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次は、夜会で!
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「今日は、屋敷にまで呼んでいただいて、ありがとうございました」
「いえ、こちらこそ、急にお呼びだてしてしまい、申し訳ありませんでした」
謝る私に、サーラー子爵はとんでもないと、手を振って笑っている。その笑顔は、偽物ではなく、今日の晩餐を楽しんでもらえたという証拠なのだろう。夫人も隣で微笑んでいた。
「今日は、本当に楽しかったです。愚息の話は、お恥ずかしいことで、聞いたこともありませんでした。
今日はアンナリーゼ様を始め、セバスチャン君にナタリーさんにたくさん話を聞けて良かった」
私に手を差し出してきた子爵に私も手を差し出し握る。
私の父より少し年上なのだろう。握手した手が、年月を物語っていた。
「ずっと、疑問だったのです。ウィルが、アンナリーゼ様に呼ばれるまでは近衛で少しでも上を目指す、
アンナリーゼ様に呼ばれたらアンバー領へ行くんだと、それだけは常日頃から聞いていたのです。
アンバー領については、正直よい印象がなかった。それに、アンナリーゼ様自身もこちらに嫁がれて
から、いいのも悪いの含め噂の絶えない方でした」
「ふふっ!それは、私、否定できませんわ……」
ガクッと肩を落とした。悪女を目指していたわけでもないのだが……私の噂は、悪女っぽい噂が殆どである。
一時期、そういうふうに振る舞っていたこともあったし、トワイス国の侯爵位の娘如きがローズディア公国筆頭公爵の位を得ていることも反感をかっていることもある。
こともあろうことか、ダドリー男爵を断罪したことも、それらに関わった貴族もことごとく潰してしまったのも事実なのだ。
ウィルの両親が心配しないわけがない。きっと、セバスもナタリーの両親も私と関わることに反対したり心配したりしているじゃないかと考えてはいた。それは、感じていたことではあるけど、何処か他人事のように思えていて、実際、子爵夫妻とこうして晩餐を通して心に触れ、私をウィルをわかってもらえたことが嬉しかった。
それは、私だけでなく、ウィルも同じなのではないだろうか?チラッと見上げると、私の知らない顔をしているウィル。いつもより、さらに優しい顔をしていた。
「ウィル、顔がいつもと違うね?」
「……はぁ、姫さん?」
「ん?」
「そういうことは、気が付いてもいうものじゃないの!ねっ?わかる?」
私の一言で、いつものウィルに戻ってしまった。なんだか、新しい一面を知れて喜んでいたのに、戻ってしまって残念である。
「わかるって言われても……いつものウィルが優しいのは知っているけど、さらに優しい顔をしている
のを見るのは、レオやミアを受入れてくれたとき以来だなって」
「俺にもあるわな……家族の前だけの表情って。姫さんもあるだろ?」
「ウィル、その、ずっと気になっていたのだが……」
「なんだ?おやじ様」
「その、アンナリーゼ様のことを姫さんとは……」
「あぁ……侯爵家のお姫様だから、姫さん。ジョージア様の前で言うことじゃないんだけどさ?俺だけ
のね……」
ウィルには珍しく歯切れが悪く、頬をポリポリとかいていた。私は、そんなウィルの背中をバシンと叩くと、いって!っと悪態をつく。
「確かに……聞きづてならないな?アンナは俺の奥さんね!」
「わかってますよ!俺にとっては、姫さんは姫さんで、強さの象徴というか目標で……未だに、王子
たちが守っているっていう印象が抜けないかな?」
「王子たちって……殿下たちのこと?」
「そうそう。トワイスでは、王子たちが守っていただろ?脇を固めて」
「確かに……ヘンリー殿とか、いつも側にいたよね……今でも文通なんかして、仲いいしさ。かなり、
妬けるって」
だんだん、ジョージア様のは、小言に変わっていくのだが……ちょっと待って。
私、守られてないですよ?と反論したくなったが、よくよく考えるとそうだったのかもしれない。
殿下やハリーの知らないところでは、随分動き回っていたのだが……それは、知る人ぞ知るって感じである。
「アンナリーゼ様は、愚息のどこを気に入られたのです?」
「なんだろう?わからないけど……友人を作るときって、そんなに考えないと思いますよ?」
「確かに……」
「ウィルとセバス、ナタリーは元々社交界では知り合いだったようで、学園でのお茶会で仲良くなった
ようですし、ウィルとは、やっぱり模擬戦をしていたことが大きいですね!
