人外の旦那様に食べられたいの

おんちゃん

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人外の旦那様は嫉妬深い①

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「あっ…あっ…ダメ此処じゃ…」



必死に抵抗してるのに赤子の手を捻るように、私の上半身は玄関の扉に押し付けられ、両腕は背中に拘束されている。私を問答無用で拘束する旦那様は国家公務員のエリート刑事様 護身術にも長けている上人外の透明人間そんなわけで彼の腕の動きを瞬時に見る事など出来ずこんな状態に…



「いや…いや…脱がしちゃダメ…」




片手で私の両腕を拘束しているのに、器用に私のロングスカートを捲し上げご丁寧に足まで使って私の水色の下着まで下ろしてしまう、片手で太腿を淫らに撫でまわし尻を鷲掴にされると、おもわず身体がびくびく揺れる。淫らな手を肉眼で確認出来ないのに、裸を厭らしく撫で回される感触が気持ち良いけど恥ずかしく赤面しながら拒否する。

大きな掌は私の旦那様で大好きな彼の感触に間違いないけど、性急なその行為に驚きを隠せない




「待って…待ってください…」




モゴモゴ身体を捩って抵抗しても、お尻をフリフリと振って誘っているみたいになっている…ハァハァと益々彼が興奮していき鼻息が荒くなる



「待たない…」



低い低音ボイスの艶めかしい声が聞こえた…

その声色にずくりと下半身が震えゾクゾクと背筋に悪寒が走る。艶かな声色だけで私の下半身は期待するかの様に蕩けだしトロッと蜜を溢した…



「首だけ回して此方に顔を向けて…また俺の声が聞こえなくなる前に…」




彼のいうままに首だけは後方に回す。上半身は玄関の扉に押し付けられままで必死に彼の顔をある位置を見るが…やっぱり見えるのはスリーピーススーツだけ、私の旦那様は人外の透明人間…


この世界は普通に人外がいる世の中で、人間と同じ様に生存している。人外さんの能力は人間より優れており天災や地球外生物の侵略もこの人外さん達によって阻止され救われていた過去がある。国家はこの人外さん達の存在を認め人権も保証した、しかしまだ未知の部分が多い人外は特別な場所で国に手厚く保護され管理されているらしい…?つまり一般人の私などはこの人外の旦那様に選ばれなければ都市伝説みたいな存在で関わる事なかった。本来人外さんは人外さん同士で繁殖する事がおもで一部の人間しか人外さんと関わる事ないのだが、例外的に人外さんが人間を見初める場合がある、その場合強制的に人外に嫁ぐ事を制度が法律で定められていた。人間側が拒否すれば国家反逆罪として訴えられて罪人になる、ぶっちゃければ人外さんに国を守って貰う変わりに見初められた人間は残念だけど性奴隷になってね♪っととんでもなく恐ろしい法律なのだ…



しかし…有難い事に私の旦那様は透明人間の人外だが人間的倫理を持った紳士様で、私の心が追い付くまで辛抱強く待ち夫婦になっても手を出すような無体を措かさないイケメン様だった。

そしてやっと…私の心が追い付き彼を求めハロウィーンの夜に心も身体も硬く結ばれたはずだったよね…




唇に柔らかい物が触れる、目を瞑れば私の頬は旦那様の片手に拘束され、するりと私の口内に入り込んできた生暖かいぬるぬるした物…



「旦那さまっ、、んっ、」



するりと入り込んでいた生暖かいぬるぬるした舌が旦那様の舌だと気が付いた時には、口の中を舐めまわされていた。



「はぁっ…」


「もっと舌を絡めて俺の唾液を飲み込みなさい…」



口調は丁寧だが拒否する事を許さない、彼の言うとおり必死に舌を絡めながら深い呼吸をするように彼の唾液を飲み込む…



「聡子…俺の声まだ聞こえる…?」


「はい…」



出会った当初は旦那様の声色も知らなかった、この艶のある心地好い低音ボイスを知らなかった。でもこうやって彼の唾液を飲む事により彼の声色を聞く事が出来る、でも数日摂取しないとまた彼の声が聞こえなくなる。だから私達は毎日口付けをする事を日課にして仲良くやっていた




「な…なん…なんで怒ってるの…?」


「俺が出張に行ってる間…何をしてた…?」

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