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10人の魔法使い16
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じっとこちらを見つめるロイド。先程までの雰囲気と違い、調香師のことを聞いただけで、雰囲気が変わった。
「あの、それも、リアノがしゃべったのですか?」
「えぇ、そうね!」
「アイツ口軽いな……」
「もしかして、隠してた?」
「いえ、その……あんまり、男だというだけで、調香師っていうといい気にならない人が多いみたいで……」
「そうなの?ヨハンもあなたのこと知っていたから、リアンに聞かなかったとしても、きっと、私は
ロイドにたどり着くかな?」
「どういうことですか?」
「私の情報網はなかなかのものってことね。国家秘密とかでも、握っちゃったりできるから、ちょっと
本気出して調べればわかるわよ!」
ひぇっ!と恐怖の視線を向けられたが、しれっとしておく。
出来てしまうのだから、仕方がない。私が優秀なのではなく、私の小鳥が優秀なのだ。
「それに、私は何とも思わないわ!誰が言ったか知らないけど、立派な才能だし、伸ばして行きま
しょう!領地のためにも。そのために、あなたたちを呼び寄せたのだから……領地のために使えるもの
は使うわ!それだけは、覚悟しておいてね!」
「はぁ……変わった人ですね……普通、気持ち悪いとか言いません?女性ものの香水を作るとかって……」
「どこが?香水作るのに女も男もないと思うのだけど……それをいうなら、香水の瓶を作ってるのは、
男性ばかりだし、なんでそんなことに拘るのかしら?と思って」
「そこまでいってくれるなら……作ってみてもいいですよ!ただ……」
「ただ?」
「名前を……伏せて」
「それなら、香水に名前をつけたらいいんじゃなくて?」
どういうことですか?とこちらを見つめてくる。
今、香水については、作った人の名前が書かれていた。ハニーアンバー店で売るのなら、別にロイドの名前をつけなくても身元がわかっているし、商品に名前をつけないといけないと決まり事もない。
なら、ロイドが自信満々に作った香水を売れる環境を整えるのが私の仕事であって、ロイドを貶めたり非難をいうのが仕事ではない。
アンバー領やコーコナ領のいいものを少しでも形にして出せるほうがいいのだから、私はロイドがいうようなことから、ロイドを守ればいい。
一切合切を秘密にしてしまってもなんら問題はないのだ。
「そこまで言ってくれるなら……やってみます。ただ、片手間という形になりますけど……いいですか?」
「もちろん!生産数を抑えて、値段は吊り上げましょう!」
「ハハハ……フレイゼンのお嬢様は、商売上手なんですね?」
「うーん、そんなことはないわよ!流行の先端をいかないといけないのよね。貴族って、気に入った
ものをずっとというわけにはいかないのよ!よそ行きの場では。だったら、ハニーアンバー店は今や、
二国の流行の出発元となりつつあるのよ!広告塔がいいからね!それなら、私がって話だけで……
領地のためになることなら、私何でもするわよ!少々私財をなげうっているから、回収もしたいの
よね」
なるほどと頷くロイド。そういえば、ロイドの研究について、何も知らないことに気が付き、本来の研究について尋ねることにした。
「調香師の話をしてて、本来の話をするのを忘れているわ!」
「何でしたっけ……?」
「ロイド、あなたの研究は何の研究なのかしら?」
あぁ、そうでしたと苦笑いをしている一同。私が調香師にばかり気を取られていたので、すっかり忘れていたのだが、ロイドも研究者なのだ。
「私は、経済を主に研究しています。アンナリーゼ様の側には、素晴らしい方がついてらっしゃるので
必要はないかもしれませんが……」
「経済ね!なるほど……ちょうどいいわ!まだ、着手出来ていない税関係の案件、イチア、お願いする
ことは、可能かしら?」