ウィル、しつこいですからね……」
「姫さん、全然構ってくれないからね……追っかけて追っかけて、結構頑張ってるのに、未だに追い
つけないんだよなぁ……どうやったら、強くなるわけ?」
「ウィルは、もう、十分強いよ……」
「今度、模擬戦やってよね?」
「嫌よ!もぅ、勝てないもの!」
プイっとよそを向くと、見ていた子爵はクスクス笑っている。
少し子どもっぽい私は友人の前だからだ。特にウィルやセバス、ナタリーは、本当に気心知れているので、ついつい子どもっぽいことも言ってしまうこともあるのだが、自然な私たちを見て満足そうだった。
そこに子どもたちも混ざる。
「いい光景ですね、旦那様」
「あぁ、今日は本当にいい日になったな」
子爵夫妻が私たちを温かい目で見つめてくれている。
「アンナリーゼ様、今日は本当にありがとうございました。次は、夜会で!」
「えぇ、そうですね!始まりの夜会でお会いしましょう!」
まず夫人を馬車に、そのあとミアとレオを馬車に乗せた後、子爵は軽く会釈をして馬車に乗りこんで行く。
俺も帰るわ!とウィルはその後ろを馬でついて行くようだ。
セバスとナタリーもお暇しますと、それぞれの馬車に乗り込み、帰っていった。
それを玄関先で見送る。
「静かになりましたね……」
「あぁ、そろそろ、子どもたちも眠そうだ」
さっきまで、騒いでいたのに今はとても大人しくなっているアンジェラをジョージアが抱きかかえ、屋敷に入る。
今日は思わぬ出会いから、とても有意義な1日になったなと、今日を振り返ったのであった。
「いえ、こちらこそ、急にお呼びだてしてしまい、申し訳ありませんでした」
謝る私に、サーラー子爵はとんでもないと、手を振って笑っている。その笑顔は、偽物ではなく、今日の晩餐を楽しんでもらえたという証拠なのだろう。夫人も隣で微笑んでいた。
「今日は、本当に楽しかったです。愚息の話は、お恥ずかしいことで、聞いたこともありませんでした。
今日はアンナリーゼ様を始め、セバスチャン君にナタリーさんにたくさん話を聞けて良かった」
私に手を差し出してきた子爵に私も手を差し出し握る。
私の父より少し年上なのだろう。握手した手が、年月を物語っていた。
「ずっと、疑問だったのです。ウィルが、アンナリーゼ様に呼ばれるまでは近衛で少しでも上を目指す、
アンナリーゼ様に呼ばれたらアンバー領へ行くんだと、それだけは常日頃から聞いていたのです。
アンバー領については、正直よい印象がなかった。それに、アンナリーゼ様自身もこちらに嫁がれて
から、いいのも悪いの含め噂の絶えない方でした」
「ふふっ!それは、私、否定できませんわ……」
ガクッと肩を落とした。悪女を目指していたわけでもないのだが……私の噂は、悪女っぽい噂が殆どである。
一時期、そういうふうに振る舞っていたこともあったし、トワイス国の侯爵位の娘如きがローズディア公国筆頭公爵の位を得ていることも反感をかっていることもある。
こともあろうことか、ダドリー男爵を断罪したことも、それらに関わった貴族もことごとく潰してしまったのも事実なのだ。
ウィルの両親が心配しないわけがない。きっと、セバスもナタリーの両親も私と関わることに反対したり心配したりしているじゃないかと考えてはいた。それは、感じていたことではあるけど、何処か他人事のように思えていて、実際、子爵夫妻とこうして晩餐を通して心に触れ、私をウィルをわかってもらえたことが嬉しかった。
それは、私だけでなく、ウィルも同じなのではないだろうか?チラッと見上げると、私の知らない顔をしているウィル。いつもより、さらに優しい顔をしていた。
「ウィル、顔がいつもと違うね?」
「……はぁ、姫さん?」
「ん?」
