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三章 薄藍の魔導書(アルファルド編)
11.ミモザがやってきた
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***
空は澄み渡り、気温も寒くもなく暑くもない。運動するには絶好の清々しい天気だった。
「アルキオーネ様!」
俺たちがお母様に剣を習っていると、屋敷の方から少女の声がした。この声はミモザだ。
俺は驚いて剣を振る手を止めた。
「あ!」
アルファルドが振った剣がガツンと俺の頭に当たる。
「痛い!」
幸いなことに練習用の木製の剣だったので、血が出ることはなかったが、木の棒で殴られたのと一緒なので、痛いのは変わらない。相手が華奢なアルファルドで本当に良かったと思いつつ、俺は頭を押さえた。
「アル、ごめん。だいじょうぶ?」
アルファルドとお母様が俺の顔を覗き込む。
アルファルド、お前、ついに済まなそうな顔もできるようになったのか。少し感動しながら俺は頭を振った。
「だ、大丈夫です。驚かせてすみません」
しかし、痛いのは事実だ。俺は涙を流しながら頭をさする。
スイカ割りのスイカの気持ちが今ならよく分かる。本当に割れたかと思った。中身が出なくてよかった。
「アルキオーネ様!」
もう一度、ミモザの声がする。
顔を上げると、ミモザがアルファルドをぐいぐい押しながら俺の顔を覗いていた。
「ミモザ様?」
「はい!」
「どうしてここに?」
「それは勿論、害虫駆除に!」
ミモザはそれはそれはいい笑顔をつくる。
(ん? うちに害虫なんているのか? いるんだとしたら使用人たちがもう駆除しているだろう。)
俺はミモザの言っている意味が分からず首を傾げた。
「あら、ミモザ様」
「お久しぶりです、プレイオーネおば様」
ミモザは人懐こい笑みを浮かべる。
「あら、今日は約束を? 聞いていなかったから……ごめんなさいね」
「いえ、近くまできたのでアルキオーネ様にお会いしたくて。兄と一緒にご挨拶に参りました。お約束もなく、不躾に来てしまったことをお許しください」
害虫駆除……そうか。リゲルの護衛ということか。ようやく俺はミモザの言っていることを理解する。
俺の阿婆擦れ疑惑はまだ晴れていなかったらしい。せっかく、「阿婆擦れ」から「アルキオーネ様」と呼び方が変わったのに、まだ信用してくれていなかったのか。そろそろ信用してくれてもいいのに。
ミラに言ったように一度しっかりと「お慕いしてるのはレグルス様だけ」と宣言しておいた方がいいのかもしれない。リゲルのことを好きだと勘違いされたままっていうのは、いい状況じゃない。レグルスだって親友と婚約者がいい仲だと噂されてるのは気分が悪いだろうし。
そうなってくると、皆の前で宣言しておくか。いや、それって逆に不自然だろう。やっぱり聞かれたら訂正していく方が自然だ。でも、ずっと噂になるのも良くないし……
俺が悶々と考えている間も二人の会話は続く。
「そんなことはないわ。うちは大歓迎よ!」
「ありがとうございます。歓迎していただけるなんて嬉しいです」
「だって、アルキオーネとミモザ様はお友だちなんですもの。お友だちの家に行くことは普通のことだし……そうだ、美味しい焼き菓子があるの。召し上がっていかない?」
「兄も私もお菓子は大好きです」
「本当に? そういえば美味しい茶葉が手に入ったのよ。それも一緒にお出しするわ。あ、それともハーブティのほうがいいかしら?」
「私はどちらも好きです。迷いますわ」
「じゃあ、両方もお出ししようかしら? あ、でもそうしたらお茶だけでお腹がいっぱいになっちゃうわね」
「焼き菓子に合うのは……」
「今日のはミルクティがよく合うと思うわ」
「それなら、ミルクティが良いですわ」
長い。やっぱり女子の会話は長すぎる。俺はいい加減二人の会話に飽きてきた。