「えぇ、セバスと二人だと回りませんが、ロイドさんも含め三人なれば、そちらに回す人も増やせますね!」
「何か既に計画があるのですか?」
「えぇ、あるの。税制の改革をしようとしているのだけど、識字率が低いのと計算とかも微妙だった
から、まず、そこの底上げをしているところなんだけど……あと2年から3年計画で改革が出来たらいい
なって感じ。それには、決めないといけないことがたくさんあるから……」
「ちょうどいいってことですね。識字率か……どこの領地でもある問題ですね」
「そうね……なんとか、読み書き計算まではできるようになってきているのよ!」
「それは、すごいじゃないですか?領地の識字率って上がっていたり?」
イチアが、資料を提示してもいいかと聞いてきたので私は頷く。
「これは、私ともう一人、城から派遣されている文官が考えている識字率をあげるための計画書。あと、
こちらが実際の人数です」
「これは……70%を越えている?」
「はい、今のところ、子どもの遊びをそのまま親や大人にも適用させて、字を覚えさせたり、学校を
開いて勉強する機会を与えたりしています。基本的に授業はただなので、結構な人が通ってきてくれて
ます。成果としては、やはり、今まで横行していた、行商のぼったくりがなくなりましたね。
字が読めることで、物の価値とかにも興味を持ってくれたことで、ハニーアンバー店により、適正な
価格もわかったようで高く設定された金額の物には手を出さなくなったと領民からは、感謝されては
います」
「適正価格って……そんなにひどかったのかい?」
「例えばだけど、砂糖はグラムがこれくらいの宝石とほぼ同等価格。蜂蜜に関しても似たり寄ったり
かな?それぞれ、小麦とかも適正価格の2倍はしていたわ!領地で取れなかったから、買っていたのよ。
今は、ぐっと価格は押さえてあるから」
ロイドは、ため息をつき、ここまで改善しているアンバーを褒めてくれた。
まだまだ、計画途中のものもあるので、ここで、お金のプロが入ってくれることは心強い。
さてさて、十人の魔法使いが揃ったわけだ。
アンバーをよりよくしてもらうため、十人にはきりきり働いてもらうこととするのである。
「あの、それも、リアノがしゃべったのですか?」
「えぇ、そうね!」
「アイツ口軽いな……」
「もしかして、隠してた?」
「いえ、その……あんまり、男だというだけで、調香師っていうといい気にならない人が多いみたいで……」
「そうなの?ヨハンもあなたのこと知っていたから、リアンに聞かなかったとしても、きっと、私は
ロイドにたどり着くかな?」
「どういうことですか?」
「私の情報網はなかなかのものってことね。国家秘密とかでも、握っちゃったりできるから、ちょっと
本気出して調べればわかるわよ!」
ひぇっ!と恐怖の視線を向けられたが、しれっとしておく。
出来てしまうのだから、仕方がない。私が優秀なのではなく、私の小鳥が優秀なのだ。
「それに、私は何とも思わないわ!誰が言ったか知らないけど、立派な才能だし、伸ばして行きま
しょう!領地のためにも。そのために、あなたたちを呼び寄せたのだから……領地のために使えるもの
は使うわ!それだけは、覚悟しておいてね!」
「はぁ……変わった人ですね……普通、気持ち悪いとか言いません?女性ものの香水を作るとかって……」
「どこが?香水作るのに女も男もないと思うのだけど……それをいうなら、香水の瓶を作ってるのは、
男性ばかりだし、なんでそんなことに拘るのかしら?と思って」
「そこまでいってくれるなら……作ってみてもいいですよ!ただ……」
「ただ?」
「名前を……伏せて」
「それなら、香水に名前をつけたらいいんじゃなくて?」
どういうことですか?とこちらを見つめてくる。
今、香水については、作った人の名前が書かれていた。ハニーアンバー店で売るのなら、別にロイドの名前をつけなくても身元がわかっているし、商品に名前をつけないといけないと決まり事もない。
なら、ロイドが自信満々に作った香水を売れる環境を整えるのが私の仕事であって、ロイドを貶めたり非難をいうのが仕事ではない。
