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お迎えにかがりましてよ!Ⅲ
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セシリアを含め兄と談笑していると、門でのことを処理してウィルが戻ってきた。
顔は疲れているところを見ると、少々揉めたのだろう。
「姫さんさ、門兵蹴り飛ばしたの?」
「うん、そうだね」
「えっ?アンナ、さすがにいい大人なんだからさ、少々のことで」
「うーん、うちの子を泣かすことに理由があるなら聞いて差し上げますわ!」
私はアンジェラの頭を撫でると、まぁ、そりゃ仕方ないよね?と兄は呟いた。きちんとした確認もせず、服装だけで判断した若い門兵に非がある。
ましてや、今日は歩いてきたわけではなく、きちんと紋章の入った馬車に乗ってきたのだから。
それに、私やアンジェラの容姿は珍しい。ストロベリーピンクの髪は母方の一族だけが継承しているものだし、アンジェラの瞳はアンバー公爵家のみに発現するものである。
見落とした門兵の知識不足や洞察力不足が招いたことでもあった。
「まぁ、姫さんの言い分もわかる。次期公爵に対してかなり無礼なことをしたことも、公爵に刃を向けた
ことも事実だから」
「多少煽ってしまったところは、私謝るわ」
「ただ、今回のことは、大きく取沙汰されることになった。姫さんや嬢ちゃんが何かすることはない
けど、公までこの話は行くことになる。門兵とはいえ、訪問予約のある公爵や次期公爵に対して刃を
向けたことは、軽く済むことはないから、それだけは覚えておいて」
「えぇ、わかったわ!」
ウィルの少々疲れた声に頷くと、ウィルが来たのが嬉しかったのかアンジェラはすぐにウィル?と小首を傾げている。
厳しい声からいつもの飄々としたウィルでないことに少し不安を覚えたのだろう。
どうした?嬢ちゃんといつもに戻ったウィルに頭を撫でてもらってアンジェラは目を細める。
「なんだか、アンナにも悪いことをしてしまったね?」
「いいんですよ!いつものことですから。気にしないでください。それより、私、お兄様を迎えに来た
のですから、屋敷に一緒に帰りましょう!」
あぁ、荷物持ってくるとさっきまでいたところへ兄は向かった。
その間、私とウィル、セシリアは話をする。
「ウィルにも迷惑かけたわね?」
「それは、別にいいんだけど、ここ数日、城での話をきいたところ、ちょっと怪しい勢力が育ってきて
いるらしい。姫さん、気を付けてくれ」
「さっきみたいな?」
「あぁ、あれは末端だな。地方貴族の姻戚の子どもってとこだ。姫さんが粛清した貴族の遠縁みたいな
もん。うま味を享受してたのにって感じで逆恨みされている。最近、公が夜遊びしなくなったおかげ
もあって、警護は城だけになっているんだけど、どうも、公も狙われているんじゃないかって話だ」
「その話は、近衛ではもちきりですね。公にはなっていませんが、実質命を狙われた事件がありました。
公がアンナリーゼ様には伝えないよう言われるので、黙っていましたが……アンナリーゼ様も狙われる
なら、話は別です」
公も狙われているということは、私ももちろん狙われているのだろう。少々の暗殺者では私は死なないが、周りにもしっかり気を配っておかないといけないことに変わりはない。
「ウィル、悪いんだけど……」
「ナタリーとセバスには伝えてある。お茶会や夜会で出回ることも多いから、気を付けると。あとその
へんの情報も仕入れてくるように言ってた」
「無理はしないでくれると助かるのだけど……」
「セバスはいいとして、ナタリーだよな……」
「あと、カレンも」
好きそうだよなとため息を突くウィル。起きてもいないことに兵は出せないので、自己防衛しかないのだが、どうしたものか……
おまたせと兄が荷物を持って戻ってきた。話は、ここまでだろう。
