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1章
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「あかりん僕と付き合ってください…」
モジモジ照れながらピヨ男が私に告白してる。
ピヨ男のチョンマゲもソワソワ左右に揺れて、落ち着かないご様子で緊張が伝わってくる。
こんな地味でオタクで腐ったモブ娘に緊張なんてする事ないのに、私こそ三つ指付いて深々と頭を下げて
『どうぞ貴方の童貞を下さいお願いします、出来ましたら貴方様のお尻の処女も行く行くは頂きたいのですが…?』
とお伺いをたてたい…立場なのだが…
しかしピヨ男は童貞モダモダモサ男ではなかった…
「童貞のピヨ男と処女の私がモダモダしながら、歯をぶつけて唇を切って流血したり…その穴は違うの~いやぁ~痛いダメでもゾクゾクする~とか、あんまりにも興奮しすぎて私の奥深くに入る前にお漏らししちゃったとか…」
「あかりん…頭の中の声が出てますよ…」
「何度か失敗を繰り返し、やっと繋がった時二人でえへへ♪て照れながら笑い合う…そんな計画をすべてぶっ飛ばし…現実は2回戦まで終わってしまった…そして最高だった…」
「えっ…あかりん気持ち良かったの、僕としては無我夢中だったから喜んでくれたなら良かった。あかりんが傷まないようにローションとか用意してたんだけど必要なかったね」
金髪の美青年が頬をピンクに染めて喜ばれている…
ベッド横に置かれた牛乳瓶眼鏡を強引にかけさせ大きな瞳と綺麗なお顔を封印した。
私としてはそんな大きな瞳も美しいお顔も求めてなかった、牛乳瓶眼鏡をはずした時に目が数字の3みたいなつぶらな瞳でもピヨ男なら愛せる自信が合った…
私はピヨ男の18禁を堂々と読む男前さに一目惚れし、この3ヶ月共通のアニメオタ話を二人で語り合い共感し、時にお互いの意見が合わなくとも違う価値観を見る視野を広げて貰えた。
ピヨ男は自分の意見を押し付けない、私の価値観も否定しない、自らの価値観を優しく丁寧に教えてくれる…
ピヨ男の器の広さに夢中になった毎日会って話せることが嬉しくて楽しくて…
ピヨ男の中身に夢中になりベタ惚れだった…
「ピヨ男が好き…大好き…ピヨ男がゲイでもバイでもハゲでも好き…」
でもピヨ男はカイン先輩と同一人物だった、まさか我学園の見目麗しい美青年アイドル、そしてこの乙女ゲームの攻略対象チャラ男担当カイン先輩だったなんて…そんな予想外な展開など求めてなかった。
百歩譲ってピヨ男とカイン先輩がお付き合いしてる方がまだましだ。お邪魔虫のように二人の仲を引っ掻き回し…それでも崩れない二人にハウハウしハァハァし時に二人の仲違いを、仲直りする手助けしたり、付き合えなくてもこの恋心が報われ無くとも友人として仲良しでいたかった…
「あかりん…なんでそんな泣きそうな顔しながら僕を好きだと言うの?」
「だって…ピヨ男がいいの…カイン先輩じゃなくてピヨ男が…」
「あ~!!あのチャラ設定は本当の僕じゃないから勘違いしないでね。どっちかと言うと女性が苦手だったんだよ…でも赤井と青柳が…無理やり…」
赤井先輩・青柳先輩とは我学園のアイドルのレッドとブルーの事、そして言わずとわかる乙女ゲームのヒロインちゃんの攻略対象となる人物達だ…
何度もいうがそこのモブ娘が私…顔などへのへのもへじで、当て馬にもならずに踏み台のモブ娘…
やっと…やっと…
自由なモブ人生を送れゲームの強制力にも解放され、胸をはってピヨ男を口説き落とせると思ってたのに…酷いよ神様…そりゃないよベイベーい♪俺にどうしろっていうだベイベーい♪
「あかりんが教えてくれたんじゃないか『好きな物を好きって言っていい』って…」
「もちろんそうだよ!沢山の主観や価値観が合っていいの、それを頭ごなしに否定しなぜそれが好きなのかも深く知ろうとせず馬鹿にする奴などよっぽどペラペラな人間なんだ!好きな物を馬鹿にする奴なんてほっとけばいい、ピヨ男を馬鹿にする奴は私の敵だ!!」
ピヨ男を馬鹿にするなんて!!
絶対許さない!!
神様が許してたとしても、このモブ娘代表私が許さない地味子の地味な嫌がらせを食らわしてやるわ!!
