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1章
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はい!こんにちは良い子の皆様!!
私はごく平凡な片田舎の町娘リィーシャと申します。私は本当どこにでも居そうな容姿のキャラクターなんですが、困った事に私の一卵性双生児の兄が偉大な勇者様に選ばれたのは五年前の事でした。
片田舎で普段から狩人で生計を立てていた為、基本的な筋力と素早さに恵まれた兄妹でした。
兄は勇者に選出されたからには、魔王を倒しに行く事を決意しました。
そこで心配になったのが私の事、早くに両親を亡くし15歳の時から狩人として二人で生計を立てていたから、このまま兄が居なくなってしまっては私が飢え死にするんじゃないかと……
確かにまだ15歳で私達を村長さんが保護者代わりになってくれたが、親では無いので金銭面は二人で稼ぎ生活していた。
そこで魔王討伐を依頼してきた国王様に、魔王討伐パーティーに私も入れて欲しいと願いでた。美しい兄妹愛に国王様も感動され、顔を隠し仮面をつけ大きなローブを纏わされた。勇者の身の回りを世話をする使用人として同行の許可が下りた。
兄の妹への兄妹愛に感動しそうになったが、今考えれば戦闘以外の面倒くさい事を、容姿がそっくりな私に全て押し付ける為だった。
顔はそっくりだが、だんだん体格が変わっていくのに勇者の鎧にタオルを詰め込みブーツは上げ底にして誤魔化し、声の違いは一言も喋るなっと命令された。
戦略会議や配列会議など……
本当に戦闘以外の事は私にぶん投げた最低な兄だった。
そして私が身代わりになっている間に、兄リューイが何をしてたかと言えば各町・村に女を作り夜は狼になってヒャハァーと遊び呆けていた。
何度も怒ったし説教したのだが、会議の前や各町・村に到着すると透明人間の様に姿を消すのだ。周りの皆が心配するので仕方なく私が勇者のふりをする。
本来の役目である勇者の世話役は、影が薄く仮面なんか着けているから居ても居なくて気にされる存在じゃないのでまったく気付かれない。
あ……私なんて可哀想な奴なんだろ……
兄が大雑把な性格なせいか、私は生真面目になっていく……いつか復讐してやると心に誓いながら、でも唯一の身内の側に居られる事には感謝していた。
「おっい!勇者リューイ!!今日の戦闘はなんなんだ、昨日戦略会議でさんざん議論したのに、勝手な攻撃してばかりで連携を崩すな!!」
勇者パーティーの1人騎士のオルドが、夕飯の席で激怒した。すみませんその戦略会議に兄は参加してないです聞いてたのは私でして、なんて言えるわけもなく話せない私はとにかくペコリペコリと頭を下げて謝罪の態度を表す。
兄は何時も通り町に入った瞬間に消えたので、勇者になった私がパーティーの皆と食事の席に座っている。
「まぁ~まぁ~ひとまず勇者リューイのお蔭で今日の魔物も討伐出来た事ですし」
聖女のミチカ様はいつも私を庇ってくれる優しい女性。私より1つ年上の優しいお姉さんで勇者の格好の時は仲良く出来ないが、仮面をつけ勇者の使用人になっている時は、同じ女性同士って事で、お買い物や大浴場で肌と肌の付き合いをしてる仲だ。しかし……使用人の時は全裸でも仮面装着は必須、大浴場で全裸の仮面女という不審者になっている……
あぁぁ……やっぱり私は可哀想な奴だな……
「戦闘能力が高くても輪を乱す者は死ね!!」
そして言葉少なに辛辣な事を言うのが、黒魔導師ゼルビア様、私よりも2歳年下なのに膨大な魔力を持ち攻撃魔法に特化した黒魔導師様。
王都ではとても偉い神官さんらしいけど、田舎者の私にはよくわからない…
なんやかんやあったけど5年かけて魔王討伐に成功した。
私はごく平凡な片田舎の町娘リィーシャと申します。私は本当どこにでも居そうな容姿のキャラクターなんですが、困った事に私の一卵性双生児の兄が偉大な勇者様に選ばれたのは五年前の事でした。
片田舎で普段から狩人で生計を立てていた為、基本的な筋力と素早さに恵まれた兄妹でした。
兄は勇者に選出されたからには、魔王を倒しに行く事を決意しました。
そこで心配になったのが私の事、早くに両親を亡くし15歳の時から狩人として二人で生計を立てていたから、このまま兄が居なくなってしまっては私が飢え死にするんじゃないかと……
確かにまだ15歳で私達を村長さんが保護者代わりになってくれたが、親では無いので金銭面は二人で稼ぎ生活していた。
そこで魔王討伐を依頼してきた国王様に、魔王討伐パーティーに私も入れて欲しいと願いでた。美しい兄妹愛に国王様も感動され、顔を隠し仮面をつけ大きなローブを纏わされた。勇者の身の回りを世話をする使用人として同行の許可が下りた。
兄の妹への兄妹愛に感動しそうになったが、今考えれば戦闘以外の面倒くさい事を、容姿がそっくりな私に全て押し付ける為だった。
顔はそっくりだが、だんだん体格が変わっていくのに勇者の鎧にタオルを詰め込みブーツは上げ底にして誤魔化し、声の違いは一言も喋るなっと命令された。
戦略会議や配列会議など……
本当に戦闘以外の事は私にぶん投げた最低な兄だった。
そして私が身代わりになっている間に、兄リューイが何をしてたかと言えば各町・村に女を作り夜は狼になってヒャハァーと遊び呆けていた。
何度も怒ったし説教したのだが、会議の前や各町・村に到着すると透明人間の様に姿を消すのだ。周りの皆が心配するので仕方なく私が勇者のふりをする。
本来の役目である勇者の世話役は、影が薄く仮面なんか着けているから居ても居なくて気にされる存在じゃないのでまったく気付かれない。
あ……私なんて可哀想な奴なんだろ……
兄が大雑把な性格なせいか、私は生真面目になっていく……いつか復讐してやると心に誓いながら、でも唯一の身内の側に居られる事には感謝していた。
「おっい!勇者リューイ!!今日の戦闘はなんなんだ、昨日戦略会議でさんざん議論したのに、勝手な攻撃してばかりで連携を崩すな!!」
勇者パーティーの1人騎士のオルドが、夕飯の席で激怒した。すみませんその戦略会議に兄は参加してないです聞いてたのは私でして、なんて言えるわけもなく話せない私はとにかくペコリペコリと頭を下げて謝罪の態度を表す。
兄は何時も通り町に入った瞬間に消えたので、勇者になった私がパーティーの皆と食事の席に座っている。
「まぁ~まぁ~ひとまず勇者リューイのお蔭で今日の魔物も討伐出来た事ですし」
聖女のミチカ様はいつも私を庇ってくれる優しい女性。私より1つ年上の優しいお姉さんで勇者の格好の時は仲良く出来ないが、仮面をつけ勇者の使用人になっている時は、同じ女性同士って事で、お買い物や大浴場で肌と肌の付き合いをしてる仲だ。しかし……使用人の時は全裸でも仮面装着は必須、大浴場で全裸の仮面女という不審者になっている……
あぁぁ……やっぱり私は可哀想な奴だな……
「戦闘能力が高くても輪を乱す者は死ね!!」
そして言葉少なに辛辣な事を言うのが、黒魔導師ゼルビア様、私よりも2歳年下なのに膨大な魔力を持ち攻撃魔法に特化した黒魔導師様。
王都ではとても偉い神官さんらしいけど、田舎者の私にはよくわからない…
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