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4章
モブ娘 小野 亜香里 反撃を開始します②
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私は現在沢山のご令嬢を敵に回し、綺麗な金髪のお御髪をサラサラ揺らした見目麗しい美男子に手を引かれ仲良く校門から登校している。毎朝の通例でご令嬢達が作った花道が本日も用意されており、その蕀の道を二人仲良く手を繋ぎ登校しているが…痛いほどの視線が突き刺さり、視線が突き刺さるとは今みたいな現状なのだと身をもって確証している最中だ…
実害は受けていないが精神的ダメージが激しく『ぐっはぁぁ~』と吐血しそうだが、敢えて堪えるふさいだ口端から流れ落ちる血は私の妄想だと信じたい。完全に目立っている蕀の道の棘がグサグサ刺さり、頑張って微笑む顔もホラー映画顔負けの不気味さを醸し出しているだろう…
「なんでカイン様がエスコートされてるの!?」
「誰よあの地味子!?手を繋がれてるわよ」
「いやぁぁ~カイン様そんな下賎の者とのお戯れお止めください…」
下賎とは身分の低いこと。生まれや育ちが卑しいことだったよね、中世ヨーロッパの貴族社会かよ君達はあれかい貴族令嬢的立場なのかな? そりゃ~我が家は下流階級の平凡一家だよ、ピヨ男さんのご家族に比べれば貧相にみえるかもしれないけどさ…
と悪態をつきたいが恐ろしくて言えませんよ、兎に角ピヨ男さんと私はラブラブですよ~と幸せアピールの幸福な微笑みを浮かべるのみ。
ふっとカイン先輩と目が合えば、嬉しいそうに微笑みかけられギュッと再度強く手を握られる恥ずかしくて嬉しい。
見目麗しい美形のお顔なぜそこまで全てのパーツが完璧なのか五秒間見つめるだけで心臓に悪い動悸息切れ目眩でフラフラします、先程の令嬢達からの攻撃に加えてまさかのピヨ男さんからの追撃で頭がボーッとしてきてのぼせ上がるツーツーと鼻下から液体が流れた
「あっ!!あかりん…鼻血が…どぉしたの?沢山の人混みでのぼせちゃったの…大丈夫!?」
大丈夫です…だからそれ以上その綺麗なお顔で私を見つめないでください、モブ娘にはキラキラ耐性が装備されておりませんので光属性攻撃は致命傷なんです。二人きりの時ならばその光属性攻撃もかわせますが今は逃げ場が無いのですよ
「フラフラして…顔も真っ赤だし…エッチした後みたいだね可愛い♡」
なっ…
なっ…
なっに言ってるの!?
それも私の腰を持ち強引に引き寄せて耳元近くで囁くから破壊力抜群で完全に鼻血からの吐血で鼻と口元を抑え必死に堪えてうつむく。
それに反して令嬢達から悲鳴が上がり「ぎゃぁぁぁーーー!」「やーめーてーーー!!」「いやぁぁーこれは夢よ夢なのよ!」「カイン様カインさまぁぁぁがご病気にかかっているわぁ!」っと泣き叫び嗚咽まで、すっかり蕀の道は地獄絵図と化した。
「黙れ!!」
令嬢達の甲高い声を突抜て低い低音ボイスが響き渡る、口元を押さえて怒号を上げた人を見れば鬼の形相で鬼畜眼鏡が佇んで居た、艶やかな青髪を靡かせ眉目秀麗の容姿と知的オーラを放っている。カチャリと眼鏡を動かし私が睨み付けられていた、その眼光だけで殺されそうな殺気
先程まで阿鼻叫喚していた令嬢達は一気に静まり返り鬼畜眼鏡に注目する。
「朝から騒がしい!我が学園の気品を下げる言動をしているのは誰だ…」
