8 / 47
2章
赤ピヨ参上 ①
しおりを挟む
地味なモブ娘に彼氏が出来ました!
本音は教室の窓を全開にして、地味で二次元と禁断の愛ばかりを追いかけていたけどこんな私にも彼氏が出来たどぉぉぉぉー!
と叫びたい所ですが、モブ娘は脇役なのでそんな目立った行動などいたしません。大人しく目立たず今日の授業を淡々とこなしていきます。
でもお昼休みにスキップしながら食堂に向かってしまうのはお許しください。だって勝手に足が軽やかに弾んでしまうんですもの、そして今日は初彼となったあの人と彼女としてラブラブお昼ご飯なんですから♪
ボサボサの金髪をチョンマゲにして牛乳瓶眼鏡に読んでいるご本はバリバリ漫画、それも感動シーンらしく泣いていらっしゃる、お鼻が真っ赤になってティッシュでお鼻をかんでます。牛乳瓶眼鏡に真っ赤なお鼻、私の彼氏があいかわらず可愛くて困るぅぅぅ~!エモぃぃぃぃ~♥️
頭をワシャワシャして撫でてあげたい、ピヨたんどうしたの感動しちゃったの?この純粋男子めってツンツンしてやりたい。
急いで可愛いピヨたんの向かいの席に走れば、珍しくピヨたんの隣に人がいる。普段はオタクの私達はお坊ちゃんお嬢様から遠ざけられ煙たがられていた、最近では見えない空気のような存在に皆から私達は見えないらしい…まったく気にしてませんけどね…何か…?
「あっ…あかりんやっと来た待ってたよ♪」
やっぱり泣いてたな声が鼻声だもん、どのシーンで泣いちゃったのって聞きたいけど…
気にしたくないけど嫌でも目に入ってきてしまうピヨ男の隣の赤ピヨが…赤い髪の毛をチョンマゲにして牛乳瓶眼鏡…
「ピヨ男さん生き物を飼うっていうのはね、経済的余裕と一生面倒みる覚悟が必要なのね。だから道に落ちていたからって安易に拾ってきちゃダメなのわかる?」
優しくお姉さん口調でピヨ男を諭す。
「そうだね…あかりん…」
うんうんと顔を上下に動かし素直に頷くピヨ男さん
「経済的余裕も覚悟もないなら元の場所に戻しておいで」
「わかったぁ~♪」
パァ~と笑顔になったピヨ男は素直に赤ピヨの襟首を掴んでズリズリと運んで行こうとする。
私はバイバイと笑顔で赤ピヨに手を振る
「ちょっ…ちょっと待てお前ら、人を犬や猫扱いするな…」
「チッ…!」
「ちょっまぁぁぁてよ!悪いとは思ってるよ付き合いたてのカップルの邪魔をするのはよくないってわかってるよ…」
「あらピヨ男さん、この動物てば人の言葉を話してるわよ…」
「本当だねぇ~気持ち悪いねぇ~」
「早くピヨ男さん擬きのこの動物を捨ててきて♪」
「人の真似するなんて最低だよね!すぐ捨ててくるね…どこで着いてきちゃったんだろ…」
強引にピヨ男さんが赤ピヨの襟首を掴んで引っ張るが、赤ピヨも抵抗をみせて椅子から立ち上がらない。
なぜ立ち退かないのだ、この赤ピヨと関わってはいけないと第六感が働く…
「悪いとは思ってます、あかりん様 ピヨ男様どうぞ俺の話を聞いて下さい…」
「やだよぉ~だからシカトして漫画読んでたのに、なぜいつまでも居座るかなぁ~」
ピヨ男さんは眉間に皺を寄せて不機嫌そうな態度をだす。この赤ピヨが本当に此所に居て欲しくないと伝わってくる。よかった~私だけがこの赤ピヨの存在を不満に思ってるわけじゃなくて
「不満ですが…何かご用ですか…赤ピヨさん…」
「うわぁぁ~本当に不満そうだね、あかりん」
「おっい!!あかりんと呼べるのは僕だけの特権なんだ気安く呼んでじゃないよ」
「心が狭いな…カインは…」
