平々凡々悪役令嬢は必死に逃げだす予定です

おんちゃん

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お仕置き?14歳の誕生日(1)

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ドレスをヒラリと捲し上げられ、問答無用にパンツを下ろされたら、プルンと白いお尻がこんにちわ~リリアです!



えっ!?今どんな状況か?


お尻丸出し状態で、長椅子に座っているライラックの膝の上に私の身体が乗る!否定しますが私が自ら乗ってるわけじゃないですよ。強引にお尻を出されて、腹這いでライラックの膝上に乗せられたが正しい現状です。



勘のいい方はわかる事でしょう!?



パチーン!パチーン!


「いだぁぁぁぁぁい!」


そうです!お尻ペンペンの刑にあってるんですよぉぉ!リズミカルにライラックは楽しそうに、私のお尻を叩かれてます。


「ライお兄ちゃん!何で~なんでぇ~私はお尻を叩かれてるの?いだぁぁぁぁぁい~」


ライラックのお尻を叩く手が止まる。首を傾げて優しく微笑みを浮かべるのに、目が怖いですわ~ライラック



「腫れが引いてよかったね♪リリアの白いお尻が復活だよ」


パチーン!


「ひぃぃぃぃ!お尻がまた腫れてしまいますぅ~それも淑女のお尻をあられもない姿にさせて、これ犯罪です。性犯罪ですわぁぁ」


「おやおや?悪い事ばかりする、悪い娘にはお仕置きしなきゃでしょ?昔悪戯が過ぎるリリアにリース兄様もしてたじゃないか、やってみたかったんだよね」


腰を押さえつけてる腕は強固な為、逃げだせません。小さい頃ならまだしも、さすがに11歳の私はこのプレーは羞恥心で顔から火がでる勢いです


「何耳赤くしてるの?お仕置きなのに嬉しいの?」


首を横にブンブンして激しく否定する。ドレスを捲し上げられた時点で逃げ出せばよかったのに、唖然としすぎて行動が起こせなかった自分の落ち度だ。



パチーン!!


「うっひぃーーー!何のお仕置きなの?そしてお尻丸出し恥ずかしいよぉー痛いよぉぉーー」


「確かにお尻赤くなっちゃったね。耳もお顔も赤く火照らせて可愛い。でもねリリア僕は心を鬼にして、このプレーを続けるよ♪」


このプレーだと!?

それも赤くなった尻を優しく撫でるの止めなさい!必死に防御する私の腕を、軽々と拘束するのは止めてくださいお願いします。



「ライお兄ちゃん、私また何かやらかしたかな?早目に降参します。ごめんなさい」


「えーーーー!?もぉ~反省しちゃうの?リリアもっと頑張って抵抗して逆らっていいんだよ♪まだ4回しか叩いてないし、もっと頑張ろう」


パチーン!


「がぁぁぁばれましぇん~なぜこの様な無体を、お目目にお水が溢れだしましたぁぁ~ライお兄ちゃんごめにゃしゃーーーい」


「ふぅ~しょうがないなぁ~」


ライラック自ら、私のパンツを履かせ捲れ上がったドレスを下ろす。私の腰を軽々持ち上げて、ストンとライラックの膝に座らせられる。

お尻がジンジンしますわぁ~また腫れてしまうんじゃないのかしら、目に貯まった涙をグシグシとぬぐう。



「この間プレゼントした赤のレースパンツ履いてくれたんだね♪すごく可愛いよ。これ買うの大変だったんだよぉ~」


そうなんです!この美青年あろうことか私の11歳のプレゼントに、赤レース下着をプレゼントした変態なんです。見た時はあまりの事に二度見しました。ゴミ箱に捨てようかとも思いましが、我が家の家訓『物を大切にする』で捨てられず


