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敗北
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こんにちわ!応接間で優雅にお茶をすするリリアです。
本音は優雅にお茶をすする状況ではありません、だって目の前には、宰相公爵エルダック様がいるのです。貴方はなぜこの屋敷にいるのでしょうか?
「本日はこのような辺鄙な場所にわざわざお足をお運び頂きましてありがとございます。」
リースお兄様が各位に深々と頭を下げる。さてはまたリースお兄様はこの来訪を知っていたな、将来の太いパイプを作ろう作戦だな。
「本日こちらに来訪させて頂いた件は、昨今手紙で報告させてもらったが、ガイア王太子の婚約者候補にリリア嬢が選ばれた事のご報告と」
「えっ!?私知りません!?」
「おや?リリア嬢はご存知なかったか」
リースお兄様だわ!?私が嫌がると思って報告しなかったのね
「スミマセン妹はまだ状況が読めてなくて、お話中断させてしまい申し訳ありません。婚約者候補の報告と?」
「公爵家の養女にならないかとご提案に来ました。もし王太子様の婚約者になられるのでしたら身分差もございます。我が家は最近市井の娘を養女に迎えいれました、リリア嬢と同じ歳です姉妹のようになれるかと」
やはり!?アメリアたんは宰相公爵エルダック様の養女になったんだ・・・・
宰相公爵は少し顔がニヤケテいてる生理的に受け付け難い。
「失礼を承知でお尋ねしたいです。私が貴方様の養女になるとして、貴方様にどんな利があるのでしょうか?」
「リリア失礼だぞ!!」
わかっているわ!リースお兄様でもちゃんとここで聞いておかないと
「よ~く考えてください。自分の養女が王太子の婚約者になる可能性があるのです。利しかございませんでしょ!ゆくゆくは王太子妃になるのですから」
なるほどね!もし私が養女になり王太子の婚約者になれば地位も名声も上がるという訳ね。確かに冷静に考えればごもっともだ。実際は婚約破棄されるんだけどね・・
「いま現状はあくまでも婚約者候補なだけです。私には一般教養も淑女の礼儀も皆無です、そんな私が婚約者に選出されるなど恐れ多い、そして高位の貴族令嬢様も黙ってはないかと」
「ふふふ・・・・養女にはなれぬと?」
「貴方様には利がないかと?」
「確かにリリア嬢が言う事もごもっともだ、しかし私の養女になれば一般教養も淑女の礼儀も身につけられますよ」
子爵令嬢では逆らう事が出来ない、困ったどうしよう
「ふふふ~困らせてしまいましたね。随分とお茶会の時や、さっきとイメージが違いますから意地悪をしてしまいました。」
そりゃー!必死だよ養女になりたくないからね、無い知恵を絞って断ろうとしているんだよ。
「すぐに養女になれとは申しません、貴方には一般教養と淑女の礼儀を付けて頂く為、ある学園に入学してもらいます。すでに学園長には推薦状を提出済みです!」
「まさか・・・・ザックバイル学園・・・・」
「ご名答!」
「お恥ずかしいながら、我が家には入学出来る財産などごさいません」
「リリア・・・・申し訳ないけど、婚約者候補になったからには、王家から援助がでる・・・・」
八方塞がりだ!どうしても学園に行かせよと力が働いてるのかのようだ。
「なぜ?推薦状など・・・・」
「私も学園で臨時教師になります、ぜひリリア嬢を、お育てしたいと、常にいるわけではごさいませんがね・・・・」
「私を・・・・育てたいと・・・・?」
「リリア嬢はとても興味深い、そして今日の貴方のその対応・・・・実に愉快だ!申し訳ないが公爵という立場も利用させて頂く。これは命令ととって頂だいても構わない!!」
横暴だ!!頭から完全に押さえつけられたな、これではまったく歯が立たない。悔しいが降参だ
「リリア・・・・宰相公爵はちょっと言い方が、横暴だと思われる。純粋にリリアに一般教養を付けたいだけなんだ。リリアそんなに歯向かった言い方をしないでくれ」
誰のせいだ!?
お前のせいだろ!!?
お前が私を婚約者候補なんかにするから!!
責めたいが、私の立場ではこの場で王太子に言えるわけも無い、悔しいぃぃぃ
「王太子様、申し訳ございません。私も口が過ぎました」
宰相公爵は頭を下げる。くっ‥私も下げざるえない
「生意気な事を申しまして大変申し訳ごさいません。余りにも事が大きくて動揺してしまいました。」
なんなんだ!?
このゲームの強制力で学園には行かねばならない、でも予想外の事も起きてるのは確かだ・・・婚約者候補?宰相公爵の養女話?
「以上 ご報告はここまでだな。各位申し訳ないが、僕はリリアと二人で話がしたい。時間と場所をお願いできるかな?」
「承知しました」
リースお兄様は深々と頭を下げる、私はガイアとなんか話したくないんだからねって駄々を捏ねたいが、協力者として話し合おうじゃないかぁ!!