頭の打った場所もなんとなく膨らんできて痛い。たんこぶになっているかもしれない。吐き気や目眩はないから大丈夫だとは思うけど、気になる。
(こういうとき、どうしたらいいんだっけ? 確か、氷で冷やせばいいんだよな。)
魔法で氷を作ることができたら今すぐ冷やすことが出来るのに、残念ながらそこまでの魔法は教えてもらっていない。そういえば、ゲームの中のアルファルドは魔法が得意だったはずだ。
「アルファルド、氷は作れますか?」
「こおり? もらってくる?」
「いえ、魔法で作れませんか?」
「やってみる」
アルファルドは目を瞑り、手のひらに力を込めてみせる。しかし、顔が真っ赤になるだけで氷どころか水すら出ない。
「……ごめん」
「いえ、わたくしこそ無理を言いましたね」
「べんきょうする」
「いいんですよ」
アルファルドは悲しそうな顔をする。どうやら、俺のせいで悲しませてしまったらしい。ゲームの中と現実は違うことを俺は充分に理解していた。だから、もしかしてとは思ったが、できなくても仕方ないと思っていた。
俺はアルファルドの頭を撫でてやる。アルファルドは嬉しそうに目を細めた。まるでペットのようだ。
「べんきょうするから」
「ありがとう」
「あら……アルキオーネ、まだいたの? 怪我をしたならミモザ様と先に戻って冷やしてらっしゃい」
急にお母様が俺に話を振る。
ヤバい。あんまり聞いてなかった。えっと、この話の流れは屋敷に戻ったらどうかということでいいのだろうか。
「え、ええ……」
俺は戸惑いながら頷く。
「では、ミモザ様をお連れして。片付けは私とアルファルド様でやるから」
片付けをやってくれるのはありがたいが、アルファルドを残して大丈夫なのだろうか。ちらりとアルファルドの方を見ると、何だか困ったような悲しそうな物言いたげな表情で俺を見ていた。
(だから、何でそんな可愛い顔しているんだ。)
アルファルドは置いて行かないでというような表情で俺を見る。
対照的にミモザは微笑みを湛えていた。
「嗚呼、アルファルド様は任せて! 私がちゃんと監督するわ」
お母様は笑顔でそう言う。
大人が怖いとはいえ、アルファルドもそろそろお母様に慣れてきたし、大丈夫だろう。でも、やはり少し心配だ。
「おばさまもそう言っていますし、さ、行きましょ?」
ミモザが俺の背中を押す。体つきは華奢でアルファルドとそんなに変わらないのにミモザの力は強かった。流石はリゲルの妹。思った以上に馬鹿力だ。
「でも、アルファルドが……」
「大丈夫よ。お兄様を待たせる気? 全く、アルキオーネ様ったら」
ミモザは拗ねたような声を出す。
リゲルが来ているのか。確かに待たせるのも悪い。
「アルファルド、一人でも大丈夫ですか?」
「や」
アルファルドは激しく頭を横に振った。無理みたいだ。
「アルファルド様はまだできるでしょう? いいところだからもう少しやって、それから上がりましょう」
お母様は幼子をあやすように優しく言う。
アルファルドはうるんだ瞳で俺を見つめてから、首を横に振った。
「大丈夫! さあ、剣を取って」
お母様は楽しげにそう言いながら剣を構えた。どうやら、お母様はお祖父様以上にスパルタらしい。
アルファルドは怯えたような顔をして俺を見つめる。
「アルキオーネ様、ずっとアルファルド様と一緒にいることが彼の為になると思う? 獅子は我が子を千尋の谷に突き落とすとか、可愛い子には旅をさせよって言葉を知らないの?」
ミモザは俺の耳元で囁く。相変わらず、お子様にしては難しい言葉を知ってる。
確かに、ミモザの言っていることも分かる。アルファルドと一生ずっと一緒にいることなんてできないし、甘やかすことはアルファルドの為にならない。ここは可哀想だけど、お母様に任せるか。
「アルファルド、ごめんなさい。わたくし、頭を冷やしに先に戻ってます。しっかり練習してくださいね!」
「アル!」
アルファルドが叫ぶ。
ごめんな、アルファルド。後ろ髪をひかれる思いがしたが、俺は心を鬼にして聞かないふりをした。
