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ローデシア帝国編
天界で。エンレィの想い
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空は雲一つもなく青く澄み渡っているのだが、下の世界の、日に当たるものが一つもない。
ただ青一色の空。
地面は、緑の草が生えた道、脇には白くてきれいな花が咲いている。
ここは天界。人間たちが住んでいる世界とは全く違う。美しいお花畑。
そんな天国のような場所。
その中心にある草原の中心に、二人の人物がいた。
「ツァルキール様。エンレィは、帰ってまいりました」
「エンレィ。お疲れ様です」
私は、ひざを折り右手の拳を地面につけ、左手を胸に当てながら話しているのは熾天使の一人、長身で黒髪の女性。エンレィ。
ツァルキール様は、白いドレスを着て、エンレィを見つめている。
あどけない顔つき。
ああ~~素晴らしき姿。これこそ私が崇拝している大天使様。
長身でクリーム色のロングヘア。
フリフリのついた白いゆったりとしたガウン。年齢にしては幼くてあどけない顔つき。人間で表現するなら16歳くらいか。
絶世の美人ともいうべき外見。
この世界で最も美しい姿。
その姿を見ただけで、うっとりしてしまう。
「下界の人々は、大天使様への信仰をなくしつつあります。この世界にはなった精霊たちは行き場を失い孤立。中には、人間たちの媚を売り、一緒になっているものもあらわれました」
「そ、そうなんですか……。私達は信仰されなくなってしまったのですか……」
「はい。徐々に──ですが」
ツァルキール様は胸に手を当て、悲しそうな表情になる。
美しい水色の瞳には、うっすらと涙が浮かんでいる。
私は、とても悲しい表情になる。この前、ステファヌアや、精霊たちと冒険者。彼らはこともあろうに一緒に行動していた。
彼らは、ツァルキール様を信仰していなかった。一応ステファヌアやその取り巻き達は形だけ
信仰をしないやつらへの弾圧も強制も、虐殺もしなかった。
あの日和見主義者どもが──。
私は、やっていた。ノダルたちといたときは周囲の調査もあり一時中止していたが、それ以前は殺していた。
邪教徒たちを──。
ああ……思い出すだけで幸福感に包まれる。
自分達を信じないゴミ人類。彼らの首を切り、腹を掻っ捌き──頭を踏みつぶす。
その時の、私達に助けを求める姿。許しを乞う姿。
そんな最後の言葉を、希望ごとひねりつぶしていくのがたまらない──。
これが、ツァルキール様を信仰しないゴミ虫の末路なのだと考えると、快感でたまらない。
もっと、もっと殺したい。そしてゴミ虫どもの魂に刻ませてやるのだ。
ツァルキール様を信仰することが、貴様たち人間にとっての救済なのだと。
「お願いいたします。私達に、力をください、活動許可をください」
私は胸に手を当て、必死に懇願する。
ツァルキールは、どこか困り果てた表情になり、言葉を返す。
その表情を見るだけで、私の胸がぎゅっと締め付けられるように苦しくなってしまう。
「しかし、あなた達熾天使は行き過ぎました。ステファヌアから、聞いてしまったんです……。あなた達が、人間たちに攻撃的になっていると。私の名のもとに暴力を行ったり、弾圧をしたりしていると──。初めて知りました、そのような事実」
その言葉に私は思わず体をピクリと震わせ、顔を上げる。
知らなかったのは、当然だ。都合の悪い事実は、全て隠したのだから。
そうでもしなきゃ、ツァルキール様は私達を認めてくれない。
だから仕方がない。
否定はできない。確かに、ほんの少し、ほんの少しだけやりすぎたかもしれない。
ツァルキール様は心優しき慈悲ある存在だ。その優しさゆえ、肩を震わせ、戸惑っているのが私にもわかります。
しかし、それでも私はやらなければならないのです。
「そうかもしれません。しかし、そうでもしなければ、下界にいる人間たちはツァルキール様を信じなくなっていってしまっているのです
行き過ぎた信仰の強制が今までも、そして今でも存在していることは、私も知っています については、私も反省いたします。配下達にも、力ずくで信仰を強制したりしないように働きかけます」
