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3章
集まれピヨ村!!
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咲いた~咲いた~チュウリップの花がぁ~並んだ~並んだ~赤・青・黄色・どの花みても綺麗だなぁ~♪
笑いたい…
爆笑したい…
学園1の秀才が今頭をヒヨコの様にチョンマゲして牛乳瓶底眼鏡をかけている。どっからみてもまさかこのダサ男が、青柳先輩だとは思わないだろう。鬼畜眼鏡は自分の姿をみた瞬間どんな表情をしたんだろうか、急遽変装したから制服まではヨレヨレに出来なかったのが残念です。
それにしても我慢すればするほど面白くて顔が歪む、堪えれば堪えるほど身体がプルプル震えて青ピヨを直視出来ない
「オッイ!!地味子笑いたいなら笑えば良い、顔を背けてプルプル震えているその姿こそ不快でしかない!!」
「青ピヨさん…素晴らしいです!良くお似合いで!ぷぷぷぷ~」
「変なあだ名を付けるな!!なぜ俺がこんな格好をせねば…」
「…青ピヨ諦めろ…俺も最初は不満だったが、慣れると気楽だぞぉ~注目されないし逆に周りは目を背け避けてくれるぐらいだぞ!」
「赤井黙れ!!」
「もぉ~青ピヨさん!その子は赤ピヨさんですよぉぉぉ!お間違いなく!!」
「くっ!!地味子め、先程までは俺に怯えておとなしかったのにこの姿になったとたんに強気になったな。」
悔しそうに顔を歪める青ピヨを放置し、私はおもむろにスマホを取り出し、横並びに座っているピヨトリオの写真を何枚も激写する。ピヨピヨした頭が可愛い、今時そんな眼鏡どこに売ってるんだと突っ込みたくなる牛乳瓶底眼鏡。ねぇ~ねぇ~君達恥ずかしくないの?女子にモテナイよ、だってダサいもん!
しかし…
それが良い…
「可愛い~なんて可愛いぃのぉぉ~!ピヨトリオさんこちらに目線下さい。良いとっても良いですよぉぉ~」
「どこが良いのだ!写真を撮るな!!」
「あかりんがすごくご機嫌だ…」
「私も撮りたいですわ♪」
「お姉様後程LINEでアルバムにしてお送りします。貴重ですよピヨトリオの横並び、可愛いしダサいし最高ですぅぅ~!!」
「あかりちゃんありがとう♪」
「ダサ子撮るな!!なぜ俺がこんなふざけた格好をしなければならんのだぁぁ」
「青ピヨさん郷に入れば郷に従えと言う言葉があるでしょ」
「くっ!!その土地やその環境に入ったならば、そこでの習慣ややり方に従うのが賢い生き方である、などの意味の表現だったがなぜ此処で…」
私はスクリと席から立ち上がり、両手を腰に当て席に座っている青ピヨを見下ろす。
これでもかというぐらい大きく目を見開き
「貴方は今このピヨ村に入村してきたのです。静かで落ち着いた昼休みを過ごしたいなら、この村の掟に従ってもらいます。1.目立つな 2.空気と同化するべし 3.あえて言うなら気味悪がられ避けられる存在であれ!!」
「はぁぁぁ!?お前らはそれでいいのか?」
「「特に不満は…」」
ピヨ男と赤ピヨは口を揃えて不満無しとこたえる
「お前達にプライドは無いのか!?こんなダサい格好して!」
「真由と穏やかに過ごせるなら不満はない!」
言い切りました赤ピヨ!ある意味男前だな、日暮お姉様も嬉しそうにニコニコしてる。
「僕もあかりんと一緒に過ごせるならなんでもいいかな…あえて言うなら二人きりの方がいいから、あかりん以外全員邪魔なんだけど。あかりんの掟に従わないなら青ピヨがどっか行けばいいんじゃないか…?」
とても優しい口調と笑顔で、幼なじみで腐れ縁の相手にバッサリ冷たい発言をするピヨ男さんは少し恐ろしいが…私の意見に賛同してくれるなら心強い!