「さあ、アルキオーネの為にも練習ですよ!」
お母様の張り切った声がした。
ズルズルと俺はミモザに押され、俺は庭を後にした。
空は澄み渡り、気温も寒くもなく暑くもない。運動するには絶好の清々しい天気だった。
「アルキオーネ様!」
俺たちがお母様に剣を習っていると、屋敷の方から少女の声がした。この声はミモザだ。
俺は驚いて剣を振る手を止めた。
「あ!」
アルファルドが振った剣がガツンと俺の頭に当たる。
「痛い!」
幸いなことに練習用の木製の剣だったので、血が出ることはなかったが、木の棒で殴られたのと一緒なので、痛いのは変わらない。相手が華奢なアルファルドで本当に良かったと思いつつ、俺は頭を押さえた。
「アル、ごめん。だいじょうぶ?」
アルファルドとお母様が俺の顔を覗き込む。
アルファルド、お前、ついに済まなそうな顔もできるようになったのか。少し感動しながら俺は頭を振った。
「だ、大丈夫です。驚かせてすみません」
しかし、痛いのは事実だ。俺は涙を流しながら頭をさする。
スイカ割りのスイカの気持ちが今ならよく分かる。本当に割れたかと思った。中身が出なくてよかった。
「アルキオーネ様!」
もう一度、ミモザの声がする。
顔を上げると、ミモザがアルファルドをぐいぐい押しながら俺の顔を覗いていた。
「ミモザ様?」
「はい!」
「どうしてここに?」
「それは勿論、害虫駆除に!」
ミモザはそれはそれはいい笑顔をつくる。
(ん? うちに害虫なんているのか? いるんだとしたら使用人たちがもう駆除しているだろう。)
俺はミモザの言っている意味が分からず首を傾げた。
「あら、ミモザ様」
「お久しぶりです、プレイオーネおば様」
ミモザは人懐こい笑みを浮かべる。
「あら、今日は約束を? 聞いていなかったから……ごめんなさいね」
「いえ、近くまできたのでアルキオーネ様にお会いしたくて。兄と一緒にご挨拶に参りました。お約束もなく、不躾に来てしまったことをお許しください」
害虫駆除……そうか。リゲルの護衛ということか。ようやく俺はミモザの言っていることを理解する。
俺の阿婆擦れ疑惑はまだ晴れていなかったらしい。せっかく、「阿婆擦れ」から「アルキオーネ様」と呼び方が変わったのに、まだ信用してくれていなかったのか。そろそろ信用してくれてもいいのに。
ミラに言ったように一度しっかりと「お慕いしてるのはレグルス様だけ」と宣言しておいた方がいいのかもしれない。リゲルのことを好きだと勘違いされたままっていうのは、いい状況じゃない。レグルスだって親友と婚約者がいい仲だと噂されてるのは気分が悪いだろうし。
そうなってくると、皆の前で宣言しておくか。いや、それって逆に不自然だろう。やっぱり聞かれたら訂正していく方が自然だ。でも、ずっと噂になるのも良くないし……
俺が悶々と考えている間も二人の会話は続く。
「そんなことはないわ。うちは大歓迎よ!」
「ありがとうございます。歓迎していただけるなんて嬉しいです」
「だって、アルキオーネとミモザ様はお友だちなんですもの。お友だちの家に行くことは普通のことだし……そうだ、美味しい焼き菓子があるの。召し上がっていかない?」
「兄も私もお菓子は大好きです」
「本当に? そういえば美味しい茶葉が手に入ったのよ。それも一緒にお出しするわ。あ、それともハーブティのほうがいいかしら?」
「私はどちらも好きです。迷いますわ」
「じゃあ、両方もお出ししようかしら? あ、でもそうしたらお茶だけでお腹がいっぱいになっちゃうわね」
「焼き菓子に合うのは……」
「今日のはミルクティがよく合うと思うわ」
「それなら、ミルクティが良いですわ」
長い。やっぱり女子の会話は長すぎる。俺はいい加減二人の会話に飽きてきた。
頭の打った場所もなんとなく膨らんできて痛い。たんこぶになっているかもしれない。吐き気や目眩はないから大丈夫だとは思うけど、気になる。
(こういうとき、どうしたらいいんだっけ? 確か、氷で冷やせばいいんだよな。)
