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サヴィンビ編
ハリボテの覚悟
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そしてへイムが立ち去っていく。
姿が見えなくなると──。
「この世界に来て初めてだ、こんな冷や汗かいてドキドキしたのは──」
へたり込む幸一。イレーナが気になる質問する。
「どういうこと?」
「ギリギリの戦いだったってことさ。あと、あいつが握手を求めてこない奴でよかった──。手を握っていたら全て終わってたな──」
苦笑いをしながら幸一は自身の手を広げ4人に見せる。
「なるほどね、あんたもギリギリの戦いだったってことね」
幸一の手は汗でぐっしょりと濡れていた。恐らくあそこで握手を求められたらこの手の汗からこちらの心中を見透かされていただろう。
「幸一様、申し訳ありません。あれだけ協力すると言ったにもかかわらず私たちは結局ただへイム様の前で立っているだけしかできませんでした」
ヘアトリアが前に出て幸一に話しかける。
ただ見ているだけで何もできなかった自分達にもどかしさを感じていたのであった。
「俺が求めていたのは皆が俺の言葉に賛同しているという空気だ。俺がいくら正論を言っても周りが無反応で黙ったままじゃああはいかなかった。もっとも厳密には正論ではなかったんだけどな」
弱みを見せれば奴はカサにかかった様に強気になり始め。自分のペースをつかみ俺達にかかってくるであろう。口車に乗せ強引に物事を押し通し自分に都合のいいやり方を押し通している可能性も十分にあった。
ハリボテの演技でもいい、ここにいるみんなが幸一の声に賛同してくれることこそが大事だったのであった。
あれはほとんどはハッタリの質問であった。ましてやこの世界にテレビをはじめとするメディアなどはない。幸一の世界でも貧困と飢餓で国民たちを苦しめながら自分たちを「地上の楽園」と名乗る国だってある。
そのような国のように彼だってやろうと思えば人々の声を無視して圧倒的な力を使用し、大量の手下たちに圧政を敷いた傍ら、傀儡政権を立てプロパガンダを駆使。周囲に自分は英雄だと、ここはその英雄が平和な世界を築いている「地上の楽園」であると周りに伝えることだってできる。
「それに、魔王軍と戦いということはあいつもおんなじだ。何をするにしたっていつかあいつと協力する」
「正論よ、悔しいけれど彼の強さなら私たちにとって相当な強さになるわ」
「はい、同じ敵と戦いあれだけの影響力がある以上避けられないです」
勇者と言っても自分一人で世界を管理することなどできはしない。幸一の世界も大統領一人で国を維持することなんてできない。大勢の人たちの協力と指示がなければすぐに裸の王様となり悲惨な内戦になってしまっている。
必ず周りの協力が必要になってくる。
恐らくへイムとも協力しないといけない時も出てくるだろう。彼の強さとカリスマ性に──。
「傲慢ではあるが、大勢の民意をないがしろにして破壊と戦乱をもたらす奴じゃない。そう信じたかった」
そんな思いを胸に秘めながら幸一は心のどこかで安心する。これで魔王軍と戦うための準備は終了となる。あとは一人一人が全力で戦うだけ。
皆の想いを無駄にしないためにも絶対に負けるわけにはいかない。そんな決意を幸一達は胸にとどめ共有していた。
そして襲撃の時間である。
郊外には避難をした住民たちが固唾をのんで戦う冒険者たちを見守っている。
「現れるわ……」
青葉が警戒の表情をしながら囁く。
空が紫色に変化する。
そして現れる。身構える幸一達。
「来た──」
ルトが前を見ながら囁くと彼らが打倒さなければならない敵がやってきた。しかし今回の敵はいつもとは少し違う形をしていた。
いつも冒険者たちに襲ってくるザコ敵である「デュラハン」ではなく茶色の体、2メートルほどの人柄にしては大柄な肉体。青葉がその体に見覚えがあるようで彼らの情報を話す。
「あれ──、サイクロプスじゃない!! よりにもよって今回はこいつなの?」
幸一が動揺している青葉に詰め寄る、
「確かにザコ敵ではあるしデュラハンに似たタイプの敵だわ。でも基礎的な戦闘能力が桁違いに強くなっているの。下手したら大型魔獣と戦う前に大ダメージを受けることもあり得るわ」
ごくりと息をのむ幸一。相手を睨みつけ警戒心を強める。
「グォォォォォォォォォォォォォォォォ」
そしてサイクロプス達が冒険者たちを見ると彼らは冒険者を敵と認識したようで一斉に走って向かってくる。
「来た、戦闘開始だ!!」
ルトが叫ぶと冒険者達も一斉にサイクロプスに立ち向かっていき戦闘が開始する。
殴りかかってくるサイクロプスを幸一は剣で対応するが──。
ガァァァァァァァン!!
