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運動会前の用意
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彼を壁に押しつけてドンと私の右手も壁に着く、壁ドンを頑張ってみました!身長の差で彼の右頬あたりに私の右手がくる予定だったのに、彼の右脇下になってショックを受けるのはこんにちわ リリアです♪
ライラックてば最近メリメリと身長が伸びて、私が135センチなのに、彼は165センチ身長差がすごい事なり、悔しくなんてないんだからね~ピー(泣)さてさて何をしてるかといえば壁ドンしてライラックを逃がさないように空き教室で二人きりです。
「リリア最近二人きりで話す機会なかったもんね。僕としてはいつでも大歓迎だよこんなお誘い♪でっどんな甘い誘惑してくれちゃうの・・?」
グイグイとライラックの顔が私の顔に近付いて、額と額がピッタリとくっつく大きな瞳に少しつり目、鼻筋は綺麗にスッとした美青年とこのまま甘い口付けを・・・・
「ち・・ちが・・・・違います!甘い誘惑なんかじゃないんですの。あの今度行われる運動会に付いてお話が・・てかご相談が」
「ぷっ・・・・そんな顔真っ赤にして、可愛いなリリアは僕・・いや俺としてはいつでも甘い誘惑を期待してるんだけどな。」
ヒョッイと両脇から持ち上げられ、軽々と抱っこされ空き教室の椅子にライラックは座る。そして私はライラックの膝に座る・・?バタバタ鳥のようにライラックの拘束から逃れ、私は黒板前と進む!
リリア先生とライラック君の授業が開始されます。
18禁乙女ゲーム『ザックバイル学園の薔薇姫と剣』最近ゲームのタイトルを思い出す。来週開催される我が学園の運動会では、このゲームの重要ポイントのイベントがある。この学園は12~18歳の男女が通う学園クラスはA~Cまでの3クラス、運動会では1年生~6年生のAクラスが1チームとなり3チームで得点を競い合う。
因みに私の知り合いで別けますと
【Aチーム】ガイア・ライラック・アメリアたん
【Bチーム】ブラッディ先輩・スカーレット様
【Cチーム】アインヒット先輩・ソウカ君・私
さすがメインヒーローとヒロインはA組ってとこが華々しい存在感、それに比べ私てばモブ感満載のCチーム目立たなくていいからいいけどね。チッ
さてさて運動会の高得点にも繋がる各チームによる男女混合リレー!最後の走者にヒロインと悪役令嬢が選出される。ゴール目前で悪役令嬢は負けそうになるヒロインを妨害、足を引っ掻け転倒させた。ヒロインはその転倒により膝と頬を擦り付け、見るも痛々しいほど流血をする。転んでも尚立ち上がりゴールするヒロイン周囲から同情の涙を誘う、ゴール前では攻略対象がヒロインを待ち受け優しい笑顔で救助する。
人目憚らずヒロインをお姫様抱っこして保健室に運ぶ攻略対象、まるでお伽噺のお姫様と王子様のような美しいスチルは必見です!保健室では攻略対象からエロい治療が行われ悶えるヒロイン。
ここで再度登場するのが悪役令嬢、リレーでは1位になったのに見せ場を全てヒロインに持っていかれ大激怒、保健医を探しに攻略対象が出て行く隙をみて、余り素行の良くない上級生3人に保健室に淫乱な美女が待っているとけしかける。
あわやヒロインは強姦紛いの危機に、そんな悲鳴を聞きつけ攻略対象がピンチを救う!!
