11 / 50
ダイブゥゥゥ!
しおりを挟む
綺麗になった白いお尻を、フリフリして鏡で確認するのは こんにちわ!リリアです♪
青紫だったお尻も完治して大満足です。中二病腹黒ライラックのお仕置きにより完治するのに一週間も費やしてしまいましたわ。ライラックに復讐をとも考えましたが、返り討ちに合うのは目に見えてるので諦めました。
さてさて私はアへendを回避出来るんじゃないのかと気付きましたの!?
ヒロインちゃんの通うザックバイル学園、物語のメインとなる学園に、私がそもそも入学など出来ませんもの。我が家は平々凡々の子爵そんなに財産もなく、学園に払う高額な入学金も学費もございません。お父様もお母様も私を学園に入学させる気などさらさらございません。
ゲームの私は王太子の婚約者という立場だった為、学園に入学出来たと思われます。
お茶会の王太子の手紙で、婚約者候補の1人になると不吉な知らせがありましたが、しょせん候補の1人なんですぐ落選します。知識も財産も学園も行けない私なんてゴミ箱にゴミを捨てる感じでポーイと落選決定です。バンザーイ
そもそも婚約者候補になっているのかも疑わしい限りですわ。この一週間なんの連絡もなく穏やかにお尻の完治に勤しめましたもん♪
ふんふん~♪鼻歌歌いながら、私はスカートの裾を持ちパンツの中にスカートを入れます。あらビックリ カボチャパンツの出来上がり。あとは思う存分木登りをする為、お屋敷近くにある大木までダッシュする。
今日は家庭教師の先生はお休みです、申し訳程度には一般常識をこんな私でも勉強しているんです。身になってない?聞こえません!
大木の幹に座り見渡す世界は、地上より高く広大な大地が見えるこの絶景が大好きなんです。足をぷらんぷらんさせてご機嫌な私♪
「おい!おい!リリア!」
なんか呼ばれてる?きっと気のせいだわ
「おい!リリア!聞こえるだろ!今日僕が来訪する事は事前に伝えおいたはずだ!」
「天真爛漫な令嬢ですな、実に愛らしい」
うっさいなぁー!誰だよ人が気持ちよく空を見上げて堪能してるのに、木の下で騒ぐな気が散るじゃないか。そもそも誰か来訪する事なんて聞いてない
ふっと下を見て私を呼びつける者をみる!
「お前!!カボチャパンツ姿!この馬鹿なんて格好を!」
「ヒィィィィィ!!ガイア王太子??いや・・・うん!そんなわけない見間違いだ、これはあれだ夢だ現実じゃないない~!夢なんだから空とか飛べないかな?」
「現実だ!!目を背けるな、早く降りてこいこの馬鹿娘が!その前にカボチャパンツ姿を直せ!」
「いや!夢だ!!私は飛べるんだーーー!えっい!」
リリアは本当に残念な子だった。夢だと思い込み飛べるんだと勘違いしたのだ。木の幹からそのまま空へと、飛び出したのだ。夢ではないので当然のごとく重量に逆らえず落下するリリア
「お前ぇぇぇ!!自殺する気かぁぁぁぁ!」
「ぎぁぁぁぁぁぁ!現実ぅぅぅぅ」
アワアワしながら、王太子 王太子の護衛 宰相公爵はリリアの落下位置だと思われる場所で待機する。
ドスーンとリリアが落下した所は見事!王太子の上だった。そんな高い位置からの落下ではなかった為、王太子は擦り傷程度で済んだがコッテリお説教と拳骨を受けるリリア・・・・
「うぅぅぅ・・・・ごめんなさい・・」
「お前!?僕の立場わかってる、この国の王太子なんだぞ!ゆくゆくはこの国の王になる存在をクッションにするとは!!」
「大変申し訳ありません、ガイア王太子様が本日来訪するなんて知らなかったです。だから夢だと、でも本当頭とか打ってない?大丈夫?ごめんなさい~ごめんなさい~」
リリアはペタペタと王太子の頭や擦り傷をおった肘やお尻を触って心配をする。
涙目になって必死に心配する姿をみて、王太子の耳が赤くなる。無作法に王太子の身体を触る者など最近は居なかった、常識外れのリリアの行動に呆れはするが、なぜだかリリアを憎めない王太子。
「額がちょっと熱いよ!ガイア王太子!熱でちゃったんだ~私のお屋敷にすぐ行きましょう。ちゃんと私が看病するからね、私のオヤツも夕飯も献上します。」
「大丈夫だ!この無礼者、お前は本当困った奴だな。あはは~」
あっ・・・・!!
