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人外の旦那様は嫉妬深い③
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そう昨日お昼過ぎに人外研究者達がいきなり来訪した。旦那様からは俺が留守の時は対応しなくて言いとは言われていたが、インターホンが鳴りエントランスにカメラを起動させれば白衣を着た妖艶な女性研究員とこれまた白衣を纏った犬が居た…?
なぜに犬が白衣を纏っているのかと二度と見したが、二足立ちした犬がいる。ハァハァと大きな口で呼吸をする犬…
「いきなり来訪大変申し訳ございません…何点がお聞きしたい事がありまして」
妖艶な白衣女性はカメラ越しに入室許可を求める、女性の後ろで白衣の犬が「ワッン!」と一鳴きする。やっぱり犬だよね?
さすがに旦那様が居ない時に家の中に入れるのは怖くて、人目のあるエントランスに降りればやはり白衣を着た犬だ。それも柴犬みたいな顔で可愛いらしい、下半身の白衣の割れ目からにょっきり犬尻尾が飛び出しいてフリフリ尻尾が左右に揺れて忙しない
やっぱ…犬だよね…でも私より背が高い…白衣犬
「以前お答え頂いたアンケートの回答について何点か確認したい事がありまして、いきなり来訪申し訳ございません。今回もお礼にお食事券を持参しておりますのでご協力お願い出来ませんでしょうか…?」
私の驚きを余所に妖艶美女は話初めて何点か質問してくる。わかる範囲で私も答えるが、意識は嫌でも犬に向く、質問に答えながら右手を出して「お手!」と言えばワンコは私の右手にわフッと犬の手を置く、二足で立っているが手は犬なんだなって感心する。
凄いね~と背伸びして頭を撫でてあげれば尻尾がブンブン揺れて「ワン!!」とまた一鳴きした。
「あ~透明 聡子さんすみません…彼は私の助手をしておりまして貴方の旦那さんとは違う種族の人外でして…」
ええ…説明されなくてもさすがの私でもわかります、このマンションの住人に彼の姿を晒していいのかと疑問に思うが妖艶美女はまったく気にせず質問に戻り、私の回答をメモしてカタカタとPCを打ち始める。
私と白衣犬は暇をもてあまし、「お手」から「おかわり」「お巡り」までやりとげそしてついに白衣ワンコからペンを渡される…私とワンコは意思の疎通とれたように頷き
そのペンをエントランスの端の方に投げる、白衣ワンコは嬉しいそうに「キャッン」鳴きながらペンを取りに走る、ほ~走る時も二足歩行なんだなって思いながら戻ってくるのを待てば口にペンを加えて白衣ワンコは戻ってくる。よく出来たね~と誉めてあげてヨシヨシと頭を撫でてあげれば、はち切れるほど尻尾が左右に揺れて、しまいにはベロベロと私の手や顔を舐め始めてしまった。自分より背の高いワンコに顔を舐められて慌てる私…これはワンコが喜んでる時の行動だとはわかっているが一生懸命宥めて落ち着かせたという、旦那様以外の人外さんとお会いしたエピソード
「俺が…俺が…留守の間に…」
「……不可抗力です…というかなぜ知ってらっしゃるのですか…」
「そんなの貴方に危険が及ばないように、24時間365日遠隔透視能力を使って監視…いえ…見守っていますから…」
「監視!?」
「聡子さんが入浴する際に右乳房から洗うとか、俺の留守の間寂しくて俺の洋服を着てクンクンしてたりする姿を見て、激しく萌え悶えているのですが何か?」
「何かじゃありません!!」
「はっ…しまった…ついつい興奮して…」
「興奮してじゃありません!!旦那様それ見守るじゃなくて覗きですから、痴漢みたいな事しないでください」
「確かにやり過ぎたかもしれませんが…聡子さんだってあの駄犬に舐めまわされて、聡子さんを舐めていいのは旦那の俺の特権で、あの駄犬に舐めさせる部分は1㎜も無いんです!!聡子さんも聡子さんだ雄犬にあんな優しい笑顔を浮かべて、舐めて欲しいなら全身俺が舐めます!俺なら目隠しプレーしなくても聡子さんから、俺の精子が流れ落ちれば見えなくなりますし」
「言い方!? 舐めプレーなんて希望してませんし、私は…私は悟さんを見れて…会えて嬉しいのに…」
「はぁぁぁ…家の嫁が可愛いくて辛い…」
「不満があるなら…ちゃんと話し合いましょう…こんな抱かれ方寂しいです…」
「あああああ~家の嫁が女神すぎて辛い!!俺眩し過ぎて解けちゃいそう消えちゃう消えてしまいそう…」
貴方透明人間だから…すでに消えてますよって突っ込みたいけど、ぎゅうぎゅう抱き締められ私の事が好きで嫉妬しちゃうぐらい愛されてるのを感じると酷い事されたのに許してしまう。
「落ち着いてください…私の旦那様…♪」
我が家の旦那様は人外の透明人間です。
まだまだ私達はお互い知らない事ばかり、でも一緒に居て少しづつ知って行ければ良いと思う。
だって口付けすれば貴方の声が聞こえてくる…
抱きあって貴方に注がれれば貴方を見る事が出来るんですから…
ねぇ…旦那様…♪
なぜに犬が白衣を纏っているのかと二度と見したが、二足立ちした犬がいる。ハァハァと大きな口で呼吸をする犬…
「いきなり来訪大変申し訳ございません…何点がお聞きしたい事がありまして」
妖艶な白衣女性はカメラ越しに入室許可を求める、女性の後ろで白衣の犬が「ワッン!」と一鳴きする。やっぱり犬だよね?
