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コーコナの紋章
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『コーコナ』と領地名を決めた。公の裁可待ちで、この領地名が確定となる。
私たちは、『コーコナ』の名に相応しい印章と領地の紋章を決めることになった。
「どんな紋章がいいかしら?」
「コーコナの意味から考えると繭を軸に考えるべきだよな」
執務室に私、ノクト、ナタリー、ニコライが集まり考えているところだ。
雨も降っていて、三人はどこにも行けなかったので、コーコナの未来を考える時間にちょうどよかった。
「やっぱり、虫を入れるんですよね?」
ナタリーがとっても嫌そうに虫というのだけど……蚕を指して言っているのだろう。
虫はというが、アンバーの紋章も大きな意味では虫である。
「ナタリー、アンバーは女王蜂よ?」
「蜂はいいのです、蜂は。
でも、今回のは……あれですよね?あの、ウニョウニョと動く……あれを紋章とか……
考えただけでも悍ましい……やめてくださいね!」
ナタリーには、蚕というものがダメだったみたいで、養蚕を見に行ったときに2度と来ない!と宣言したらしい。
ウニョウニョと動くのがダメだそうで、それも部屋に所狭しといたものだから、ナタリーは気分が悪くなったとノクトには聞いている。
じゃあ、蚕の繭から作るシルクの糸や布はどうかといえば、それは加工されていて、ウニョウニョと動く幼虫でないから大丈夫というのだ。
私にはよくわからない感覚だったけど、ナタリー本人がそうだと言っているのだから、そうなのだろう。
蚕に見えない形にして、こっそりナタリーには内緒で、蚕を紋章に入れたらいいんじゃないかと考えている。
「うーん、どうしようかしら?
あまりにも私が領地のこと知らなさすぎるわ……雨が上がったら、馬車でもいいから
領地を回りたい!もっと、自分の目で見て、手で触って、領地の人と触れ合って、肌で領地を私の
全部で感じたい!」
こちらに来てからというもの、危ないのでとずっと屋敷に押し込まれたままだったので、とうとう、私も動きたい!と好奇心がむくむくと膨れ上がっている。
男爵が残した本を目で追うのにも飽きてきたところであった。
「あぁ……その、なんだ」
「何?」
「いいぞ!もう、出歩いても」
「……本当に?」
「あぁ、いい。でも、今すぐ出ていくのは、さすがに雨だからダメだからな!」
私の腰がういているのがバレたのか、ノクトに釘をさされ、シュンとなり、椅子に座り直す。
「じゃあ、あまり暑くならないうちに、領地のあちこちに連れて行ってくれる?」
「あぁ、いいぞ?」
「領地ってどんなところなのかしらね?楽しみだわ!」
まるで、小さな子どもの私が親のノクトにお出かけを約束させているようであった。
それをナタリーとニコライがきょとんと見ていた。
「アンナリーゼ様は、それほど領地を回りたかったのですか?」
「えぇ、そうだけど……?」
私はナタリーに向かって何故そんなことを聞くの?という代わりに可愛らしく小首をかしげる。
「いえ、なんというか、まるで、ジョー様がウィルに外に連れて行ってくれとせがんでいるような
ふうに見えましたので……」
「なるほど……アンジェラは私に性格が似たのね。
私の小さいときって、まさにそんな感じだったのよ。
お兄様の手を引いて、毎日王都を飛び回ってたの!ハリーと出会ってからは、ハリーが 私のお守を
していたのだけど……母娘って似るのね?」
暢気に自分の小さい頃を思い浮かべていたら、ナタリーがため息をつく。
なので、そちらへと視線を向ける。
「アンナリーゼ様は、よくそれで淑女教育が成功したものですね?」
「お母様のレッスンは、思い出したくもない程、厳しいものだったからね……
ナタリーもアンジーには厳しくしていいわよ!じゃないと、こんなじゃじゃ馬が出来上がるから!」
「それ、アンナが自分で言うのか?」
さもおかしそうに笑い始めるノクトを睨みつける。
ナタリーもため息をついてどうしたものか……と悩んでいた。
ニコライは、貴族の教育はもちろん受けていないので、知らない話で興味があるようだった。
「頑張ってね!ナタリー!それと、今、言っておくわ。
ダドリー男爵家のことが片付いたから……ジョーをアンジェラと呼ぶことにする。
ジョージア様とも話し合って決めたことよ!
