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お茶会(2)
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ランブータン尻で、お茶会の席に着けば真っ赤に熟れたお尻を刺激し『うっひぃー』と叫んで飛び上がる、こんにちは リリアです。
お茶会は40人近いご令嬢が召集され年齢は10~18歳 身分も公爵令嬢~子爵令嬢まで幅広く、誰しも王太子の婚約者に選ばれる事を望んでいる。ごく少数を除いては・・・・
リリアは、さまざまな令嬢から冷たい目線をおくられ、まさに針のむしろとはこの事だ
『先程あの子爵令嬢 王太子様に怒鳴られたそうよ』『あんな平々凡々顔でよくこの会場にこれたわね』『王太子様に馴れ馴れしくしてた様よ』『みてよあのドレス流行遅れでお可哀想』
聞こえるようにヒソヒソされ居心地が悪いが、先程行った自分の痴態を反省し、目立たず大人しく着席する「うっひぃ~!」涙目になりながら必死の着席だ。
令嬢達は10人ごとの丸いテーブルに着席し菓子やお茶を召し上がる。この後王太子が各テーブルに回って挨拶とお話をしに来るらしい・・・
今回は未来の騎士団長・宰相の息子・伯爵子息が王太子が回ってくる間 各テーブルで令嬢達をおもてなしを行う。この三人も美青年で将来有望な為、ご令嬢達は騒ぎたてる
『私はやはり知的な宰相の息子様』『でもガッシリとした体格の騎士団長様も素敵よね』『赤毛の伯爵子息に笑いかけられたいわ~』
じつに令嬢達は楽しそうだなぁ~と、蚊帳の外で高みの見物でいるリリア。
見初められたら婚約者になれるチャンスがあるんだもんね!皆頑張れー!そして早く終わらないかな~こんなお茶会に出るぐらいなら木登りしたいよ。あそこにある木大きいな登りたい・・常に上の空だった。
リリアのテーブルに最初に着席したのは、未来の騎士団長 アインヒット様だ。挨拶とご令嬢達の質問に答え和やかな常に笑顔な青年の雰囲気で終わった。
2番目に来たのが、宰相の息子 ブラッディ様なぜだか一瞬リリアは睨まれた気がしたが、気のせいだろう、やはり挨拶と質疑応答で終わった。
3番目の伯爵子息はあたり前のように、リリアの横にやってきて深々とお辞儀し令嬢達に挨拶する。
「私は、伯爵子息でザックバイル学園で騎士科に通っており、王太子とは学園で親しくさせて頂いております。ライラックと申します」
令嬢達からは黄色い声があがっている。ライラックのまともな挨拶って初めて聞いたな。生まれた時から近くにいて、敬語など聞いたことなどなく、なんだかライラックが遠い存在に感じてしまう。
さすがにこの場では、いつものやり取りが出来るとは思っていない、チクリと痛む心を隠しリリアは大人しくお茶を飲む。
ふわっとリリアの頭の上に、手が置かれ優しく頭を撫でられた。その手つきは知っている、いつもなんだかんだ優しい従兄弟の手だ、驚きライラックを見上げれば優しい微笑みを浮かべてる
ドキドキする・・・・
令嬢達がライラックの行動に驚きライラックに質問する
「ライラック様そのご子爵令嬢と、お知り合いですの?」
「そうなんです。僕の可愛い従姉妹なんですよ」
『なーんだ従姉妹か、ならまだ私にも望みが?』『ライラック様素敵ね~』『王太子様のお友達なんてすごく優秀な方なんですね』
などなど・・・・令嬢達がそれぞれどよめいている。ライラックってモテるんだなって自覚する、でもね令嬢達 ライラックの中身は中二病患者なんですよ!って叫びたいが我慢する。
ライラックは一通り令嬢達と質疑応答し、退席する際に、リリアの耳元近くで誰にも聞こえないように話しかけてきた
「リリア…僕を置いて会場まで来て…いろいろやらかしたみたいだね・・・・帰りの馬車では覚悟してね・・・・」
ヒィィィィィ・・・・
バレている・・・・
