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占星術
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「そういう問題ではない……ほかの貴族の中で話題になっておるのだぞ。わが王家で唯一魔法が使えないお前が、聞いたこともない異国の力なんぞに手を出しおって……」
みんな、しきたりや昔の関係に古い伝統ばかり話している。
そんなことばかりしている貴族社会が私的には好かなかった。おまけに魔法を使えなくて、周囲から疎まれてた。そして、研究してた占星術に専念したいとのことで貴族たちと距離を取って王位継承権まで放棄したのだ。
ただ、カイセドがあの状態な以上私が半ば強制的に国王になる可能性だってある。
しょうがないよね。占星術には多額の資金が必要。この王家という立場がなければ、とてもできない。そして、占星術がなければ国民たちを救うことなんてできない。
「大丈夫だって、まだ実験段階だけど、絶対国民の役に立たせて見せるから!」
「わかった──お前のことじゃ。わしが何と言っても止める気はないじゃろ」
「正解!」
半ばあきれ気味に、コルウィルは私の占星術の研究を許可してくれた。やったぁ。
そして、シャマシュはわたしと一緒にいたいって言ってくれた。最初は驚いちゃったけど、よくよく考えてみればこれはチャンスだ。
シャマシュは頭もいいし、私に足りないものを持ってる。
シャマシュを実験台──ゲフンゲフン助手にして……また研究が広がるな。
それから、シャマシュのことをどうしても思い出してしまう。
シャマシュ──腕とか柔らかかったな。
おっぱいも大きいし、腕を組んだときに思ったんだけど腕のぜい肉がぷにぷにしてとっても気持ち勝った。
べ、別に同性じゃなきゃいけないってわけじゃないけどダメってわけでもない。恋をしたことはないけれど、たぶん本当に相手を好きになったら、相手が異性でも同性でもどうでもよくなっちゃうタイプだと思う。
ああ……考えるだけでオロオロしちゃう。意識しちゃう。
なんてことしてくれるのよ、もう──。
とりあえず、すぐにでも占星術の研究をシャマシュに見せてみましょう。
やっと私の理解者になってくれそうな人が見つかった。
シャマシュを、絶対に仲間にする!
2日後──ミシェウと初デート、ゲフンゲフン。占星術の紹介のために久しぶりに街を歩いていた。
ミシェウは、オレンジのワンピースとミニスカート。大きな胸の胸元が露出していてとってもセクシー。ついつい視線がおっぱいに移ってしまう。
父上との会談の後の夜、ミシェウがやってきて占星術について見せたいといってきたのだ。私的にもミシェウとの関係を深めたいし、占星術にかかわりたいので渡りに船だ。
ということで、朝ミシェウに迎えられてミシェウに連れられて街を歩いている。
街の中に目的地はあるらしい。
街を歩くとき、せっかくミシェウと歩くんだからラブラブっぷりを見せつけてあげないと。
ここで、一気に距離を縮めたい。
曲がり角を曲がってった時、一気にミシェウに接近。
ぷにぷにで柔らかい腕に触れてから、ぎゅっと腕を組む。
「えっ──」
その瞬間、ミシェウがこっちを向いて顔を赤くする。やっぱ恥ずかしそう。ミシェウ、いつもは元気で明るいけどこうすると顔を赤くして縮こまってしまう。
そういうところも、本当に魅力的。
「いいじゃない、婚約者なんだからこれくらい」
「意外と大胆なのね」
ずっとミシェウに触れていたい──。
こいつら、一瞬拳を強く握るが──王家が私情で国民に暴力をふるうことがあってはならない。でも、かわいいって言われるのはちょっとうれしい。ミシェウの方が可愛いんだけど。
我慢我慢。
「で、また人気のないところで何か変なことしようってのかよ」
「まさに変人だな」
言わせておけば……ムッとしてしまい男たちに視線を向けると──。
「やべっ! 聞こえてる」
「ミシェウ様、お幸せに! 応援してます」
そう言ってそそくさとどこかに行ってしまった。
我慢我慢。王家なら、この程度の批判でひるむわけにはいかない。令嬢として、批判を受けるのは職務みたいなものだ。問題は全くない。
深呼吸をして、リラックスしてから再び歩を進める。
時折、私を警戒するような言葉もあった。
「ミシェウさん──シャマシュも」
「やめなさい、何されるかわからないわ」
「まあ、シャマシュの態度ならならそう言われるのも仕方ないわね。もうちょっと、笑顔を振りまくと」
ミシェウの言葉に、思わず顔を赤くする。ミシェウ自体国民から支持されているのがわかる。人懐っこさと 国民からとても支持が高く、愛されていたのだ。まるで、近所の元気な娘を見ているような声のかけ方だ。
「ミシェウ! 今日も元気だね。応援してるよ」
「国王になれなくったって、俺たちゃあんたの味方だからよぉ」
「わかってるわ! 私頑張るから」
時折声をかけられ、ミシェウが楽しそうにそれに答えて──。
「今日はシャマシュちゃんも一緒なんだね」
「仲良く手をつないで、親友なのかい?」
「まあそんな感じ。不愛想だけど、本当はかわいいのよこの子。よろしくね」
そう言って、ご機嫌そうに私の頭をポンポンしてくる。
その証拠に、少し歩くだけで応援されるような声をかけられる。
平和でいいわ。本当なら、こんな平和な日々が続いてくれたらって思う。
