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最終章
第83話 サテライトへ、そしてぱふぱふ
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それから数日後。俺たちはギルドに呼び出される。
そこで受付の人に一つのクエストを依頼されたのだ。
「サテライト地区に行ってほしい?」
「はい。あなた達に、ギルド直属にお願いがあるのです」
「な、何があったんですか?」
するとサナがその話に食いつく。サテライト地区はサナの故郷だ。
なので友人たちや仲間たちがいる以上、関心が強いのだろう。
「最近、ホロウがよく出るんです。おまけに治安が悪く、何度か暴動騒ぎになりかけていて魔法少女の出動要請も出ているんです。ですので、あなた達にサテライトでなにが起こっているのかを調べてほしいのです」
「分かりました。私達がサテライトで何が起こっているのか、調べさせていただきます」
サナがすぐに返事をする。
すぐに契約書にサインをして俺とサナ、レテフはサテライトへ直行。
そして歩いて数十分ほど。
サテライト地区だ。この街でも貧困層の人たちが暮らしているエリアで、形が悪く古びた建物、薄汚れていて、所々が破けている服を着た貧しそうな人たちがこの場を歩いているのがわかる。
今日この地区に来たのはほかでもない。
ギルドで前から噂になっていた。サテライト地区の治安が良くないと。暴力行為や犯罪が増えていると。
だから調べてほしいということだった。
特にこの地区で生まれたサナは自らやりたいと志願したほど食いつきがすごかった。
このクエスト、絶対に成功させよう。
そしてそんな道を進むこと数分。
サナが立ち止まる。
「この辺り、以前より治安が悪くなってる……」
そして呆然としながらつぶやいた。
確かに建物のそばにある木の樽が壊れていたり、ゴミがそこら中に散らかっているなど、入ったところの地区よりもいかにも治安が悪そうだとは感じる。
「この辺りで、いろいろ聞いてみようよ」
「そうだね」
まずは聞き込み調査だ。ここで何が起こっているかを聞いてみよう。
とりあえず周囲に誰かいないか視線を向けると、一人の人物が道を歩いているのを発見。
耳が長い人がいる。子供の背丈で、薄汚れてボロボロの服を着ている。
長い髪の毛からして、小さい女の子みたいだ。
確か、エルフっていうんだっけ。
「あの子に話しかけてみよう」
「あの子知ってる。マイナっていうエルフの女の子なの。何度か会ったことあるよ」
サナの知り合いってことか。それなら、いい情報をもらえそうだ。
そして俺たちはその子の元へと近づいていく。
「ねえ、マイナちゃんだよね。ちょっと話したいことがあるんだけれどいいかな?」
サナが明るく話しかけると、マイナはくるりと俺たちの方を振り向いた。
「サナちゃん。久しぶり~~。私元気!」
すると今度は俺の方向を向く。
そして何かを欲しているような表情であれに近づいてきた。
「あっ、アグナムだ!」
するとマイナは予想もしなかった行動に出る。
なんと俺の胸に自分の顔を埋めてきたのだ。鷲掴みできそうなくらい豊満な俺の胸に、彼女の顔が埋まる。俺のマシュマロのような柔らかい乳房は彼女の顔に合わせて形を変え、彼女は俺の胸を自分の顔に寄せ集め歓喜している。
いわゆるぱふぱふというやつだ。
レテフに至っては彼女の見たまま完全にフリーズしてしまっている。
「い、いきなり何するの? と、とりあえず離れてどういうことか説明して!」
俺か彼女を強引に離す。我に返ったマイナは冷静になり、慌てて言葉を返してくる。
「ご、ごめんね。あ、憧れのアグナムさんが現れて、ついやっちゃった」
レテフは……、どこか上の空になりぶつぶつと言葉をつぶやいている。
「ぱふぱふ……、うらやましい。私もやりたい、アグナムのその胸と温もりを全身に感じてみたい。 ……じゃなかった。そういう自分の欲望を満たすために相応ことをするのはよくないと思うな」
鏡を見てそれを言っているのかな?