あっ・・・・!!
ゲームでは10歳の私は《木登りした際に転落、王太子の上に落下するというとんでもない事をやらかして王太子の頭を混乱させる》ってエピソードあったよね?
しまった・・・・11歳にしてやらかした・・
つまり今 王太子は混乱してる状態なんだ、目を覚まさせなきゃ!?王太子の頬を優しくペチペチと叩き、あくまでも痛くない程度に
「ガイア王太子!?そんな笑って混乱しちゃったんだね。目を覚まして!?」
「お前が目を覚ませ、なんなんだコイツは本当ライラックの言う通り馬鹿可愛いとはこう言う事か~あははは~この馬鹿バカバカ~あははは~」
なんだかしらんが、王太子にデコピンされた。でも全然痛くなくて、王太子は本当に楽しそうに笑ってる?混乱してないの?
「さすが王太子様の婚約者候補殿。ガイア王太子にこんな笑顔を浮かべさせるなんて」
ふっと見上げれば宰相公爵・・・・なぜ?ここに??
それも私を婚約者候補殿だと・・・・!?
青紫だったお尻も完治して大満足です。中二病腹黒ライラックのお仕置きにより完治するのに一週間も費やしてしまいましたわ。ライラックに復讐をとも考えましたが、返り討ちに合うのは目に見えてるので諦めました。
さてさて私はアへendを回避出来るんじゃないのかと気付きましたの!?
ヒロインちゃんの通うザックバイル学園、物語のメインとなる学園に、私がそもそも入学など出来ませんもの。我が家は平々凡々の子爵そんなに財産もなく、学園に払う高額な入学金も学費もございません。お父様もお母様も私を学園に入学させる気などさらさらございません。
ゲームの私は王太子の婚約者という立場だった為、学園に入学出来たと思われます。
お茶会の王太子の手紙で、婚約者候補の1人になると不吉な知らせがありましたが、しょせん候補の1人なんですぐ落選します。知識も財産も学園も行けない私なんてゴミ箱にゴミを捨てる感じでポーイと落選決定です。バンザーイ
そもそも婚約者候補になっているのかも疑わしい限りですわ。この一週間なんの連絡もなく穏やかにお尻の完治に勤しめましたもん♪
ふんふん~♪鼻歌歌いながら、私はスカートの裾を持ちパンツの中にスカートを入れます。あらビックリ カボチャパンツの出来上がり。あとは思う存分木登りをする為、お屋敷近くにある大木までダッシュする。
今日は家庭教師の先生はお休みです、申し訳程度には一般常識をこんな私でも勉強しているんです。身になってない?聞こえません!
大木の幹に座り見渡す世界は、地上より高く広大な大地が見えるこの絶景が大好きなんです。足をぷらんぷらんさせてご機嫌な私♪
「おい!おい!リリア!」
なんか呼ばれてる?きっと気のせいだわ
「おい!リリア!聞こえるだろ!今日僕が来訪する事は事前に伝えおいたはずだ!」
「天真爛漫な令嬢ですな、実に愛らしい」
うっさいなぁー!誰だよ人が気持ちよく空を見上げて堪能してるのに、木の下で騒ぐな気が散るじゃないか。そもそも誰か来訪する事なんて聞いてない
ふっと下を見て私を呼びつける者をみる!