今度は地位関係なく文句は言わせてもらう!
本音は優雅にお茶をすする状況ではありません、だって目の前には、宰相公爵エルダック様がいるのです。貴方はなぜこの屋敷にいるのでしょうか?
「本日はこのような辺鄙な場所にわざわざお足をお運び頂きましてありがとございます。」
リースお兄様が各位に深々と頭を下げる。さてはまたリースお兄様はこの来訪を知っていたな、将来の太いパイプを作ろう作戦だな。
「本日こちらに来訪させて頂いた件は、昨今手紙で報告させてもらったが、ガイア王太子の婚約者候補にリリア嬢が選ばれた事のご報告と」
「えっ!?私知りません!?」
「おや?リリア嬢はご存知なかったか」
リースお兄様だわ!?私が嫌がると思って報告しなかったのね
「スミマセン妹はまだ状況が読めてなくて、お話中断させてしまい申し訳ありません。婚約者候補の報告と?」
「公爵家の養女にならないかとご提案に来ました。もし王太子様の婚約者になられるのでしたら身分差もございます。我が家は最近市井の娘を養女に迎えいれました、リリア嬢と同じ歳です姉妹のようになれるかと」
やはり!?アメリアたんは宰相公爵エルダック様の養女になったんだ・・・・
宰相公爵は少し顔がニヤケテいてる生理的に受け付け難い。
「失礼を承知でお尋ねしたいです。私が貴方様の養女になるとして、貴方様にどんな利があるのでしょうか?」
「リリア失礼だぞ!!」
わかっているわ!リースお兄様でもちゃんとここで聞いておかないと
「よ~く考えてください。自分の養女が王太子の婚約者になる可能性があるのです。利しかございませんでしょ!ゆくゆくは王太子妃になるのですから」
なるほどね!もし私が養女になり王太子の婚約者になれば地位も名声も上がるという訳ね。確かに冷静に考えればごもっともだ。実際は婚約破棄されるんだけどね・・
「いま現状はあくまでも婚約者候補なだけです。私には一般教養も淑女の礼儀も皆無です、そんな私が婚約者に選出されるなど恐れ多い、そして高位の貴族令嬢様も黙ってはないかと」
「ふふふ・・・・養女にはなれぬと?」
「貴方様には利がないかと?」
「確かにリリア嬢が言う事もごもっともだ、しかし私の養女になれば一般教養も淑女の礼儀も身につけられますよ」
子爵令嬢では逆らう事が出来ない、困ったどうしよう
「ふふふ~困らせてしまいましたね。随分とお茶会の時や、さっきとイメージが違いますから意地悪をしてしまいました。」
そりゃー!必死だよ養女になりたくないからね、無い知恵を絞って断ろうとしているんだよ。
「すぐに養女になれとは申しません、貴方には一般教養と淑女の礼儀を付けて頂く為、ある学園に入学してもらいます。すでに学園長には推薦状を提出済みです!」
「まさか・・・・ザックバイル学園・・・・」
「ご名答!」
「お恥ずかしいながら、我が家には入学出来る財産などごさいません」
「リリア・・・・申し訳ないけど、婚約者候補になったからには、王家から援助がでる・・・・」
八方塞がりだ!どうしても学園に行かせよと力が働いてるのかのようだ。
「なぜ?推薦状など・・・・」
「私も学園で臨時教師になります、ぜひリリア嬢を、お育てしたいと、常にいるわけではごさいませんがね・・・・」
「私を・・・・育てたいと・・・・?」
「リリア嬢はとても興味深い、そして今日の貴方のその対応・・・・実に愉快だ!申し訳ないが公爵という立場も利用させて頂く。これは命令ととって頂だいても構わない!!」
横暴だ!!頭から完全に押さえつけられたな、これではまったく歯が立たない。悔しいが降参だ
「リリア・・・・宰相公爵はちょっと言い方が、横暴だと思われる。純粋にリリアに一般教養を付けたいだけなんだ。リリアそんなに歯向かった言い方をしないでくれ」
誰のせいだ!?
お前のせいだろ!!?
お前が私を婚約者候補なんかにするから!!
責めたいが、私の立場ではこの場で王太子に言えるわけも無い、悔しいぃぃぃ
「王太子様、申し訳ございません。私も口が過ぎました」
宰相公爵は頭を下げる。くっ‥私も下げざるえない
「生意気な事を申しまして大変申し訳ごさいません。余りにも事が大きくて動揺してしまいました。」
なんなんだ!?
このゲームの強制力で学園には行かねばならない、でも予想外の事も起きてるのは確かだ・・・婚約者候補?宰相公爵の養女話?
「以上 ご報告はここまでだな。各位申し訳ないが、僕はリリアと二人で話がしたい。時間と場所をお願いできるかな?」
「承知しました」
リースお兄様は深々と頭を下げる、私はガイアとなんか話したくないんだからねって駄々を捏ねたいが、協力者として話し合おうじゃないかぁ!!
今度は地位関係なく文句は言わせてもらう!
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