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このヘタレがぁ!!

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美青年の悲痛顔・・・・

絵になるな・・・・ジュル


王太子は必死に抵抗したが、彼はそれを許さない。口では拒絶するが身体は従順で、雄はいきり立ち、触って欲しい咥えて欲しいと馬鹿な思考まで溢れだす。その思考を見破られたように厭らく微笑まれれば羞恥心で悶えてしまう。


『ライラック・・・・だめぇ~』




こんにちは!王太子の過去の話を聞きながら、王太子とライラックで妄想してるのは♪リリアです。



わかってます!?わかってます。こんなシリアスな場面で不粋な妄想しちゃダメだって。

私とてアへendの餌食になってますから、汚されてしまう感覚も襲われる恐怖も、王太子の話を聞きながら共感して震えと涙までも溢れてしまいましたもん。


だから現実逃避の為、すこしでも私の心が休まるように。ガイアとライラックで妄想してみました。そしたら随分美味しい妄想になりニヤニヤしてしまうのは仕方ない事ですわ♪



いやいや!今回はガイアの心を癒す為に、膿を排除処理を開始します!!


執刀医 リリア!


メスを片手にバッサリいきますわよぉぉぉ!



「王太子!いえ友達だと思っているからガイアとあえて呼ばせて貰うわ」


「リリア・・・・ぜひ・・呼びつけてくれ」


「ガイアは健全な男子で、やりたい盛りの14歳?いや襲われたのは11歳か。美人の綺麗なショタ好きお姉さんにパクりとハムハムされてしまったわけだね?」


「ショタ!?ハムハム」


「あのね・・・・」


「う・・・・うん・・・・」


「めちゃくちゃ!美味しいじゃない、そこに心が伴ってなかったのは同情するけど、メッチャ旨い状況じゃない!!そりゃ~女の子がそんな事されちゃったら、私の萌え女神アメリアたんが犯されそうになったなら、私がその犯人を殺す!!いや・・・・殺さない半殺し程度でジワジワ苦しめてやるわぁぁぁ!!」



「リリア・・・・僕は確かに男だ・・・・。勘違いしてたんだ。幼き頃から、常に周りから神々しい光輝な存在である事を求められた。民から見た王族とは神々しい光輝な神の様な存在なのだからだと・・・・僕なりにその思考に近づこうと、知識・容姿・思考を鍛えたつもりだった」


「まさに・・・・周りから洗脳されてきたのね。自分達を神のような存在なんて・・・・。私達は人間だわ!神なんて恐れ多い!」


「確かにそうだな。そしてアイツの行為により、自分自身の雄がいきり勃ち、失望したよ自分自身に。僕は綺麗な神のような身体も心も持っていなかった。そして汚されたと、侮辱されたと怒りが猛烈に膨れ上がった」



つまりポッキリ プライドを折られちゃったわけなんだね。確か女性恐怖症の原因にプライドを傷つけられるってあったなぁ~


姉のように想って相手(推定20代後半)が、ガイア(11歳 小学5年生)そりゃ~精通迎えたっていっても怖いよなぁ~まだ中学・高校生なら、野獣の下半身は大喜びだろうけど。精通迎えた男子て痛いって聞いたぞ。痛い雄をオモチャのように遊ばれちゃったんだね~そりゃ凹むわ・・



「確かにプライドはズタボロだよね・・・・」


「そしてアイツは僕の身分に惹かれて飛んできた害虫なんだよ」


「あぁぁぁ~失恋までしちゃったら、ショックよね~」


「し・・しつ・・・・失恋などしていない!!」


「いやいや~身体目的だったからショックなんでしょ?お姉さんが、ガイア本人に好意をもってたら、ガイアだって嬉しかったんじゃないのかな?こんなに恐怖も落ち込みも、まして女性嫌いになる事もなかったんじゃない?」



何言ってるんだ?コイツみたいな顔で目を大きく見開き王太子が私を凝視する。



「あえてひどい事一言言わせて!最初に謝っておくゴメンね。」


「あぁ・・・・」



「お前は!!女かぁぁぁ!?男だったらラッキーぐらいに思ってろ!このヘタレがぁぁぁ!!私は・・・・大勢に強姦・・アへったんだぞぉぉぉ!殴打され噛みつかれる苦痛をお前はまったくわかってない!!」



「リリア・・・・後半部分はよく意味がわからないんだけど・・・・」


フーフー興奮したリリアの肩が上下に動く。額に手を乗せ、軽くこすって自分自身を落ち着かせる



「ごめん~ゴメン!一言じゃなかったね。興奮しすぎた、つまりはガイアは綺麗好きすぎる!潔癖だよ、真っ白な人間なんてどこにも居ない。これから上に立つ人間が、真っ白な世界しか知らないなんて先行き不安だよ!!黒い部分も知って尚も最良を選ぶのが上に立つ者の役割だよ」



「僕は・・・・潔癖なのか・・・・」


「偉そうな事言ったお詫びに、婚約者候補の件わかったよ了承する。成人する18歳までには、ちゃんと本命を作ってよね!!」


「そ・・そうか・・・・僕は潔癖で、ヘタレだったのか・・・・」


やべ!?言い過ぎちゃったかな!?

王太子の顔をペチペチと軽く叩くと、少し意識を取り戻したみたい。



「リリア・・・・潔癖でヘタレの僕だけど、君だけは恐怖を感じないんだ・・・・婚約者候補の件はありがとう・・・・でもヘタレかぁ~そうかヘタレなんだなぁ~」



あっふーん!予想外に王太子を落ち込ませてしまった。だが婚約者候補の件は了承したんだから許せ!!


これから学園にも強制力で行かないとだし・・


まだ私は幼く知識も体力もない、しょうがないから学園には行くよ。婚約破棄されてもアへendにならないように仲間や知識を付けるしかない。



待ってろ!ザックバイル学園!!


転生 平々凡々 赤毛 馬鹿 リリア様はそう簡単にはやられはしないぞぉぉ!!

強固な仲間を作ってやるんだからなぁー!


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