ピヨ男さんは赤ピヨの襟首を離し、ニコリと微笑んだ…
あ…なんかマズイ…
「本気で殺すよ…」
赤ピヨの喉を掴んで、ピヨ男さんの声が低い野太い声になる。普段高めの声が怒ってる時は低くなってドスがきく…絶対本気で怒ってるマズイな…さすがに私も慌てて二人をとりなす
「ピヨ男さんあのね~あのね~今日ね!!ピヨ男さんの大好きな焼きソバパンなの、まるちゃんだよタコさんウィンナーさんだよ。ほらあ~ん」
まだ怒ってるみたいだけど無言で席に着き、私のあ~んに応えてくれた。もぐもぐ無言で仏頂面で食べるピヨ男さんがまた可愛い♪
「悪かった…名前は二度と呼ばない…」
「当たり前だ…次あったら今度は止めない、あかりんに感謝しろ…」
私はピヨ男さんと付き合う上で条件をつけた、絶対ピヨ男がチャラ男カインとばれない事。そしてチャラカインになってる時は、一切私達は赤の他人、知り合いでもなんでもない関係…只の同じ高校の先輩と後輩。
ピヨ男さんは少し不満そうだったけど、私にはまだ美青年カインの隣で微笑み合う彼女としての勇気が無い…沢山のカインファンのお嬢様の敵になる覚悟もてていなかった…
そんなわけで…ピヨ男になってる時に本名を呼ぶのは絶対NGなのだ、見事に赤ピヨはピヨ男の逆鱗に触れてしまったのだった…
「本当ごめん…悪かった…」
「ほら赤ピヨちゃんも反省してるし周りに誰も居なかったから許してあげよう…」
「あかりんがそう言うなら…わかった…」
「赤ピヨさんなんか怖いから貴方の正体は名乗らないで下さい…このまま赤ピヨと呼ばさせて貰います。」
「おう!!」
「何でお前が偉そうなんだ、あかりんが優しいから今も此所に居られるんだぞ!」
「わかってるよ~ピヨ男、そんなカリカリするなよ」
「で…赤ピヨさんはなんでわざわざそんな格好して此所に居座ってらっしゃるのですか?」
「いやね…優等生猫かぶりも疲れてさ…」
「あかりんこいつ格好つけてるけど、振られただけだから…んで一人で居たくなかっただけ」
「ありゃ~赤ピヨさん振られちゃったの~」
「違うから…ちょっと距離を置こうって言われただけだから…」
あれ‥
なんか嫌な予感するんですけど‥
やはり私の第六感がこれ以上聞くなと警戒してる‥
本音は教室の窓を全開にして、地味で二次元と禁断の愛ばかりを追いかけていたけどこんな私にも彼氏が出来たどぉぉぉぉー!
と叫びたい所ですが、モブ娘は脇役なのでそんな目立った行動などいたしません。大人しく目立たず今日の授業を淡々とこなしていきます。
でもお昼休みにスキップしながら食堂に向かってしまうのはお許しください。だって勝手に足が軽やかに弾んでしまうんですもの、そして今日は初彼となったあの人と彼女としてラブラブお昼ご飯なんですから♪
ボサボサの金髪をチョンマゲにして牛乳瓶眼鏡に読んでいるご本はバリバリ漫画、それも感動シーンらしく泣いていらっしゃる、お鼻が真っ赤になってティッシュでお鼻をかんでます。牛乳瓶眼鏡に真っ赤なお鼻、私の彼氏があいかわらず可愛くて困るぅぅぅ~!エモぃぃぃぃ~♥️
頭をワシャワシャして撫でてあげたい、ピヨたんどうしたの感動しちゃったの?この純粋男子めってツンツンしてやりたい。
急いで可愛いピヨたんの向かいの席に走れば、珍しくピヨたんの隣に人がいる。普段はオタクの私達はお坊ちゃんお嬢様から遠ざけられ煙たがられていた、最近では見えない空気のような存在に皆から私達は見えないらしい…まったく気にしてませんけどね…何か…?