しょうがないから、本日ライラックの14歳の誕生日に活用した所、まさかこんな形で見られるとは、本気で泣きたいです。



「さてさて本題に入るかな。この間ガイアがリリアのお屋敷に来てたらしいね。」


「うっぐぅ~それは私の不可抗力でふぅ、えっぐえっぐリリアだって婚約者候補になりたくなかったでふ」


頭を撫でなでされるけど、今回は私が悪いわけじゃないのに理不尽です。悔しくてライラックを睨み付けると、ちょっと眉を下げて申し訳なさそうな顔をするライラック



「うんうん・・・・そうだね。リリアが悪いわけじゃないね。ごめんごめん~でもさ、その話をガイアから聞かせられる僕の気持ち分かる?」


「ほぇ?」


「なんでリリアから僕に話して相談してくれないのかな?それも大木から飛び降りて自殺行為を図ったって聞いたよ・・・・」


「そ・・そう・・・・相談!?確かに思いつきませんでしたわぁ!あと自殺じゃなくて、夢だと思ってて夢なら飛べるかなって!」



「夢だと思って飛び降りるだって!?本当なんなのこの子本当の馬鹿なの?やる事がハチャメチャ過ぎて僕の想定を離脱しすぎぃぃ~あはは~」



「うぅぅ・・・・そもそも木から飛び降りのが先で、婚約者候補はその後の話ですわ。ライお兄ちゃんにこんな羞恥心プレーされて、リリアはお嫁に行けなくなってしまいますわ。グシグシ」



「ん?だから僕が一生面倒みるから大丈夫だよ。これからもリリアの躾プレーは、僕だけの特権さぁ~♪」


「ライお兄ちゃんすごくいい笑顔で、ド変態発言するの止めてください。変態発言されてる自覚ありますか?」


「まったくない!!」


ライラックはリリアの頭に、自らの頬を擦り付けて嬉しそうな笑顔を浮かべる。

リリアの口からは、羞恥心という魂が抜けだしかかっていた。



「リリアの浮気者!僕という者がありながら、ガイアの婚約候補になるとは・・・・それもガイアをヘタレと罵ったらしいね~アイツ頬を染めて嬉しそうに僕に報告してきたよ。」


「罵ったわけでは・・・・ちょっとヘタレ王太子に活を入れただけで、それもなぜ?嬉しそうにライお兄ちゃんに報告するのかなぁ~あのガイアの思考が全然読めないよ」



「あんなヘタレの思考など気にしなくていいよ」


「ひぃぃ!冷た!?ライお兄ちゃんいつの間に、そんな冷たい男になっちゃったの?」


ライラックの手が伸びてきて、リリアの両ほっぺが伸ばされる



「僕はリリアの事で精一杯なの!他所をみる余裕なんてないよ。婚約者になりたくないって言ったくせに!浮気者!!」


「しょうがにゃいこですわぁ~しょへん子爵の娘など王家のご命令にはしゃからえまへん!てかほっぺを摘ままれてるから、話にゅくでふわぁ~」


「いいんだよ!リリアは馬鹿可愛いが売りなんだから!」


リリアはライラックの手をペチペチ叩いて、摘ままれてる手を離させる。



「それに・・・・ちょっとガイアにも同情すべき点もありますし、女嫌いの克服のお手伝いという事で婚約者候補を了承しましたわ」



「だからだよ!だから僕がお仕置きせざる得なかった・・・・」


「だからの意味がわかりません」


「馬鹿な癖にお人好しだから・・・・見捨てられないし・・・・閉じ込めて置きたくなるんだよ」


「真顔でおかしな事ばかり言わないの!?」


「おかしくないよ・・・・リリアは僕と婚約したいってプロポーズしたのに。リリアは僕が好きでしょ?」


「はい!ライお兄ちゃんが大好きですよ♪」


「うっ!!即答されると可愛くって許したくなっちゃうのは、僕の悪いとこ・・困ったな~」


何が困るのかよくわからないけど、私はライラックが大好きです。生まれた時から一緒でなんだかんだ私に甘いライラックを、嫌いになるわけがない。


今日だって!!ライラックの誕生日のお祝いに、ライラックのお屋敷まで来てるだから、この兄想いの私の気持ちを疑わないで欲しいですわ。


身をよじってライラックに抱きつけば、優しく抱き返してくれる。ニコッと笑いかければ、苦笑いしながらも頭を撫でてくれる。


せっかくのライラック誕生日なんですから、一杯お祝いしたいですの、なのにライラックのお屋敷に着いた瞬間に、部屋に連れ込まれこのお仕置きですから・・・・本当困ったお兄ちゃんだこと。


「ライお兄ちゃんお誕生日おめでとう♪リリアはライお兄ちゃんが大大大大好きなんですの」



「うぅぅぅ・・・・可愛い、でもリリアの好きは、なんか家族愛?兄弟愛なんだよ・・やっぱり早く血を・・・・もにょもにょ・・・・」



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