魔法で氷を作ることができたら今すぐ冷やすことが出来るのに、残念ながらそこまでの魔法は教えてもらっていない。そういえば、ゲームの中のアルファルドは魔法が得意だったはずだ。
「アルファルド、氷は作れますか?」
「こおり? もらってくる?」
「いえ、魔法で作れませんか?」
「やってみる」
アルファルドは目を瞑り、手のひらに力を込めてみせる。しかし、顔が真っ赤になるだけで氷どころか水すら出ない。
「……ごめん」
「いえ、わたくしこそ無理を言いましたね」
「べんきょうする」
「いいんですよ」
アルファルドは悲しそうな顔をする。どうやら、俺のせいで悲しませてしまったらしい。ゲームの中と現実は違うことを俺は充分に理解していた。だから、もしかしてとは思ったが、できなくても仕方ないと思っていた。
俺はアルファルドの頭を撫でてやる。アルファルドは嬉しそうに目を細めた。まるでペットのようだ。
「べんきょうするから」
「ありがとう」
「あら……アルキオーネ、まだいたの? 怪我をしたならミモザ様と先に戻って冷やしてらっしゃい」
急にお母様が俺に話を振る。
ヤバい。あんまり聞いてなかった。えっと、この話の流れは屋敷に戻ったらどうかということでいいのだろうか。
「え、ええ……」
俺は戸惑いながら頷く。
「では、ミモザ様をお連れして。片付けは私とアルファルド様でやるから」
片付けをやってくれるのはありがたいが、アルファルドを残して大丈夫なのだろうか。ちらりとアルファルドの方を見ると、何だか困ったような悲しそうな物言いたげな表情で俺を見ていた。
(だから、何でそんな可愛い顔しているんだ。)
アルファルドは置いて行かないでというような表情で俺を見る。
対照的にミモザは微笑みを湛えていた。
「嗚呼、アルファルド様は任せて! 私がちゃんと監督するわ」
お母様は笑顔でそう言う。
大人が怖いとはいえ、アルファルドもそろそろお母様に慣れてきたし、大丈夫だろう。でも、やはり少し心配だ。
「おばさまもそう言っていますし、さ、行きましょ?」
ミモザが俺の背中を押す。体つきは華奢でアルファルドとそんなに変わらないのにミモザの力は強かった。流石はリゲルの妹。思った以上に馬鹿力だ。
「でも、アルファルドが……」
「大丈夫よ。お兄様を待たせる気? 全く、アルキオーネ様ったら」
ミモザは拗ねたような声を出す。
リゲルが来ているのか。確かに待たせるのも悪い。
「アルファルド、一人でも大丈夫ですか?」
「や」
アルファルドは激しく頭を横に振った。無理みたいだ。
「アルファルド様はまだできるでしょう? いいところだからもう少しやって、それから上がりましょう」
お母様は幼子をあやすように優しく言う。
アルファルドはうるんだ瞳で俺を見つめてから、首を横に振った。
「大丈夫! さあ、剣を取って」
お母様は楽しげにそう言いながら剣を構えた。どうやら、お母様はお祖父様以上にスパルタらしい。
アルファルドは怯えたような顔をして俺を見つめる。
「アルキオーネ様、ずっとアルファルド様と一緒にいることが彼の為になると思う? 獅子は我が子を千尋の谷に突き落とすとか、可愛い子には旅をさせよって言葉を知らないの?」
ミモザは俺の耳元で囁く。相変わらず、お子様にしては難しい言葉を知ってる。
確かに、ミモザの言っていることも分かる。アルファルドと一生ずっと一緒にいることなんてできないし、甘やかすことはアルファルドの為にならない。ここは可哀想だけど、お母様に任せるか。
「アルファルド、ごめんなさい。わたくし、頭を冷やしに先に戻ってます。しっかり練習してくださいね!」
「アル!」
アルファルドが叫ぶ。
ごめんな、アルファルド。後ろ髪をひかれる思いがしたが、俺は心を鬼にして聞かないふりをした。
「さあ、アルキオーネの為にも練習ですよ!」
お母様の張り切った声がした。
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