他の文章と同じ文字の大きさで書いてあるのですから」
ごきげんようと屋敷を後にした。請求の取り立てについては、私ではなく公から派遣してくれることになっているので、それは任せよう。広場へ戻り、次の領地へ向かうことを告げ、準備をした。きっと、次の領地でも同じようなことが起こっているのだろうと思うと、頭が痛くなる……そんな思いであった。
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