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報告会
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今日、それぞれの町で一斉に行われた掃除の進捗状況を聞くため、疲れているだろうが、商人たちと私たちは集まった。
「お疲れ様!
みんなのところの状況はどうかしら?」
「僭越ながら、私のところは……全然進みませんでした。
人は、それなりに集められたのですが、うまく機能しなかったというのが現状です」
テクトが受け持つのは、アンバー領で1番大きな町だった。
そこが、全く片付かなかったという報告を受け、少しがっかりした。
まぁ、大きい町というのは、まとまりにくいのかもしれない。
次に報告を受けたのは、3番目に大きな町で担当は、ユービスである。
「私の方は、町の4分の1ほど片付けることができました。
人は、それほど集まりませんでしたから……明日以降もあまり期待できませんが、
明日の朝も呼び込んでみようとは思っております」
「明日の朝と言わず、例えば、今日参加してくれた人に口伝えにしてもらえば
いいんじゃないかしら?
明日は、そうしてみてくれるかしら?」
なかなか残念な話になっている。
ユービスは、私の提案に頷いてメモを取っていた。
最後にビルだ。
ここは、私が最初声を張り上げ説明をしたところだったのだが……結果はまだ聞いていない。
アンバー領で2番目に大きい町だ。
前の2つが手こずっているのだから、もちろん、ビルもだろうと思っていた。
予想とは、裏切られるものだ。
「私の町は、おかげさまで半分ほど、終わることができました。
アンナリーゼ様が、お示しいただいたやり方を息子がうまく理解できていたおかげで、
難なく掃除も捗っています。
明日も同じようにする予定です!」
三者三様の話を聞く。
「まず、3人ともありがとう。
そして、ニコライも!
それぞれ、苦労もしているみたいね……」
聞いた話にそのまま感想を言う。
「アンナリーゼ様はどうでしたか?」
「私の方は、おかげさまで1つの村が終わったわ!
その村から、ビルの町へ明日、お手伝いが行くと思うから受け入れてほしいの。
あと、帰りに少しばかり食べ物を融通してほしいのだけど……」
「かしこまりました。
班等は……こちらと一緒で構いませんか?」
「うん、同じやり方を向こうでもしていたから、そのまま運用してくれて構わない。
半分は、町の掃除に来てもらうのと残りは、カゴバックとか小物の作成を
お願いしてきたから、上手に手を貸してあげて!」
私の話にビルとニコライは頷く。
「テクトとユービスは、どんなやり方をしたの?
私の指示の仕方が良ければ、話すけど?」
「私たちは、今日失敗しております。できれば、聞かせていただけますか?」
臆面もなく教えを乞うてくれるテクととユービス。
正直大店の店主である二人が、こんな小娘に頭など下げたくないだろう。
でも、そうやっていい方を試してみたいという気持ちが嬉しくて私は今日の指示の仕方を伝授する。
これは、元々、祖父の領地での新兵教育の一端でする班分で連帯感を持たせて競い合いながらうまくできるようになるよう考えられたものだ。
ただの応用だったが、ビルの話を聞く限りはうまくできたし、私達も予想より早く1つの村を綺麗にすることができたことから、成功例として扱えるだろう。
「報告、相談、連絡は、まめに必要ね。
うまくいくところは、お互いどんどん取り入れていきましょう!
もちろんダメだったところは、お互い改善案を出して話し合いましょう!
アンバー領が、1日でも早くいい領地に代わる様、努力は惜しまないわ!」
私の言葉に一同頷いてくれる。
「明日もあるから、今日はこれくらいにしましょうか……?
なれないことをみんながしてるから疲れたでしょ?
巻き込んじゃってごめんね……」
尻つぼみに言うと、とんでもないと言ってくれる。
その言葉が、身に染みてくる。
「本来なら、私達がしないといけないことを、アンナリーゼ様がしてくれているのです。
感謝をすることがあっても謝られることなど何もありません。
今回、こんな風に動けること、実は少し嬉しいのですよ」
テクトがそんな風に言ってくれた。
生まれも育ちもアンバー領であるらしい。
代々商売を生業として生きてきたとか……ただ、先々代のときから重税が重くのしかかっていてなかなか他に気を配ることはできなかったらしいのだ。
今も、税率は何も変えていないので、齷齪働かないといけないはずだ。
息子たちがいるから何とでもなると言ってくれているが、ビルを見ていてもわかるようにまだまだ、息子たちに負けず商売を頑張りたい!と思っているのが3人から伝わっている。
「いっそ、ビルと一緒にテクトとユービスも引き抜いてしまおうかしらね?」
冗談7割本気3割の発言に、いち早く手を挙げたのはユービスだった。
「アンナリーゼ様、そのご提案、是非受けさせてください!