大々的に『ハニーローズ』を言いふらしてしまったから、また、よからぬ輩に狙われる
こともあるかもしれないけど……しっかり、未来の女王様を守ってちょうだい!
じゃあ、紋章の話に戻るわね!」
私は白い紙に大きめの二重丸を書いていく。
その丸の間に等間隔で線を引く。よし、これで蚕には見えないだろう!
「この中に、繭を描きいれるんだけど……どんな感じかしら?こう?」
「それなら、コロコロっと2、3転がしておいたらどうですか?」
ニコライの提案で、ざっくり、3つの繭をたてたり横にしたり斜めにしたりと描き加える。
うん、繭だけだとやはり寂しい感じだった。
「アンナリーゼ様、ペンを私に」
ナタリーに言われ、紙とペンを譲ると、そこに花が加わる。
その絵は、風にそよぐ綿花であった。
「綿花?」
「そうです!何か華やぐ何かを入れた方がいいと思いまして……」
「なるほどね!繭と綿花……あと、何か欲しいわね?」
「では、蚕はどうですか?」
「絶対ダメ!」
ナタリーの絶対ダメ!いただきました。だれも逆らっちゃダメよ!とノクトとニコライに視線を送ると微かに頷いてくれる。
言ってないが……この周りのが蚕を示しているからね?と心の中でこそっとしておく。
「アンバー公爵が治めるという意味で、ここに蜂を入れるのはどうでしょうか……?」
先ほどのナタリーの勢いに若干恐々提案してくれるニコライ。
確かに、ここの領地は、独立しているようで実はアンバー公爵が治める領地となっているのだ。
何かしら紋章に入れておき、知らしめておくほうがいいだろう。
また、変な輩が領地へとちょっかいを出してこないようにするために……
「蜂なら、綿花にとまっているような構図はどうかしら?」
「こうでしょうか?」
ナタリーがサラサラっと下書きをしていく。
下書きと言えど、さすがにうまいのでイメージもしやすかった。
「もう少し、上にかけるかしら?」
私の注文通りナタリーは描き直してくれ、満足のいく紋章となった。
「うん、これで色も入れてみて描いてもらいましょう。
それでよければ、紋章としましょう。それに合わせて印章も作ることになるのだけど、
ナタリー任せてもいいかしら?この紋章を印章の下書きとして……」
「わかりました!描いてみますね!」
お願いね!と頼むと私たち四人は、今進めている私のドレス作りの話をすることになった。
青紫薔薇の公爵として私の二つ名があるので、今回はそれに合わせて作ってくれているようだ。
もちろん、ジョージアも一緒に夏の公世子の戴冠式へ出ることになるだろうから、衣装を
揃えてくれることになった。
「ジョージア様も青紫薔薇なの?」
「そうですよ!もちろん、アンナリーゼ様を引き立てるためにいらっしゃるのですから!」
「ナタリー、ジョージア様もアンバー公爵として出席するはずよ?」
「そうだったとしても、女性をエスコートするのがお仕事ですからね。
より美しく着飾ったアンナリーゼ様を見せるエスコートをしてもらわないと!
