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4章
モブ娘 小野 亜香里 反撃を開始します①
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私の足裏へと四つ這いで突進してきて、私の足裏に自らの頬をスリスリ擦り付け喜んでいる。
靴下を履いていなかったら確実にベロベロと美味しそうに舐められる勢いでスンスン足裏を嗅がれる、靴下を脱がそうとする手をペチペチ叩いて脱がす事は阻止したが…あっうぅ~と悲しそうに鳴くお馬鹿なピヨたん…
怒りで我を忘れたピヨたんは避妊もせず、私の身体奥深くへと種付けをした事で、急遽あの後産婦人科に行ってアフターピルを処方して貰った。
先生に『若気の至りかもしれないけど…』呆れながら諭されアフターピルを処方して貰らう『すみません』しか言えず、待合室で待っていたピヨたんの頬っぺをギュウギュウつねったのは仕方ない事だと思う。でもピヨたんの凄い? 偉い? とこは産婦人科はなかなかに男性は来づらい場所だと思うが当たり前に付き添ってくれた所、私も内心心細かったからありがたかったが避妊してくれないなら今後は二度とエッチ禁止令をしいた『絶対します!!』即答していた…
そして困った事が…
暴走したピヨたんに拉致られた場所が、我が家から離れた避暑地だった。なにやら彼の家の別荘で今から帰っても2~3時間かかるらしく、せっかくだから一泊して行こうよ♪と甘いお誘いがそもそも仲直りしなかったらここに監禁するつもりだった事をゲロッた。おもわず顔面を踏み踏みすれば私の足裏にスリスリしてなついて離れない、大型ワンコの飼い主気分に陥るが飼い方を間違えるとヤンデレは狂犬に変貌する取扱注意ワンコだったんだと理解した。
「買い物途中だったからママが心配してるから連絡しなきゃ…」
「あかりん安心してあかりんママには連絡してあるから。大雨に濡れて風邪ひきかけてたから家に保護してますって、お買い物の荷物はセバスチャンに届けて貰ってあるから…」
「セバスチャン!!」
「家の執事セバスチャン…純粋日本人なんだけど僕の御世話担当なんだ♪」
「全て先回りして私を誘拐しおってこの悪い子! 本当悪い子!! ピヨたんめっっ!!」
ペチーンと額をデコピンすれば、怒られたワンコの様にお座りしてシュンとしおらしくする。ゴメンねって首を傾けて瞳をウルウルされれば、元々整った綺麗な容姿と哀愁が漂ってこれ以上怒れない…くぅぅ可愛い…世の中顔なのか!?いや違うといままで否定していたが、狡い狡すぎるやはり容姿が良いのは人生の勝ち組だと思う。そこで天狗になり傲慢に生きれば容姿にも影響されると聞くが、ピヨたんは天狗にはなってないのよね…
別荘に戻りベッドの上に寝転がり産婦人科の気疲れと緊張から解放され安堵すれば、私の足裏にハゥハゥとなつくピヨたん、メッとしつけをしてどぉどぉと諌め落ち着かせやっと話し合いを開始する事になった。
「ピヨたんお付き合いするって信頼関係が大切だと思うのね…やっぱり大好きなピヨたんに嘘をつかれたらその信頼関係は崩れるし…」
「そうだね…」
「なんで…ヒロインいや白鳥さんと夜祭りデートしてたの…?」
「デートじゃないんだ…君を守る為に…」
「なんで私を守る為なの…?」
「あかりんは…あかりんは…」
ピヨ男さんベッドに正座しながら私に不安そうに語りかけてくる。さっきまでのハゥハゥなつくワンコから一転し顔が真顔になり少し寂しいそうな顔をする…
「僕の事…好きじゃないでしょ…?」
「なっ…なっに…なに言ってるの!?好きだよ大好きだよ、好きじゃなきゃこんな事されて許すわけない!でもピヨ男さんが大好きだから…こんな風に変貌するぐらい精神的に追い詰めてしまったと申し訳ない気持ちと…そんなに私を想ってくれる事に…喜びも感じちゃったりして…」
まさか私の気持ちすら疑っていた事に驚いた。
「言い方を間違えたね…あかりんはピヨ男の僕をすごく好いてくれてるのは伝わってるよ。でもあかりんはこの容姿のカインは…好きじゃないよね…」
ぐっ…
息がつまる…
好きです…でも余りに自分の容姿と違い過ぎて逃げ腰だった…
見目麗しい美形のお顔なぜそこまで全てのパーツが完璧なのか五秒間見つめるだけで心臓に悪い動悸息切れ…思わず鼻を押さえて鼻血を堪えなければならない容姿のカイン先輩…そんな方の隣に立つ勇気が無かったの、でもその態度や言動が知らず知らずにカイン先輩を傷付けたのかもしれない…