アンバー領やコーコナ領のいいものを少しでも形にして出せるほうがいいのだから、私はロイドがいうようなことから、ロイドを守ればいい。
一切合切を秘密にしてしまってもなんら問題はないのだ。
「そこまで言ってくれるなら……やってみます。ただ、片手間という形になりますけど……いいですか?」
「もちろん!生産数を抑えて、値段は吊り上げましょう!」
「ハハハ……フレイゼンのお嬢様は、商売上手なんですね?」
「うーん、そんなことはないわよ!流行の先端をいかないといけないのよね。貴族って、気に入った
ものをずっとというわけにはいかないのよ!よそ行きの場では。だったら、ハニーアンバー店は今や、
二国の流行の出発元となりつつあるのよ!広告塔がいいからね!それなら、私がって話だけで……
領地のためになることなら、私何でもするわよ!少々私財をなげうっているから、回収もしたいの
よね」
なるほどと頷くロイド。そういえば、ロイドの研究について、何も知らないことに気が付き、本来の研究について尋ねることにした。
「調香師の話をしてて、本来の話をするのを忘れているわ!」
「何でしたっけ……?」
「ロイド、あなたの研究は何の研究なのかしら?」
あぁ、そうでしたと苦笑いをしている一同。私が調香師にばかり気を取られていたので、すっかり忘れていたのだが、ロイドも研究者なのだ。
「私は、経済を主に研究しています。アンナリーゼ様の側には、素晴らしい方がついてらっしゃるので
必要はないかもしれませんが……」
「経済ね!なるほど……ちょうどいいわ!まだ、着手出来ていない税関係の案件、イチア、お願いする
ことは、可能かしら?」
「えぇ、セバスと二人だと回りませんが、ロイドさんも含め三人なれば、そちらに回す人も増やせますね!」
「何か既に計画があるのですか?」
「えぇ、あるの。税制の改革をしようとしているのだけど、識字率が低いのと計算とかも微妙だった
から、まず、そこの底上げをしているところなんだけど……あと2年から3年計画で改革が出来たらいい
なって感じ。それには、決めないといけないことがたくさんあるから……」
「ちょうどいいってことですね。識字率か……どこの領地でもある問題ですね」
「そうね……なんとか、読み書き計算まではできるようになってきているのよ!」
「それは、すごいじゃないですか?領地の識字率って上がっていたり?」
イチアが、資料を提示してもいいかと聞いてきたので私は頷く。
「これは、私ともう一人、城から派遣されている文官が考えている識字率をあげるための計画書。あと、
こちらが実際の人数です」
「これは……70%を越えている?」
「はい、今のところ、子どもの遊びをそのまま親や大人にも適用させて、字を覚えさせたり、学校を
開いて勉強する機会を与えたりしています。基本的に授業はただなので、結構な人が通ってきてくれて
ます。成果としては、やはり、今まで横行していた、行商のぼったくりがなくなりましたね。
字が読めることで、物の価値とかにも興味を持ってくれたことで、ハニーアンバー店により、適正な
価格もわかったようで高く設定された金額の物には手を出さなくなったと領民からは、感謝されては
います」
「適正価格って……そんなにひどかったのかい?」
「例えばだけど、砂糖はグラムがこれくらいの宝石とほぼ同等価格。蜂蜜に関しても似たり寄ったり
かな?それぞれ、小麦とかも適正価格の2倍はしていたわ!領地で取れなかったから、買っていたのよ。
今は、ぐっと価格は押さえてあるから」
ロイドは、ため息をつき、ここまで改善しているアンバーを褒めてくれた。
まだまだ、計画途中のものもあるので、ここで、お金のプロが入ってくれることは心強い。
さてさて、十人の魔法使いが揃ったわけだ。
アンバーをよりよくしてもらうため、十人にはきりきり働いてもらうこととするのである。
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