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お話合い
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傷ついたあの子を労るように優しく抱き締め、慰めていた。少したってから椅子に腰かけさせ温かいミルクを作り精神が落ち着くように何度も頭を撫でてあげた・・・・
重い口をやっと開き彼は感情ない瞳で淡々と話始めた。
リザードンマンりっちゃんに転生する前に、後継者を作る為 王妃と子を成した。
王妃は彼の魂の片割れ出逢える確率は低く奇跡な存在とされる運命の番だった。彼は一目見た時から目を奪われ心を全て持っていかれ彼女に膝間付き愛をこう。全身全霊で彼女を幸せにする為、沢山の物を貢ぎ沢山の愛を囁いた・・・・
しかし彼女は結して竜王こと彼に心を許すことは無く、義務の様に閨事を過ごす、そこには愛も甘さも微塵も無い、無駄行為はいらない只精子だけを注げば良いと促される
彼女は彼を番とは認識しない、彼にかけられた呪いの影響もあったが、彼女には幼き頃から愛を囁きあった幼馴染が居た。彼女の心も愛もその幼馴染だけの物、二人の未来を強引に引き裂き政略結婚させた憎き竜王、彼女はまだ年若い竜人だった為 一途に幼馴染だけを想い続ける。憎き権力者に逆らう事は叶わなくとも、行為こそするが心は奪われ無いと言わずとも態度で現す。
彼女の心の傷を埋めようと、竜王は何年も何十年も彼女を労り愛し続け贅沢を許し、ある程度の自由を許し王族の行う公務を免除し彼女の望む全ての事を叶えた・・・・
彼女の幼馴染が彼女の護衛騎士となっても寛容した。
ある日王妃は懐妊した・・・・
竜王は歓喜して子息に愛情を注いだが・・・・
彼の愛は王妃に報われる事は無く三百年の月日を過ごし、魔女の呪いにより竜人にしては短くなった寿命の生涯を終えた。
彼の心は満たされず飢えたまま亡くなった・・・
「それが・・・・僕の息子ぷっぎゃ・・・・」
あぁぁ~又あの瞳だ、いますぐ消えて無くなりたいと人生に絶望した瞳・・・・
なんて可哀想な子なんでしょう、そんな前世の報われない愛情の記憶など無くしてしまいたいだろうに、魔女の呪いとはなんて恐ろしく執念深いのだろう。私に執着するのは報われない愛故なんだ、もしかしたら再度今期の運命の番に会えばこの執着も薄れ消えてしまうのかしら・・・・
こんなに私の心を奪いとっていながら、捨てられるのは私の方じゃない。でもいいわ貴方が今私を必要とするならば、私を望むならその期待に応えてあげたい
「りっちゃん・・・・こっちを見て・・」
優しく頬を撫でてあげる、椅子に腰をかけうつむいた顔を私の方に向かせ瞳を合わせる。困った子苦笑いを浮かべながら、りっちゃんの唇に自らの唇を当てる、男の子くせになんて柔らかい唇をしてるかしら何度も何度も口付けをする。
りっちゃんは『なんで?』て困惑しながら、口付けを拒む事はなかった。
「この浮気者~まさか隠し子が居たなんて、私の心も身体も奪っておいて、許さないわよダーリン♪」
「ゆ・・ユイ・・・・ユイカたん・・・・」
「でも惚れた弱味ね、しょうがないから受け入れてあげる」
「ユイカたん・・・・昔の地位も身分も全ていらない、リザードマンりっちゃんとしてユイカたんと共に生きたいんだ・・・・」
「でもそれじゃ・・・・後でりっちゃんは後悔する。私達だけが幸せならそれで良いと思える人なら良かったのにね・・・・」
「そう思ってるぷっぎゃ・・・・」
「嘘つきね・・・・だてにりっちゃんのママやってないだから、嘘ついてる時に鼻がピクピクするってしってるんだから・・・・」
「ユイカたんから離れたくない・・・・」
「行ってらっしゃい、そして帰ってきてりっちゃん。私が寂しいがりなの知ってるでしょ?」
「ユイカたんと一分一秒だって離れたくない、あの国に行ったらとうぶん戻れないかも・・」
「でもほっとけないでしょ・・・・だって貴方の後継者であり愛する息子がピンチなのよ。その時に見捨てる様な父親なんて、私はいらないそんなりっちゃんなんて好きくない。私の大好きで愛する雄は身内の危機に身を呈して救いに行く人」
「ユイカたん・・・・ひどい人だ・・・・」
「りっちゃん大好きだよ、だから貴方の背中を押させて」
「はぁ~こうなると予想はしてたんだ、だからエクリサーに口止めしてたのに。僕の今世はユイカだけで良かったのに・・・・」
りっちゃんが痛いぐらい私を抱き締める、それに応えるように抱き返す。本当は私だってついて行きたい、りっちゃんから離れたくない目頭が熱くなるけど必死に堪える、やっとこの異世界で生きる希望の貴方に逢えたのに・・・・
「戦場に行くわけじゃないでしょ・・・・りっちゃんちゃんと・・・・帰ってきて・」
「ユイカたんすぐ帰ってくる、本音は連れて行こうと思ってたけど。敵対派閥がユイカたんの存在を知ったらきっとユイカたんの身が危ないし、ひとまず偵察程度に明日から3日間ぐらい行ってくる・・・・」
「3日間でいいの・・・・?」
「3日もぉぉぉだよ!それ以上ユイカたんと離れてたら僕はユイカたん不足で病む!!」
鼻の穴を広げてドヤ顔でこの子何言ってるのかしら・・・・?