「そういうことは、気が付いてもいうものじゃないの!ねっ?わかる?」
私の一言で、いつものウィルに戻ってしまった。なんだか、新しい一面を知れて喜んでいたのに、戻ってしまって残念である。
「わかるって言われても……いつものウィルが優しいのは知っているけど、さらに優しい顔をしている
のを見るのは、レオやミアを受入れてくれたとき以来だなって」
「俺にもあるわな……家族の前だけの表情って。姫さんもあるだろ?」
「ウィル、その、ずっと気になっていたのだが……」
「なんだ?おやじ様」
「その、アンナリーゼ様のことを姫さんとは……」
「あぁ……侯爵家のお姫様だから、姫さん。ジョージア様の前で言うことじゃないんだけどさ?俺だけ
のね……」
ウィルには珍しく歯切れが悪く、頬をポリポリとかいていた。私は、そんなウィルの背中をバシンと叩くと、いって!っと悪態をつく。
「確かに……聞きづてならないな?アンナは俺の奥さんね!」
「わかってますよ!俺にとっては、姫さんは姫さんで、強さの象徴というか目標で……未だに、王子
たちが守っているっていう印象が抜けないかな?」
「王子たちって……殿下たちのこと?」
「そうそう。トワイスでは、王子たちが守っていただろ?脇を固めて」
「確かに……ヘンリー殿とか、いつも側にいたよね……今でも文通なんかして、仲いいしさ。かなり、
妬けるって」
だんだん、ジョージア様のは、小言に変わっていくのだが……ちょっと待って。
私、守られてないですよ?と反論したくなったが、よくよく考えるとそうだったのかもしれない。
殿下やハリーの知らないところでは、随分動き回っていたのだが……それは、知る人ぞ知るって感じである。
「アンナリーゼ様は、愚息のどこを気に入られたのです?」
「なんだろう?わからないけど……友人を作るときって、そんなに考えないと思いますよ?」
「確かに……」
「ウィルとセバス、ナタリーは元々社交界では知り合いだったようで、学園でのお茶会で仲良くなった
ようですし、ウィルとは、やっぱり模擬戦をしていたことが大きいですね!
ウィル、しつこいですからね……」
「姫さん、全然構ってくれないからね……追っかけて追っかけて、結構頑張ってるのに、未だに追い
つけないんだよなぁ……どうやったら、強くなるわけ?」
「ウィルは、もう、十分強いよ……」
「今度、模擬戦やってよね?」
「嫌よ!もぅ、勝てないもの!」
プイっとよそを向くと、見ていた子爵はクスクス笑っている。
少し子どもっぽい私は友人の前だからだ。特にウィルやセバス、ナタリーは、本当に気心知れているので、ついつい子どもっぽいことも言ってしまうこともあるのだが、自然な私たちを見て満足そうだった。
そこに子どもたちも混ざる。
「いい光景ですね、旦那様」
「あぁ、今日は本当にいい日になったな」
子爵夫妻が私たちを温かい目で見つめてくれている。
「アンナリーゼ様、今日は本当にありがとうございました。次は、夜会で!」
「えぇ、そうですね!始まりの夜会でお会いしましょう!」
まず夫人を馬車に、そのあとミアとレオを馬車に乗せた後、子爵は軽く会釈をして馬車に乗りこんで行く。
俺も帰るわ!とウィルはその後ろを馬でついて行くようだ。
セバスとナタリーもお暇しますと、それぞれの馬車に乗り込み、帰っていった。
それを玄関先で見送る。
「静かになりましたね……」
「あぁ、そろそろ、子どもたちも眠そうだ」
さっきまで、騒いでいたのに今はとても大人しくなっているアンジェラをジョージアが抱きかかえ、屋敷に入る。
今日は思わぬ出会いから、とても有意義な1日になったなと、今日を振り返ったのであった。
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