「そんな壮大なイベントがあるんです!因みに保健室に連れていく攻略対象と、強姦紛いのピンチを救う攻略対象は同一人物になります。」
「うわぁ~リリアずいぶん酷い事するなぁ~」
「や!やらないからぁ~!そんな妨害も強姦紛いもやるつもりはありません!!でもゲームの強制力で起こりうる事件なの、このイベントでヒロインと攻略対象はかなり好感度が上がり絆を深めるといっても過言ではないの!」
「なるほどねぇ~それで俺は何を協力すれば?」
ふふふふ・・ライラックてばお年頃ね、一人称を僕から俺に直してる。
「ライお兄ちゃんにお願いしたい事は、このイベントの攻略対象を王太子にしないで欲しい」
「ふむ!つまりガイアがアメリア嬢を助けないようにするって事だね?」
「うんうん!他の攻略対象が出てきたら放置でいいの。私の目標はあくまでもアへend回避だから、どんな方法でもいいからガイアをアメリアたんに近づけないで欲しい・・・・」
「わかった!!」
黒板に書いて説明した私は、黒板消しで全てを消そうと爪先立ちする。ライラックがやってきて軽々と消してくれる『リリアは本当小さいね、こうやって二人きりも久しぶりだ。』背後から腰を抱かれ耳元で話さないで欲しい。私の頭の上に頬を擦り付けて嬉しいそうに笑うライラック。学園に来て早2ヶ月ライラックと二人で過ごす時間が確かに減ってて私も寂しかった久しぶりの触れあいに照れてしまいます。
「大丈夫・・・・俺がリリアを守るからね・・」
嬉しくて振り返りライラックに抱きついてしまう、今顔をみられると恥ずかしいからライラックの胸に顔をうずめる。優しく頭を撫でて貰えると安心する、きっとこのイベントを回避出来ると勇気が沸いてくる。
・
・
・
・
・
いよいよ明日は運動会、ライラックとは細かい打合せは何度もした。あとは明日を待つばかり、休憩時間に廊下の窓から外をみていた時だった
「ちょっとリリアさん!!先程ガイア様に馴れ馴れしく話してた女が居ましてよ!」
ドンドンとすごい足音で近付いてくるのは、スカーレット様その顔はとても不機嫌そうだ
「その女!!つい最近まで市井の下賤の者だったくせに何て生意気なのかしら、ちょっと可愛いからって婚約者候補の私を差しおえてガイア様と楽しそうにお話されてたんですわぁぁぁぁ!私には全然ガイア様は笑いかけて頂けないのに・・・」
「スカーレット様その女性とガイア様二人だけでお話されてたんですか?」
「いえ・・宰相子息のブラッディ先輩もご一緒でした。なにやらその女はブラッディ先輩の義妹になるらしく・・・・」
「あああーーー!アメリアたんかぁ~」
「リリアさんご存知なんですの?お互いガイア様の婚約者候補として、そのアメリアですか!?その女にちゃんと身の程をお教えに行きません事?」
ハァ~なんでかな・・・・なんで女は女に嫉妬してしまうのか、悪いのはガイアなのに婚約者候補のスカーレット様に笑いかけも出来ないヘタレが、このままじゃスカーレット様が悪役令嬢になってしまいそう
「スカーレット様!そんな良く考えてください、つい先程まで市井の者だった彼女とも話し合えるなどガイア様が博識で、身分も関係なく器が広い証拠じゃないですか。婚約者候補としては鼻が高くないですか?」
「そ・・そう・・・・そうですわね!ガイア様は器が広くどんな相手にも優しいのですわね♪」
「そうです!市井の娘など気にする必要などございません、せっかくのスカーレット様のお美しいお顔を怒りで歪ませるなんてもったいない。アメリアたんに構うんじゃなくて、これから一緒にガイア様に会いに行きましょう、そしてお話ししてきましょう♪」