「このプルプルも僕から離れたくないないって言ってるぷっぎゃ~」
ドヤ顔の次は私の胸に挟まれプルプル、パフパフされてる あれ?これ悲恋シーンのシリアス場面じゃなかたっけ??
「ユイカたんが悪いだ!ユイカのおっぱいがこんなに僕を堕落させて、おっぱいと3日間も離れるなんて・・・・地獄・悪夢だぁぁぁぁ!!」
「はぁ・・・・りっちゃんは結局おっぱいなのね。」
「ユイカたん・・・・」
おっぱいに今だに挟まれながら、りっちゃんの声がさっきより真剣な声色になった。しかしおっぱいに挟まれままだがな・・・・
「貴方は僕の唯一だ・・・・愛してます・・だから浮気しないで僕を待っててね・・・・」
くっ!!
何度も言いますが胸に挟まれままで全然格好良くないけどな!!
でも金髪美青年にそんな真剣に言われたら、お姉さん耐性なくて照れるんだわ!今恥ずかしくてどっかに逃げたい気分なんだわ、もじもじ腰を捩るけど逃がしてくれない
「顔真っ赤ぷっぎゃ~ユイカたん~可愛い❤️」
プーシューーーー!!
リミット限界、甘い囁きユイカ耐性0 活動限界
「もっと恥ずかしい事してるのに、ユイカたん初ぷっぎゃねぇ~」
重い口をやっと開き彼は感情ない瞳で淡々と話始めた。
リザードンマンりっちゃんに転生する前に、後継者を作る為 王妃と子を成した。
王妃は彼の魂の片割れ出逢える確率は低く奇跡な存在とされる運命の番だった。彼は一目見た時から目を奪われ心を全て持っていかれ彼女に膝間付き愛をこう。全身全霊で彼女を幸せにする為、沢山の物を貢ぎ沢山の愛を囁いた・・・・
しかし彼女は結して竜王こと彼に心を許すことは無く、義務の様に閨事を過ごす、そこには愛も甘さも微塵も無い、無駄行為はいらない只精子だけを注げば良いと促される
彼女は彼を番とは認識しない、彼にかけられた呪いの影響もあったが、彼女には幼き頃から愛を囁きあった幼馴染が居た。彼女の心も愛もその幼馴染だけの物、二人の未来を強引に引き裂き政略結婚させた憎き竜王、彼女はまだ年若い竜人だった為 一途に幼馴染だけを想い続ける。憎き権力者に逆らう事は叶わなくとも、行為こそするが心は奪われ無いと言わずとも態度で現す。
彼女の心の傷を埋めようと、竜王は何年も何十年も彼女を労り愛し続け贅沢を許し、ある程度の自由を許し王族の行う公務を免除し彼女の望む全ての事を叶えた・・・・
彼女の幼馴染が彼女の護衛騎士となっても寛容した。
ある日王妃は懐妊した・・・・
竜王は歓喜して子息に愛情を注いだが・・・・
彼の愛は王妃に報われる事は無く三百年の月日を過ごし、魔女の呪いにより竜人にしては短くなった寿命の生涯を終えた。
彼の心は満たされず飢えたまま亡くなった・・・
「それが・・・・僕の息子ぷっぎゃ・・・・」
あぁぁ~又あの瞳だ、いますぐ消えて無くなりたいと人生に絶望した瞳・・・・
なんて可哀想な子なんでしょう、そんな前世の報われない愛情の記憶など無くしてしまいたいだろうに、魔女の呪いとはなんて恐ろしく執念深いのだろう。私に執着するのは報われない愛故なんだ、もしかしたら再度今期の運命の番に会えばこの執着も薄れ消えてしまうのかしら・・・・
こんなに私の心を奪いとっていながら、捨てられるのは私の方じゃない。でもいいわ貴方が今私を必要とするならば、私を望むならその期待に応えてあげたい
「りっちゃん・・・・こっちを見て・・」
優しく頬を撫でてあげる、椅子に腰をかけうつむいた顔を私の方に向かせ瞳を合わせる。困った子苦笑いを浮かべながら、りっちゃんの唇に自らの唇を当てる、男の子くせになんて柔らかい唇をしてるかしら何度も何度も口付けをする。