「ウィルも気を付けてね。ウィルだけじゃなくて、ウィルの家族も含めて」
「あぁ、おやじ殿にも言ってあるし、やばそうなことに首は突っ込まないでくれと、兄たちにも言って
ある。どこまで聞いてくれるのかは、兄たちについては怪しいんだけどなぁ……」
ぼそぼそっと言っている。
兄の準備も整ったことで馬車に乗り込むと、じゃあ、またなと手を振るウィル。
アンジェラは少し寂しそうに手を振り、私も手を振る。
門を通るときは、一度馬車の検めがあるが、今度はいつもの門兵であった。
「今日は、お騒がせしてしまいさらにうちの者が、アンナリーゼ様に刃まで向けたこと万死にあた……」
「万死だなんて、大袈裟よ!私、あなたや他の門兵がいてくれないと、こっそり遊びに来れないじゃ
ない?今日のことは、どんなふうになるのかは、近衛に任せてあるから、口出しすることは出来ない
けど……あなたたちが死を賜るようなことがあれば、抗議するわ!」
「そのお言葉だけで……ありがとうございます、ありがとうございます!」
「お礼を言われるようなことは何も……」
それじゃあと門を通り過ぎ、アンバーの屋敷へガタゴトと向かう。
兄は気を使ってくれているのがわかる。
「お兄様が、気にすることなんて何もありませんよ!私が今までしてきたことに対する、ひとつの答え
です。真摯に受け止めていますよ!」
「アンナには、いつも驚かされるね?」
「どうしてです?」
「いや、どんなことがあってもブレないというか……」
「ブレてばかりですよ。アンジェラがいなければ、私はとうに折れていたかもしれません」
そうかと呟く兄にそうですよと呟く。
屋敷についたのか、馬車が停まり扉が開いた。
おかえりなさいませとデリアが向かえてくれる。
「デリアにも話があるわ。お兄様を客間に連れて行ってから、ジョージア様、ディル、リアンを執務
室へ。あと、手紙を送ってほしいから後で渡すわね!」
それだけいうと、デリアは兄を客間へ案内してくれる。
私はアンジェラの手をひき子ども部屋へと移動するのであった。
顔は疲れているところを見ると、少々揉めたのだろう。
「姫さんさ、門兵蹴り飛ばしたの?」
「うん、そうだね」
「えっ?アンナ、さすがにいい大人なんだからさ、少々のことで」
「うーん、うちの子を泣かすことに理由があるなら聞いて差し上げますわ!」
私はアンジェラの頭を撫でると、まぁ、そりゃ仕方ないよね?と兄は呟いた。きちんとした確認もせず、服装だけで判断した若い門兵に非がある。
ましてや、今日は歩いてきたわけではなく、きちんと紋章の入った馬車に乗ってきたのだから。
それに、私やアンジェラの容姿は珍しい。ストロベリーピンクの髪は母方の一族だけが継承しているものだし、アンジェラの瞳はアンバー公爵家のみに発現するものである。
見落とした門兵の知識不足や洞察力不足が招いたことでもあった。
「まぁ、姫さんの言い分もわかる。次期公爵に対してかなり無礼なことをしたことも、公爵に刃を向けた
ことも事実だから」
「多少煽ってしまったところは、私謝るわ」
「ただ、今回のことは、大きく取沙汰されることになった。姫さんや嬢ちゃんが何かすることはない
けど、公までこの話は行くことになる。門兵とはいえ、訪問予約のある公爵や次期公爵に対して刃を
向けたことは、軽く済むことはないから、それだけは覚えておいて」
「えぇ、わかったわ!」
ウィルの少々疲れた声に頷くと、ウィルが来たのが嬉しかったのかアンジェラはすぐにウィル?と小首を傾げている。
厳しい声からいつもの飄々としたウィルでないことに少し不安を覚えたのだろう。
どうした?嬢ちゃんといつもに戻ったウィルに頭を撫でてもらってアンジェラは目を細める。
「なんだか、アンナにも悪いことをしてしまったね?」
「いいんですよ!いつものことですから。気にしないでください。それより、私、お兄様を迎えに来た