「青ピヨさん…そのダサイ姿はこのスマホに撮影済みです。皆にバレたくなければおとなしくしやがれです!!」
「くぅぅ!!脅すつもりか後輩のくせに生意気な…結局お前ら女の尻に敷かれてるだけじゃないか!」
「ん?何か問題あるかな…あかりんのモチモチお尻に敷かれるなら大満足だけど…?」
ピヨ男さんそれはちょっと…いやかなり変態発言です。さすがの私でも引きますから…
なんなら僕の顔面をクッションにしても良いよっとまで言いそうな雰囲気ですよ…
「ダメだ話しが通じない…カイいやこのピヨ男は完全に脳味噌が腐ったようだな…了承し難いが諦めるしか無いのか…昼休みだけ俺は俺の常識概念を捨てざるしか無いのか…」
深いため息をつく青ピヨ、そこまで嫌ならピヨ村の一員にならなくても良いのに。鬼畜眼鏡だと思っていたが意外と寂しがり屋さんなのか…
それとも此処に居たい理由がある、此処に止まるぐらい一緒に居たい人がいるのかしら…
まさか…
またなの…
「ピヨ男さん貴方またしてもヒロイン能力魅了で、攻略対象を呼び寄せしまったのですね。もぉ~わかりました諦めますよ、ピヨ男さんがモテモテなのは仕方ない事です。だってヒロインがもてないとお話が進みませんもんね、私はピヨ男さんが心変わりしない様に努力するのみ、困ったヒロインだ事…」
ふぅ~とため息をつきながらピヨ男さんの肩を叩く
「あかりん…何一人で納得して深いため息をついてるの…?またお話合いしなきゃダメなの?」
「ダサ子気持ち悪い妄想を止めろ…」
そんなわけで…私とピヨ男で作った『あつまれピヨ村』に青ピヨが入村しました。
これ以上の村人は求めてませんからね!!
笑いたい…
爆笑したい…
学園1の秀才が今頭をヒヨコの様にチョンマゲして牛乳瓶底眼鏡をかけている。どっからみてもまさかこのダサ男が、青柳先輩だとは思わないだろう。鬼畜眼鏡は自分の姿をみた瞬間どんな表情をしたんだろうか、急遽変装したから制服まではヨレヨレに出来なかったのが残念です。
それにしても我慢すればするほど面白くて顔が歪む、堪えれば堪えるほど身体がプルプル震えて青ピヨを直視出来ない
「オッイ!!地味子笑いたいなら笑えば良い、顔を背けてプルプル震えているその姿こそ不快でしかない!!」
「青ピヨさん…素晴らしいです!良くお似合いで!ぷぷぷぷ~」
「変なあだ名を付けるな!!なぜ俺がこんな格好をせねば…」
「…青ピヨ諦めろ…俺も最初は不満だったが、慣れると気楽だぞぉ~注目されないし逆に周りは目を背け避けてくれるぐらいだぞ!」
「赤井黙れ!!」
「もぉ~青ピヨさん!その子は赤ピヨさんですよぉぉぉ!お間違いなく!!」
「くっ!!地味子め、先程までは俺に怯えておとなしかったのにこの姿になったとたんに強気になったな。」
悔しそうに顔を歪める青ピヨを放置し、私はおもむろにスマホを取り出し、横並びに座っているピヨトリオの写真を何枚も激写する。ピヨピヨした頭が可愛い、今時そんな眼鏡どこに売ってるんだと突っ込みたくなる牛乳瓶底眼鏡。ねぇ~ねぇ~君達恥ずかしくないの?女子にモテナイよ、だってダサいもん!