先日言っていた果実酒の話を息子に話したのですが……受け入れられなくて。
それなら、いっそ独立しようかと思っていたところなんです!」
「え……?ホントに引き抜かれてくれるの?」
「はい、もちろんでございます!むしろ、お願いしたいくらいです!」
何もせずに、大店の店主を手名付けてしまった……
チラッと振り返ると、ウィルは不敵に笑ているし、セバスはこめかみをグリグリと押さえている。
「そういうことなら、私も引き抜いてください!」
テクトまで、そんな話になってきた……
「あの……冗談でした……では、すまなさそうね……」
はっはっはっとご機嫌のテクトとユービスは笑っているが、私は、笑いごとではなくなった……。
どうしよう……ねぇ?どうしよう!
「えっと、とりあえず、二人は、保留ね!
今、考えているのは、商工会っていう商売や職人たちをまとめる会を立ち上げる予定で、
まず、そこの偉い人をビルにしてもらう考えだったのよ。
そこまでしか、まだ、考えてなかったから……ちょっと、中身を考える時間頂戴ね!
あと、私、商売は、ニコライにお任せしてるから、あなたたちを贔屓にはできないわよ!」
私は、何をおいても商売の話は、ニコライを通すと決めている。
目の前にアンバーお抱えの商人を置いて言う話ではないのだが……
もちろんニコライとは、商人と買手の信頼関係もあるのだが、他にもいろいろ面倒なことを頼むことがあるからだ。
まだまだ、この業界では新米商人らしいので、ビルの手も借りているようだが、ビルも込みで信頼しているので、構わない。
「かまいませんよ!
ニコライが手の届かないところの手伝いでもいいですしね!
いっそ、アンナリーゼ様より、雇い主としてニコライに願い出た方がいいのかも
しれませんな!」
ニコライの方へ視線を持って行った二人。
逃げ出したそうにしているニコライをよそに、受け取って!と心の中でニコライに押し付けるのであった。
「お疲れ様!
みんなのところの状況はどうかしら?」
「僭越ながら、私のところは……全然進みませんでした。
人は、それなりに集められたのですが、うまく機能しなかったというのが現状です」
テクトが受け持つのは、アンバー領で1番大きな町だった。
そこが、全く片付かなかったという報告を受け、少しがっかりした。
まぁ、大きい町というのは、まとまりにくいのかもしれない。
次に報告を受けたのは、3番目に大きな町で担当は、ユービスである。
「私の方は、町の4分の1ほど片付けることができました。
人は、それほど集まりませんでしたから……明日以降もあまり期待できませんが、
明日の朝も呼び込んでみようとは思っております」
「明日の朝と言わず、例えば、今日参加してくれた人に口伝えにしてもらえば
いいんじゃないかしら?
明日は、そうしてみてくれるかしら?」
なかなか残念な話になっている。
ユービスは、私の提案に頷いてメモを取っていた。
最後にビルだ。
ここは、私が最初声を張り上げ説明をしたところだったのだが……結果はまだ聞いていない。
アンバー領で2番目に大きい町だ。
前の2つが手こずっているのだから、もちろん、ビルもだろうと思っていた。
予想とは、裏切られるものだ。
「私の町は、おかげさまで半分ほど、終わることができました。
アンナリーゼ様が、お示しいただいたやり方を息子がうまく理解できていたおかげで、
難なく掃除も捗っています。
明日も同じようにする予定です!」
三者三様の話を聞く。
「まず、3人ともありがとう。
そして、ニコライも!
それぞれ、苦労もしているみたいね……」
聞いた話にそのまま感想を言う。
「アンナリーゼ様はどうでしたか?」
「私の方は、おかげさまで1つの村が終わったわ!
その村から、ビルの町へ明日、お手伝いが行くと思うから受け入れてほしいの。
あと、帰りに少しばかり食べ物を融通してほしいのだけど……」
「かしこまりました。
班等は……こちらと一緒で構いませんか?」
「うん、同じやり方を向こうでもしていたから、そのまま運用してくれて構わない。
半分は、町の掃除に来てもらうのと残りは、カゴバックとか小物の作成を
お願いしてきたから、上手に手を貸してあげて!」
私の話にビルとニコライは頷く。
「テクトとユービスは、どんなやり方をしたの?