私は胸に手を当て、心の底から気持ちを込めて訴える。
そうだ、私は折れるわけにはいかないのだ。
確かに犠牲は出るかもしれない。強引な手段かもしれない。
しかし、今やらなければこの世界の未来が失われる。
「犠牲となった人たちは、いわば 彼らはその分、報われます。だから、私は戦わなければいけないのです。強引といわれようと、目の前の命を捨てる選択になろうと──」
私は強気な視線でツァルキール様をじっと見つめる。慈悲深いツァルキール様が未来のために、今の命を切り捨てられないというのなら、代わりに私がそれをする。
ツァルキール様は悲しそうな表情で私を見ている。
そして、覚悟を決めたのだろう。どこか悲しそうな表情で、わたしをじっと見つめた。
「──わかりました。そちらの方、よろしくお願いいたしますね。しかし、絶対に命を粗末にはしないでください。私は嫌です。私のために、皆が犠牲になるなど」
流石は優しきツァルキール様。
「──了解です」
殺しは止めないが、そう返す。次からは、表立って殺すのではなく、隠蔽しなければ──。
事故を装わせたり、うまく裏社会の人間を使い隠蔽したり──。
「このエンレィ。ツァルキール様のため、この身を尽くさせていただきます」
「お願いします。信じていますよ──エンレィ」
ツァルキール様が私のことを信じてくれる。
その事実だけで私の心は幸福感に包まれる。
もっとツァルキール様のために、邪教徒を殺さなければ──。
「はい。ありがとうございます」
私は頭がめり込むくらい地面に頭をこすりつけ、言葉を返した。
そしてしばらくたつと頭を上げ、この場を去っていく。
お花畑の間にある道を歩く。
ツァルキール様は、明らかに焦った表情をしている。
私だって、いくら大天使になったばかりといっても、みんなの頂点にいるべき存在。だから、みんなに頼ってばかりいられない。
私は決意した。みんなが争ったり、傷ついたりしないように、私が動かないと。
もっと邪教徒を殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して──殺さないと……。
そして私は、行動に出始めた。
ツァルキール様のために──。この世界のために──。
私は、絶対に負けるわけにはいかない
!
ただ青一色の空。
地面は、緑の草が生えた道、脇には白くてきれいな花が咲いている。
ここは天界。人間たちが住んでいる世界とは全く違う。美しいお花畑。
そんな天国のような場所。
その中心にある草原の中心に、二人の人物がいた。
「ツァルキール様。エンレィは、帰ってまいりました」
「エンレィ。お疲れ様です」
私は、ひざを折り右手の拳を地面につけ、左手を胸に当てながら話しているのは熾天使の一人、長身で黒髪の女性。エンレィ。
ツァルキール様は、白いドレスを着て、エンレィを見つめている。
あどけない顔つき。
ああ~~素晴らしき姿。これこそ私が崇拝している大天使様。
長身でクリーム色のロングヘア。
フリフリのついた白いゆったりとしたガウン。年齢にしては幼くてあどけない顔つき。人間で表現するなら16歳くらいか。
絶世の美人ともいうべき外見。
この世界で最も美しい姿。
その姿を見ただけで、うっとりしてしまう。
「下界の人々は、大天使様への信仰をなくしつつあります。この世界にはなった精霊たちは行き場を失い孤立。中には、人間たちの媚を売り、一緒になっているものもあらわれました」
「そ、そうなんですか……。私達は信仰されなくなってしまったのですか……」
「はい。徐々に──ですが」
ツァルキール様は胸に手を当て、悲しそうな表情になる。
美しい水色の瞳には、うっすらと涙が浮かんでいる。
私は、とても悲しい表情になる。この前、ステファヌアや、精霊たちと冒険者。彼らはこともあろうに一緒に行動していた。
彼らは、ツァルキール様を信仰していなかった。一応ステファヌアやその取り巻き達は形だけ
信仰をしないやつらへの弾圧も強制も、虐殺もしなかった。
あの日和見主義者どもが──。
私は、やっていた。ノダルたちといたときは周囲の調査もあり一時中止していたが、それ以前は殺していた。
邪教徒たちを──。
ああ……思い出すだけで幸福感に包まれる。
自分達を信じないゴミ人類。彼らの首を切り、腹を掻っ捌き──頭を踏みつぶす。