しかし…
それが良い…
「可愛い~なんて可愛いぃのぉぉ~!ピヨトリオさんこちらに目線下さい。良いとっても良いですよぉぉ~」
「どこが良いのだ!写真を撮るな!!」
「あかりんがすごくご機嫌だ…」
「私も撮りたいですわ♪」
「お姉様後程LINEでアルバムにしてお送りします。貴重ですよピヨトリオの横並び、可愛いしダサいし最高ですぅぅ~!!」
「あかりちゃんありがとう♪」
「ダサ子撮るな!!なぜ俺がこんなふざけた格好をしなければならんのだぁぁ」
「青ピヨさん郷に入れば郷に従えと言う言葉があるでしょ」
「くっ!!その土地やその環境に入ったならば、そこでの習慣ややり方に従うのが賢い生き方である、などの意味の表現だったがなぜ此処で…」
私はスクリと席から立ち上がり、両手を腰に当て席に座っている青ピヨを見下ろす。
これでもかというぐらい大きく目を見開き
「貴方は今このピヨ村に入村してきたのです。静かで落ち着いた昼休みを過ごしたいなら、この村の掟に従ってもらいます。1.目立つな 2.空気と同化するべし 3.あえて言うなら気味悪がられ避けられる存在であれ!!」
「はぁぁぁ!?お前らはそれでいいのか?」
「「特に不満は…」」
ピヨ男と赤ピヨは口を揃えて不満無しとこたえる
「お前達にプライドは無いのか!?こんなダサい格好して!」
「真由と穏やかに過ごせるなら不満はない!」
言い切りました赤ピヨ!ある意味男前だな、日暮お姉様も嬉しそうにニコニコしてる。
「僕もあかりんと一緒に過ごせるならなんでもいいかな…あえて言うなら二人きりの方がいいから、あかりん以外全員邪魔なんだけど。あかりんの掟に従わないなら青ピヨがどっか行けばいいんじゃないか…?」
とても優しい口調と笑顔で、幼なじみで腐れ縁の相手にバッサリ冷たい発言をするピヨ男さんは少し恐ろしいが…私の意見に賛同してくれるなら心強い!
「青ピヨさん…そのダサイ姿はこのスマホに撮影済みです。皆にバレたくなければおとなしくしやがれです!!」
「くぅぅ!!脅すつもりか後輩のくせに生意気な…結局お前ら女の尻に敷かれてるだけじゃないか!」
「ん?何か問題あるかな…あかりんのモチモチお尻に敷かれるなら大満足だけど…?」
ピヨ男さんそれはちょっと…いやかなり変態発言です。さすがの私でも引きますから…
なんなら僕の顔面をクッションにしても良いよっとまで言いそうな雰囲気ですよ…
「ダメだ話しが通じない…カイいやこのピヨ男は完全に脳味噌が腐ったようだな…了承し難いが諦めるしか無いのか…昼休みだけ俺は俺の常識概念を捨てざるしか無いのか…」
深いため息をつく青ピヨ、そこまで嫌ならピヨ村の一員にならなくても良いのに。鬼畜眼鏡だと思っていたが意外と寂しがり屋さんなのか…
それとも此処に居たい理由がある、此処に止まるぐらい一緒に居たい人がいるのかしら…
まさか…
またなの…
「ピヨ男さん貴方またしてもヒロイン能力魅了で、攻略対象を呼び寄せしまったのですね。もぉ~わかりました諦めますよ、ピヨ男さんがモテモテなのは仕方ない事です。だってヒロインがもてないとお話が進みませんもんね、私はピヨ男さんが心変わりしない様に努力するのみ、困ったヒロインだ事…」
ふぅ~とため息をつきながらピヨ男さんの肩を叩く
「あかりん…何一人で納得して深いため息をついてるの…?またお話合いしなきゃダメなの?」
「ダサ子気持ち悪い妄想を止めろ…」
そんなわけで…私とピヨ男で作った『あつまれピヨ村』に青ピヨが入村しました。
これ以上の村人は求めてませんからね!!
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