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人外の嫁は何も知らない事が不満です②
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私を大切にしてくれる彼を私も大切にしたい。
急いでエプロンを外し傘を二本持って駅前までお迎えに行く、どうせならお迎えに来てる事は内緒にしてサプライズで脅かしてみよう。
喜んでくれるかしら?こんな夜に1人で外出るなんて危ないと注意されるかしら?私だって社会人なんだから21時ぐらいにコンビニにお買い物に行きたいのに外出許可が降りない……過保護すぎるのよ悟さんは悪態を心でつきながら頬を緩ましてる時だった。
品の良いスリーピースのスーツがみえた、すたすたと改札に向かってくる人影、帽子にマスクの下は透けてみえないけどパット見では透明人間とばれない変装をしてるあの姿は絶対悟さんだわ!
手をあげて悟さんと声をかけようとすれば、悟さんの横には誰かいて会話をしているみたい。最近はスマホで打ち込まなくても、特殊ワイヤレス・イヤホンマイクが悟さんの喋る振動を読み取りAIボイスに変換してくれる便利な機械が発明された。
「いい加減にしてくれ、プライベートの侵害だ最寄り駅まで着いてきて迷惑なんだ!」
悟さんは隣の人を振り払うように早足でスタスタと歩いてくる、隣の女の人どっかで見た事があるわね?
そう綺麗な黒髪ストレートなこの人は、確か以前は白衣を着ていた。そう!そうだわ!!妖艶白衣美女の神田川さん、人外研究所の職員で度々私達の夫婦を興味深く研究対象にし、アンケートという名の尋問をかけてくる厄介な女性。今日は白衣のわんちゃんは伴っていないのね、人外のわんちゃんにまたお会いしたかったのに残念だわ
「そんなに怒らなくても昔のよしみで何点が応えてくれればいいのに」
「それも俺が留守にしている間に勝手に奥さんを呼び出して尋問してたらしいな!!」
「あ~この間ほんの数十分お話しただけなのよ」
「うちの奥さんを巻き込まないでくれ!確かに俺は国家に恩がある身の上だから君達研究員に協力する義務があるかもしれないが、聡子は一般人で普通の人間なんだ!!」
「あらあら……お熱いことで羨ましいわ。透明さんはすっかり奥様に骨抜きなのね、私にはあんなに冷たかったのに!あっ……でもベッドの上では情熱的だったかしらね」
「なっっ!!何を言ってるんだ過去の話で……それに先に捨てたのはお前だろ……」
「捨てたなんて酷い言われようだわ、他に興味のある研究対象が出来ただけの話じゃない。それに今は貴方達夫婦に興味津々よ。まさか貴方の声を奥様が聞けるなんて、私とも当時は何度も口付けを交わしたのに貴方の声なんて聞こえたためしが無いわ…不思議よね。うふふふ」
んんんん……?
なんだこの二人の会話……?
えっ?えっ?悟さんと神田川さん(妖艶白衣美女)は過去に深い関係だったって事よね
おもわず握りしめてた傘をポタリと地面に落としてしまった。頭が上手く回らない指先が冷たくなって落としてしまった傘が上手く拾えない、そうよね旦那様だっていいお年だし、過去に女性経験はあるだろう。
私だって悟さん以外とお付き合いした経験もあるし、そう所詮過去の話だからそんなに動揺する事なんて無いわ、落ち着け落ち着くのよ私。
「わっん!!」
再度落とした傘に手を伸ばし拾ってる時だった、頭上で犬の鳴き声が聞こえる。視線の端に見えるのは、忙しなくフルフルふるえる茶色い尻尾、恐る恐る見上げれば、白衣を纏った柴犬わんこが私の前に二足で立っている。柴犬みたいな獣頭が凛々しくもあり愛らしい
「貴方はこの間のわんちゃん、こんな駅前で人通りの多いのにそんな格好で居たら目立ってしまうわ隠れなきゃ!!」
「わっふぅぅぅ!!」
「あっ……あっははは~くすぐったいわ、私に会えて喜んでくれてるの?キャッそんなに舐めないでよ、私も貴方にまた会えて嬉しいわ。あっふぅ~首筋は弱いからダメ」
はち切れるほど尻尾を左右に振り、わんちゃんは私に再度会えた喜びをペロペロ舐める形で表現してくれた。
額や頬をペロペロと、ついには首筋まで舐められて、嬉しいだけど弱い部分だから必死に止めるのに、わんちゃんの方が力強く離れてくれない。
「あっはっは~くすぐったいから、もぉダメよ止めて~お願いだから言うことを聞いて~」
「わふぅ!?」
首をコテリと横に曲げてわんちゃんは不思議そうに、私の顔を見下ろす。わんこの不思議そうな顔は怒りたいのに可愛いすぎて許してしまいたくなるのは私だけですかね?黒目をキラキラ光らせて一生懸命こっちのお話を聞こうとしてるけど、わからないよ~はにゃ~?って首を傾げる姿は胸がキュッんで抱き締めていい子いい子したくなる、でも躾は大切だからここは心を鬼にして躾なければ。
