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三章 薄藍の魔導書(アルファルド編)
10.バレる
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*
ワクワクしていたのは数時間前のことだった。
何故だ。何故バレたんだ。俺は心の中で頭を抱えた。
「なんで、剣なんか握っていたのかしら?」
お母様は微笑みながら尋ねる。穏やかなはずのお母様のこめかみはひくひくと引きつっていた。
はい。剣の練習をしていたことがバレました。
今日のお母様のスケジュールは、昼食後、病院に行って、夕食前には帰ってくるというものだった。いつもと変わらないスケジュール。
だから、ガランサス前に特訓をしていたときのように、昼食後の授業を済ませてから剣の練習をしていたのだ。いつもと違っていたのは、お母様が忘れ物をしたこと。そして、俺たちがいないことに気づいて、俺たちを探しに庭に来たことだった。
アルファルドの身の上について聞いていたお母様は俺たちの身の回りに過敏になっていた。結果、俺たちが剣を握っているところに出会ってしまったというわけだ。
アルファルドが俺のドレスをぎゅっと握りしめる。こういうところはアルファルドに見せたくなかったのだけど、俺から離れたくないアルファルドは何を言っても首を振って俺のドレスを掴むのだった。何処に行っても追いかけてくるアルファルドは小さいときの妹を思い出させて庇護欲がそそられ、無下にできない。ついお世話してしまう。
でも、それを発揮するのは今じゃない。
俺はアルファルドをちらりと見た。
「ねえ、聞いているの?」
「はい。お母様」
俺は項垂れて答える。悪いことをしているわけではないので堂々としていればよいのだが、そういうわけにもいかないだろう。ポーズだけでも反省しとかなきゃならない。
「一言、言ってくれたら私だってここまで怒らないわ。問題は黙っていたこと。なんで黙っていたの?」
「だって、お母様は心配されるでしょう?」
お母様は悲しそうに顔を曇らせる。
「親ですもの。心配くらいするわ。それでも相談して欲しいのよ」
俺の手を握ると、お母様はじっと俺を見つめた。じんわりと涙を溜めたお母様の瞳は、鏡に映るアルキオーネと同じヘーゼルの瞳だった。
ずきりと胸が痛む。
(この感情は俺のもの? それともアルキオーネの?)
分からないけど、お母様を傷つけたことは変わらない。
「それが嫌なんです。お母様を困らせて、心配させて、泣かせて、わたくしは全くいい子じゃない。わたくしは……あの子になれない」
前世の母親も、俺が死んで悲しかったのだろうか。辛かったのだろうか。目の前のお母様を通して、前世の母さんへの気持ちがじわりと滲んだ。
どうして、俺は心配させたり、泣かせることしかできないのだろう。せめて今世では、母親を悲しませたくないのに。
お母様は深くため息を吐いた。その間もお母様の瞳はじわじわと潤み、今にも涙が零れそうになっていく。
「心配は親の仕事なのよ。それをすまなく思わなくてもいいの。貴女を愛しているから私は心配したいの」
「でも、もしかしたら、お母様が卒倒してしまうかもしれないと思って……」
「そんなに弱くないわ」
「それに、わたくしが剣を習いたいと言ったら、お母様はきっと反対すると思ったんです」
「それはそうかもしれないわね。貴女は体が弱いんだもの。きっと反対していたわ」
「反対されたら、きっと私何も言えなくなってしまう。だって……」
俺は下を向く。
アルキオーネはお父様もお母様もとても愛していた。それは俺だって変わらない。この人たちを泣かせたくない。でも、俺はどうしても強くなりたかったのだ。自分の未来のために。
俺は逃げていたのだ。レグルスのことといい、本当に俺は大切なことから逃げてばかりだ。
「そうね、反対されたら貴女は何も言えなくなってしまう。でも、きっと今と同じように内緒で剣を習っていたでしょう? 貴女はそういう子だもの」
俺は顔を上げた。そうだ。お母様の言う通り、きっと俺は反対されても同じことをしていた。同じことなら言ってしまえば、お母様はもっと傷つかずに済んだのかもしれない。
「ごめんなさい」
「私こそ、いつも貴女と一緒に居られなくてごめんなさい。もっと一緒に居られたら、話してくれたかもしれないわね」
お母様は寂しそうに微笑んだ。拍子にぽろりと真珠のような涙が零れる。
後から後から流れ出てくる大粒の涙に俺は動揺した。
「いえ、お母様は……!」
そう言いかけて疑問が浮かんだ。お母様は何のためにいつも病院に行っているのだろう。
(体が悪いのか? それとも、身内のお見舞いなのか?)
