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三章 薄藍の魔導書(アルファルド編)
19.侵入者(後編)
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何が原因で勘づかれたのか分からない。ただ、分かったのは部屋の中にアルファルドがいるとこの女が気付いてしまったということだけだ。
「この部屋に入ったら、ただじゃおきません」
俺は凄んでみせる。
しかし、所詮、俺は可憐で華奢なご令嬢だ。女は俺を簡単に突き飛ばす。身長はそこまで大きく違わないはずなのに、女の力は強かった。
俺はよろけて強かに体を打ち付ける。鈍い痛みが肩に走る。内出血ぐらいはしているかもしれない。
肩を押さえ、痛みを堪えながら、俺は笑った。暴力を振るってくれたから、こっちも漸く実力行使ができる。
俺は本を振り上げて投げるモーションに入る。
「アル?」
後ろから声がした。
俺は投げるのをやめて振り返った。
薄く開いた扉の向こうで、青い顔をしたアルファルドがこちらを見ていた。一瞬、時が止まったかのような錯覚に陥る。
「ア、アルファルド……」
思わず俺はそう呟いてしまった。慌てて口を本で隠すが、漏れた言葉は戻らない。
女は俺をもう一度突き飛ばした。今度は床に尻もちをつく。痛みを感じる余裕なんてなかった。
「アルファルド!」
掠れた声がアルファルドを襲う。
俺は女の足にしがみつこうと手を伸ばす。しかし、それよりも早く女の足は動いていた。俺の手は空を切る。
「何処? アルファルド!」
叫びながら女は目の前のアルファルドを突き飛ばした。ごろりとアルファルドは転がった。女はそれを無視して中へと進んだ。目の前にいるのは求めていた自分の息子だというのに。
どうやら女はアルファルドのことをアルファルドだと認識できていないようだ。
「アルファルド! どこ? どこなの?」
女は辺りにある物を手当り次第手に取り、投げる。まるで子どもの癇癪だ。
俺はその隙にアルファルドに近付くと、アルファルドを抱き起こした。
「アルファルドを隠したのはお前か!」
女は気配に気付いたのか、こちらを向くと、俺をめがけて飛びかかってきた。
襲われると思った瞬間、アルファルドは俺の前に飛び出る。
二人はもつれるようにして床を転がった。力のないアルファルドをねじ伏せ、女はあっという間に馬乗りになった。
とても恐ろしい形相だった。
女のやせ細り、頬骨の目立つ顔は光の加減でその凹凸がやけに強調されていて、血走った眼が見開かれ、ぎらぎらと憎しみに輝く。唇は左右に大きく裂かれ、そこからは鈍い白が覗いた。それはまるで恨みや憎しみに満ちた般若のようだ。
「やめろ!」
カサカサとした艶のない指がアルファルドの白い首に絡みつく。アルファルドは女の両手を握り、必死に抵抗する。しかし、女の指はどんどん白くなるばかりで、けして力を緩めることはなかった。
「ぐっ……」
アルファルドの唇からは曇った音が漏れる。爪を立て、女の腕を掻き毟るのを見て、女はうっとりと笑った。
自分が絞められたときの記憶が蘇った。背筋が凍る。
「やめろって!」
俺は女に蹴りを入れた。ご令嬢とか、何だとかそう言うのを構っている暇なんてない。このままだとアルファルドが死んでしまう。
「アルファルドを離せ!」
俺は叫んだ。
すると女ははっとしたように手を離す。そして、顔を上げ、きょろきょろと辺りを見回す。
「アルファルド? いるの?」
今だ。俺は女の両腕に自分の腕を絡めた。そして、アルファルドから女を引き剥がす。
俺は女を押さえつけるのに必死だった。女は俺の腕の中で暴れまわる。本当に力が強い。こんなとき、俺が男だったら、もう少し上手く抑えることができるのに。
「早く、逃げて!」
叫ぶがアルファルドからの反応はない。もしかしたら意識がないのかもしれない。早くアルファルドを逃がしたいのに、こうなってはどうにもできない。
「アルファルドはどこ!」
女はなおも暴れる。俺の顎に女は自身の後頭部をぶつけた。視界が歪み、意識が遠のく。奥歯を噛みしめていたおかげで舌を噛み切ることはなかったが、頭へのダメージは相当なものだ。俺は床に仰向けになって倒れた。