わんちゃんの手を握り、しっかり目線を合わせてなるべく低い声で
「ダァァメェェェ!待て待てですよ」
「クゥ?」
「そうよく待て出来ました♪」
「わっふぅ~♪俺ちゃんと待て出来るよ♪」
「うんうん!ちゃんと待て出来てるね、凄いね偉いね……んっ?」
「わぉ~ん?」
「今喋ったよね?というかそんな姿でこんな駅前にいたら目立ってしまうわよ、まだまだ人外のわんちゃんに慣れてない人間も多いから騒がれちゃうわ……早く物陰に隠れて…」
「わぉ~ん?聡子さんは優しいね。大丈夫だよ俺の幻視能力でこの見た目は人間になってるし、それに俺普通に人語話せるよ♪」
「えっ…えっ……幻視能力…そうなの?わんちゃん凄いのね…」
「心配してくれてありがとう♪」
「いえいえ……私こそ早とちりしちゃってごめんなさいね……ん?んんん?でもわんちゃんの言う通りなら、私にも貴方が人間に見えるはずなのに…なんで私は柴犬ちゃんにしか見えないんだろ?」
目を何度瞬きしてもこすっても、目の前にいるのは長身の白衣柴犬ちゃんにしか見えない……
「あはは~それは悟の影響かな?あっ因みに俺は大神って言います。悟は透明人間でしょ、たぶんあいつの粘液を摂取してる聡子さんは人外能力を無効にする効果が発動してるのかも」
「ね…ね……粘液!?」
「唾液とか……精液とか……わっふぅ~♪」
かぁぁぁぁ……
頬が熱くなる、た…確かに私は悟さんの粘液を毎日摂取してます。そう…悟さんと濃厚な口付けを交わし唾液を毎朝摂取してます。恥ずかしくて拒否しようとすると旦那様寂しいそうに『聡子は嫌なの……?でも俺は……口付けしたい…』って強引に壁ドンされて普段より激しく口内を犯されてしまうの、最近はなんだか日課みたいになっちゃって思い出しただけで恥ずかしいわ。
「わっふぅ~?顔真っ赤だね何か思い出しちゃった?」
からかうように、わんちゃんいや大神さんが私の顔を覗きこんでくる、やめてやめてこんなタコみたいに茹で上がった顔をみないでフンフン鼻息がかかるまで接近されて尻尾がパタパタ揺れている。楽しい事なんて何にもないでしょ尻尾を揺らさないでください。
聡子落ち着くのよ、この犬いや大神さんは人外研究員、そもそも貴方が人外なんだけどそこは置いといても人外研究員ならこんな話も現象も聞き慣れてるだろうし慌てる事じゃないわ。
急いでエプロンを外し傘を二本持って駅前までお迎えに行く、どうせならお迎えに来てる事は内緒にしてサプライズで脅かしてみよう。
喜んでくれるかしら?こんな夜に1人で外出るなんて危ないと注意されるかしら?私だって社会人なんだから21時ぐらいにコンビニにお買い物に行きたいのに外出許可が降りない……過保護すぎるのよ悟さんは悪態を心でつきながら頬を緩ましてる時だった。
品の良いスリーピースのスーツがみえた、すたすたと改札に向かってくる人影、帽子にマスクの下は透けてみえないけどパット見では透明人間とばれない変装をしてるあの姿は絶対悟さんだわ!
手をあげて悟さんと声をかけようとすれば、悟さんの横には誰かいて会話をしているみたい。最近はスマホで打ち込まなくても、特殊ワイヤレス・イヤホンマイクが悟さんの喋る振動を読み取りAIボイスに変換してくれる便利な機械が発明された。
「いい加減にしてくれ、プライベートの侵害だ最寄り駅まで着いてきて迷惑なんだ!」
悟さんは隣の人を振り払うように早足でスタスタと歩いてくる、隣の女の人どっかで見た事があるわね?
そう綺麗な黒髪ストレートなこの人は、確か以前は白衣を着ていた。そう!そうだわ!!妖艶白衣美女の神田川さん、人外研究所の職員で度々私達の夫婦を興味深く研究対象にし、アンケートという名の尋問をかけてくる厄介な女性。今日は白衣のわんちゃんは伴っていないのね、人外のわんちゃんにまたお会いしたかったのに残念だわ
「そんなに怒らなくても昔のよしみで何点が応えてくれればいいのに」
「それも俺が留守にしている間に勝手に奥さんを呼び出して尋問してたらしいな!!」
「あ~この間ほんの数十分お話しただけなのよ」
「うちの奥さんを巻き込まないでくれ!確かに俺は国家に恩がある身の上だから君達研究員に協力する義務があるかもしれないが、聡子は一般人で普通の人間なんだ!!」
「あらあら……お熱いことで羨ましいわ。透明さんはすっかり奥様に骨抜きなのね、私にはあんなに冷たかったのに!あっ……でもベッドの上では情熱的だったかしらね」
「なっっ!!何を言ってるんだ過去の話で……それに先に捨てたのはお前だろ……」
「捨てたなんて酷い言われようだわ、他に興味のある研究対象が出来ただけの話じゃない。それに今は貴方達夫婦に興味津々よ。まさか貴方の声を奥様が聞けるなんて、私とも当時は何度も口付けを交わしたのに貴方の声なんて聞こえたためしが無いわ…不思議よね。うふふふ」
んんんん……?