広告塔も担ってらっしゃることも忘れないでくださいね!」
「そうでした……ジョージア様には、沿え花になってもらいましょう」
「そなたら、ジョージアに対して、えらくひどい扱いだな?」
「いいのですよ!ジョージア様はアンナリーゼ様をもっと大切にするべきなんですから!」
ナタリーは私とジョージアの関係を知っているからこそなのだろう。
でも、もう少しだけ、ジョージアにも評価を甘くしてあげてほしい。
「この前、染めの工房へ行ってまいりました。
必ず、アンナリーゼ様に似合う素敵なドレスを仕上げますからね!」
ナタリーの気合は十分ということで、今日はお開きとなることになった。
私たちは、『コーコナ』の名に相応しい印章と領地の紋章を決めることになった。
「どんな紋章がいいかしら?」
「コーコナの意味から考えると繭を軸に考えるべきだよな」
執務室に私、ノクト、ナタリー、ニコライが集まり考えているところだ。
雨も降っていて、三人はどこにも行けなかったので、コーコナの未来を考える時間にちょうどよかった。
「やっぱり、虫を入れるんですよね?」
ナタリーがとっても嫌そうに虫というのだけど……蚕を指して言っているのだろう。
虫はというが、アンバーの紋章も大きな意味では虫である。
「ナタリー、アンバーは女王蜂よ?」
「蜂はいいのです、蜂は。
でも、今回のは……あれですよね?あの、ウニョウニョと動く……あれを紋章とか……
考えただけでも悍ましい……やめてくださいね!」
ナタリーには、蚕というものがダメだったみたいで、養蚕を見に行ったときに2度と来ない!と宣言したらしい。
ウニョウニョと動くのがダメだそうで、それも部屋に所狭しといたものだから、ナタリーは気分が悪くなったとノクトには聞いている。
じゃあ、蚕の繭から作るシルクの糸や布はどうかといえば、それは加工されていて、ウニョウニョと動く幼虫でないから大丈夫というのだ。
私にはよくわからない感覚だったけど、ナタリー本人がそうだと言っているのだから、そうなのだろう。
蚕に見えない形にして、こっそりナタリーには内緒で、蚕を紋章に入れたらいいんじゃないかと考えている。
「うーん、どうしようかしら?
あまりにも私が領地のこと知らなさすぎるわ……雨が上がったら、馬車でもいいから
領地を回りたい!もっと、自分の目で見て、手で触って、領地の人と触れ合って、肌で領地を私の
全部で感じたい!」
こちらに来てからというもの、危ないのでとずっと屋敷に押し込まれたままだったので、とうとう、私も動きたい!と好奇心がむくむくと膨れ上がっている。
男爵が残した本を目で追うのにも飽きてきたところであった。
「あぁ……その、なんだ」
「何?」
「いいぞ!もう、出歩いても」
「……本当に?」
「あぁ、いい。でも、今すぐ出ていくのは、さすがに雨だからダメだからな!」
私の腰がういているのがバレたのか、ノクトに釘をさされ、シュンとなり、椅子に座り直す。
「じゃあ、あまり暑くならないうちに、領地のあちこちに連れて行ってくれる?」
「あぁ、いいぞ?」
「領地ってどんなところなのかしらね?楽しみだわ!」
まるで、小さな子どもの私が親のノクトにお出かけを約束させているようであった。
それをナタリーとニコライがきょとんと見ていた。
「アンナリーゼ様は、それほど領地を回りたかったのですか?」
「えぇ、そうだけど……?」
私はナタリーに向かって何故そんなことを聞くの?という代わりに可愛らしく小首をかしげる。
「いえ、なんというか、まるで、ジョー様がウィルに外に連れて行ってくれとせがんでいるような
ふうに見えましたので……」
「なるほど……アンジェラは私に性格が似たのね。
私の小さいときって、まさにそんな感じだったのよ。
お兄様の手を引いて、毎日王都を飛び回ってたの!ハリーと出会ってからは、ハリーが 私のお守を
していたのだけど……母娘って似るのね?」
暢気に自分の小さい頃を思い浮かべていたら、ナタリーがため息をつく。
なので、そちらへと視線を向ける。
「アンナリーゼ様は、よくそれで淑女教育が成功したものですね?」
「お母様のレッスンは、思い出したくもない程、厳しいものだったからね……
ナタリーもアンジーには厳しくしていいわよ!じゃないと、こんなじゃじゃ馬が出来上がるから!」
「それ、アンナが自分で言うのか?」
さもおかしそうに笑い始めるノクトを睨みつける。
ナタリーもため息をついてどうしたものか……と悩んでいた。
ニコライは、貴族の教育はもちろん受けていないので、知らない話で興味があるようだった。
「頑張ってね!ナタリー!それと、今、言っておくわ。
ダドリー男爵家のことが片付いたから……ジョーをアンジェラと呼ぶことにする。
ジョージア様とも話し合って決めたことよ!