(なんて強さだ、やはり青葉の言う通りだ)
その力の強さに幸一は驚愕する。
そして再び殴りかかってくるサイクロプス。幸一は殴りかかってくるサイクロプスの攻撃をかわすそして一瞬のスキをついて自身の剣に魔力を込めサイクロプスを切り刻む。サイクロプスは真っ二つになり蒸発したように消滅していった。
他の冒険者たちも強力なサイクロプスの力に戸惑いながらも何とか敵たちに対応し次々と倒していく。
「いけえええええええええええええええええええええ」
ズバァァァァァァァァァァァァァァァァァ
イレーナの叫び声とサイクロプスを切り刻む音がこだまする。
イレーナにとってはこの程度のパワーなら余裕で対応できるようで次々とサイクロプス達を倒していった。
「流石はイレーナちゃん、ゴリラみたい」
「ゴリラって言うな!!」
冗談を言い合いながら青葉も敵たちを倒していく。
ズバァァァァァァァァァァァァァァ
ギィヤァァァァァァァァァァァァァァァ
各所からこだまする断末魔の数々。冒険者たちは各所で力を発揮し奮戦、醜悪に満ちたサイクロプスの断末魔の声が街の周囲にこだまする。
周りも奮闘、サイクロプス達は次々と消滅していく。冒険者たちは善戦し戦況は優位に進んでいった。遠目に見ていたサラでもその戦況は理解できるほど分かりやすかった。
「みんな、善戦してるみたい。頑張って──」
姿が見えなくなると──。
「この世界に来て初めてだ、こんな冷や汗かいてドキドキしたのは──」
へたり込む幸一。イレーナが気になる質問する。
「どういうこと?」
「ギリギリの戦いだったってことさ。あと、あいつが握手を求めてこない奴でよかった──。手を握っていたら全て終わってたな──」
苦笑いをしながら幸一は自身の手を広げ4人に見せる。
「なるほどね、あんたもギリギリの戦いだったってことね」
幸一の手は汗でぐっしょりと濡れていた。恐らくあそこで握手を求められたらこの手の汗からこちらの心中を見透かされていただろう。
「幸一様、申し訳ありません。あれだけ協力すると言ったにもかかわらず私たちは結局ただへイム様の前で立っているだけしかできませんでした」
ヘアトリアが前に出て幸一に話しかける。
ただ見ているだけで何もできなかった自分達にもどかしさを感じていたのであった。
「俺が求めていたのは皆が俺の言葉に賛同しているという空気だ。俺がいくら正論を言っても周りが無反応で黙ったままじゃああはいかなかった。もっとも厳密には正論ではなかったんだけどな」
弱みを見せれば奴はカサにかかった様に強気になり始め。自分のペースをつかみ俺達にかかってくるであろう。口車に乗せ強引に物事を押し通し自分に都合のいいやり方を押し通している可能性も十分にあった。
ハリボテの演技でもいい、ここにいるみんなが幸一の声に賛同してくれることこそが大事だったのであった。
あれはほとんどはハッタリの質問であった。ましてやこの世界にテレビをはじめとするメディアなどはない。幸一の世界でも貧困と飢餓で国民たちを苦しめながら自分たちを「地上の楽園」と名乗る国だってある。
そのような国のように彼だってやろうと思えば人々の声を無視して圧倒的な力を使用し、大量の手下たちに圧政を敷いた傍ら、傀儡政権を立てプロパガンダを駆使。周囲に自分は英雄だと、ここはその英雄が平和な世界を築いている「地上の楽園」であると周りに伝えることだってできる。
「それに、魔王軍と戦いということはあいつもおんなじだ。何をするにしたっていつかあいつと協力する」
「正論よ、悔しいけれど彼の強さなら私たちにとって相当な強さになるわ」
「はい、同じ敵と戦いあれだけの影響力がある以上避けられないです」