俺は理由を知らなかった。
俺は頭を振る。それは今考えることじゃない。
「お母様はわたくしのことをいつも考えてくれているのでしょう? それは一緒に居ることと変わらないと思います」
「ありがとう」
お母様はそう言うと涙を拭った。その姿に罪悪感で酷く胸が痛む。
「今度からは相談しますね」
「ええ、そうしてくれると嬉しいわ。実はね、アトラス――貴女のお父様からも貴女に剣術を習わせてはどうかと言われていたの。本当はね、もっと大きくなってからと考えていたのだけど、いい機会かもしれないわね」
そういえば、お父様に以前、そんなお願いをしていた。そうか。お父様、忘れずにお母様に話してくれていたのか。
「では……」
「私が剣を教えてあげる。実はね、剣ならアトラスより私の方が強いのよ」
お母様は悪戯っぽく笑う。漸く見た笑顔に俺は胸を撫で下ろす。
そりゃあ、女騎士だったベラトリックスよりの剣の腕前が上のお母様に、あのお父様が勝てるわけがないだろう。
「そうなんですか」
「あ、でも、アトラスが一回だけ私に勝ったことがあるのよ」
「ええ!?」
「あら、そんなに意外?」
「いえ……お父様は剣が強いイメージがなかったもので」
俺は慌てて首を振った。
「嗚呼、そうかもしれないわ。アトラスは典型的な運動のできない優等生だったもの」
お母様はそう言って笑う。お母様も見た目は運動ができるようには見えないのだけど。
しかし、上手く話を逸らせたようで俺はほっとした。危うく、俺がお母様が強いことを知ってることがバレてしまうところだった。もしも、俺が知っていることがバレたら、誰が言ったんだとなる。
そうしたら、ベラトリックスが言ったことや、俺がリゲルの家で剣術を習っていたことがバレてしまうだろう。そうなれば、お母様たちの友情にヒビが入ってしまうかもしれない。要らないことは黙っておくに限る。
「その運動のできない優等生がなんでまた……」
「そこは執念でしょうね。昔はね、私も理想が高かったから『私よりも強い人じゃないと結婚しない』なんて言っていたのよ。そしたら、アトラス、なんだか燃えちゃって、私に勝つまで何度も挑戦してきたのよ」
「はあ……」
「酷いときは一日十回以上勝負を挑まれてね。流石に可哀想だと思ったからお情けで負けてあげようと思ったの。そしたら『馬鹿にするな』って怒られて、結局、卒業の三か月くらい前に何とか私に勝ったの。私、嬉しくてお父様を説得して、卒業と同時に結婚しちゃった」
お母様は嬉しそうに笑った。
少女漫画みたいな話だ。すごくロマンチックだが、自分の親の恋愛話を聞くって何だか、背中がむず痒くなる。
(でも、情熱的ですごい人だったんだな、お父様。一歩間違ったらストーカーだ。いや、でもそこまで想われたら嬉しいもんなんだろうな。)
お父様とお母様は両方とも忙しそうにしてすれ違う日々が続いている。それでも、二人は互いに想いあって、少しでも会える時間を大切にしているように見えるし、何より二人は俺を愛してくれてる。それはお父様の情熱のおかげだったようだ。
俺にも、それほど気持ちを傾けることができる人が現れるのだろうか。いや、現れたとしてもきっと叶わないだろう。
だって、俺はご令嬢なのに、心は男なのだから。
「我慢強く、頑固で、執着心の強いのが我が家のいいところなの。だから、きっと剣も上手くなるわ」
それはいいところなのかという疑問はさておき。お母様がとてもいい笑顔で笑うもんだから、オブシディアン家は平和で幸せだなと思った。
ワクワクしていたのは数時間前のことだった。
何故だ。何故バレたんだ。俺は心の中で頭を抱えた。
「なんで、剣なんか握っていたのかしら?」
お母様は微笑みながら尋ねる。穏やかなはずのお母様のこめかみはひくひくと引きつっていた。
はい。剣の練習をしていたことがバレました。
今日のお母様のスケジュールは、昼食後、病院に行って、夕食前には帰ってくるというものだった。いつもと変わらないスケジュール。