「オッホホホホホー!そうよね~私の美しい顔を見せに行きましょリリアさん♪」
ふぅ~単純でよかった、私が悪役令嬢を回避してるせいで、もしかしたら配役が変更しスカーレット様が悪役令嬢なってしまったら申し訳ない。
なぜかスカーレット様になつかれた私は、それからガイアに会いに行く事になる。『おっ!リリアお前から僕に会いに来るなど珍しいな』と軽口を叩かれ後ろにいるスカーレット様をみてガイアが硬直するのを楽しんでいたのは内緒♪
どうぞ明日のイベントが無事回避出来ますように
ライラックてば最近メリメリと身長が伸びて、私が135センチなのに、彼は165センチ身長差がすごい事なり、悔しくなんてないんだからね~ピー(泣)さてさて何をしてるかといえば壁ドンしてライラックを逃がさないように空き教室で二人きりです。
「リリア最近二人きりで話す機会なかったもんね。僕としてはいつでも大歓迎だよこんなお誘い♪でっどんな甘い誘惑してくれちゃうの・・?」
グイグイとライラックの顔が私の顔に近付いて、額と額がピッタリとくっつく大きな瞳に少しつり目、鼻筋は綺麗にスッとした美青年とこのまま甘い口付けを・・・・
「ち・・ちが・・・・違います!甘い誘惑なんかじゃないんですの。あの今度行われる運動会に付いてお話が・・てかご相談が」
「ぷっ・・・・そんな顔真っ赤にして、可愛いなリリアは僕・・いや俺としてはいつでも甘い誘惑を期待してるんだけどな。」
ヒョッイと両脇から持ち上げられ、軽々と抱っこされ空き教室の椅子にライラックは座る。そして私はライラックの膝に座る・・?バタバタ鳥のようにライラックの拘束から逃れ、私は黒板前と進む!
リリア先生とライラック君の授業が開始されます。
18禁乙女ゲーム『ザックバイル学園の薔薇姫と剣』最近ゲームのタイトルを思い出す。来週開催される我が学園の運動会では、このゲームの重要ポイントのイベントがある。この学園は12~18歳の男女が通う学園クラスはA~Cまでの3クラス、運動会では1年生~6年生のAクラスが1チームとなり3チームで得点を競い合う。
因みに私の知り合いで別けますと
【Aチーム】ガイア・ライラック・アメリアたん
【Bチーム】ブラッディ先輩・スカーレット様
【Cチーム】アインヒット先輩・ソウカ君・私
さすがメインヒーローとヒロインはA組ってとこが華々しい存在感、それに比べ私てばモブ感満載のCチーム目立たなくていいからいいけどね。チッ
さてさて運動会の高得点にも繋がる各チームによる男女混合リレー!最後の走者にヒロインと悪役令嬢が選出される。ゴール目前で悪役令嬢は負けそうになるヒロインを妨害、足を引っ掻け転倒させた。ヒロインはその転倒により膝と頬を擦り付け、見るも痛々しいほど流血をする。転んでも尚立ち上がりゴールするヒロイン周囲から同情の涙を誘う、ゴール前では攻略対象がヒロインを待ち受け優しい笑顔で救助する。
人目憚らずヒロインをお姫様抱っこして保健室に運ぶ攻略対象、まるでお伽噺のお姫様と王子様のような美しいスチルは必見です!保健室では攻略対象からエロい治療が行われ悶えるヒロイン。
ここで再度登場するのが悪役令嬢、リレーでは1位になったのに見せ場を全てヒロインに持っていかれ大激怒、保健医を探しに攻略対象が出て行く隙をみて、余り素行の良くない上級生3人に保健室に淫乱な美女が待っているとけしかける。
あわやヒロインは強姦紛いの危機に、そんな悲鳴を聞きつけ攻略対象がピンチを救う!!