シーンと静まりかえった令嬢達が一斉に私を見る、えっ!?私が悪いの?私が学園の気品を落としてるわけ、酷いよ視線と罵倒でフルボッコにされ止めに光属性攻撃されて瀕死の私が今度は鬼畜眼鏡と戦わなきゃいけないのかしら…皆様が私に嫌悪感を抱く気持ちもわかりますが生死の瀬戸際の私になんたる非道…
「はぁー。小野 亜香里またお前か…アフォだアフォだとは思っていたが、ついには朝からアフォな騒ぎを起こしたのか…」
はぁ~と深いため息をつかれ呆れられてます。それもフルネームで呼ぶの止めて欲しいのですが、まだ私の事を初見の令嬢もいらっしゃるでしょうし個人保護法というものが世の中にはあるんです!!保護されないのは目に見えてますが…こんな喧嘩売る様な登校すれば当たり前の結果ですけどね…トホホ
ファン倶楽部リーダーらしき令嬢が鬼畜眼鏡に話しかける
「青柳様…あの…その…そこの地味いえ…女子が私達のアイドル カイン様とご登校されまして…」
「ほぉ…ついにこそこそするのを止めたのかカイン…」
「まぁ~な」
「でも礼儀を欠いてる行動だとも思うが…」
「確かに今まで皆と適度な距離で居させて貰ってたけど、本当に好きな子が出来たんだ。ファン倶楽部の月謝を返金しろって言うなら返金するよ、でもその資金で君達個々にホワイトデーや誕生日のプレゼントも送ってるよね?現実は僕が送ってるわけじゃないけど…」
盛大なネタバレをピヨ男さんしてるし、ファン倶楽部の運営さんが頑張っていたんだね…
「でも本当に好きな子だけに今後は僕は尽くしたい、だから認めて欲しいとは求めないがどうか放っておいて欲しい…騙されたと言うならこの場で謝罪するよ。君達が求めていたカインじゃなくてごめんなさい、でも君達も僕の本当の人格を知ろうともしなかったよね?」
コラコラそんな煽るような物言いをしてはいけません、彼女達だって悪気があったわけじゃない貴方の容姿があまりにも浮世離れした美し過ぎたのだ。中身は残念なところも多いがその中身も含めて私は好きなんだけど…
「納得出来なくて彼女に危害を加えようとするなら、僕はそいつを敵とみなして徹底的に潰すからね♪」
ヒッと令嬢達は悲鳴をあげカイン先輩から一歩距離を置く、私も笑顔で宣戦布告するピヨ男さんが怖いです皆様の気持ちがよくわかる…
「ほぉ~随分腹を決めたのだな…お前らも気をつけろ、カインは見た目より執念深いからな馬鹿みたいに騒ぐと後が怖いぞ」
ニヤリと青柳先輩がピヨ男さんに同調する、怒られると思っていたのに青柳先輩は私達の行動を遠回しながらも応援してくれているんだ。
やはりこの人は根は優しい人だ、私達の関係を認めて後押ししてくれてる。
―――― ブラックは報われない想いだってわかってるその想いを秘めて、好きな人レッドの幸せを願ってブラックは行くのよ、二人の幸せを願って―――――
昔ママに教わったゴレンジャーの裏エピソードを思い出す、まるで青柳先輩がブラックと重なり私の涙腺が崩壊した…秘めた想いを胸に抱えてレッドとピンクの幸せを願う…青柳先輩…
「あ…あ…あ゛おやぎふぇんぱーーい!」
「小野 亜香里…なぜお前そこまで号泣しているんだ?」
「ふぇんぱいが…ブラックだったんですね…カイン先輩の想いを胸に秘めて敢えて背中を押す青柳先輩…ここで泣かない腐女子はいませんよぉぉぉーー!」
「はぁぁぁ!?」
「えっ…あかりん…」
「わだぢぃぃぃー!ピヨ男さんいえカイン先輩を幸せにします!絶対泣かせません青柳先輩の想い以上にカイン先輩を愛しぬくと誓います。だからぁぁ~お任せくださしゃ~~い!!」
私は号泣しながら青柳先輩に誓う、貴方のカイン先輩への想い決して無駄にはしません!!