「僕もね自分自身に呆れてる、どんどん欲張りになってヲタクのピヨ男もこの容姿のカインも全てあかりんに受け入れて欲しくなって…全てをあかりんに認めて欲しくて…」
「ごめん…ごめんなさい…そんなに貴方を傷付けていたなんて本当ごめんなさい…」
「謝らないであかりん…そんな時だった…アイツが現れたんだ…」
アイツとはヒロインこと白鳥さんだった、彼女は私がピヨ男さんの車に送迎されているのを目撃した。それも親切丁寧に一週間に渡り動画まで録画して確実な証拠と見せてきたらしい、カイン先輩とこのモブ娘はどいう関係なのかとストーカー顔負けで付け回しついには昼食時に出現するダサトリオがじつは学園のアイドル達だったと真実を突き詰めた。
「あかりんと青柳が図書館で勉強して時アイツは全て会話を録音していたんだ、青柳をあかりんが青ピヨと呼んだことで決定打になった…」
「そんな…彼女は何をしたいの…」
「アイツはこの真実を皆にばらされたくなかったら、私の言うこと聞いて欲しいとお願い? いや脅してきたんだ…アイドルカインとあの平凡で地味なモブ娘が仲が良いとわかれば貴方のファンは彼女あかりんをほうっておかないだろうと…」
なっ…なっ…なんて卑怯な!! 彼女は全て持っているじゃないか容姿もチート能力も物語の軌道補正能力も、そして私の事をモブ娘と呼ぶあたり彼女もどうやら転生者みたいだ、この乙女ゲーをご存知のヒロイン…でも軌道補正能力はどうやら発動しない為か、私の可愛いピヨたんを脅しにかかったと…
「つまりピヨ男さんは脅され渋々と彼女の命令に従ったのね?彼女に惹かれて惚れてしまったとかじゃないのね?」
「なっ!?なんでそんな結論が出てくるの、僕はあかんりんが今と変わらない学園生活を送って欲しかったから…日暮だって赤井と付き合った事で虐め被害にあってただろ…あかりんにはそんな目に合って欲しくなくて…可愛い顔の子だとは思うけどこんな脅しをする女子に憎しみしかわかないよ…」
私はスクリとその場から起き上がり、ピヨ男さんの両手を繋ぐ
「ピヨ男さん…いえカイン先輩…貴方が大好きです。だから夏休みが明けたら私頑張る!周りの方々は認めてくれないかもしれないけど、でも貴方の彼女だって堂々とする…だから白鳥さんの脅しは聞かなくていい。そして私が彼女と決着をつける!!」
「あかりん…?」
「私がピヨ男さんを守るから…今まで不安にさせてごめんね…」
ピヨたんが困惑しながらもギューと私を抱き締めてくれる。私も応えるように抱き締めかえす、負けない絶対負けない!
ヒロイン白鳥さんが一体誰を狙っているのかわからないが、ピヨ男さんを脅すなんて好感度駄々下がりだろうに…つまり本命はカイン先輩では無い一体どんな目的なのか真相を暴いてやる!モブ娘 小野 亜香里 反撃を開始します!!
靴下を履いていなかったら確実にベロベロと美味しそうに舐められる勢いでスンスン足裏を嗅がれる、靴下を脱がそうとする手をペチペチ叩いて脱がす事は阻止したが…あっうぅ~と悲しそうに鳴くお馬鹿なピヨたん…
怒りで我を忘れたピヨたんは避妊もせず、私の身体奥深くへと種付けをした事で、急遽あの後産婦人科に行ってアフターピルを処方して貰った。
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そして困った事が…
暴走したピヨたんに拉致られた場所が、我が家から離れた避暑地だった。なにやら彼の家の別荘で今から帰っても2~3時間かかるらしく、せっかくだから一泊して行こうよ♪と甘いお誘いがそもそも仲直りしなかったらここに監禁するつもりだった事をゲロッた。おもわず顔面を踏み踏みすれば私の足裏にスリスリしてなついて離れない、大型ワンコの飼い主気分に陥るが飼い方を間違えるとヤンデレは狂犬に変貌する取扱注意ワンコだったんだと理解した。
「買い物途中だったからママが心配してるから連絡しなきゃ…」
「あかりん安心してあかりんママには連絡してあるから。大雨に濡れて風邪ひきかけてたから家に保護してますって、お買い物の荷物はセバスチャンに届けて貰ってあるから…」
「セバスチャン!!」
「家の執事セバスチャン…純粋日本人なんだけど僕の御世話担当なんだ♪」
「全て先回りして私を誘拐しおってこの悪い子! 本当悪い子!! ピヨたんめっっ!!」
ペチーンと額をデコピンすれば、怒られたワンコの様にお座りしてシュンとしおらしくする。ゴメンねって首を傾けて瞳をウルウルされれば、元々整った綺麗な容姿と哀愁が漂ってこれ以上怒れない…くぅぅ可愛い…世の中顔なのか!?いや違うといままで否定していたが、狡い狡すぎるやはり容姿が良いのは人生の勝ち組だと思う。そこで天狗になり傲慢に生きれば容姿にも影響されると聞くが、ピヨたんは天狗にはなってないのよね…