「そんな壮大なイベントがあるんです!因みに保健室に連れていく攻略対象と、強姦紛いのピンチを救う攻略対象は同一人物になります。」
「うわぁ~リリアずいぶん酷い事するなぁ~」
「や!やらないからぁ~!そんな妨害も強姦紛いもやるつもりはありません!!でもゲームの強制力で起こりうる事件なの、このイベントでヒロインと攻略対象はかなり好感度が上がり絆を深めるといっても過言ではないの!」
「なるほどねぇ~それで俺は何を協力すれば?」
ふふふふ・・ライラックてばお年頃ね、一人称を僕から俺に直してる。
「ライお兄ちゃんにお願いしたい事は、このイベントの攻略対象を王太子にしないで欲しい」
「ふむ!つまりガイアがアメリア嬢を助けないようにするって事だね?」
「うんうん!他の攻略対象が出てきたら放置でいいの。私の目標はあくまでもアへend回避だから、どんな方法でもいいからガイアをアメリアたんに近づけないで欲しい・・・・」
「わかった!!」
黒板に書いて説明した私は、黒板消しで全てを消そうと爪先立ちする。ライラックがやってきて軽々と消してくれる『リリアは本当小さいね、こうやって二人きりも久しぶりだ。』背後から腰を抱かれ耳元で話さないで欲しい。私の頭の上に頬を擦り付けて嬉しいそうに笑うライラック。学園に来て早2ヶ月ライラックと二人で過ごす時間が確かに減ってて私も寂しかった久しぶりの触れあいに照れてしまいます。
「大丈夫・・・・俺がリリアを守るからね・・」
嬉しくて振り返りライラックに抱きついてしまう、今顔をみられると恥ずかしいからライラックの胸に顔をうずめる。優しく頭を撫でて貰えると安心する、きっとこのイベントを回避出来ると勇気が沸いてくる。
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いよいよ明日は運動会、ライラックとは細かい打合せは何度もした。あとは明日を待つばかり、休憩時間に廊下の窓から外をみていた時だった
「ちょっとリリアさん!!先程ガイア様に馴れ馴れしく話してた女が居ましてよ!」
ドンドンとすごい足音で近付いてくるのは、スカーレット様その顔はとても不機嫌そうだ
「その女!!つい最近まで市井の下賤の者だったくせに何て生意気なのかしら、ちょっと可愛いからって婚約者候補の私を差しおえてガイア様と楽しそうにお話されてたんですわぁぁぁぁ!私には全然ガイア様は笑いかけて頂けないのに・・・」
「スカーレット様その女性とガイア様二人だけでお話されてたんですか?」
「いえ・・宰相子息のブラッディ先輩もご一緒でした。なにやらその女はブラッディ先輩の義妹になるらしく・・・・」
「あああーーー!アメリアたんかぁ~」
「リリアさんご存知なんですの?お互いガイア様の婚約者候補として、そのアメリアですか!?その女にちゃんと身の程をお教えに行きません事?」
ハァ~なんでかな・・・・なんで女は女に嫉妬してしまうのか、悪いのはガイアなのに婚約者候補のスカーレット様に笑いかけも出来ないヘタレが、このままじゃスカーレット様が悪役令嬢になってしまいそう
「スカーレット様!そんな良く考えてください、つい先程まで市井の者だった彼女とも話し合えるなどガイア様が博識で、身分も関係なく器が広い証拠じゃないですか。婚約者候補としては鼻が高くないですか?」
「そ・・そう・・・・そうですわね!ガイア様は器が広くどんな相手にも優しいのですわね♪」
「そうです!市井の娘など気にする必要などございません、せっかくのスカーレット様のお美しいお顔を怒りで歪ませるなんてもったいない。アメリアたんに構うんじゃなくて、これから一緒にガイア様に会いに行きましょう、そしてお話ししてきましょう♪」
「オッホホホホホー!そうよね~私の美しい顔を見せに行きましょリリアさん♪」
ふぅ~単純でよかった、私が悪役令嬢を回避してるせいで、もしかしたら配役が変更しスカーレット様が悪役令嬢なってしまったら申し訳ない。
なぜかスカーレット様になつかれた私は、それからガイアに会いに行く事になる。『おっ!リリアお前から僕に会いに来るなど珍しいな』と軽口を叩かれ後ろにいるスカーレット様をみてガイアが硬直するのを楽しんでいたのは内緒♪
どうぞ明日のイベントが無事回避出来ますように
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