「お前!!カボチャパンツ姿!この馬鹿なんて格好を!」
「ヒィィィィィ!!ガイア王太子??いや・・・うん!そんなわけない見間違いだ、これはあれだ夢だ現実じゃないない~!夢なんだから空とか飛べないかな?」
「現実だ!!目を背けるな、早く降りてこいこの馬鹿娘が!その前にカボチャパンツ姿を直せ!」
「いや!夢だ!!私は飛べるんだーーー!えっい!」
リリアは本当に残念な子だった。夢だと思い込み飛べるんだと勘違いしたのだ。木の幹からそのまま空へと、飛び出したのだ。夢ではないので当然のごとく重量に逆らえず落下するリリア
「お前ぇぇぇ!!自殺する気かぁぁぁぁ!」
「ぎぁぁぁぁぁぁ!現実ぅぅぅぅ」
アワアワしながら、王太子 王太子の護衛 宰相公爵はリリアの落下位置だと思われる場所で待機する。
ドスーンとリリアが落下した所は見事!王太子の上だった。そんな高い位置からの落下ではなかった為、王太子は擦り傷程度で済んだがコッテリお説教と拳骨を受けるリリア・・・・
「うぅぅぅ・・・・ごめんなさい・・」
「お前!?僕の立場わかってる、この国の王太子なんだぞ!ゆくゆくはこの国の王になる存在をクッションにするとは!!」
「大変申し訳ありません、ガイア王太子様が本日来訪するなんて知らなかったです。だから夢だと、でも本当頭とか打ってない?大丈夫?ごめんなさい~ごめんなさい~」
リリアはペタペタと王太子の頭や擦り傷をおった肘やお尻を触って心配をする。
涙目になって必死に心配する姿をみて、王太子の耳が赤くなる。無作法に王太子の身体を触る者など最近は居なかった、常識外れのリリアの行動に呆れはするが、なぜだかリリアを憎めない王太子。
「額がちょっと熱いよ!ガイア王太子!熱でちゃったんだ~私のお屋敷にすぐ行きましょう。ちゃんと私が看病するからね、私のオヤツも夕飯も献上します。」
「大丈夫だ!この無礼者、お前は本当困った奴だな。あはは~」
あっ・・・・!!
あっ・・・・!!
ゲームでは10歳の私は《木登りした際に転落、王太子の上に落下するというとんでもない事をやらかして王太子の頭を混乱させる》ってエピソードあったよね?
しまった・・・・11歳にしてやらかした・・
つまり今 王太子は混乱してる状態なんだ、目を覚まさせなきゃ!?王太子の頬を優しくペチペチと叩き、あくまでも痛くない程度に
「ガイア王太子!?そんな笑って混乱しちゃったんだね。目を覚まして!?」
「お前が目を覚ませ、なんなんだコイツは本当ライラックの言う通り馬鹿可愛いとはこう言う事か~あははは~この馬鹿バカバカ~あははは~」
なんだかしらんが、王太子にデコピンされた。でも全然痛くなくて、王太子は本当に楽しそうに笑ってる?混乱してないの?
「さすが王太子様の婚約者候補殿。ガイア王太子にこんな笑顔を浮かべさせるなんて」
ふっと見上げれば宰相公爵・・・・なぜ?ここに??
それも私を婚約者候補殿だと・・・・!?