私の指示の仕方が良ければ、話すけど?」
「私たちは、今日失敗しております。できれば、聞かせていただけますか?」
臆面もなく教えを乞うてくれるテクととユービス。
正直大店の店主である二人が、こんな小娘に頭など下げたくないだろう。
でも、そうやっていい方を試してみたいという気持ちが嬉しくて私は今日の指示の仕方を伝授する。
これは、元々、祖父の領地での新兵教育の一端でする班分で連帯感を持たせて競い合いながらうまくできるようになるよう考えられたものだ。
ただの応用だったが、ビルの話を聞く限りはうまくできたし、私達も予想より早く1つの村を綺麗にすることができたことから、成功例として扱えるだろう。
「報告、相談、連絡は、まめに必要ね。
うまくいくところは、お互いどんどん取り入れていきましょう!
もちろんダメだったところは、お互い改善案を出して話し合いましょう!
アンバー領が、1日でも早くいい領地に代わる様、努力は惜しまないわ!」
私の言葉に一同頷いてくれる。
「明日もあるから、今日はこれくらいにしましょうか……?
なれないことをみんながしてるから疲れたでしょ?
巻き込んじゃってごめんね……」
尻つぼみに言うと、とんでもないと言ってくれる。
その言葉が、身に染みてくる。
「本来なら、私達がしないといけないことを、アンナリーゼ様がしてくれているのです。
感謝をすることがあっても謝られることなど何もありません。
今回、こんな風に動けること、実は少し嬉しいのですよ」
テクトがそんな風に言ってくれた。
生まれも育ちもアンバー領であるらしい。
代々商売を生業として生きてきたとか……ただ、先々代のときから重税が重くのしかかっていてなかなか他に気を配ることはできなかったらしいのだ。
今も、税率は何も変えていないので、齷齪働かないといけないはずだ。
息子たちがいるから何とでもなると言ってくれているが、ビルを見ていてもわかるようにまだまだ、息子たちに負けず商売を頑張りたい!と思っているのが3人から伝わっている。
「いっそ、ビルと一緒にテクトとユービスも引き抜いてしまおうかしらね?」
冗談7割本気3割の発言に、いち早く手を挙げたのはユービスだった。
「アンナリーゼ様、そのご提案、是非受けさせてください!
先日言っていた果実酒の話を息子に話したのですが……受け入れられなくて。
それなら、いっそ独立しようかと思っていたところなんです!」
「え……?ホントに引き抜かれてくれるの?」
「はい、もちろんでございます!むしろ、お願いしたいくらいです!」
何もせずに、大店の店主を手名付けてしまった……
チラッと振り返ると、ウィルは不敵に笑ているし、セバスはこめかみをグリグリと押さえている。
「そういうことなら、私も引き抜いてください!」
テクトまで、そんな話になってきた……
「あの……冗談でした……では、すまなさそうね……」
はっはっはっとご機嫌のテクトとユービスは笑っているが、私は、笑いごとではなくなった……。
どうしよう……ねぇ?どうしよう!
「えっと、とりあえず、二人は、保留ね!
今、考えているのは、商工会っていう商売や職人たちをまとめる会を立ち上げる予定で、
まず、そこの偉い人をビルにしてもらう考えだったのよ。
そこまでしか、まだ、考えてなかったから……ちょっと、中身を考える時間頂戴ね!
あと、私、商売は、ニコライにお任せしてるから、あなたたちを贔屓にはできないわよ!」
私は、何をおいても商売の話は、ニコライを通すと決めている。
目の前にアンバーお抱えの商人を置いて言う話ではないのだが……
もちろんニコライとは、商人と買手の信頼関係もあるのだが、他にもいろいろ面倒なことを頼むことがあるからだ。
まだまだ、この業界では新米商人らしいので、ビルの手も借りているようだが、ビルも込みで信頼しているので、構わない。
「かまいませんよ!
ニコライが手の届かないところの手伝いでもいいですしね!
いっそ、アンナリーゼ様より、雇い主としてニコライに願い出た方がいいのかも
しれませんな!」
ニコライの方へ視線を持って行った二人。
逃げ出したそうにしているニコライをよそに、受け取って!と心の中でニコライに押し付けるのであった。
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