りっちゃんは『なんで?』て困惑しながら、口付けを拒む事はなかった。
「この浮気者~まさか隠し子が居たなんて、私の心も身体も奪っておいて、許さないわよダーリン♪」
「ゆ・・ユイ・・・・ユイカたん・・・・」
「でも惚れた弱味ね、しょうがないから受け入れてあげる」
「ユイカたん・・・・昔の地位も身分も全ていらない、リザードマンりっちゃんとしてユイカたんと共に生きたいんだ・・・・」
「でもそれじゃ・・・・後でりっちゃんは後悔する。私達だけが幸せならそれで良いと思える人なら良かったのにね・・・・」
「そう思ってるぷっぎゃ・・・・」
「嘘つきね・・・・だてにりっちゃんのママやってないだから、嘘ついてる時に鼻がピクピクするってしってるんだから・・・・」
「ユイカたんから離れたくない・・・・」
「行ってらっしゃい、そして帰ってきてりっちゃん。私が寂しいがりなの知ってるでしょ?」
「ユイカたんと一分一秒だって離れたくない、あの国に行ったらとうぶん戻れないかも・・」
「でもほっとけないでしょ・・・・だって貴方の後継者であり愛する息子がピンチなのよ。その時に見捨てる様な父親なんて、私はいらないそんなりっちゃんなんて好きくない。私の大好きで愛する雄は身内の危機に身を呈して救いに行く人」
「ユイカたん・・・・ひどい人だ・・・・」
「りっちゃん大好きだよ、だから貴方の背中を押させて」
「はぁ~こうなると予想はしてたんだ、だからエクリサーに口止めしてたのに。僕の今世はユイカだけで良かったのに・・・・」
りっちゃんが痛いぐらい私を抱き締める、それに応えるように抱き返す。本当は私だってついて行きたい、りっちゃんから離れたくない目頭が熱くなるけど必死に堪える、やっとこの異世界で生きる希望の貴方に逢えたのに・・・・
「戦場に行くわけじゃないでしょ・・・・りっちゃんちゃんと・・・・帰ってきて・」
「ユイカたんすぐ帰ってくる、本音は連れて行こうと思ってたけど。敵対派閥がユイカたんの存在を知ったらきっとユイカたんの身が危ないし、ひとまず偵察程度に明日から3日間ぐらい行ってくる・・・・」
「3日間でいいの・・・・?」
「3日もぉぉぉだよ!それ以上ユイカたんと離れてたら僕はユイカたん不足で病む!!」
鼻の穴を広げてドヤ顔でこの子何言ってるのかしら・・・・?
「このプルプルも僕から離れたくないないって言ってるぷっぎゃ~」
ドヤ顔の次は私の胸に挟まれプルプル、パフパフされてる あれ?これ悲恋シーンのシリアス場面じゃなかたっけ??
「ユイカたんが悪いだ!ユイカのおっぱいがこんなに僕を堕落させて、おっぱいと3日間も離れるなんて・・・・地獄・悪夢だぁぁぁぁ!!」
「はぁ・・・・りっちゃんは結局おっぱいなのね。」
「ユイカたん・・・・」
おっぱいに今だに挟まれながら、りっちゃんの声がさっきより真剣な声色になった。しかしおっぱいに挟まれままだがな・・・・
「貴方は僕の唯一だ・・・・愛してます・・だから浮気しないで僕を待っててね・・・・」
くっ!!
何度も言いますが胸に挟まれままで全然格好良くないけどな!!
でも金髪美青年にそんな真剣に言われたら、お姉さん耐性なくて照れるんだわ!今恥ずかしくてどっかに逃げたい気分なんだわ、もじもじ腰を捩るけど逃がしてくれない
「顔真っ赤ぷっぎゃ~ユイカたん~可愛い❤️」
プーシューーーー!!
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