だから、ガランサス前に特訓をしていたときのように、昼食後の授業を済ませてから剣の練習をしていたのだ。いつもと違っていたのは、お母様が忘れ物をしたこと。そして、俺たちがいないことに気づいて、俺たちを探しに庭に来たことだった。
アルファルドの身の上について聞いていたお母様は俺たちの身の回りに過敏になっていた。結果、俺たちが剣を握っているところに出会ってしまったというわけだ。
アルファルドが俺のドレスをぎゅっと握りしめる。こういうところはアルファルドに見せたくなかったのだけど、俺から離れたくないアルファルドは何を言っても首を振って俺のドレスを掴むのだった。何処に行っても追いかけてくるアルファルドは小さいときの妹を思い出させて庇護欲がそそられ、無下にできない。ついお世話してしまう。
でも、それを発揮するのは今じゃない。
俺はアルファルドをちらりと見た。
「ねえ、聞いているの?」
「はい。お母様」
俺は項垂れて答える。悪いことをしているわけではないので堂々としていればよいのだが、そういうわけにもいかないだろう。ポーズだけでも反省しとかなきゃならない。
「一言、言ってくれたら私だってここまで怒らないわ。問題は黙っていたこと。なんで黙っていたの?」
「だって、お母様は心配されるでしょう?」
お母様は悲しそうに顔を曇らせる。
「親ですもの。心配くらいするわ。それでも相談して欲しいのよ」
俺の手を握ると、お母様はじっと俺を見つめた。じんわりと涙を溜めたお母様の瞳は、鏡に映るアルキオーネと同じヘーゼルの瞳だった。
ずきりと胸が痛む。
(この感情は俺のもの? それともアルキオーネの?)
分からないけど、お母様を傷つけたことは変わらない。
「それが嫌なんです。お母様を困らせて、心配させて、泣かせて、わたくしは全くいい子じゃない。わたくしは……あの子になれない」
前世の母親も、俺が死んで悲しかったのだろうか。辛かったのだろうか。目の前のお母様を通して、前世の母さんへの気持ちがじわりと滲んだ。
どうして、俺は心配させたり、泣かせることしかできないのだろう。せめて今世では、母親を悲しませたくないのに。
お母様は深くため息を吐いた。その間もお母様の瞳はじわじわと潤み、今にも涙が零れそうになっていく。
「心配は親の仕事なのよ。それをすまなく思わなくてもいいの。貴女を愛しているから私は心配したいの」
「でも、もしかしたら、お母様が卒倒してしまうかもしれないと思って……」
「そんなに弱くないわ」
「それに、わたくしが剣を習いたいと言ったら、お母様はきっと反対すると思ったんです」
「それはそうかもしれないわね。貴女は体が弱いんだもの。きっと反対していたわ」
「反対されたら、きっと私何も言えなくなってしまう。だって……」
俺は下を向く。
アルキオーネはお父様もお母様もとても愛していた。それは俺だって変わらない。この人たちを泣かせたくない。でも、俺はどうしても強くなりたかったのだ。自分の未来のために。
俺は逃げていたのだ。レグルスのことといい、本当に俺は大切なことから逃げてばかりだ。
「そうね、反対されたら貴女は何も言えなくなってしまう。でも、きっと今と同じように内緒で剣を習っていたでしょう? 貴女はそういう子だもの」
俺は顔を上げた。そうだ。お母様の言う通り、きっと俺は反対されても同じことをしていた。同じことなら言ってしまえば、お母様はもっと傷つかずに済んだのかもしれない。
「ごめんなさい」
「私こそ、いつも貴女と一緒に居られなくてごめんなさい。もっと一緒に居られたら、話してくれたかもしれないわね」
お母様は寂しそうに微笑んだ。拍子にぽろりと真珠のような涙が零れる。
後から後から流れ出てくる大粒の涙に俺は動揺した。
「いえ、お母様は……!」
そう言いかけて疑問が浮かんだ。お母様は何のためにいつも病院に行っているのだろう。
(体が悪いのか? それとも、身内のお見舞いなのか?)
