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第42話 勝利、そして乾杯
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その1撃が彼女の肉体を吹き飛ばし、そのまま競技場の壁にたたきつけられる。
そしてそのままムエリットは地面に倒れこむ。俺は精神集中精神集中を解除し彼女の元へ。
ムエリットは倒れこみ、俺に虚ろな視線を傾けただ一言。
「次は絶対、俺が勝つ」
俺はにっこりと笑みを受かべながら言葉を返した。
「いいや、次も必ず、僕が勝つよ」
「負けたぜ──。けど全部出し切った。悔いはない」
ムエリットの姿を見て俺は驚く。
なんとその言葉をつぶやきながら彼女の肉体は蒸発するように消滅していったのだ。
すると、みずほらしい姿をしたユピテルがやってきた。
「ドイデから聞いた。闇の力を使った代償だ。負けたら消滅。ドイデと同じようにこいつも消滅していくだろう」
確かに、こういった闇の力は本人に強力な力を与えてくれる代わりに代償があるのが定番だ。でも体の消滅なんて予想外だ。それを踏まえてもこいつらは俺たちに勝とうとしてきたのか。
どこか複雑な思いになる。
観客たちが戻ってくる。俺たちの姿を見て、俺たちが勝ったのだと判断したのだろう。
「魔獣たちは、私達が全部倒しておいたよ~~。だから安心して!」
ひとりの魔法少女が俺に向かって叫ぶ。魔獣もいない、鉄束団もいない。とりあえず平和は戻ったようだ。
そして戦いが終わると俺の体にどっと疲れが襲ってくる。まあ、極限まで集中していたのだからそのためだろう。
本当に疲労感がすごい。とりあえず休もう。
そう考えながら変身を解除した俺。
「あ──。バカお前!」
ユピテルが慌てて俺に向かって叫ぶ。何だ?
「ア、アグノムちゃん?」
「至高。素敵!」
サナは顔を真っ赤にしてほをかむり。レテフはぎらついた眼で俺をじっと見つめてくる。
何か問題でもあったっけ?
その時、俺は取り返しのつかないミスをしてしまったことに気づいた。
魔法少女は変身を解除した後。変身する前に着ていた服装に戻ることになっている。
そして控室で着替ているとき、下着をつけてこれから服を着ようとした時だった。
ユピテルの登場に動揺し、服を着ることを忘れ、下着姿のまま変身してしまったのだ。
ということは変身を解除すると俺は裸になってしまうこととなる。
全身がいつもよりスース―する。というか外の空気が直接触れている感覚。恐る恐る自分の体に視線を置くと──。
「アグナムさん。裸になってるよ」
「戦いが終わったらストリップかよ。サービス精神旺盛だねぇ~~」
「意外とスタイルいいねぇ。着やせするタイプなのかな~」
これが現実。俺の下着がすべて見えてしまっている。
会場の観客の視線すべてが俺の女の子の体に集中する。純白の下着姿になったに自分の体に。
「うわああああああああああああああああああああああああああああああ‼」
俺は目に涙を浮かべながら叫ぶ。そして胸と股を両手で隠しうずくまってしまう。
恥ずかしさで胸が締め付けられる。顔から火が出るくらい猛烈に恥ずかしいい。
それだけで思考がいっぱいになり何も考えられなくなってしまう。
「仕方ないな……」
ユピテルは額に手を当てながらすぐに変身を解除。マントを脱ぎ始めそれを俺にかぶせる。
「ほら──」
「あ、ありがとう」
ユピテルのマントを強く握りしめる。
そう一言いうと、俺は猛ダッシュで控室へ走っていった。
控室。
(恥ずかしい。死にたい)
顔は恥ずかしさでリンゴのように真っ赤。身体をぶるぶると震わせながらうずくまる。
戦いが終わって気が抜けたとはいえ大失態だ。まさか自分の下着姿を観客全員に披露してしまうとは。
これから、俺、どうなっちゃうんだろう。マントを羽織ったままロッカーに体をもたれかけ座り込んでいると──。
キィィィィィィ──。
更衣室のドアが開く。俺はその方向に視線を向ける。すると──。
サナとレテフ、リヒレ、そしてユピテルが入ってきたのだ。
それだけじゃない。ギルドでも見た事がある魔法少女20人くらい
「アグナムちゃん。お疲れ様」
「話は聞いたわ。さすが私のアグナムね。ご褒美に私のすべてを差し上げるわ」
「2人とも、なんでここに来てくれたの? というかみんなは何?」
レテフの言葉をスルーして俺は聞いてみる。すると──。
「せっかくだから、アグナムちゃんの歓迎会をしようと思って」
「歓迎会?」
すると1人の魔法少女が俺の肩に手をポンと置いて話しかけてくる。
「そうそう、せっかく同じ魔法少女として活動するんだから。仲間になるんだから祝おうってね」
そして改めて周囲に視線を向ける。
さっきは恥ずかしいという感情で胸いっぱいになり、気が付かなかったが、机には大きな皿にチキンやパスタ、サラダなど様々な食べ物が盛られている。
赤いワインボトルと紅茶のボトルも用意されていて、サナやレテフたちが少女たちのワイングラスやコップに飲み物をそいでいた。
「アグナムさんはワイン行けますか? だめなら紅茶でもいいっすよ!」
「じゃあワイン行ってみるよ」
幼い魔法少女がワインボトルを持ちながら聞いてきた。そして俺の言葉通り俺にワイングラスを渡し、ワインを注ぐ。
「全員飲み物もった?」
サナが周囲に視線を配りながら叫ぶ。誰かが大丈夫だよと叫ぶと──。