別荘に戻りベッドの上に寝転がり産婦人科の気疲れと緊張から解放され安堵すれば、私の足裏にハゥハゥとなつくピヨたん、メッとしつけをしてどぉどぉと諌め落ち着かせやっと話し合いを開始する事になった。
「ピヨたんお付き合いするって信頼関係が大切だと思うのね…やっぱり大好きなピヨたんに嘘をつかれたらその信頼関係は崩れるし…」
「そうだね…」
「なんで…ヒロインいや白鳥さんと夜祭りデートしてたの…?」
「デートじゃないんだ…君を守る為に…」
「なんで私を守る為なの…?」
「あかりんは…あかりんは…」
ピヨ男さんベッドに正座しながら私に不安そうに語りかけてくる。さっきまでのハゥハゥなつくワンコから一転し顔が真顔になり少し寂しいそうな顔をする…
「僕の事…好きじゃないでしょ…?」
「なっ…なっに…なに言ってるの!?好きだよ大好きだよ、好きじゃなきゃこんな事されて許すわけない!でもピヨ男さんが大好きだから…こんな風に変貌するぐらい精神的に追い詰めてしまったと申し訳ない気持ちと…そんなに私を想ってくれる事に…喜びも感じちゃったりして…」
まさか私の気持ちすら疑っていた事に驚いた。
「言い方を間違えたね…あかりんはピヨ男の僕をすごく好いてくれてるのは伝わってるよ。でもあかりんはこの容姿のカインは…好きじゃないよね…」
ぐっ…
息がつまる…
好きです…でも余りに自分の容姿と違い過ぎて逃げ腰だった…
見目麗しい美形のお顔なぜそこまで全てのパーツが完璧なのか五秒間見つめるだけで心臓に悪い動悸息切れ…思わず鼻を押さえて鼻血を堪えなければならない容姿のカイン先輩…そんな方の隣に立つ勇気が無かったの、でもその態度や言動が知らず知らずにカイン先輩を傷付けたのかもしれない…
「僕もね自分自身に呆れてる、どんどん欲張りになってヲタクのピヨ男もこの容姿のカインも全てあかりんに受け入れて欲しくなって…全てをあかりんに認めて欲しくて…」
「ごめん…ごめんなさい…そんなに貴方を傷付けていたなんて本当ごめんなさい…」
「謝らないであかりん…そんな時だった…アイツが現れたんだ…」
アイツとはヒロインこと白鳥さんだった、彼女は私がピヨ男さんの車に送迎されているのを目撃した。それも親切丁寧に一週間に渡り動画まで録画して確実な証拠と見せてきたらしい、カイン先輩とこのモブ娘はどいう関係なのかとストーカー顔負けで付け回しついには昼食時に出現するダサトリオがじつは学園のアイドル達だったと真実を突き詰めた。
「あかりんと青柳が図書館で勉強して時アイツは全て会話を録音していたんだ、青柳をあかりんが青ピヨと呼んだことで決定打になった…」
「そんな…彼女は何をしたいの…」
「アイツはこの真実を皆にばらされたくなかったら、私の言うこと聞いて欲しいとお願い? いや脅してきたんだ…アイドルカインとあの平凡で地味なモブ娘が仲が良いとわかれば貴方のファンは彼女あかりんをほうっておかないだろうと…」
なっ…なっ…なんて卑怯な!! 彼女は全て持っているじゃないか容姿もチート能力も物語の軌道補正能力も、そして私の事をモブ娘と呼ぶあたり彼女もどうやら転生者みたいだ、この乙女ゲーをご存知のヒロイン…でも軌道補正能力はどうやら発動しない為か、私の可愛いピヨたんを脅しにかかったと…
「つまりピヨ男さんは脅され渋々と彼女の命令に従ったのね?彼女に惹かれて惚れてしまったとかじゃないのね?」
「なっ!?なんでそんな結論が出てくるの、僕はあかんりんが今と変わらない学園生活を送って欲しかったから…日暮だって赤井と付き合った事で虐め被害にあってただろ…あかりんにはそんな目に合って欲しくなくて…可愛い顔の子だとは思うけどこんな脅しをする女子に憎しみしかわかないよ…」
私はスクリとその場から起き上がり、ピヨ男さんの両手を繋ぐ
「ピヨ男さん…いえカイン先輩…貴方が大好きです。だから夏休みが明けたら私頑張る!周りの方々は認めてくれないかもしれないけど、でも貴方の彼女だって堂々とする…だから白鳥さんの脅しは聞かなくていい。そして私が彼女と決着をつける!!」
「あかりん…?」
「私がピヨ男さんを守るから…今まで不安にさせてごめんね…」
ピヨたんが困惑しながらもギューと私を抱き締めてくれる。私も応えるように抱き締めかえす、負けない絶対負けない!
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