俺は理由を知らなかった。
俺は頭を振る。それは今考えることじゃない。
「お母様はわたくしのことをいつも考えてくれているのでしょう? それは一緒に居ることと変わらないと思います」
「ありがとう」
お母様はそう言うと涙を拭った。その姿に罪悪感で酷く胸が痛む。
「今度からは相談しますね」
「ええ、そうしてくれると嬉しいわ。実はね、アトラス――貴女のお父様からも貴女に剣術を習わせてはどうかと言われていたの。本当はね、もっと大きくなってからと考えていたのだけど、いい機会かもしれないわね」
そういえば、お父様に以前、そんなお願いをしていた。そうか。お父様、忘れずにお母様に話してくれていたのか。
「では……」
「私が剣を教えてあげる。実はね、剣ならアトラスより私の方が強いのよ」
お母様は悪戯っぽく笑う。漸く見た笑顔に俺は胸を撫で下ろす。
そりゃあ、女騎士だったベラトリックスよりの剣の腕前が上のお母様に、あのお父様が勝てるわけがないだろう。
「そうなんですか」
「あ、でも、アトラスが一回だけ私に勝ったことがあるのよ」
「ええ!?」
「あら、そんなに意外?」
「いえ……お父様は剣が強いイメージがなかったもので」
俺は慌てて首を振った。
「嗚呼、そうかもしれないわ。アトラスは典型的な運動のできない優等生だったもの」
お母様はそう言って笑う。お母様も見た目は運動ができるようには見えないのだけど。
しかし、上手く話を逸らせたようで俺はほっとした。危うく、俺がお母様が強いことを知ってることがバレてしまうところだった。もしも、俺が知っていることがバレたら、誰が言ったんだとなる。
そうしたら、ベラトリックスが言ったことや、俺がリゲルの家で剣術を習っていたことがバレてしまうだろう。そうなれば、お母様たちの友情にヒビが入ってしまうかもしれない。要らないことは黙っておくに限る。
「その運動のできない優等生がなんでまた……」
「そこは執念でしょうね。昔はね、私も理想が高かったから『私よりも強い人じゃないと結婚しない』なんて言っていたのよ。そしたら、アトラス、なんだか燃えちゃって、私に勝つまで何度も挑戦してきたのよ」
「はあ……」
「酷いときは一日十回以上勝負を挑まれてね。流石に可哀想だと思ったからお情けで負けてあげようと思ったの。そしたら『馬鹿にするな』って怒られて、結局、卒業の三か月くらい前に何とか私に勝ったの。私、嬉しくてお父様を説得して、卒業と同時に結婚しちゃった」
お母様は嬉しそうに笑った。
少女漫画みたいな話だ。すごくロマンチックだが、自分の親の恋愛話を聞くって何だか、背中がむず痒くなる。
(でも、情熱的ですごい人だったんだな、お父様。一歩間違ったらストーカーだ。いや、でもそこまで想われたら嬉しいもんなんだろうな。)
お父様とお母様は両方とも忙しそうにしてすれ違う日々が続いている。それでも、二人は互いに想いあって、少しでも会える時間を大切にしているように見えるし、何より二人は俺を愛してくれてる。それはお父様の情熱のおかげだったようだ。
俺にも、それほど気持ちを傾けることができる人が現れるのだろうか。いや、現れたとしてもきっと叶わないだろう。
だって、俺はご令嬢なのに、心は男なのだから。
「我慢強く、頑固で、執着心の強いのが我が家のいいところなの。だから、きっと剣も上手くなるわ」
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