ライラックは笑顔で令嬢達にお辞儀するが、私の目にははっきり見えます。ライラックの背後にはあの禍々しい黒炎が・・・・
殺されるぅぅぅぅ・・・・
お茶会は40人近いご令嬢が召集され年齢は10~18歳 身分も公爵令嬢~子爵令嬢まで幅広く、誰しも王太子の婚約者に選ばれる事を望んでいる。ごく少数を除いては・・・・
リリアは、さまざまな令嬢から冷たい目線をおくられ、まさに針のむしろとはこの事だ
『先程あの子爵令嬢 王太子様に怒鳴られたそうよ』『あんな平々凡々顔でよくこの会場にこれたわね』『王太子様に馴れ馴れしくしてた様よ』『みてよあのドレス流行遅れでお可哀想』
聞こえるようにヒソヒソされ居心地が悪いが、先程行った自分の痴態を反省し、目立たず大人しく着席する「うっひぃ~!」涙目になりながら必死の着席だ。
令嬢達は10人ごとの丸いテーブルに着席し菓子やお茶を召し上がる。この後王太子が各テーブルに回って挨拶とお話をしに来るらしい・・・
今回は未来の騎士団長・宰相の息子・伯爵子息が王太子が回ってくる間 各テーブルで令嬢達をおもてなしを行う。この三人も美青年で将来有望な為、ご令嬢達は騒ぎたてる
『私はやはり知的な宰相の息子様』『でもガッシリとした体格の騎士団長様も素敵よね』『赤毛の伯爵子息に笑いかけられたいわ~』
じつに令嬢達は楽しそうだなぁ~と、蚊帳の外で高みの見物でいるリリア。
見初められたら婚約者になれるチャンスがあるんだもんね!皆頑張れー!そして早く終わらないかな~こんなお茶会に出るぐらいなら木登りしたいよ。あそこにある木大きいな登りたい・・常に上の空だった。
リリアのテーブルに最初に着席したのは、未来の騎士団長 アインヒット様だ。挨拶とご令嬢達の質問に答え和やかな常に笑顔な青年の雰囲気で終わった。
2番目に来たのが、宰相の息子 ブラッディ様なぜだか一瞬リリアは睨まれた気がしたが、気のせいだろう、やはり挨拶と質疑応答で終わった。
3番目の伯爵子息はあたり前のように、リリアの横にやってきて深々とお辞儀し令嬢達に挨拶する。
「私は、伯爵子息でザックバイル学園で騎士科に通っており、王太子とは学園で親しくさせて頂いております。ライラックと申します」
令嬢達からは黄色い声があがっている。ライラックのまともな挨拶って初めて聞いたな。生まれた時から近くにいて、敬語など聞いたことなどなく、なんだかライラックが遠い存在に感じてしまう。
さすがにこの場では、いつものやり取りが出来るとは思っていない、チクリと痛む心を隠しリリアは大人しくお茶を飲む。
ふわっとリリアの頭の上に、手が置かれ優しく頭を撫でられた。その手つきは知っている、いつもなんだかんだ優しい従兄弟の手だ、驚きライラックを見上げれば優しい微笑みを浮かべてる
ドキドキする・・・・
令嬢達がライラックの行動に驚きライラックに質問する
「ライラック様そのご子爵令嬢と、お知り合いですの?」
「そうなんです。僕の可愛い従姉妹なんですよ」
『なーんだ従姉妹か、ならまだ私にも望みが?』『ライラック様素敵ね~』『王太子様のお友達なんてすごく優秀な方なんですね』
などなど・・・・令嬢達がそれぞれどよめいている。ライラックってモテるんだなって自覚する、でもね令嬢達 ライラックの中身は中二病患者なんですよ!って叫びたいが我慢する。
ライラックは一通り令嬢達と質疑応答し、退席する際に、リリアの耳元近くで誰にも聞こえないように話しかけてきた
「リリア…僕を置いて会場まで来て…いろいろやらかしたみたいだね・・・・帰りの馬車では覚悟してね・・・・」
ヒィィィィィ・・・・
バレている・・・・
ライラックは笑顔で令嬢達にお辞儀するが、私の目にははっきり見えます。ライラックの背後にはあの禍々しい黒炎が・・・・
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