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【番外編】断罪③《アメリア視点》
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意外と自分は順応性のある人間なのかもしれない、顔はわからないがその人の息遣い匂い顔に触れた時の感覚で個人を判断出来る様になった。
コイツはネチッコイ・・・・
コイツは前戯が無く強引・・・・
コイツは早漏・・・・
コイツはいつも暴力的・・・・
コイツは噛みつくから嫌い・・・・
生臭匂いが立ち込めるこの部屋で何人もの男達に嬲られ弄られ犯される日々、行為事態は慣れてしまったさすがに尻の孔まで犯され時は屈辱で自害しかけた、その日のうちに私の部屋には刃物類が撤収された。
最低限の制限が設けられ1日相手するのは五人まで、複数プレーは本人合意なき場合は却下 これは罪なのだから随分緩いなとも感じたが今の私は目が見えない盲目で、そして足の腱を切られ一人で立つこと出来なくなった。
罪人といえどもやり過ぎだと、一部の騎士から抗議がでたらしい。慰み者など所詮奴隷とかわらないのに早く・・・・逝きたい・・・・な・・
この人はいつも優しい・・・・
一年もこの第7騎士団メンバーを相手にしていれば、身体の相性の良し悪しを把握してきた。
今日も今日とてベッドの縁に座る男の、その上に手探りで自ら跨り対面座位でお勤めを果たす。腰を持たれ奥深くに雄が挿ってくればすっかり快感を拾える淫らな身体になった、犬のようにハァハァ涎を流しキャンキャン甘い吐息が溢れる。
今私を抱いている男の首筋にすりついて甘えると、優しく頭を撫でてくれる。この人だけはいつも優しい殴ったり強引に犯したりしない、彼の顔をゆっくり触れれば目尻に皺を感じる私より年配の騎士様のようだ
「アメリアすっかり・・・・淫らな女になったな」
「アッ・・アッ・・お陰様で皆様のご期待にそうよう頑張っております・・ハゥ・・」
「お前あと二年だな、罪が償えたら俺の嫁にならないか・・・・?」
「ファァ~気持ちぃぃ・・・・こんな娼婦を嫁にしたらご家族が悲しみますよ、ハァハァ・・それにすっかりこの瞳には光が射さなくなりました・・盲目でそして自力で立てない人形の様な私にその様な同情ありがとうございます。アァァ」
「そなたは美しい・・・・まだ若い・・とても魅了的だよ・・・・こんな老いぼれとも抱き合ってくれる・・・・」
ダッチワイフってあったないわゆる性具の一種で、等身大の女性の形をした人形。主に男性の擬似性交用として使用する人形、それが今の私なの。知恵も感情も空っぽで精子だけを吸いとるラブドール
だから優しく同情なんて欲しくない、惨めで虚しくて死にたくなるから・・・・
「優しいお言葉ありがとうございます・・ならもっと深く深く突きあげて・・・・アァァ・・」
今にも壊れてしまいそうなベッドの上で、激しく動かれればギシギシとベッドが軋み、意識を飛ばす
気持ち・・・・
温かい・・・・
早く自由になりたい
早く逝きたいのに『僕は絶対・・・・お前を逃さない・・お前を殺すのは僕だ・・だから自ら命を絶ったとしても地獄まで追いかける覚悟しとけ』あのセリフを思いだし恐怖で自害も出来ない
ライラック先輩に会いたい、あのFDでやっと振り返ってくれたライラックに会いたい。
お前は本当に諦めないなって、優しく私の頭を撫でて・・・・
・
・
・
・
・
ある日突然私はこの性奴隷生活から解放された、わけもわからず部屋から出され。生臭い部屋から湿っぽいシーツのベッドから解放された、わけもわからず動揺し部屋から出ることを拒否する私を薬品の臭いがする布を押し付けられ、気付けばこの部屋に居た。
盲目だとまったく状況がつかめず、必死に歩きまわり手当たり次第触ればどこかの部屋だった。扉らしきもののノブをひねっても鍵がかかっておりこの部屋から出る事は叶わなかった。
毎日毎夜犯しに来る騎士達も訪れない・・・・
ここは何処なのだろう・・・・
でももういいよね?