「あっ…あかりんやっと来た待ってたよ♪」
やっぱり泣いてたな声が鼻声だもん、どのシーンで泣いちゃったのって聞きたいけど…
気にしたくないけど嫌でも目に入ってきてしまうピヨ男の隣の赤ピヨが…赤い髪の毛をチョンマゲにして牛乳瓶眼鏡…
「ピヨ男さん生き物を飼うっていうのはね、経済的余裕と一生面倒みる覚悟が必要なのね。だから道に落ちていたからって安易に拾ってきちゃダメなのわかる?」
優しくお姉さん口調でピヨ男を諭す。
「そうだね…あかりん…」
うんうんと顔を上下に動かし素直に頷くピヨ男さん
「経済的余裕も覚悟もないなら元の場所に戻しておいで」
「わかったぁ~♪」
パァ~と笑顔になったピヨ男は素直に赤ピヨの襟首を掴んでズリズリと運んで行こうとする。
私はバイバイと笑顔で赤ピヨに手を振る
「ちょっ…ちょっと待てお前ら、人を犬や猫扱いするな…」
「チッ…!」
「ちょっまぁぁぁてよ!悪いとは思ってるよ付き合いたてのカップルの邪魔をするのはよくないってわかってるよ…」
「あらピヨ男さん、この動物てば人の言葉を話してるわよ…」
「本当だねぇ~気持ち悪いねぇ~」
「早くピヨ男さん擬きのこの動物を捨ててきて♪」
「人の真似するなんて最低だよね!すぐ捨ててくるね…どこで着いてきちゃったんだろ…」
強引にピヨ男さんが赤ピヨの襟首を掴んで引っ張るが、赤ピヨも抵抗をみせて椅子から立ち上がらない。
なぜ立ち退かないのだ、この赤ピヨと関わってはいけないと第六感が働く…
「悪いとは思ってます、あかりん様 ピヨ男様どうぞ俺の話を聞いて下さい…」
「やだよぉ~だからシカトして漫画読んでたのに、なぜいつまでも居座るかなぁ~」
ピヨ男さんは眉間に皺を寄せて不機嫌そうな態度をだす。この赤ピヨが本当に此所に居て欲しくないと伝わってくる。よかった~私だけがこの赤ピヨの存在を不満に思ってるわけじゃなくて
「不満ですが…何かご用ですか…赤ピヨさん…」
「うわぁぁ~本当に不満そうだね、あかりん」
「おっい!!あかりんと呼べるのは僕だけの特権なんだ気安く呼んでじゃないよ」
「心が狭いな…カインは…」
ピヨ男さんは赤ピヨの襟首を離し、ニコリと微笑んだ…
あ…なんかマズイ…
「本気で殺すよ…」
赤ピヨの喉を掴んで、ピヨ男さんの声が低い野太い声になる。普段高めの声が怒ってる時は低くなってドスがきく…絶対本気で怒ってるマズイな…さすがに私も慌てて二人をとりなす
「ピヨ男さんあのね~あのね~今日ね!!ピヨ男さんの大好きな焼きソバパンなの、まるちゃんだよタコさんウィンナーさんだよ。ほらあ~ん」
まだ怒ってるみたいだけど無言で席に着き、私のあ~んに応えてくれた。もぐもぐ無言で仏頂面で食べるピヨ男さんがまた可愛い♪
「悪かった…名前は二度と呼ばない…」
「当たり前だ…次あったら今度は止めない、あかりんに感謝しろ…」
私はピヨ男さんと付き合う上で条件をつけた、絶対ピヨ男がチャラ男カインとばれない事。そしてチャラカインになってる時は、一切私達は赤の他人、知り合いでもなんでもない関係…只の同じ高校の先輩と後輩。
ピヨ男さんは少し不満そうだったけど、私にはまだ美青年カインの隣で微笑み合う彼女としての勇気が無い…沢山のカインファンのお嬢様の敵になる覚悟もてていなかった…
そんなわけで…ピヨ男になってる時に本名を呼ぶのは絶対NGなのだ、見事に赤ピヨはピヨ男の逆鱗に触れてしまったのだった…
「本当ごめん…悪かった…」
「ほら赤ピヨちゃんも反省してるし周りに誰も居なかったから許してあげよう…」
「あかりんがそう言うなら…わかった…」
「赤ピヨさんなんか怖いから貴方の正体は名乗らないで下さい…このまま赤ピヨと呼ばさせて貰います。」
「おう!!」
「何でお前が偉そうなんだ、あかりんが優しいから今も此所に居られるんだぞ!」
「わかってるよ~ピヨ男、そんなカリカリするなよ」
「で…赤ピヨさんはなんでわざわざそんな格好して此所に居座ってらっしゃるのですか?」
「いやね…優等生猫かぶりも疲れてさ…」
「あかりんこいつ格好つけてるけど、振られただけだから…んで一人で居たくなかっただけ」
「ありゃ~赤ピヨさん振られちゃったの~」
「違うから…ちょっと距離を置こうって言われただけだから…」
あれ‥
なんか嫌な予感するんですけど‥
やはり私の第六感がこれ以上聞くなと警戒してる‥