奮起する私の両手を優しくピヨ男が握りしめる
「あかりんが…好きだよ…」
ハゥゥゥ…負けました…
私はピヨ男の好きを否定出来ません…
「うっ…私も貴方が大好きです…」
「付き合うよ…!!」
モダモダモダ男のはずだったのに、狡いここで決定事項にするなんて…
「ハイ…ヨロシクオネガイシマス…」
モジモジ照れながらピヨ男が私に告白してる。
ピヨ男のチョンマゲもソワソワ左右に揺れて、落ち着かないご様子で緊張が伝わってくる。
こんな地味でオタクで腐ったモブ娘に緊張なんてする事ないのに、私こそ三つ指付いて深々と頭を下げて
『どうぞ貴方の童貞を下さいお願いします、出来ましたら貴方様のお尻の処女も行く行くは頂きたいのですが…?』
とお伺いをたてたい…立場なのだが…
しかしピヨ男は童貞モダモダモサ男ではなかった…
「童貞のピヨ男と処女の私がモダモダしながら、歯をぶつけて唇を切って流血したり…その穴は違うの~いやぁ~痛いダメでもゾクゾクする~とか、あんまりにも興奮しすぎて私の奥深くに入る前にお漏らししちゃったとか…」
「あかりん…頭の中の声が出てますよ…」
「何度か失敗を繰り返し、やっと繋がった時二人でえへへ♪て照れながら笑い合う…そんな計画をすべてぶっ飛ばし…現実は2回戦まで終わってしまった…そして最高だった…」
「えっ…あかりん気持ち良かったの、僕としては無我夢中だったから喜んでくれたなら良かった。あかりんが傷まないようにローションとか用意してたんだけど必要なかったね」
金髪の美青年が頬をピンクに染めて喜ばれている…
ベッド横に置かれた牛乳瓶眼鏡を強引にかけさせ大きな瞳と綺麗なお顔を封印した。
私としてはそんな大きな瞳も美しいお顔も求めてなかった、牛乳瓶眼鏡をはずした時に目が数字の3みたいなつぶらな瞳でもピヨ男なら愛せる自信が合った…
私はピヨ男の18禁を堂々と読む男前さに一目惚れし、この3ヶ月共通のアニメオタ話を二人で語り合い共感し、時にお互いの意見が合わなくとも違う価値観を見る視野を広げて貰えた。
ピヨ男は自分の意見を押し付けない、私の価値観も否定しない、自らの価値観を優しく丁寧に教えてくれる…
ピヨ男の器の広さに夢中になった毎日会って話せることが嬉しくて楽しくて…
ピヨ男の中身に夢中になりベタ惚れだった…
「ピヨ男が好き…大好き…ピヨ男がゲイでもバイでもハゲでも好き…」
でもピヨ男はカイン先輩と同一人物だった、まさか我学園の見目麗しい美青年アイドル、そしてこの乙女ゲームの攻略対象チャラ男担当カイン先輩だったなんて…そんな予想外な展開など求めてなかった。
百歩譲ってピヨ男とカイン先輩がお付き合いしてる方がまだましだ。お邪魔虫のように二人の仲を引っ掻き回し…それでも崩れない二人にハウハウしハァハァし時に二人の仲違いを、仲直りする手助けしたり、付き合えなくてもこの恋心が報われ無くとも友人として仲良しでいたかった…
「あかりん…なんでそんな泣きそうな顔しながら僕を好きだと言うの?」
「だって…ピヨ男がいいの…カイン先輩じゃなくてピヨ男が…」
「あ~!!あのチャラ設定は本当の僕じゃないから勘違いしないでね。どっちかと言うと女性が苦手だったんだよ…でも赤井と青柳が…無理やり…」
赤井先輩・青柳先輩とは我学園のアイドルのレッドとブルーの事、そして言わずとわかる乙女ゲームのヒロインちゃんの攻略対象となる人物達だ…
何度もいうがそこのモブ娘が私…顔などへのへのもへじで、当て馬にもならずに踏み台のモブ娘…
やっと…やっと…
自由なモブ人生を送れゲームの強制力にも解放され、胸をはってピヨ男を口説き落とせると思ってたのに…酷いよ神様…そりゃないよベイベーい♪俺にどうしろっていうだベイベーい♪
「あかりんが教えてくれたんじゃないか『好きな物を好きって言っていい』って…」
「もちろんそうだよ!沢山の主観や価値観が合っていいの、それを頭ごなしに否定しなぜそれが好きなのかも深く知ろうとせず馬鹿にする奴などよっぽどペラペラな人間なんだ!好きな物を馬鹿にする奴なんてほっとけばいい、ピヨ男を馬鹿にする奴は私の敵だ!!」
ピヨ男を馬鹿にするなんて!!
絶対許さない!!
神様が許してたとしても、このモブ娘代表私が許さない地味子の地味な嫌がらせを食らわしてやるわ!!
奮起する私の両手を優しくピヨ男が握りしめる
「あかりんが…好きだよ…」
ハゥゥゥ…負けました…
私はピヨ男の好きを否定出来ません…
「うっ…私も貴方が大好きです…」
「付き合うよ…!!」
モダモダモダ男のはずだったのに、狡いここで決定事項にするなんて…
「ハイ…ヨロシクオネガイシマス…」
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