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第3章 蜜月
70 長尾の困惑
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七月四日。長尾がコーヒーを求めて休憩室に入っていくと、入口近くの席に浅葉の姿があった。目が合ってから一瞬の間が空く。
「収穫は?」
と、新聞に目を落としながら浅葉が尋ねる。
「おう。ばっちりよ」
しかし、長尾の目下最大の関心事は、この担当事件のことではなかった。傍らのマシンからコーヒーを入れ終わると、それを手に口を開いた。
「なあ」
「ん?」
誰も入ってきそうにないのを確認しつつ、長尾は声を潜める。
「昨日のあれ、何?」
「何って?」
「田辺は最終的にシロってことになったろ。何か出てきたのか?」
「いや。あいつは真っシロだ。むしろ何もわかってない」
「じゃ、なんで?」
「見ての通り、とでも言えばいいか?」
浅葉は面倒臭そうに言い、コーヒーをすする。長尾はその言葉をしばし噛み砕いた。
長尾が見たもの。それは、非番の日に田辺千尋の腰を抱きながら、いかにも仲睦まじげに夜のホテル街を歩く浅葉の姿だ。
二人はいつの間にかそういう仲になっていたのだろうか、と長尾は考えてみる。いや、浅葉に限って、仕事にプライベートを持ち込むことなどあり得ない。仮に、あくまで仮に、田辺千尋に個人的な好意を抱いたとしても、私情を優先して流れに任せるようなことはしないはずだ。
もっとも、田辺千尋が護衛対象だったのは過ぎた話で、今は具体的に彼女の周辺に何かが起きているわけではない。しかし、上の方針がどう転ぶかわからない中、個人的な接触を持つべき相手でないことは確かだ。
そう考えれば、残る可能性は一つ。何か大っぴらに言えない計画があって、そのために田辺千尋をたぶらかしているという状況だ。この手の行動に出ることは浅葉なら十分あり得るし、今田辺千尋を手懐けておくことは確かに今後プラスに働く可能性がある。昨日二人を見かけた時点で長尾が真っ先に考えたのがそれだった。
だが、後から考えてみると、あの状況から結局ホテルに入らなかったとは考えにくいし、入ったのなら当然やることはやったのだろう。ちょっと気を引くぐらいならまだしも、肉体関係を使ってまで何の罪もない女子大生を騙すことは、果たして許されるのか。
長尾の口調がつい険しくなる。
「どこまで公認?」
課長はどこまで知っているのか、という意味だ。浅葉の答えは明快だった。
「いや、どこも」
……当然だろう。貴重な参考人を後々使いやすいようにたらし込み、ついでにうまい汁も吸わせてもらってます、などとは誰にも言えるわけがない。念のためとりあえず誘惑して繋ぎ留めてます、であれば石山課長には通るが、それでも公になったら十分まずい。そんなことが噂になろうものなら、浅葉は終わりだ。
「で、何、俺に口止め料とかくれたりするわけ?」
浅葉の目に迷いはなかった。
「どうこうしてくれなんて言える立場じゃないさ」
長尾は、糾弾の言葉を呑み込んだ。およそ、仕事と称していい思いをしている人間の顔ではなかった。
いや、浅葉がそんな不謹慎な刑事でないことは、これまで数々の任務を共にしてきた長尾が一番よく知っている。しかし、任務のためなら、目的を果たすためなら、崖っぷちギリギリの道を平然と選ぶ男ではある。
浅葉は、逃げも隠れもしないという態度を崩さなかった。
「クビは覚悟の上だ。ただし、時間が欲しい。この件さえうまく収められれば、それ以上は何も要らん」
その言葉に、長尾は苦い唾を飲み込む。
「マジかよ……」
浅葉がこの件に人一倍強い思い入れを持っていることは、石山も含め、課の連中全員が知っている。しかし、刑事人生を丸ごと懸けるほどの決意で臨んでいたとは……つくづく計り知れない男だ。
長尾は考えた。浅葉と田辺の関係を今明るみに出すことは、最終的に誰の得にもならない。田辺は真相を知ればそれが今だろうと後日だろうと必ず傷付くわけだし、このタイミングで明かせば長尾たちのこれまでの捜査だって水の泡になりかねない。それより何より、今浅葉が抜けたら、余計な犠牲者が出ることはまず防げない。
上がごちゃごちゃとモメている間にも、浅葉の中でだけはとっくに答えが出ていたということだ。この件を解決するにはこの方法しかないと。
周囲に何の相談もなく単独で行動を起こし、後から上を説得するというやり方は長尾に言わせれば無謀だが、結果的にいつもそれが解決に繋がっているのだから大したものだ。
長尾も腹を決めた。
「ま、その方向で行く以上は、別れただのこじれただのはないようにしろよ。少なくともXデーまではな」
言うまでもないことだったが、念を押さずにはいられなかった。
長尾は出て行きかけて、はたと気付く。
「あれ? ってことは、もしかしてあの時もう……?」
「何だ」
「いや、お前が例のソープ嬢ガードでグロッキーだった時さ、俺、街で偶然田辺に会って」
「ああ、聞いた。お前に何を言われたか」
「悪かったな。いや、お前にじゃなくて、彼女にだぞ。まさかお前が裏でそんなことやってると思わねえからさ。先に一言言っといてくれりゃあ……」
「お陰様でズッタズタに傷付いてはいたが、まあそれはお前のせいばかりとも言えない」
長尾は耳を疑った。お前のせいばかりとも言えない……。
一瞬曇った浅葉の表情に、何か見慣れない色が差したような気がした。
言葉を失った長尾を横目で見ながら、浅葉はコーヒーを飲み干して立ち上がった。くしゃっと潰した紙コップをごみ箱に投げ入れ、長尾に釘を刺す。
「ソープ嬢の件は解決したからもういい。ただし、これからはあいつにばったり会っても余計なこと言うなよ。あくまで外の人間だってことを忘れるな」
そう言い残すと、浅葉は休憩室を出ていった。
「外の人間、か……」
その響きに、何やら言い知れぬ違和感が胸を満たす。長尾はコーヒーに口を付けるのも忘れて、しばしその場に立ち尽くしていた。
「収穫は?」
と、新聞に目を落としながら浅葉が尋ねる。
「おう。ばっちりよ」
しかし、長尾の目下最大の関心事は、この担当事件のことではなかった。傍らのマシンからコーヒーを入れ終わると、それを手に口を開いた。
「なあ」
「ん?」
誰も入ってきそうにないのを確認しつつ、長尾は声を潜める。
「昨日のあれ、何?」
「何って?」
「田辺は最終的にシロってことになったろ。何か出てきたのか?」
「いや。あいつは真っシロだ。むしろ何もわかってない」
「じゃ、なんで?」
「見ての通り、とでも言えばいいか?」
浅葉は面倒臭そうに言い、コーヒーをすする。長尾はその言葉をしばし噛み砕いた。
長尾が見たもの。それは、非番の日に田辺千尋の腰を抱きながら、いかにも仲睦まじげに夜のホテル街を歩く浅葉の姿だ。
二人はいつの間にかそういう仲になっていたのだろうか、と長尾は考えてみる。いや、浅葉に限って、仕事にプライベートを持ち込むことなどあり得ない。仮に、あくまで仮に、田辺千尋に個人的な好意を抱いたとしても、私情を優先して流れに任せるようなことはしないはずだ。
もっとも、田辺千尋が護衛対象だったのは過ぎた話で、今は具体的に彼女の周辺に何かが起きているわけではない。しかし、上の方針がどう転ぶかわからない中、個人的な接触を持つべき相手でないことは確かだ。
そう考えれば、残る可能性は一つ。何か大っぴらに言えない計画があって、そのために田辺千尋をたぶらかしているという状況だ。この手の行動に出ることは浅葉なら十分あり得るし、今田辺千尋を手懐けておくことは確かに今後プラスに働く可能性がある。昨日二人を見かけた時点で長尾が真っ先に考えたのがそれだった。
だが、後から考えてみると、あの状況から結局ホテルに入らなかったとは考えにくいし、入ったのなら当然やることはやったのだろう。ちょっと気を引くぐらいならまだしも、肉体関係を使ってまで何の罪もない女子大生を騙すことは、果たして許されるのか。
長尾の口調がつい険しくなる。
「どこまで公認?」
課長はどこまで知っているのか、という意味だ。浅葉の答えは明快だった。
「いや、どこも」
……当然だろう。貴重な参考人を後々使いやすいようにたらし込み、ついでにうまい汁も吸わせてもらってます、などとは誰にも言えるわけがない。念のためとりあえず誘惑して繋ぎ留めてます、であれば石山課長には通るが、それでも公になったら十分まずい。そんなことが噂になろうものなら、浅葉は終わりだ。
「で、何、俺に口止め料とかくれたりするわけ?」
浅葉の目に迷いはなかった。
「どうこうしてくれなんて言える立場じゃないさ」
長尾は、糾弾の言葉を呑み込んだ。およそ、仕事と称していい思いをしている人間の顔ではなかった。
いや、浅葉がそんな不謹慎な刑事でないことは、これまで数々の任務を共にしてきた長尾が一番よく知っている。しかし、任務のためなら、目的を果たすためなら、崖っぷちギリギリの道を平然と選ぶ男ではある。
浅葉は、逃げも隠れもしないという態度を崩さなかった。
「クビは覚悟の上だ。ただし、時間が欲しい。この件さえうまく収められれば、それ以上は何も要らん」
その言葉に、長尾は苦い唾を飲み込む。
「マジかよ……」
浅葉がこの件に人一倍強い思い入れを持っていることは、石山も含め、課の連中全員が知っている。しかし、刑事人生を丸ごと懸けるほどの決意で臨んでいたとは……つくづく計り知れない男だ。
長尾は考えた。浅葉と田辺の関係を今明るみに出すことは、最終的に誰の得にもならない。田辺は真相を知ればそれが今だろうと後日だろうと必ず傷付くわけだし、このタイミングで明かせば長尾たちのこれまでの捜査だって水の泡になりかねない。それより何より、今浅葉が抜けたら、余計な犠牲者が出ることはまず防げない。
上がごちゃごちゃとモメている間にも、浅葉の中でだけはとっくに答えが出ていたということだ。この件を解決するにはこの方法しかないと。
周囲に何の相談もなく単独で行動を起こし、後から上を説得するというやり方は長尾に言わせれば無謀だが、結果的にいつもそれが解決に繋がっているのだから大したものだ。
長尾も腹を決めた。
「ま、その方向で行く以上は、別れただのこじれただのはないようにしろよ。少なくともXデーまではな」
言うまでもないことだったが、念を押さずにはいられなかった。
長尾は出て行きかけて、はたと気付く。
「あれ? ってことは、もしかしてあの時もう……?」
「何だ」
「いや、お前が例のソープ嬢ガードでグロッキーだった時さ、俺、街で偶然田辺に会って」
「ああ、聞いた。お前に何を言われたか」
「悪かったな。いや、お前にじゃなくて、彼女にだぞ。まさかお前が裏でそんなことやってると思わねえからさ。先に一言言っといてくれりゃあ……」
「お陰様でズッタズタに傷付いてはいたが、まあそれはお前のせいばかりとも言えない」
長尾は耳を疑った。お前のせいばかりとも言えない……。
一瞬曇った浅葉の表情に、何か見慣れない色が差したような気がした。
言葉を失った長尾を横目で見ながら、浅葉はコーヒーを飲み干して立ち上がった。くしゃっと潰した紙コップをごみ箱に投げ入れ、長尾に釘を刺す。
「ソープ嬢の件は解決したからもういい。ただし、これからはあいつにばったり会っても余計なこと言うなよ。あくまで外の人間だってことを忘れるな」
そう言い残すと、浅葉は休憩室を出ていった。
「外の人間、か……」
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