このまま国民たちを楽しく触れ合って、貴族たちとは小言や皮肉を言いあって、ミシェウと幸せに暮らす。
本当はそんな感じで暮らしたかったんだけどね……やっぱり戦わなくちゃいけないみたい。
みんな、しきたりや昔の関係に古い伝統ばかり話している。
そんなことばかりしている貴族社会が私的には好かなかった。おまけに魔法を使えなくて、周囲から疎まれてた。そして、研究してた占星術に専念したいとのことで貴族たちと距離を取って王位継承権まで放棄したのだ。
ただ、カイセドがあの状態な以上私が半ば強制的に国王になる可能性だってある。
しょうがないよね。占星術には多額の資金が必要。この王家という立場がなければ、とてもできない。そして、占星術がなければ国民たちを救うことなんてできない。
「大丈夫だって、まだ実験段階だけど、絶対国民の役に立たせて見せるから!」
「わかった──お前のことじゃ。わしが何と言っても止める気はないじゃろ」
「正解!」
半ばあきれ気味に、コルウィルは私の占星術の研究を許可してくれた。やったぁ。
そして、シャマシュはわたしと一緒にいたいって言ってくれた。最初は驚いちゃったけど、よくよく考えてみればこれはチャンスだ。
シャマシュは頭もいいし、私に足りないものを持ってる。
シャマシュを実験台──ゲフンゲフン助手にして……また研究が広がるな。
それから、シャマシュのことをどうしても思い出してしまう。
シャマシュ──腕とか柔らかかったな。
おっぱいも大きいし、腕を組んだときに思ったんだけど腕のぜい肉がぷにぷにしてとっても気持ち勝った。
べ、別に同性じゃなきゃいけないってわけじゃないけどダメってわけでもない。恋をしたことはないけれど、たぶん本当に相手を好きになったら、相手が異性でも同性でもどうでもよくなっちゃうタイプだと思う。
ああ……考えるだけでオロオロしちゃう。意識しちゃう。
なんてことしてくれるのよ、もう──。
とりあえず、すぐにでも占星術の研究をシャマシュに見せてみましょう。
やっと私の理解者になってくれそうな人が見つかった。
シャマシュを、絶対に仲間にする!
2日後──ミシェウと初デート、ゲフンゲフン。占星術の紹介のために久しぶりに街を歩いていた。
ミシェウは、オレンジのワンピースとミニスカート。大きな胸の胸元が露出していてとってもセクシー。ついつい視線がおっぱいに移ってしまう。
父上との会談の後の夜、ミシェウがやってきて占星術について見せたいといってきたのだ。私的にもミシェウとの関係を深めたいし、占星術にかかわりたいので渡りに船だ。
ということで、朝ミシェウに迎えられてミシェウに連れられて街を歩いている。
街の中に目的地はあるらしい。
街を歩くとき、せっかくミシェウと歩くんだからラブラブっぷりを見せつけてあげないと。
ここで、一気に距離を縮めたい。
曲がり角を曲がってった時、一気にミシェウに接近。
ぷにぷにで柔らかい腕に触れてから、ぎゅっと腕を組む。
「えっ──」
その瞬間、ミシェウがこっちを向いて顔を赤くする。やっぱ恥ずかしそう。ミシェウ、いつもは元気で明るいけどこうすると顔を赤くして縮こまってしまう。
そういうところも、本当に魅力的。
「いいじゃない、婚約者なんだからこれくらい」
「意外と大胆なのね」
ずっとミシェウに触れていたい──。
こいつら、一瞬拳を強く握るが──王家が私情で国民に暴力をふるうことがあってはならない。でも、かわいいって言われるのはちょっとうれしい。ミシェウの方が可愛いんだけど。
我慢我慢。
「で、また人気のないところで何か変なことしようってのかよ」
「まさに変人だな」
言わせておけば……ムッとしてしまい男たちに視線を向けると──。
「やべっ! 聞こえてる」
「ミシェウ様、お幸せに! 応援してます」
そう言ってそそくさとどこかに行ってしまった。
我慢我慢。王家なら、この程度の批判でひるむわけにはいかない。令嬢として、批判を受けるのは職務みたいなものだ。問題は全くない。
深呼吸をして、リラックスしてから再び歩を進める。
時折、私を警戒するような言葉もあった。
「ミシェウさん──シャマシュも」
「やめなさい、何されるかわからないわ」
「まあ、シャマシュの態度ならならそう言われるのも仕方ないわね。もうちょっと、笑顔を振りまくと」
ミシェウの言葉に、思わず顔を赤くする。ミシェウ自体国民から支持されているのがわかる。人懐っこさと 国民からとても支持が高く、愛されていたのだ。まるで、近所の元気な娘を見ているような声のかけ方だ。
「ミシェウ! 今日も元気だね。応援してるよ」
「国王になれなくったって、俺たちゃあんたの味方だからよぉ」
「わかってるわ! 私頑張るから」
時折声をかけられ、ミシェウが楽しそうにそれに答えて──。
「今日はシャマシュちゃんも一緒なんだね」
「仲良く手をつないで、親友なのかい?」
「まあそんな感じ。不愛想だけど、本当はかわいいのよこの子。よろしくね」
そう言って、ご機嫌そうに私の頭をポンポンしてくる。
その証拠に、少し歩くだけで応援されるような声をかけられる。
平和でいいわ。本当なら、こんな平和な日々が続いてくれたらって思う。
このまま国民たちを楽しく触れ合って、貴族たちとは小言や皮肉を言いあって、ミシェウと幸せに暮らす。
本当はそんな感じで暮らしたかったんだけどね……やっぱり戦わなくちゃいけないみたい。
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