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第29話 私にその服を着させてください
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あれから3日後。俺たちはドラゴンを退治していたり、闘技場で「レート」をして戦っていたりして過ごしていた。
魔法の使い方や、戦い方なんかは大分慣れてきた。当然だけどゲームでやるのと実際に戦うのは全く勝手が違うな。
そして今日は大分疲れもたまってきたので2人とも休み。
その中で頼みがあるといわれたのだ。とある人物に──。
「お待たせ」
レテフの親友のリヒレだった。彼女がぜひ自分の家に招待したい。そこで大事なお話があるということだった。
そして落ち着いた態度。おしとやかな女の子という印象だ。
そして次の日、俺はリヒレの家に招待された。
「ここが私の部屋です。散らかっていて申し訳ありません」
「いや、スッキリしてるし、きれいだと思うよ」
「ありがとうね。ちょっと飲み物入れてくるね」
リヒレの部屋は、きれいだ。掃除は行き届いていて清潔そのもの。物は片付いていて、机にはセンスのある小物類が飾られている。彼女の丁寧できめ細かな性格がよく表れている」
どこぞのネトゲ廃人の某俺の部屋とは大違いだ。
そして彼女はお盆で飲み物を二人分持ってくる。
「おまたせ、アイスティーくらいしか用意できませんでしたが、よろしいでしょうか」
「あっ、ありがとう。大丈夫だよ」
そして俺はアイスティーを飲む。おいしい、香りもいいし恐らく高級品なのだろう。
「どう、こんなつまらないものしかないけど、口に合わない?」
「そ、そんなことないよ。味も香りもとてもいいよ」
「あ、ありがとう」
そんな謙遜にならなくてもいいよ。そして俺はアイスティーを飲み干すと、話の本題に入っていく。
「ところで、俺に頼み事って何?」
そう、彼女がギルドで偶然2人になった時に言った言葉がそれだ。どうしても頼みがあるから俺一人で家に来てほしいと。
「頼み、というのはですね……」
リヒレの手がもじもじとし、視線がきょろきょろとおぼつかなくなる。世のどいいずらいものなのだろう。
レテフのように愛の告白をしてエロシーンのご提供をしてくるのだろうか。
三角関係の修羅場なんて俺は嫌だ。まともな願いであってくれよ。
リヒレは恥ずかしそうに顔を赤らめ、キョロキョロとしながら指をつんつんして俺に質問する。
「衣装、とっかえっこしない」
「え──?」
想像もしなかった質問に俺は唖然とする。そしてリヒレは目をぎらぎらと輝かせながら俺に迫ってきた。
「魔法少女──、私憧れているんだよね……。けど、私体内に魔力が無くて魔法少女になれないんです。お願いします! その魔法少女の衣装を私に着せてください」
まあ、少しくらいならいいか。確かに、こういう衣装ってかわいくて憧れる人がいてもおかしくはない。けど……。
「けど、魔法少女の服って脱げるの?」
魔法少女の服。いつもは変身が解けるといつもの服装に戻っていった。脱いで他の人に着せるなんて出来るのか?
「たまにいるよ。魔法少女の時の服装が気に入っていて、日常でもその格好をする人」
「お願い!! 1回だけでいいから着せてほしいの!!」
祈るように両手を合わせ、強くせがんでくる。ちょっと説得したくらいじゃ折れそうにないのがよくわかる。俺も魔法少女が好きだからその気持ちは分からなくもない。
「サナさんはまだあまり面識がないし、レテフの服も来てみたけど、アグナムの服もやっぱり来てみたい。1度だけでもいいかしら? 」
普段はおとなしいリヒレのそこまでの強い頼み込み。本当に願望が強いんだな。
まあいいか、別に減るものじゃないし。
「わかったよ。いいよ」
「本当にいいの? ありがとう!!」
リヒレがの表情がはっと明るくなる。そしてシャツをパッと脱ぎ始める。
彼女の白くて絹のように美しい肌と、小ぶりな胸、真っ白い下着が見えてしまう。
女の子同士と相手が思っている以上仕方がないが、やはりドキッとしてしまう。
って俺も脱がないと、見とれている場合じゃない!!