「アルファルド! アルファルド!」
女の叫び声が遠くに聞こえた。
違う。白く滲んだ視界の中に女の足が目の前にあった。
早く立たなきゃ。この女を止めなきゃ。そう思うもののぼんやりとした意識が、吐き気が、邪魔をする。
本当に役立たずだ。なんでこんなときに上手く動けないんだ。いつも誰かに助けてもらって、それが当然でたまるか。俺は身も心もお姫様になったつもりはない。こんなの我慢できるだろうが。
俺はふらふらと立ち上がった。
「貴女は、何も分かっていない。アルファルドが、目の前にいても気づかないくせに」
俺は女を睨みつけた。
女の目に殺意の色した憎悪が宿る。
俺は笑った。
「ふざけるなよ! そんな顔ができるならなんで分からないんだ。そんな奴にアルファルドは渡さない」
「お前に何が分かる!」
「何度も何度も言わせるな。知らないし、分かりたくもない。俺は一生お前のことなんか理解しねえ!」
「うるさい!」
女は俺に掴みかかる。
俺は隠し持っていた靴下を取り出す。ビー玉を詰めた例の靴下だ。頭はさすがにまずいから、腕を狙ってそれを振り抜く。嫌な音ともに手に伝わる衝撃。たぶん、骨にひびぐらいいったと思う。最初からこれを使っておけばよかった。
女は腕を押さえ、よろめくように後ろに二、三歩下がる。
どうにかアルファルドからあの女を遠ざけなければ。俺は女を誘き寄せるようにじりじりとアルファルドから離れた。
「お嬢様!」
扉の向こうからメリーナの声がした。ようやく応援が呼べる。
「メリーナ、アントニスを呼んでください。お仕事がたくさんありますよとでも言えば喜んでついてきてくれるでしょう!」
「分かりました、すぐに」
ただならぬ気配を感じたのか、メリーナの足音が遠ざかる。
良かった。これでアルファルドをこの女から守ることができる。
俺は安堵のため息を吐くところだった。
影が俺の目の前に迫る。俺は驚いて後ろに下がった。ゴツンという音がした。背中に壁が当たる。
(壁? いやこの明るい光は窓だ。)
俺は目を瞠る。
影は女が投げた椅子だった。造りはしっかりとしていて、重さだってそれなりにあるはずなのに、やけに高く飛んでいた。
それは、俺の遥か上に吸い込まれていき、音を立てて何か壊れた。
キラキラと頭上に輝くものが見えた。ゆっくりと落ちてくるそれはとても美しくて、俺は目を細めた。
「この部屋に入ったら、ただじゃおきません」
俺は凄んでみせる。
しかし、所詮、俺は可憐で華奢なご令嬢だ。女は俺を簡単に突き飛ばす。身長はそこまで大きく違わないはずなのに、女の力は強かった。
俺はよろけて強かに体を打ち付ける。鈍い痛みが肩に走る。内出血ぐらいはしているかもしれない。
肩を押さえ、痛みを堪えながら、俺は笑った。暴力を振るってくれたから、こっちも漸く実力行使ができる。
俺は本を振り上げて投げるモーションに入る。
「アル?」
後ろから声がした。
俺は投げるのをやめて振り返った。
薄く開いた扉の向こうで、青い顔をしたアルファルドがこちらを見ていた。一瞬、時が止まったかのような錯覚に陥る。
「ア、アルファルド……」
思わず俺はそう呟いてしまった。慌てて口を本で隠すが、漏れた言葉は戻らない。
女は俺をもう一度突き飛ばした。今度は床に尻もちをつく。痛みを感じる余裕なんてなかった。
「アルファルド!」
掠れた声がアルファルドを襲う。
俺は女の足にしがみつこうと手を伸ばす。しかし、それよりも早く女の足は動いていた。俺の手は空を切る。
「何処? アルファルド!」
叫びながら女は目の前のアルファルドを突き飛ばした。ごろりとアルファルドは転がった。女はそれを無視して中へと進んだ。目の前にいるのは求めていた自分の息子だというのに。
どうやら女はアルファルドのことをアルファルドだと認識できていないようだ。
「アルファルド! どこ? どこなの?」
女は辺りにある物を手当り次第手に取り、投げる。まるで子どもの癇癪だ。
俺はその隙にアルファルドに近付くと、アルファルドを抱き起こした。
「アルファルドを隠したのはお前か!」
女は気配に気付いたのか、こちらを向くと、俺をめがけて飛びかかってきた。
襲われると思った瞬間、アルファルドは俺の前に飛び出る。