なんだこの二人の会話……?
えっ?えっ?悟さんと神田川さん(妖艶白衣美女)は過去に深い関係だったって事よね
おもわず握りしめてた傘をポタリと地面に落としてしまった。頭が上手く回らない指先が冷たくなって落としてしまった傘が上手く拾えない、そうよね旦那様だっていいお年だし、過去に女性経験はあるだろう。
私だって悟さん以外とお付き合いした経験もあるし、そう所詮過去の話だからそんなに動揺する事なんて無いわ、落ち着け落ち着くのよ私。
「わっん!!」
再度落とした傘に手を伸ばし拾ってる時だった、頭上で犬の鳴き声が聞こえる。視線の端に見えるのは、忙しなくフルフルふるえる茶色い尻尾、恐る恐る見上げれば、白衣を纏った柴犬わんこが私の前に二足で立っている。柴犬みたいな獣頭が凛々しくもあり愛らしい
「貴方はこの間のわんちゃん、こんな駅前で人通りの多いのにそんな格好で居たら目立ってしまうわ隠れなきゃ!!」
「わっふぅぅぅ!!」
「あっ……あっははは~くすぐったいわ、私に会えて喜んでくれてるの?キャッそんなに舐めないでよ、私も貴方にまた会えて嬉しいわ。あっふぅ~首筋は弱いからダメ」
はち切れるほど尻尾を左右に振り、わんちゃんは私に再度会えた喜びをペロペロ舐める形で表現してくれた。
額や頬をペロペロと、ついには首筋まで舐められて、嬉しいだけど弱い部分だから必死に止めるのに、わんちゃんの方が力強く離れてくれない。
「あっはっは~くすぐったいから、もぉダメよ止めて~お願いだから言うことを聞いて~」
「わふぅ!?」
首をコテリと横に曲げてわんちゃんは不思議そうに、私の顔を見下ろす。わんこの不思議そうな顔は怒りたいのに可愛いすぎて許してしまいたくなるのは私だけですかね?黒目をキラキラ光らせて一生懸命こっちのお話を聞こうとしてるけど、わからないよ~はにゃ~?って首を傾げる姿は胸がキュッんで抱き締めていい子いい子したくなる、でも躾は大切だからここは心を鬼にして躾なければ。
わんちゃんの手を握り、しっかり目線を合わせてなるべく低い声で
「ダァァメェェェ!待て待てですよ」
「クゥ?」
「そうよく待て出来ました♪」
「わっふぅ~♪俺ちゃんと待て出来るよ♪」
「うんうん!ちゃんと待て出来てるね、凄いね偉いね……んっ?」
「わぉ~ん?」
「今喋ったよね?というかそんな姿でこんな駅前にいたら目立ってしまうわよ、まだまだ人外のわんちゃんに慣れてない人間も多いから騒がれちゃうわ……早く物陰に隠れて…」
「わぉ~ん?聡子さんは優しいね。大丈夫だよ俺の幻視能力でこの見た目は人間になってるし、それに俺普通に人語話せるよ♪」
「えっ…えっ……幻視能力…そうなの?わんちゃん凄いのね…」
「心配してくれてありがとう♪」
「いえいえ……私こそ早とちりしちゃってごめんなさいね……ん?んんん?でもわんちゃんの言う通りなら、私にも貴方が人間に見えるはずなのに…なんで私は柴犬ちゃんにしか見えないんだろ?」
目を何度瞬きしてもこすっても、目の前にいるのは長身の白衣柴犬ちゃんにしか見えない……
「あはは~それは悟の影響かな?あっ因みに俺は大神って言います。悟は透明人間でしょ、たぶんあいつの粘液を摂取してる聡子さんは人外能力を無効にする効果が発動してるのかも」
「ね…ね……粘液!?」
「唾液とか……精液とか……わっふぅ~♪」
かぁぁぁぁ……
頬が熱くなる、た…確かに私は悟さんの粘液を毎日摂取してます。そう…悟さんと濃厚な口付けを交わし唾液を毎朝摂取してます。恥ずかしくて拒否しようとすると旦那様寂しいそうに『聡子は嫌なの……?でも俺は……口付けしたい…』って強引に壁ドンされて普段より激しく口内を犯されてしまうの、最近はなんだか日課みたいになっちゃって思い出しただけで恥ずかしいわ。
「わっふぅ~?顔真っ赤だね何か思い出しちゃった?」
からかうように、わんちゃんいや大神さんが私の顔を覗きこんでくる、やめてやめてこんなタコみたいに茹で上がった顔をみないでフンフン鼻息がかかるまで接近されて尻尾がパタパタ揺れている。楽しい事なんて何にもないでしょ尻尾を揺らさないでください。
聡子落ち着くのよ、この犬いや大神さんは人外研究員、そもそも貴方が人外なんだけどそこは置いといても人外研究員ならこんな話も現象も聞き慣れてるだろうし慌てる事じゃないわ。
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