大々的に『ハニーローズ』を言いふらしてしまったから、また、よからぬ輩に狙われる
こともあるかもしれないけど……しっかり、未来の女王様を守ってちょうだい!
じゃあ、紋章の話に戻るわね!」
私は白い紙に大きめの二重丸を書いていく。
その丸の間に等間隔で線を引く。よし、これで蚕には見えないだろう!
「この中に、繭を描きいれるんだけど……どんな感じかしら?こう?」
「それなら、コロコロっと2、3転がしておいたらどうですか?」
ニコライの提案で、ざっくり、3つの繭をたてたり横にしたり斜めにしたりと描き加える。
うん、繭だけだとやはり寂しい感じだった。
「アンナリーゼ様、ペンを私に」
ナタリーに言われ、紙とペンを譲ると、そこに花が加わる。
その絵は、風にそよぐ綿花であった。
「綿花?」
「そうです!何か華やぐ何かを入れた方がいいと思いまして……」
「なるほどね!繭と綿花……あと、何か欲しいわね?」
「では、蚕はどうですか?」
「絶対ダメ!」
ナタリーの絶対ダメ!いただきました。だれも逆らっちゃダメよ!とノクトとニコライに視線を送ると微かに頷いてくれる。
言ってないが……この周りのが蚕を示しているからね?と心の中でこそっとしておく。
「アンバー公爵が治めるという意味で、ここに蜂を入れるのはどうでしょうか……?」
先ほどのナタリーの勢いに若干恐々提案してくれるニコライ。
確かに、ここの領地は、独立しているようで実はアンバー公爵が治める領地となっているのだ。
何かしら紋章に入れておき、知らしめておくほうがいいだろう。
また、変な輩が領地へとちょっかいを出してこないようにするために……
「蜂なら、綿花にとまっているような構図はどうかしら?」
「こうでしょうか?」
ナタリーがサラサラっと下書きをしていく。
下書きと言えど、さすがにうまいのでイメージもしやすかった。
「もう少し、上にかけるかしら?」
私の注文通りナタリーは描き直してくれ、満足のいく紋章となった。
「うん、これで色も入れてみて描いてもらいましょう。
それでよければ、紋章としましょう。それに合わせて印章も作ることになるのだけど、
ナタリー任せてもいいかしら?この紋章を印章の下書きとして……」
「わかりました!描いてみますね!」
お願いね!と頼むと私たち四人は、今進めている私のドレス作りの話をすることになった。
青紫薔薇の公爵として私の二つ名があるので、今回はそれに合わせて作ってくれているようだ。
もちろん、ジョージアも一緒に夏の公世子の戴冠式へ出ることになるだろうから、衣装を
揃えてくれることになった。
「ジョージア様も青紫薔薇なの?」
「そうですよ!もちろん、アンナリーゼ様を引き立てるためにいらっしゃるのですから!」
「ナタリー、ジョージア様もアンバー公爵として出席するはずよ?」
「そうだったとしても、女性をエスコートするのがお仕事ですからね。
より美しく着飾ったアンナリーゼ様を見せるエスコートをしてもらわないと!
広告塔も担ってらっしゃることも忘れないでくださいね!」
「そうでした……ジョージア様には、沿え花になってもらいましょう」
「そなたら、ジョージアに対して、えらくひどい扱いだな?」
「いいのですよ!ジョージア様はアンナリーゼ様をもっと大切にするべきなんですから!」
ナタリーは私とジョージアの関係を知っているからこそなのだろう。
でも、もう少しだけ、ジョージアにも評価を甘くしてあげてほしい。
「この前、染めの工房へ行ってまいりました。
必ず、アンナリーゼ様に似合う素敵なドレスを仕上げますからね!」
ナタリーの気合は十分ということで、今日はお開きとなることになった。
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