そろそろ限界だから・・・・
コイツはネチッコイ・・・・
コイツは前戯が無く強引・・・・
コイツは早漏・・・・
コイツはいつも暴力的・・・・
コイツは噛みつくから嫌い・・・・
生臭匂いが立ち込めるこの部屋で何人もの男達に嬲られ弄られ犯される日々、行為事態は慣れてしまったさすがに尻の孔まで犯され時は屈辱で自害しかけた、その日のうちに私の部屋には刃物類が撤収された。
最低限の制限が設けられ1日相手するのは五人まで、複数プレーは本人合意なき場合は却下 これは罪なのだから随分緩いなとも感じたが今の私は目が見えない盲目で、そして足の腱を切られ一人で立つこと出来なくなった。
罪人といえどもやり過ぎだと、一部の騎士から抗議がでたらしい。慰み者など所詮奴隷とかわらないのに早く・・・・逝きたい・・・・な・・
この人はいつも優しい・・・・
一年もこの第7騎士団メンバーを相手にしていれば、身体の相性の良し悪しを把握してきた。
今日も今日とてベッドの縁に座る男の、その上に手探りで自ら跨り対面座位でお勤めを果たす。腰を持たれ奥深くに雄が挿ってくればすっかり快感を拾える淫らな身体になった、犬のようにハァハァ涎を流しキャンキャン甘い吐息が溢れる。
今私を抱いている男の首筋にすりついて甘えると、優しく頭を撫でてくれる。この人だけはいつも優しい殴ったり強引に犯したりしない、彼の顔をゆっくり触れれば目尻に皺を感じる私より年配の騎士様のようだ
「アメリアすっかり・・・・淫らな女になったな」
「アッ・・アッ・・お陰様で皆様のご期待にそうよう頑張っております・・ハゥ・・」
「お前あと二年だな、罪が償えたら俺の嫁にならないか・・・・?」
「ファァ~気持ちぃぃ・・・・こんな娼婦を嫁にしたらご家族が悲しみますよ、ハァハァ・・それにすっかりこの瞳には光が射さなくなりました・・盲目でそして自力で立てない人形の様な私にその様な同情ありがとうございます。アァァ」
「そなたは美しい・・・・まだ若い・・とても魅了的だよ・・・・こんな老いぼれとも抱き合ってくれる・・・・」
ダッチワイフってあったないわゆる性具の一種で、等身大の女性の形をした人形。主に男性の擬似性交用として使用する人形、それが今の私なの。知恵も感情も空っぽで精子だけを吸いとるラブドール
だから優しく同情なんて欲しくない、惨めで虚しくて死にたくなるから・・・・
「優しいお言葉ありがとうございます・・ならもっと深く深く突きあげて・・・・アァァ・・」
今にも壊れてしまいそうなベッドの上で、激しく動かれればギシギシとベッドが軋み、意識を飛ばす
気持ち・・・・
温かい・・・・
早く自由になりたい
早く逝きたいのに『僕は絶対・・・・お前を逃さない・・お前を殺すのは僕だ・・だから自ら命を絶ったとしても地獄まで追いかける覚悟しとけ』あのセリフを思いだし恐怖で自害も出来ない
ライラック先輩に会いたい、あのFDでやっと振り返ってくれたライラックに会いたい。
お前は本当に諦めないなって、優しく私の頭を撫でて・・・・
・
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ある日突然私はこの性奴隷生活から解放された、わけもわからず部屋から出され。生臭い部屋から湿っぽいシーツのベッドから解放された、わけもわからず動揺し部屋から出ることを拒否する私を薬品の臭いがする布を押し付けられ、気付けばこの部屋に居た。
盲目だとまったく状況がつかめず、必死に歩きまわり手当たり次第触ればどこかの部屋だった。扉らしきもののノブをひねっても鍵がかかっておりこの部屋から出る事は叶わなかった。
毎日毎夜犯しに来る騎士達も訪れない・・・・
ここは何処なのだろう・・・・
でももういいよね?
そろそろ限界だから・・・・
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