さすがに旦那様が居ない時に家の中に入れるのは怖くて、人目のあるエントランスに降りればやはり白衣を着た犬だ。それも柴犬みたいな顔で可愛いらしい、下半身の白衣の割れ目からにょっきり犬尻尾が飛び出しいてフリフリ尻尾が左右に揺れて忙しない
やっぱ…犬だよね…でも私より背が高い…白衣犬
「以前お答え頂いたアンケートの回答について何点か確認したい事がありまして、いきなり来訪申し訳ございません。今回もお礼にお食事券を持参しておりますのでご協力お願い出来ませんでしょうか…?」
私の驚きを余所に妖艶美女は話初めて何点か質問してくる。わかる範囲で私も答えるが、意識は嫌でも犬に向く、質問に答えながら右手を出して「お手!」と言えばワンコは私の右手にわフッと犬の手を置く、二足で立っているが手は犬なんだなって感心する。
凄いね~と背伸びして頭を撫でてあげれば尻尾がブンブン揺れて「ワン!!」とまた一鳴きした。
「あ~透明 聡子さんすみません…彼は私の助手をしておりまして貴方の旦那さんとは違う種族の人外でして…」
ええ…説明されなくてもさすがの私でもわかります、このマンションの住人に彼の姿を晒していいのかと疑問に思うが妖艶美女はまったく気にせず質問に戻り、私の回答をメモしてカタカタとPCを打ち始める。
私と白衣犬は暇をもてあまし、「お手」から「おかわり」「お巡り」までやりとげそしてついに白衣ワンコからペンを渡される…私とワンコは意思の疎通とれたように頷き
そのペンをエントランスの端の方に投げる、白衣ワンコは嬉しいそうに「キャッン」鳴きながらペンを取りに走る、ほ~走る時も二足歩行なんだなって思いながら戻ってくるのを待てば口にペンを加えて白衣ワンコは戻ってくる。よく出来たね~と誉めてあげてヨシヨシと頭を撫でてあげれば、はち切れるほど尻尾が左右に揺れて、しまいにはベロベロと私の手や顔を舐め始めてしまった。自分より背の高いワンコに顔を舐められて慌てる私…これはワンコが喜んでる時の行動だとはわかっているが一生懸命宥めて落ち着かせたという、旦那様以外の人外さんとお会いしたエピソード
「俺が…俺が…留守の間に…」
「……不可抗力です…というかなぜ知ってらっしゃるのですか…」
「そんなの貴方に危険が及ばないように、24時間365日遠隔透視能力を使って監視…いえ…見守っていますから…」
「監視!?」
「聡子さんが入浴する際に右乳房から洗うとか、俺の留守の間寂しくて俺の洋服を着てクンクンしてたりする姿を見て、激しく萌え悶えているのですが何か?」
「何かじゃありません!!」
「はっ…しまった…ついつい興奮して…」
「興奮してじゃありません!!旦那様それ見守るじゃなくて覗きですから、痴漢みたいな事しないでください」
「確かにやり過ぎたかもしれませんが…聡子さんだってあの駄犬に舐めまわされて、聡子さんを舐めていいのは旦那の俺の特権で、あの駄犬に舐めさせる部分は1㎜も無いんです!!聡子さんも聡子さんだ雄犬にあんな優しい笑顔を浮かべて、舐めて欲しいなら全身俺が舐めます!俺なら目隠しプレーしなくても聡子さんから、俺の精子が流れ落ちれば見えなくなりますし」
「言い方!? 舐めプレーなんて希望してませんし、私は…私は悟さんを見れて…会えて嬉しいのに…」
「はぁぁぁ…家の嫁が可愛いくて辛い…」
「不満があるなら…ちゃんと話し合いましょう…こんな抱かれ方寂しいです…」
「あああああ~家の嫁が女神すぎて辛い!!俺眩し過ぎて解けちゃいそう消えちゃう消えてしまいそう…」
貴方透明人間だから…すでに消えてますよって突っ込みたいけど、ぎゅうぎゅう抱き締められ私の事が好きで嫉妬しちゃうぐらい愛されてるのを感じると酷い事されたのに許してしまう。
「落ち着いてください…私の旦那様…♪」
我が家の旦那様は人外の透明人間です。
まだまだ私達はお互い知らない事ばかり、でも一緒に居て少しづつ知って行ければ良いと思う。
だって口付けすれば貴方の声が聞こえてくる…
抱きあって貴方に注がれれば貴方を見る事が出来るんですから…
ねぇ…旦那様…♪
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