勇者と言っても自分一人で世界を管理することなどできはしない。幸一の世界も大統領一人で国を維持することなんてできない。大勢の人たちの協力と指示がなければすぐに裸の王様となり悲惨な内戦になってしまっている。
必ず周りの協力が必要になってくる。
恐らくへイムとも協力しないといけない時も出てくるだろう。彼の強さとカリスマ性に──。
「傲慢ではあるが、大勢の民意をないがしろにして破壊と戦乱をもたらす奴じゃない。そう信じたかった」
そんな思いを胸に秘めながら幸一は心のどこかで安心する。これで魔王軍と戦うための準備は終了となる。あとは一人一人が全力で戦うだけ。
皆の想いを無駄にしないためにも絶対に負けるわけにはいかない。そんな決意を幸一達は胸にとどめ共有していた。
そして襲撃の時間である。
郊外には避難をした住民たちが固唾をのんで戦う冒険者たちを見守っている。
「現れるわ……」
青葉が警戒の表情をしながら囁く。
空が紫色に変化する。
そして現れる。身構える幸一達。
「来た──」
ルトが前を見ながら囁くと彼らが打倒さなければならない敵がやってきた。しかし今回の敵はいつもとは少し違う形をしていた。
いつも冒険者たちに襲ってくるザコ敵である「デュラハン」ではなく茶色の体、2メートルほどの人柄にしては大柄な肉体。青葉がその体に見覚えがあるようで彼らの情報を話す。
「あれ──、サイクロプスじゃない!! よりにもよって今回はこいつなの?」
幸一が動揺している青葉に詰め寄る、
「確かにザコ敵ではあるしデュラハンに似たタイプの敵だわ。でも基礎的な戦闘能力が桁違いに強くなっているの。下手したら大型魔獣と戦う前に大ダメージを受けることもあり得るわ」
ごくりと息をのむ幸一。相手を睨みつけ警戒心を強める。
「グォォォォォォォォォォォォォォォォ」
そしてサイクロプス達が冒険者たちを見ると彼らは冒険者を敵と認識したようで一斉に走って向かってくる。
「来た、戦闘開始だ!!」
ルトが叫ぶと冒険者達も一斉にサイクロプスに立ち向かっていき戦闘が開始する。
殴りかかってくるサイクロプスを幸一は剣で対応するが──。
ガァァァァァァァン!!
(なんて強さだ、やはり青葉の言う通りだ)
その力の強さに幸一は驚愕する。
そして再び殴りかかってくるサイクロプス。幸一は殴りかかってくるサイクロプスの攻撃をかわすそして一瞬のスキをついて自身の剣に魔力を込めサイクロプスを切り刻む。サイクロプスは真っ二つになり蒸発したように消滅していった。
他の冒険者たちも強力なサイクロプスの力に戸惑いながらも何とか敵たちに対応し次々と倒していく。
「いけえええええええええええええええええええええ」
ズバァァァァァァァァァァァァァァァァァ
イレーナの叫び声とサイクロプスを切り刻む音がこだまする。
イレーナにとってはこの程度のパワーなら余裕で対応できるようで次々とサイクロプス達を倒していった。
「流石はイレーナちゃん、ゴリラみたい」
「ゴリラって言うな!!」
冗談を言い合いながら青葉も敵たちを倒していく。
ズバァァァァァァァァァァァァァァ
ギィヤァァァァァァァァァァァァァァァ
各所からこだまする断末魔の数々。冒険者たちは各所で力を発揮し奮戦、醜悪に満ちたサイクロプスの断末魔の声が街の周囲にこだまする。
周りも奮闘、サイクロプス達は次々と消滅していく。冒険者たちは善戦し戦況は優位に進んでいった。遠目に見ていたサラでもその戦況は理解できるほど分かりやすかった。
「みんな、善戦してるみたい。頑張って──」
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