0
お気に入りに追加
796
あなたにおすすめの小説

婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです
【完結】転生したら少女漫画の悪役令嬢でした〜アホ王子との婚約フラグを壊したら義理の兄に溺愛されました〜
まほりろ
恋愛
ムーンライトノベルズで日間総合1位、週間総合2位になった作品です。
【完結】「ディアーナ・フォークト! 貴様との婚約を破棄する!!」見目麗しい第二王子にそう言い渡されたとき、ディアーナは騎士団長の子息に取り押さえられ膝をついていた。王子の側近により読み上げられるディアーナの罪状。第二王子の腕の中で幸せそうに微笑むヒロインのユリア。悪役令嬢のディアーナはユリアに斬りかかり、義理の兄で第二王子の近衛隊のフリードに斬り殺される。
三日月杏奈は漫画好きの普通の女の子、バナナの皮で滑って転んで死んだ。享年二十歳。
目を覚ました杏奈は少女漫画「クリンゲル学園の天使」悪役令嬢ディアーナ・フォークト転生していた。破滅フラグを壊す為に義理の兄と仲良くしようとしたら溺愛されました。
私の事を大切にしてくれるお義兄様と仲良く暮らします。王子殿下私のことは放っておいてください。
ムーンライトノベルズにも投稿しています。
「Copyright(C)2021-九十九沢まほろ」
表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。

仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが
ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。
定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない
そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──
タイムリープ〜悪女の烙印を押された私はもう二度と失敗しない
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
<もうあなた方の事は信じません>―私が二度目の人生を生きている事は誰にも内緒―
私の名前はアイリス・イリヤ。王太子の婚約者だった。2年越しにようやく迎えた婚約式の発表の日、何故か<私>は大観衆の中にいた。そして婚約者である王太子の側に立っていたのは彼に付きまとっていたクラスメイト。この国の国王陛下は告げた。
「アイリス・イリヤとの婚約を解消し、ここにいるタバサ・オルフェンを王太子の婚約者とする!」
その場で身に覚えの無い罪で悪女として捕らえられた私は島流しに遭い、寂しい晩年を迎えた・・・はずが、守護神の力で何故か婚約式発表の2年前に逆戻り。タイムリープの力ともう一つの力を手に入れた二度目の人生。目の前には私を騙した人達がいる。もう騙されない。同じ失敗は繰り返さないと私は心に誓った。
※カクヨム・小説家になろうにも掲載しています
とまどいの花嫁は、夫から逃げられない
椎名さえら
恋愛
エラは、親が決めた婚約者からずっと冷淡に扱われ
初夜、夫は愛人の家へと行った。
戦争が起こり、夫は戦地へと赴いた。
「無事に戻ってきたら、お前とは離婚する」
と言い置いて。
やっと戦争が終わった後、エラのもとへ戻ってきた夫に
彼女は強い違和感を感じる。
夫はすっかり改心し、エラとは離婚しないと言い張り
突然彼女を溺愛し始めたからだ
______________________
✴︎舞台のイメージはイギリス近代(ゆるゆる設定)
✴︎誤字脱字は優しくスルーしていただけると幸いです
✴︎なろうさんにも投稿しています
私の勝手なBGMは、懐かしすぎるけど鬼束ちひろ『月光』←名曲すぎ
ヒロイン不在だから悪役令嬢からお飾りの王妃になるのを決めたのに、誓いの場で登場とか聞いてないのですが!?
あさぎかな@電子書籍二作目発売中
恋愛
ヒロインがいない。
もう一度言おう。ヒロインがいない!!
乙女ゲーム《夢見と夜明け前の乙女》のヒロインのキャロル・ガードナーがいないのだ。その結果、王太子ブルーノ・フロレンス・フォード・ゴルウィンとの婚約は継続され、今日私は彼の婚約者から妻になるはずが……。まさかの式の最中に突撃。
※ざまぁ展開あり
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
踏み台令嬢はへこたれない
IchikoMiyagi
恋愛
「婚約破棄してくれ!」
公爵令嬢のメルティアーラは婚約者からの何度目かの申し出を受けていたーー。
春、学院に入学しいつしかついたあだ名は踏み台令嬢。……幸せを運んでいますのに、その名付けはあんまりでは……。
そう思いつつも学院生活を満喫していたら、噂を聞きつけた第三王子がチラチラこっちを見ている。しかもうっかり婚約者になってしまったわ……?!?
これは無自覚に他人の踏み台になって引っ張り上げる主人公が、たまにしょげては踏ん張りながらやっぱり周りを幸せにしたりやっと自分も幸せになったりするかもしれない物語。
「わたくし、甘い砂を吐くのには慣れておりますの」
ーー踏み台令嬢は今日も誰かを幸せにする。
なろうでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる