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第2章 証拠探し
もし…いや無理だ…
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ひとつはっきりと覚えているのは、自分が中年の男性のことを「父さん」と何かを訴えるように言うということだけとても鮮明に覚えているのである。それゆえ私は父親に殺される夢だと考えたのである。毎回場所は多少変わるがどれも村のような場所のようだ。海外か日本かと問われた場合は私なら日本と答えるであろう。景色として、建物などが日本家屋のようだと少し曖昧な私の微量ながらの情報決定的な理由は無いのだ。それゆえ、決定的な証拠、理由はあるのかと聞かれれば、私は口を閉じることしかできない。答えとしては私の直感に過ぎないからである。何故なら、私のこの夢は見ている時そして、直後は鮮明に覚えているが時が経つにつれかすれていく。だが、何となくだが、覚えている。鮮明に思い出せと言われ、考えるが何かが邪魔してかすれてしまうのである。だが、誰もが「ここはどこでしょう」と問題を出されて、直感で考えたことがないという人は余りいないであろう。直感で答えた場合、理由、動機はなんだと言われたら困る。何故なら、よく考えいないからだ。考えるという行動をしていない故、伝えることが出来ない。直感というものは時に武器になる。だが、時に弱点にもなる。そういうものだ。
直感は生きていく上で危機を逃れることが出来るゲームでいうお助けアイテムである。
私はなぜあの男をいや…夢の私は何故、あの男を父さんと呼んでいたんだ…?
私は誰だ…。あいつは…誰だ…?
直感は生きていく上で危機を逃れることが出来るゲームでいうお助けアイテムである。
私はなぜあの男をいや…夢の私は何故、あの男を父さんと呼んでいたんだ…?
私は誰だ…。あいつは…誰だ…?
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