俺もすぐに服を脱ぐ。服を脱ぐときの胸が当たる、プルンとした感覚がいまだに恥ずかしい。
パージに脱がし方をスパルタで教わっていたおかげで手際よく服を脱ぎ、下着姿になる。
そして俺は魔法少女の衣装をリヒレに手渡す。リヒレはあこがれの眼差しで衣装を見つめるとすぐにその服を着る。
俺もリヒレから受け取った服を急いで着る。やっぱり下着姿はどこか恥ずかしく感じた。それに彼女のサイズの服だからか、胸の所が苦しく感じる、
「すごい、これが、魔法少女」
リヒレは魔法少女の服を着た自らの体を羨望の眼差しで見つめる。
「ねえ、アグナムさん、またお願いがあるんだけれどいい?」
「何、言ってごらん?」
きらきらした彼女の目つきに圧倒されながらも、俺は何とか言葉を返す。
「こ、こ、こ、この服装で、一緒に街を歩いてみたいんだけど、いい? 」
「そ、それなら大丈夫かな……。あんまり変な所うろつかないでね」
「や、や、やった~~。ありがとうございます。そこまで長くはうろつかない予定なんで、じゃあ一緒に行きましょう?」
「わ、わかったよ」
軽快なステップをとりながらリヒレが部屋の外に出ていく。俺も彼女のテンションに驚きつつも後をついていく形になる。
そして外へ。
魔法の使い方や、戦い方なんかは大分慣れてきた。当然だけどゲームでやるのと実際に戦うのは全く勝手が違うな。
そして今日は大分疲れもたまってきたので2人とも休み。
その中で頼みがあるといわれたのだ。とある人物に──。
「お待たせ」
レテフの親友のリヒレだった。彼女がぜひ自分の家に招待したい。そこで大事なお話があるということだった。
そして落ち着いた態度。おしとやかな女の子という印象だ。
そして次の日、俺はリヒレの家に招待された。
「ここが私の部屋です。散らかっていて申し訳ありません」
「いや、スッキリしてるし、きれいだと思うよ」
「ありがとうね。ちょっと飲み物入れてくるね」
リヒレの部屋は、きれいだ。掃除は行き届いていて清潔そのもの。物は片付いていて、机にはセンスのある小物類が飾られている。彼女の丁寧できめ細かな性格がよく表れている」
どこぞのネトゲ廃人の某俺の部屋とは大違いだ。
そして彼女はお盆で飲み物を二人分持ってくる。
「おまたせ、アイスティーくらいしか用意できませんでしたが、よろしいでしょうか」
「あっ、ありがとう。大丈夫だよ」
そして俺はアイスティーを飲む。おいしい、香りもいいし恐らく高級品なのだろう。
「どう、こんなつまらないものしかないけど、口に合わない?」
「そ、そんなことないよ。味も香りもとてもいいよ」
「あ、ありがとう」
そんな謙遜にならなくてもいいよ。そして俺はアイスティーを飲み干すと、話の本題に入っていく。
「ところで、俺に頼み事って何?」
そう、彼女がギルドで偶然2人になった時に言った言葉がそれだ。どうしても頼みがあるから俺一人で家に来てほしいと。
「頼み、というのはですね……」
リヒレの手がもじもじとし、視線がきょろきょろとおぼつかなくなる。世のどいいずらいものなのだろう。
レテフのように愛の告白をしてエロシーンのご提供をしてくるのだろうか。
三角関係の修羅場なんて俺は嫌だ。まともな願いであってくれよ。
リヒレは恥ずかしそうに顔を赤らめ、キョロキョロとしながら指をつんつんして俺に質問する。
「衣装、とっかえっこしない」
「え──?」
想像もしなかった質問に俺は唖然とする。そしてリヒレは目をぎらぎらと輝かせながら俺に迫ってきた。
「魔法少女──、私憧れているんだよね……。けど、私体内に魔力が無くて魔法少女になれないんです。お願いします! その魔法少女の衣装を私に着せてください」
まあ、少しくらいならいいか。確かに、こういう衣装ってかわいくて憧れる人がいてもおかしくはない。けど……。
「けど、魔法少女の服って脱げるの?」
魔法少女の服。いつもは変身が解けるといつもの服装に戻っていった。脱いで他の人に着せるなんて出来るのか?
「たまにいるよ。魔法少女の時の服装が気に入っていて、日常でもその格好をする人」
「お願い!! 1回だけでいいから着せてほしいの!!」
祈るように両手を合わせ、強くせがんでくる。ちょっと説得したくらいじゃ折れそうにないのがよくわかる。俺も魔法少女が好きだからその気持ちは分からなくもない。
「サナさんはまだあまり面識がないし、レテフの服も来てみたけど、アグナムの服もやっぱり来てみたい。1度だけでもいいかしら? 」
普段はおとなしいリヒレのそこまでの強い頼み込み。本当に願望が強いんだな。
まあいいか、別に減るものじゃないし。
「わかったよ。いいよ」
「本当にいいの? ありがとう!!」
リヒレがの表情がはっと明るくなる。そしてシャツをパッと脱ぎ始める。
彼女の白くて絹のように美しい肌と、小ぶりな胸、真っ白い下着が見えてしまう。
女の子同士と相手が思っている以上仕方がないが、やはりドキッとしてしまう。
って俺も脱がないと、見とれている場合じゃない!!
俺もすぐに服を脱ぐ。服を脱ぐときの胸が当たる、プルンとした感覚がいまだに恥ずかしい。
パージに脱がし方をスパルタで教わっていたおかげで手際よく服を脱ぎ、下着姿になる。
そして俺は魔法少女の衣装をリヒレに手渡す。リヒレはあこがれの眼差しで衣装を見つめるとすぐにその服を着る。
俺もリヒレから受け取った服を急いで着る。やっぱり下着姿はどこか恥ずかしく感じた。それに彼女のサイズの服だからか、胸の所が苦しく感じる、
「すごい、これが、魔法少女」
リヒレは魔法少女の服を着た自らの体を羨望の眼差しで見つめる。
「ねえ、アグナムさん、またお願いがあるんだけれどいい?」
「何、言ってごらん?」
きらきらした彼女の目つきに圧倒されながらも、俺は何とか言葉を返す。
「こ、こ、こ、この服装で、一緒に街を歩いてみたいんだけど、いい? 」
「そ、それなら大丈夫かな……。あんまり変な所うろつかないでね」
「や、や、やった~~。ありがとうございます。そこまで長くはうろつかない予定なんで、じゃあ一緒に行きましょう?」
「わ、わかったよ」
軽快なステップをとりながらリヒレが部屋の外に出ていく。俺も彼女のテンションに驚きつつも後をついていく形になる。
そして外へ。
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