のですから、屋敷に一緒に帰りましょう!」
あぁ、荷物持ってくるとさっきまでいたところへ兄は向かった。
その間、私とウィル、セシリアは話をする。
「ウィルにも迷惑かけたわね?」
「それは、別にいいんだけど、ここ数日、城での話をきいたところ、ちょっと怪しい勢力が育ってきて
いるらしい。姫さん、気を付けてくれ」
「さっきみたいな?」
「あぁ、あれは末端だな。地方貴族の姻戚の子どもってとこだ。姫さんが粛清した貴族の遠縁みたいな
もん。うま味を享受してたのにって感じで逆恨みされている。最近、公が夜遊びしなくなったおかげ
もあって、警護は城だけになっているんだけど、どうも、公も狙われているんじゃないかって話だ」
「その話は、近衛ではもちきりですね。公にはなっていませんが、実質命を狙われた事件がありました。
公がアンナリーゼ様には伝えないよう言われるので、黙っていましたが……アンナリーゼ様も狙われる
なら、話は別です」
公も狙われているということは、私ももちろん狙われているのだろう。少々の暗殺者では私は死なないが、周りにもしっかり気を配っておかないといけないことに変わりはない。
「ウィル、悪いんだけど……」
「ナタリーとセバスには伝えてある。お茶会や夜会で出回ることも多いから、気を付けると。あとその
へんの情報も仕入れてくるように言ってた」
「無理はしないでくれると助かるのだけど……」
「セバスはいいとして、ナタリーだよな……」
「あと、カレンも」
好きそうだよなとため息を突くウィル。起きてもいないことに兵は出せないので、自己防衛しかないのだが、どうしたものか……
おまたせと兄が荷物を持って戻ってきた。話は、ここまでだろう。
「ウィルも気を付けてね。ウィルだけじゃなくて、ウィルの家族も含めて」
「あぁ、おやじ殿にも言ってあるし、やばそうなことに首は突っ込まないでくれと、兄たちにも言って
ある。どこまで聞いてくれるのかは、兄たちについては怪しいんだけどなぁ……」
ぼそぼそっと言っている。
兄の準備も整ったことで馬車に乗り込むと、じゃあ、またなと手を振るウィル。
アンジェラは少し寂しそうに手を振り、私も手を振る。
門を通るときは、一度馬車の検めがあるが、今度はいつもの門兵であった。
「今日は、お騒がせしてしまいさらにうちの者が、アンナリーゼ様に刃まで向けたこと万死にあた……」
「万死だなんて、大袈裟よ!私、あなたや他の門兵がいてくれないと、こっそり遊びに来れないじゃ
ない?今日のことは、どんなふうになるのかは、近衛に任せてあるから、口出しすることは出来ない
けど……あなたたちが死を賜るようなことがあれば、抗議するわ!」
「そのお言葉だけで……ありがとうございます、ありがとうございます!」
「お礼を言われるようなことは何も……」
それじゃあと門を通り過ぎ、アンバーの屋敷へガタゴトと向かう。
兄は気を使ってくれているのがわかる。
「お兄様が、気にすることなんて何もありませんよ!私が今までしてきたことに対する、ひとつの答え
です。真摯に受け止めていますよ!」
「アンナには、いつも驚かされるね?」
「どうしてです?」
「いや、どんなことがあってもブレないというか……」
「ブレてばかりですよ。アンジェラがいなければ、私はとうに折れていたかもしれません」
そうかと呟く兄にそうですよと呟く。
屋敷についたのか、馬車が停まり扉が開いた。
おかえりなさいませとデリアが向かえてくれる。
「デリアにも話があるわ。お兄様を客間に連れて行ってから、ジョージア様、ディル、リアンを執務
室へ。あと、手紙を送ってほしいから後で渡すわね!」
それだけいうと、デリアは兄を客間へ案内してくれる。
私はアンジェラの手をひき子ども部屋へと移動するのであった。
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