「えっ!?青柳様ってカイン様の事…」
「キャァァ~!禁断の想いだったのですか」
「嘘よ!嘘よぉぉ!青柳様がそんな事ないわ」
私の感動で号泣する中、あらぬ疑いで令嬢達は騒ぎだす一部は美男子達の秘めた想いに悶絶し、一部はそんな想いなどあり得ないと否定していたが感極まった私にはまったく耳に入って来なかった。
ヒロイン白鳥さんがピヨ男さんを脅すネタを潰し、私達のお付き合いを公表する行動だったのだが、ブラック青柳先輩の純愛に私は感謝し号泣し続けるのであった…
実害は受けていないが精神的ダメージが激しく『ぐっはぁぁ~』と吐血しそうだが、敢えて堪えるふさいだ口端から流れ落ちる血は私の妄想だと信じたい。完全に目立っている蕀の道の棘がグサグサ刺さり、頑張って微笑む顔もホラー映画顔負けの不気味さを醸し出しているだろう…
「なんでカイン様がエスコートされてるの!?」
「誰よあの地味子!?手を繋がれてるわよ」
「いやぁぁ~カイン様そんな下賎の者とのお戯れお止めください…」
下賎とは身分の低いこと。生まれや育ちが卑しいことだったよね、中世ヨーロッパの貴族社会かよ君達はあれかい貴族令嬢的立場なのかな? そりゃ~我が家は下流階級の平凡一家だよ、ピヨ男さんのご家族に比べれば貧相にみえるかもしれないけどさ…
と悪態をつきたいが恐ろしくて言えませんよ、兎に角ピヨ男さんと私はラブラブですよ~と幸せアピールの幸福な微笑みを浮かべるのみ。
ふっとカイン先輩と目が合えば、嬉しいそうに微笑みかけられギュッと再度強く手を握られる恥ずかしくて嬉しい。
見目麗しい美形のお顔なぜそこまで全てのパーツが完璧なのか五秒間見つめるだけで心臓に悪い動悸息切れ目眩でフラフラします、先程の令嬢達からの攻撃に加えてまさかのピヨ男さんからの追撃で頭がボーッとしてきてのぼせ上がるツーツーと鼻下から液体が流れた
「あっ!!あかりん…鼻血が…どぉしたの?沢山の人混みでのぼせちゃったの…大丈夫!?」
大丈夫です…だからそれ以上その綺麗なお顔で私を見つめないでください、モブ娘にはキラキラ耐性が装備されておりませんので光属性攻撃は致命傷なんです。二人きりの時ならばその光属性攻撃もかわせますが今は逃げ場が無いのですよ
「フラフラして…顔も真っ赤だし…エッチした後みたいだね可愛い♡」
なっ…
なっ…
なっに言ってるの!?
それも私の腰を持ち強引に引き寄せて耳元近くで囁くから破壊力抜群で完全に鼻血からの吐血で鼻と口元を抑え必死に堪えてうつむく。
それに反して令嬢達から悲鳴が上がり「ぎゃぁぁぁーーー!」「やーめーてーーー!!」「いやぁぁーこれは夢よ夢なのよ!」「カイン様カインさまぁぁぁがご病気にかかっているわぁ!」っと泣き叫び嗚咽まで、すっかり蕀の道は地獄絵図と化した。
「黙れ!!」
令嬢達の甲高い声を突抜て低い低音ボイスが響き渡る、口元を押さえて怒号を上げた人を見れば鬼の形相で鬼畜眼鏡が佇んで居た、艶やかな青髪を靡かせ眉目秀麗の容姿と知的オーラを放っている。カチャリと眼鏡を動かし私が睨み付けられていた、その眼光だけで殺されそうな殺気
先程まで阿鼻叫喚していた令嬢達は一気に静まり返り鬼畜眼鏡に注目する。
「朝から騒がしい!我が学園の気品を下げる言動をしているのは誰だ…」
シーンと静まりかえった令嬢達が一斉に私を見る、えっ!?私が悪いの?私が学園の気品を落としてるわけ、酷いよ視線と罵倒でフルボッコにされ止めに光属性攻撃されて瀕死の私が今度は鬼畜眼鏡と戦わなきゃいけないのかしら…皆様が私に嫌悪感を抱く気持ちもわかりますが生死の瀬戸際の私になんたる非道…
「はぁー。小野 亜香里またお前か…アフォだアフォだとは思っていたが、ついには朝からアフォな騒ぎを起こしたのか…」