なんか邪な欲望が駄々洩れになっているようなきがするが、とりあえずそれは横に置いておこう。
「憧れていたって。俺のこと、どこかで見ていたの?」
俺は、この世界に来てマイナと会ったことはない。ということは試合かなにかで俺のことを見ていたという事だろう。それか、クエストで戦っているところを見ていたとか。
「この前ね、魔法少女の大会に招待された時、アグナムさんの試合を見たの」
つまりマイナは会場に足を運び入れ、俺の試合を見ていたというのだ。
確か一部子供たちがただで試合を見れるようになっている制度があると聞く。
魔法少女のカッコよさを見てもらい、志望者を増やすためだとか。
「アグナムちゃん、私大好き」
「お、俺のことが大好き?」
突然の言葉に俺は戸惑ってしまう。レテフじゃないんだから──。
するとマイナは目をキラキラと輝かせながら話しかけてくる。
「だって、強いし、やさしいし、どんな時も最後まであきらめないんだもん」
「あ、ありがとう……」
マイナに押されっぱなしになってしまっている俺。
そんな俺とマイナをサナはにこにこと、レテフは顔を膨らませながら言葉を返していく。
「あらあら2人とも。仲良くね」
「アグナムは絶対に絶対に絶対に絶対に渡さないわよ!」
そこで受付の人に一つのクエストを依頼されたのだ。
「サテライト地区に行ってほしい?」
「はい。あなた達に、ギルド直属にお願いがあるのです」
「な、何があったんですか?」
するとサナがその話に食いつく。サテライト地区はサナの故郷だ。
なので友人たちや仲間たちがいる以上、関心が強いのだろう。
「最近、ホロウがよく出るんです。おまけに治安が悪く、何度か暴動騒ぎになりかけていて魔法少女の出動要請も出ているんです。ですので、あなた達にサテライトでなにが起こっているのかを調べてほしいのです」
「分かりました。私達がサテライトで何が起こっているのか、調べさせていただきます」
サナがすぐに返事をする。
すぐに契約書にサインをして俺とサナ、レテフはサテライトへ直行。
そして歩いて数十分ほど。
サテライト地区だ。この街でも貧困層の人たちが暮らしているエリアで、形が悪く古びた建物、薄汚れていて、所々が破けている服を着た貧しそうな人たちがこの場を歩いているのがわかる。
今日この地区に来たのはほかでもない。
ギルドで前から噂になっていた。サテライト地区の治安が良くないと。暴力行為や犯罪が増えていると。
だから調べてほしいということだった。
特にこの地区で生まれたサナは自らやりたいと志願したほど食いつきがすごかった。
このクエスト、絶対に成功させよう。
そしてそんな道を進むこと数分。
サナが立ち止まる。
「この辺り、以前より治安が悪くなってる……」
そして呆然としながらつぶやいた。
確かに建物のそばにある木の樽が壊れていたり、ゴミがそこら中に散らかっているなど、入ったところの地区よりもいかにも治安が悪そうだとは感じる。
「この辺りで、いろいろ聞いてみようよ」
「そうだね」
まずは聞き込み調査だ。ここで何が起こっているかを聞いてみよう。
とりあえず周囲に誰かいないか視線を向けると、一人の人物が道を歩いているのを発見。
耳が長い人がいる。子供の背丈で、薄汚れてボロボロの服を着ている。
長い髪の毛からして、小さい女の子みたいだ。
確か、エルフっていうんだっけ。
「あの子に話しかけてみよう」
「あの子知ってる。マイナっていうエルフの女の子なの。何度か会ったことあるよ」
サナの知り合いってことか。それなら、いい情報をもらえそうだ。
そして俺たちはその子の元へと近づいていく。
「ねえ、マイナちゃんだよね。ちょっと話したいことがあるんだけれどいいかな?」
サナが明るく話しかけると、マイナはくるりと俺たちの方を振り向いた。
「サナちゃん。久しぶり~~。私元気!」
すると今度は俺の方向を向く。
そして何かを欲しているような表情であれに近づいてきた。
「あっ、アグナムだ!」
するとマイナは予想もしなかった行動に出る。
なんと俺の胸に自分の顔を埋めてきたのだ。鷲掴みできそうなくらい豊満な俺の胸に、彼女の顔が埋まる。俺のマシュマロのような柔らかい乳房は彼女の顔に合わせて形を変え、彼女は俺の胸を自分の顔に寄せ集め歓喜している。
いわゆるぱふぱふというやつだ。
レテフに至っては彼女の見たまま完全にフリーズしてしまっている。
「い、いきなり何するの? と、とりあえず離れてどういうことか説明して!」
俺か彼女を強引に離す。我に返ったマイナは冷静になり、慌てて言葉を返してくる。
「ご、ごめんね。あ、憧れのアグナムさんが現れて、ついやっちゃった」
レテフは……、どこか上の空になりぶつぶつと言葉をつぶやいている。
「ぱふぱふ……、うらやましい。私もやりたい、アグナムのその胸と温もりを全身に感じてみたい。 ……じゃなかった。そういう自分の欲望を満たすために相応ことをするのはよくないと思うな」
鏡を見てそれを言っているのかな?
なんか邪な欲望が駄々洩れになっているようなきがするが、とりあえずそれは横に置いておこう。
「憧れていたって。俺のこと、どこかで見ていたの?」
俺は、この世界に来てマイナと会ったことはない。ということは試合かなにかで俺のことを見ていたという事だろう。それか、クエストで戦っているところを見ていたとか。
「この前ね、魔法少女の大会に招待された時、アグナムさんの試合を見たの」
つまりマイナは会場に足を運び入れ、俺の試合を見ていたというのだ。
確か一部子供たちがただで試合を見れるようになっている制度があると聞く。
魔法少女のカッコよさを見てもらい、志望者を増やすためだとか。
「アグナムちゃん、私大好き」
「お、俺のことが大好き?」
突然の言葉に俺は戸惑ってしまう。レテフじゃないんだから──。
するとマイナは目をキラキラと輝かせながら話しかけてくる。
「だって、強いし、やさしいし、どんな時も最後まであきらめないんだもん」
「あ、ありがとう……」
マイナに押されっぱなしになってしまっている俺。
そんな俺とマイナをサナはにこにこと、レテフは顔を膨らませながら言葉を返していく。
「あらあら2人とも。仲良くね」
「アグナムは絶対に絶対に絶対に絶対に渡さないわよ!」
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