「じゃあ行くよ。アグナムちゃんの魔法少女歓迎会。かんぱーい!!」
「かんぱーい!」
そしてそのままムエリットは地面に倒れこむ。俺は精神集中精神集中を解除し彼女の元へ。
ムエリットは倒れこみ、俺に虚ろな視線を傾けただ一言。
「次は絶対、俺が勝つ」
俺はにっこりと笑みを受かべながら言葉を返した。
「いいや、次も必ず、僕が勝つよ」
「負けたぜ──。けど全部出し切った。悔いはない」
ムエリットの姿を見て俺は驚く。
なんとその言葉をつぶやきながら彼女の肉体は蒸発するように消滅していったのだ。
すると、みずほらしい姿をしたユピテルがやってきた。
「ドイデから聞いた。闇の力を使った代償だ。負けたら消滅。ドイデと同じようにこいつも消滅していくだろう」
確かに、こういった闇の力は本人に強力な力を与えてくれる代わりに代償があるのが定番だ。でも体の消滅なんて予想外だ。それを踏まえてもこいつらは俺たちに勝とうとしてきたのか。
どこか複雑な思いになる。
観客たちが戻ってくる。俺たちの姿を見て、俺たちが勝ったのだと判断したのだろう。
「魔獣たちは、私達が全部倒しておいたよ~~。だから安心して!」
ひとりの魔法少女が俺に向かって叫ぶ。魔獣もいない、鉄束団もいない。とりあえず平和は戻ったようだ。
そして戦いが終わると俺の体にどっと疲れが襲ってくる。まあ、極限まで集中していたのだからそのためだろう。
本当に疲労感がすごい。とりあえず休もう。
そう考えながら変身を解除した俺。
「あ──。バカお前!」
ユピテルが慌てて俺に向かって叫ぶ。何だ?
「ア、アグノムちゃん?」
「至高。素敵!」
サナは顔を真っ赤にしてほをかむり。レテフはぎらついた眼で俺をじっと見つめてくる。
何か問題でもあったっけ?
その時、俺は取り返しのつかないミスをしてしまったことに気づいた。
魔法少女は変身を解除した後。変身する前に着ていた服装に戻ることになっている。
そして控室で着替ているとき、下着をつけてこれから服を着ようとした時だった。
ユピテルの登場に動揺し、服を着ることを忘れ、下着姿のまま変身してしまったのだ。
ということは変身を解除すると俺は裸になってしまうこととなる。
全身がいつもよりスース―する。というか外の空気が直接触れている感覚。恐る恐る自分の体に視線を置くと──。
「アグナムさん。裸になってるよ」
「戦いが終わったらストリップかよ。サービス精神旺盛だねぇ~~」
「意外とスタイルいいねぇ。着やせするタイプなのかな~」
これが現実。俺の下着がすべて見えてしまっている。
会場の観客の視線すべてが俺の女の子の体に集中する。純白の下着姿になったに自分の体に。
「うわああああああああああああああああああああああああああああああ‼」
俺は目に涙を浮かべながら叫ぶ。そして胸と股を両手で隠しうずくまってしまう。
恥ずかしさで胸が締め付けられる。顔から火が出るくらい猛烈に恥ずかしいい。
それだけで思考がいっぱいになり何も考えられなくなってしまう。
「仕方ないな……」
ユピテルは額に手を当てながらすぐに変身を解除。マントを脱ぎ始めそれを俺にかぶせる。
「ほら──」
「あ、ありがとう」
ユピテルのマントを強く握りしめる。
そう一言いうと、俺は猛ダッシュで控室へ走っていった。
控室。
(恥ずかしい。死にたい)
顔は恥ずかしさでリンゴのように真っ赤。身体をぶるぶると震わせながらうずくまる。
戦いが終わって気が抜けたとはいえ大失態だ。まさか自分の下着姿を観客全員に披露してしまうとは。
これから、俺、どうなっちゃうんだろう。マントを羽織ったままロッカーに体をもたれかけ座り込んでいると──。
キィィィィィィ──。
更衣室のドアが開く。俺はその方向に視線を向ける。すると──。
サナとレテフ、リヒレ、そしてユピテルが入ってきたのだ。
それだけじゃない。ギルドでも見た事がある魔法少女20人くらい
「アグナムちゃん。お疲れ様」
「話は聞いたわ。さすが私のアグナムね。ご褒美に私のすべてを差し上げるわ」
「2人とも、なんでここに来てくれたの? というかみんなは何?」
レテフの言葉をスルーして俺は聞いてみる。すると──。
「せっかくだから、アグナムちゃんの歓迎会をしようと思って」
「歓迎会?」
すると1人の魔法少女が俺の肩に手をポンと置いて話しかけてくる。
「そうそう、せっかく同じ魔法少女として活動するんだから。仲間になるんだから祝おうってね」
そして改めて周囲に視線を向ける。
さっきは恥ずかしいという感情で胸いっぱいになり、気が付かなかったが、机には大きな皿にチキンやパスタ、サラダなど様々な食べ物が盛られている。
赤いワインボトルと紅茶のボトルも用意されていて、サナやレテフたちが少女たちのワイングラスやコップに飲み物をそいでいた。
「アグナムさんはワイン行けますか? だめなら紅茶でもいいっすよ!」
「じゃあワイン行ってみるよ」
幼い魔法少女がワインボトルを持ちながら聞いてきた。そして俺の言葉通り俺にワイングラスを渡し、ワインを注ぐ。
「全員飲み物もった?」
サナが周囲に視線を配りながら叫ぶ。誰かが大丈夫だよと叫ぶと──。
「じゃあ行くよ。アグナムちゃんの魔法少女歓迎会。かんぱーい!!」
「かんぱーい!」
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