はぁ~と深いため息をつかれ呆れられてます。それもフルネームで呼ぶの止めて欲しいのですが、まだ私の事を初見の令嬢もいらっしゃるでしょうし個人保護法というものが世の中にはあるんです!!保護されないのは目に見えてますが…こんな喧嘩売る様な登校すれば当たり前の結果ですけどね…トホホ
ファン倶楽部リーダーらしき令嬢が鬼畜眼鏡に話しかける
「青柳様…あの…その…そこの地味いえ…女子が私達のアイドル カイン様とご登校されまして…」
「ほぉ…ついにこそこそするのを止めたのかカイン…」
「まぁ~な」
「でも礼儀を欠いてる行動だとも思うが…」
「確かに今まで皆と適度な距離で居させて貰ってたけど、本当に好きな子が出来たんだ。ファン倶楽部の月謝を返金しろって言うなら返金するよ、でもその資金で君達個々にホワイトデーや誕生日のプレゼントも送ってるよね?現実は僕が送ってるわけじゃないけど…」
盛大なネタバレをピヨ男さんしてるし、ファン倶楽部の運営さんが頑張っていたんだね…
「でも本当に好きな子だけに今後は僕は尽くしたい、だから認めて欲しいとは求めないがどうか放っておいて欲しい…騙されたと言うならこの場で謝罪するよ。君達が求めていたカインじゃなくてごめんなさい、でも君達も僕の本当の人格を知ろうともしなかったよね?」
コラコラそんな煽るような物言いをしてはいけません、彼女達だって悪気があったわけじゃない貴方の容姿があまりにも浮世離れした美し過ぎたのだ。中身は残念なところも多いがその中身も含めて私は好きなんだけど…
「納得出来なくて彼女に危害を加えようとするなら、僕はそいつを敵とみなして徹底的に潰すからね♪」
ヒッと令嬢達は悲鳴をあげカイン先輩から一歩距離を置く、私も笑顔で宣戦布告するピヨ男さんが怖いです皆様の気持ちがよくわかる…
「ほぉ~随分腹を決めたのだな…お前らも気をつけろ、カインは見た目より執念深いからな馬鹿みたいに騒ぐと後が怖いぞ」
ニヤリと青柳先輩がピヨ男さんに同調する、怒られると思っていたのに青柳先輩は私達の行動を遠回しながらも応援してくれているんだ。
やはりこの人は根は優しい人だ、私達の関係を認めて後押ししてくれてる。
―――― ブラックは報われない想いだってわかってるその想いを秘めて、好きな人レッドの幸せを願ってブラックは行くのよ、二人の幸せを願って―――――
昔ママに教わったゴレンジャーの裏エピソードを思い出す、まるで青柳先輩がブラックと重なり私の涙腺が崩壊した…秘めた想いを胸に抱えてレッドとピンクの幸せを願う…青柳先輩…
「あ…あ…あ゛おやぎふぇんぱーーい!」
「小野 亜香里…なぜお前そこまで号泣しているんだ?」
「ふぇんぱいが…ブラックだったんですね…カイン先輩の想いを胸に秘めて敢えて背中を押す青柳先輩…ここで泣かない腐女子はいませんよぉぉぉーー!」
「はぁぁぁ!?」
「えっ…あかりん…」
「わだぢぃぃぃー!ピヨ男さんいえカイン先輩を幸せにします!絶対泣かせません青柳先輩の想い以上にカイン先輩を愛しぬくと誓います。だからぁぁ~お任せくださしゃ~~い!!」
私は号泣しながら青柳先輩に誓う、貴方のカイン先輩への想い決して無駄にはしません!!
「えっ!?青柳様ってカイン様の事…」
「キャァァ~!禁断の想いだったのですか」
「嘘よ!嘘よぉぉ!青柳様がそんな事ないわ」
私の感動で号泣する中、あらぬ疑いで令嬢達は騒ぎだす一部は美男子達の秘めた想いに悶絶し、一部はそんな想いなどあり得ないと否定していたが感極まった私にはまったく耳に入って来なかった。
ヒロイン白鳥さんがピヨ男さんを脅すネタを潰し、私達のお付き合いを公表する行動だったのだが、ブラック青柳先輩の純愛に私は感謝し号泣し続けるのであった…
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