その時の、私達に助けを求める姿。許しを乞う姿。
そんな最後の言葉を、希望ごとひねりつぶしていくのがたまらない──。
これが、ツァルキール様を信仰しないゴミ虫の末路なのだと考えると、快感でたまらない。
もっと、もっと殺したい。そしてゴミ虫どもの魂に刻ませてやるのだ。
ツァルキール様を信仰することが、貴様たち人間にとっての救済なのだと。
「お願いいたします。私達に、力をください、活動許可をください」
私は胸に手を当て、必死に懇願する。
ツァルキールは、どこか困り果てた表情になり、言葉を返す。
その表情を見るだけで、私の胸がぎゅっと締め付けられるように苦しくなってしまう。
「しかし、あなた達熾天使は行き過ぎました。ステファヌアから、聞いてしまったんです……。あなた達が、人間たちに攻撃的になっていると。私の名のもとに暴力を行ったり、弾圧をしたりしていると──。初めて知りました、そのような事実」
その言葉に私は思わず体をピクリと震わせ、顔を上げる。
知らなかったのは、当然だ。都合の悪い事実は、全て隠したのだから。
そうでもしなきゃ、ツァルキール様は私達を認めてくれない。
だから仕方がない。
否定はできない。確かに、ほんの少し、ほんの少しだけやりすぎたかもしれない。
ツァルキール様は心優しき慈悲ある存在だ。その優しさゆえ、肩を震わせ、戸惑っているのが私にもわかります。
しかし、それでも私はやらなければならないのです。
「そうかもしれません。しかし、そうでもしなければ、下界にいる人間たちはツァルキール様を信じなくなっていってしまっているのです
行き過ぎた信仰の強制が今までも、そして今でも存在していることは、私も知っています については、私も反省いたします。配下達にも、力ずくで信仰を強制したりしないように働きかけます」
私は胸に手を当て、心の底から気持ちを込めて訴える。
そうだ、私は折れるわけにはいかないのだ。
確かに犠牲は出るかもしれない。強引な手段かもしれない。
しかし、今やらなければこの世界の未来が失われる。
「犠牲となった人たちは、いわば 彼らはその分、報われます。だから、私は戦わなければいけないのです。強引といわれようと、目の前の命を捨てる選択になろうと──」
私は強気な視線でツァルキール様をじっと見つめる。慈悲深いツァルキール様が未来のために、今の命を切り捨てられないというのなら、代わりに私がそれをする。
ツァルキール様は悲しそうな表情で私を見ている。
そして、覚悟を決めたのだろう。どこか悲しそうな表情で、わたしをじっと見つめた。
「──わかりました。そちらの方、よろしくお願いいたしますね。しかし、絶対に命を粗末にはしないでください。私は嫌です。私のために、皆が犠牲になるなど」
流石は優しきツァルキール様。
「──了解です」
殺しは止めないが、そう返す。次からは、表立って殺すのではなく、隠蔽しなければ──。
事故を装わせたり、うまく裏社会の人間を使い隠蔽したり──。
「このエンレィ。ツァルキール様のため、この身を尽くさせていただきます」
「お願いします。信じていますよ──エンレィ」
ツァルキール様が私のことを信じてくれる。
その事実だけで私の心は幸福感に包まれる。
もっとツァルキール様のために、邪教徒を殺さなければ──。
「はい。ありがとうございます」
私は頭がめり込むくらい地面に頭をこすりつけ、言葉を返した。
そしてしばらくたつと頭を上げ、この場を去っていく。
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私だって、いくら大天使になったばかりといっても、みんなの頂点にいるべき存在。だから、みんなに頼ってばかりいられない。
私は決意した。みんなが争ったり、傷ついたりしないように、私が動かないと。
もっと邪教徒を殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して──殺さないと……。
そして私は、行動に出始めた。
ツァルキール様のために──。この世界のために──。
私は、絶対に負けるわけにはいかない
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