二人はもつれるようにして床を転がった。力のないアルファルドをねじ伏せ、女はあっという間に馬乗りになった。
とても恐ろしい形相だった。
女のやせ細り、頬骨の目立つ顔は光の加減でその凹凸がやけに強調されていて、血走った眼が見開かれ、ぎらぎらと憎しみに輝く。唇は左右に大きく裂かれ、そこからは鈍い白が覗いた。それはまるで恨みや憎しみに満ちた般若のようだ。
「やめろ!」
カサカサとした艶のない指がアルファルドの白い首に絡みつく。アルファルドは女の両手を握り、必死に抵抗する。しかし、女の指はどんどん白くなるばかりで、けして力を緩めることはなかった。
「ぐっ……」
アルファルドの唇からは曇った音が漏れる。爪を立て、女の腕を掻き毟るのを見て、女はうっとりと笑った。
自分が絞められたときの記憶が蘇った。背筋が凍る。
「やめろって!」
俺は女に蹴りを入れた。ご令嬢とか、何だとかそう言うのを構っている暇なんてない。このままだとアルファルドが死んでしまう。
「アルファルドを離せ!」
俺は叫んだ。
すると女ははっとしたように手を離す。そして、顔を上げ、きょろきょろと辺りを見回す。
「アルファルド? いるの?」
今だ。俺は女の両腕に自分の腕を絡めた。そして、アルファルドから女を引き剥がす。
俺は女を押さえつけるのに必死だった。女は俺の腕の中で暴れまわる。本当に力が強い。こんなとき、俺が男だったら、もう少し上手く抑えることができるのに。
「早く、逃げて!」
叫ぶがアルファルドからの反応はない。もしかしたら意識がないのかもしれない。早くアルファルドを逃がしたいのに、こうなってはどうにもできない。
「アルファルドはどこ!」
女はなおも暴れる。俺の顎に女は自身の後頭部をぶつけた。視界が歪み、意識が遠のく。奥歯を噛みしめていたおかげで舌を噛み切ることはなかったが、頭へのダメージは相当なものだ。俺は床に仰向けになって倒れた。
「アルファルド! アルファルド!」
女の叫び声が遠くに聞こえた。
違う。白く滲んだ視界の中に女の足が目の前にあった。
早く立たなきゃ。この女を止めなきゃ。そう思うもののぼんやりとした意識が、吐き気が、邪魔をする。
本当に役立たずだ。なんでこんなときに上手く動けないんだ。いつも誰かに助けてもらって、それが当然でたまるか。俺は身も心もお姫様になったつもりはない。こんなの我慢できるだろうが。
俺はふらふらと立ち上がった。
「貴女は、何も分かっていない。アルファルドが、目の前にいても気づかないくせに」
俺は女を睨みつけた。
女の目に殺意の色した憎悪が宿る。
俺は笑った。
「ふざけるなよ! そんな顔ができるならなんで分からないんだ。そんな奴にアルファルドは渡さない」
「お前に何が分かる!」
「何度も何度も言わせるな。知らないし、分かりたくもない。俺は一生お前のことなんか理解しねえ!」
「うるさい!」
女は俺に掴みかかる。
俺は隠し持っていた靴下を取り出す。ビー玉を詰めた例の靴下だ。頭はさすがにまずいから、腕を狙ってそれを振り抜く。嫌な音ともに手に伝わる衝撃。たぶん、骨にひびぐらいいったと思う。最初からこれを使っておけばよかった。
女は腕を押さえ、よろめくように後ろに二、三歩下がる。
どうにかアルファルドからあの女を遠ざけなければ。俺は女を誘き寄せるようにじりじりとアルファルドから離れた。
「お嬢様!」
扉の向こうからメリーナの声がした。ようやく応援が呼べる。
「メリーナ、アントニスを呼んでください。お仕事がたくさんありますよとでも言えば喜んでついてきてくれるでしょう!」
「分かりました、すぐに」
ただならぬ気配を感じたのか、メリーナの足音が遠ざかる。
良かった。これでアルファルドをこの女から守ることができる。
俺は安堵のため息を吐くところだった。
影が俺の目の前に迫る。俺は驚いて後ろに下がった。ゴツンという音がした。背中に壁が当たる。
(壁? いやこの明るい光は窓だ。)
俺は目を瞠る。
影は女が投げた椅子だった。造りはしっかりとしていて、重さだってそれなりにあるはずなのに、やけに高く飛んでいた。
それは、俺の遥か上に吸い込まれていき、音を立てて何か壊れた。
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