0
お気に入りに追加
33
あなたにおすすめの小説
性欲の強すぎるヤクザに捕まった話
古亜
恋愛
中堅企業の普通のOL、沢木梢(さわきこずえ)はある日突然現れたチンピラ3人に、兄貴と呼ばれる人物のもとへ拉致されてしまう。
どうやら商売女と間違えられたらしく、人違いだと主張するも、兄貴とか呼ばれた男は聞く耳を持たない。
「美味しいピザをすぐデリバリーできるのに、わざわざコンビニのピザ風の惣菜パンを食べる人います?」
「たまには惣菜パンも悪くねぇ」
……嘘でしょ。
2019/11/4 33話+2話で本編完結
2021/1/15 書籍出版されました
2021/1/22 続き頑張ります
半分くらいR18な話なので予告はしません。
強引な描写含むので苦手な方はブラウザバックしてください。だいたいタイトル通りな感じなので、少しでも思ってたのと違う、地雷と思ったら即回れ右でお願いします。
誤字脱字、文章わかりにくい等の指摘は有り難く受け取り修正しますが、思った通りじゃない生理的に無理といった内容については自衛に留め批判否定はご遠慮ください。泣きます。
当然の事ながら、この話はフィクションです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
[R18] 18禁ゲームの世界に御招待! 王子とヤらなきゃゲームが進まない。そんなのお断りします。
ピエール
恋愛
R18 がっつりエロです。ご注意下さい
えーー!!
転生したら、いきなり推しと リアルセッ○スの真っ最中!!!
ここって、もしかしたら???
18禁PCゲーム ラブキャッスル[愛と欲望の宮廷]の世界
私って悪役令嬢のカトリーヌに転生しちゃってるの???
カトリーヌって•••、あの、淫乱の•••
マズイ、非常にマズイ、貞操の危機だ!!!
私、確か、彼氏とドライブ中に事故に遭い••••
異世界転生って事は、絶対彼氏も転生しているはず!
だって[ラノベ]ではそれがお約束!
彼を探して、一緒に こんな世界から逃げ出してやる!
カトリーヌの身体に、男達のイヤラシイ魔の手が伸びる。
果たして、主人公は、数々のエロイベントを乗り切る事が出来るのか?
ゲームはエンディングを迎える事が出来るのか?
そして、彼氏の行方は•••
攻略対象別 オムニバスエロです。
完結しておりますので最後までお楽しみいただけます。
(攻略対象に変態もいます。ご注意下さい)
【R18】貧しいメイドは、身も心も天才教授に支配される
さんかく ひかる
恋愛
王立大学のメイド、レナは、毎晩、天才教授、アーキス・トレボーの教授室に、コーヒーを届ける。
そして毎晩、教授からレッスンを受けるのであった……誰にも知られてはいけないレッスンを。
神の教えに背く、禁断のレッスンを。
R18です。長編『僕は彼女としたいだけ』のヒロインが書いた異世界恋愛小説を抜き出しました。
独立しているので、この話だけでも楽しめます。
王女、騎士と結婚させられイかされまくる
ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。
性描写激しめですが、甘々の溺愛です。
※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。
【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)
幻田恋人
恋愛
夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。
でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。
親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。
童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。
許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…
僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる